映画『コート・スティーリング』あらすじ・キャスト解説！ダーレン・アロノフスキー最新作

アカデミー賞常連の鬼才ダーレン・アロノフスキー監督が、ハリウッド若手No.1スターオースティン・バトラーを主演に迎えた最新アクション・クライム映画『コート・スティーリング』（原題：Caught Stealing）が、2026年1月9日(金) より全国公開されます。 この記事では映画『コート・スティーリング』のあらすじ・キャスト情報を一挙紹介します。

本作は、予測不能かつ収拾不能なカオスの嵐を巻き起こすLAクライム・エンターテインメント。“ネコの世話を頼まれただけ”の青年が、ニューヨーク裏社会の大金をめぐる事件に巻き込まれ、暴力と復讐の渦中へ落ちていく物語です。 “マフィアもネコも、バッチこい。”一見ユーモラスなキャッチコピーの裏に、アロノフスキー監督らしい人間の「極限」を描くスリルとダークユーモアが炸裂しています。

1998年のニューヨーク。メジャーリーグのドラフト候補になるほどの実力を持ちながら、怪我と不運で夢を絶たれた元野球選手ハンク(オースティン・バトラー）。現在は小さなバーで働き、恋人イヴォンヌ(ゾーイ・クラヴィッツ)と穏やかな日々を送っていました。 しかしある日、変わり者の隣人ラス(マット・スミス)から「数日だけネコの世話をしてほしい」と頼まれたことをきっかけに、ハンクの人生は一変します。 突然、自宅にマフィアたちが押し入り、脅迫と暴力の連続。やがて彼は、自分が裏社会の大金をめぐる巨大な抗争に巻き込まれていることを知ります。 警察に助けを求めても誰も信じてくれず、逃げ惑ううちに悲劇が起き、怒りと絶望の果てにハンクは決意します──「もう逃げない。奪われたものを奪い返す」。 ひとりの男が人生の“盗塁失敗（Caught Stealing）”から、逆転ホームランを狙うリベンジ・ストーリーが始まります。

『エルヴィス』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、一躍ハリウッドのトップスターへと躍り出た実力派俳優。 本作では、平凡な青年が極限状態で覚醒していく姿を熱演。『デューン 砂の惑星 PART2』に続き、肉体的にも精神的にも挑戦的な役柄に挑みます。

『THE BATMAN－ザ・バットマン－』でキャットウーマンを演じた人気女優。ハンクを支える恋人として登場し、事件に巻き込まれていく中で見せる強さと儚さが物語の要となります。

『ラストナイト・イン・ソーホー』『ザ・クラウン』などで知られる英国俳優。一見風変わりな隣人ながら、裏社会の陰謀の発端となるキーパーソンを怪演しています。

『ビール・ストリートの恋人たち』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した実力派。 ハンクを助けようとする刑事を演じ、混沌とする物語に“良心”を吹き込みます。

重厚な存在感を放つベテラン勢。ニューヨークの闇社会を象徴するキャラクターとして、作品に緊迫感とクラシックなノワールの香りを加えています。

プエルトリコ出身の世界的スーパースター。『ブレット・トレイン』に続く出演で、裏社会の“異端児”として新たな一面を披露。2026年のスーパーボウル出演決定とともに、俳優としても存在感を高めています。

アメリカ・ニューヨーク出身の映画監督・脚本家。代表作に『レクイエム・フォー・ドリーム』(2000)、『ブラック・スワン』(2010）、『マザー！』(2017）、『ザ・ホエール』(2022)などがあります。 『ブラック・スワン』ではアカデミー賞監督賞ノミネート、ナタリー・ポートマンを主演女優賞受賞へと導き、『ザ・ホエール』ではブレンダン・フレイザーにアカデミー賞主演男優賞をもたらしました。 極端な状況に置かれた人間の“本能”と“欲望”を描くことで知られ、今回の『コート・スティーリング』では、1990年代後半のニューヨーク裏社会を舞台に、破滅と再生をテーマにしたアクション・クライムを監督らしい緊張感と映像美で描き出しています。

ネコの世話を頼まれただけなのに──裏社会の大金をめぐるクライムバトルに巻き込まれた男の、暴走と覚醒の物語。 アカデミー賞常連・ダーレン・アロノフスキー監督が、オースティン・バトラー主演で描く衝撃のアクション・クライム映画『コート・スティーリング』は、2026年1月9日(金) より全国公開です。 “盗塁失敗”から“人生のホームラン”へ──。運命に裏切られた男の、予測不能なリベンジが始まります。