『今際の国のアリス』バンダ(磯村勇斗)の目的とは？現実世界と行き来できる理由を考察

ドラマ『今際の国のアリス』で磯村勇斗演じるバンダは、物語において重要なキーパーソンとなっています。 本記事ではバンダの目的や性格などを詳しく解説。多くの人が気になっている「現実世界と行き来できる理由」についても考察します。

シーズン2から登場したキャラクター・バンダは、ゲームをクリアして「今際の国」の永住権を得ることを選択しました。現実世界で死刑囚だったバンダは、もともと生きることに執着がなかったためです。 そして「今際の国」の国民となったバンダは、シーズン3で再びアリスたち生存者と接触します。物静かですが、言葉巧みに相手を翻弄する危険な人物です。

げぇむに参加した元プレイヤーの生存者たちに、ジョーカーのカードを渡して再び今際の国へ誘い出したバンダ。 そんなバンダの最大の目的は、「アリスを今際の国の国民にすること」でした。アリスはシーズン2でゲームクリアに導いたチャンピオンでありながら、生きることを選んだ人物です。そんな彼はバンダにとって特別な存在であり、ライバルでもあります。 また、ゲームをクリアしながらも「生」を選んだ人たちに、永住権を選んだ自分の選択が正しかったことを証明したかった気持ちもあったのでしょう。そのためにアリスを含む元プレイヤーたちにカードを渡して再びげぇむに連れ戻し、今際の国のことを思い出させたのではないでしょうか。

再びげぇむをクリアしたアリスに対し、バンダは「国民になれ」と迫ります。しかしアリスはバンダの誘いを拒否。するとバンダは現実世界で昏睡状態にあるアリスを殺そうとしますが、それも失敗に終わりました。 さらに今際の国でもアリスに銃を向けるバンダ。その時、突然バンダの頭がレーザーで撃ち抜かれたのです。直後、ジョーカーらしき老紳士が現れ、「彼にこの役目は早すぎた」とつぶやきます。 おそらく今際の国のルールや国民としての役割を無視し、自分勝手な行動を取ったために殺されたのでしょう。アリスに執着しすぎた故の、あっけない最期でした。

今際の国の国民となったはずのバンダですが、現実世界を自由に行き来できており、疑問に思った視聴者も多かったようです。 なぜバンダが行き来できるのかについて、作品中では明確な理由が語られませんでした。もしかすると現世と今際の国、両方の世界を知っている者は重要な役目を負う人物として、行き来が許されているのかもしれません。 一方で、今際の国のルールや秩序を無視していたバンダの行動からすると、彼が独断で行き来していた可能性はあります。

シーズン2で「どくぼう」というげぇむに参加していたバンダは、相手を巧みに操り、裏切る人物でした。 すでに現世への未練はなく、生きることを望んでいないバンダは、今際の国に魅せられていきます。そして同じ考えを持つヤバと結託してげぇむをクリアし、今際の国に永住することを選んだのです。

シーズン3で今際の国の国民として登場したバンダは、アリスを国民にするために現世を乱し、暗躍する人物です。 アリスの才能に執着するバンダは、自らゲームマスターとなって生還者たちを集め、再びげぇむに挑ませます。裏からすべてを操り、優秀な人物を今際の国へ引きずり込みたいという欲望が前面に出ていました。

『今際の国のアリス』で重要なキャラクターとなっているバンダを演じるのは、俳優・磯村勇斗です。 ドラマ『今日から俺は!!』(2018年)や映画『劇場版 きのう何食べた?』(2021年)では各賞で新人賞を受賞。その後も数多くの演技に関わる賞を獲得し、コメディからシリアスまで演じ分けられる演技力が高く評価されています。 2025年には主演ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』も放送されました。

Netflixドラマ『今際の国のアリス』の重要なキャラクターであるバンダ。本記事ではそんなバンダの目的や性格について詳しく紹介しました。ミステリアスなバンダのキャラクターを知り、本編をより深く楽しみましょう。