映画『チルド』あらすじ・キャスト解説!染谷将太主演 コンビニが極限空間へ変容する88分間
映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作『チルド』が、第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門への正式出品を果たし、2026年7月17日の公開が決定しました。 コンビニという日常的な空間を舞台に、人間と社会の歪みを静かに、そして鋭く炙り出す本作は、国際映画祭ディレクターからも強い評価を受け、早くも国内外で注目を集めています。 主演は染谷将太。共演に唐田えりか、西村まさ彦を迎え、実力派キャストが集結。監督は、短編映画『VOID』で国際的評価を獲得した岩崎裕介が務めます。 この記事では映画『チルド』のあらすじやキャストを紹介していきます。
映画『チルド』作品概要・あらすじ【ネタバレなし】
| 邦題 | チルド |
|---|---|
| 洋題 | AnyMart |
| 公開日 | 2026年7月17日(金)公開 |
| 上映時間 | 88分 |
| 公開劇場 | テアトル新宿 , ヒューマントラストシネマ渋谷 , テアトル梅田 ほか全国 |
| 受賞歴 | 第76回ベルリン国際映画祭 フォーラム部門 正式出品 / 国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞受賞 |
| 監督・脚本 | 岩崎裕介 |
| 出演 | 堺 役/染谷将太 , 小河 役/唐田えりか , オーナー 役/西村まさ彦 , 室田 役/くるま(令和ロマン) , 長島竜也 |
| プロデューサー | 林健太郎 , 下條友里 , 井上淳 |
| 企画・プロデュース | NOTHING NEW |
| 制作プロダクション | 東北新社 |
| 配給 | NOTHING NEW |
| 公式サイト | 公式サイトはこちら |
『チルド』(洋題:AnyMart)は、映画レーベル「NOTHING NEW」による実写長編第1作であり、岩崎裕介の初長編監督作品です。2026年7月17日(金)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国で公開となります。 第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品され、上映は全回即完売。国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞し、ベルリン国際映画祭における日本唯一の受賞作となりました。プロデューサーは林健太郎・下條友里・井上淳が務めます。
映画『チルド』あらすじ

東京の片隅にあるコンビニ〈エニーマート倉冨町7丁目店〉。副店長の堺(染谷将太)は学生時代に働き始めて以来、気づけば20代のほとんどをこの店で過ごしてきました。レジ打ち、品出し、廃棄処理——同じことを繰り返す毎日です。 わずかな乱れも許さず店を支配するオーナー(西村まさ彦)のもと、淡々と続く日常。しかし新人アルバイトの小河(唐田えりか)が現れたことで、店の均衡は静かに崩れ始めます。 歪みは静かに、確実にコンビニを極限の空間へと変容させていき、やがて外の世界も終わりに向かっていきます。24時間灯り続けるコンビニというルーティーン化された小さな社会の中で起きた、88分間のコンビニエンス・ホラー体験が展開します。
『チルド』キャスト解説!染谷将太×唐田えりか×西村まさ彦、くるま(令和ロマン)も参戦
堺 役/染谷将太

コンビニ副店長・堺を演じるのは染谷将太です。『ヒミズ』『寄生獣』『爆弾』(2025年)など数々の話題作に出演し、高い演技力が評価される実力派俳優。20代のほとんどをコンビニで過ごしてきたという重たい日常を纏いながら、店の均衡が崩れていく過程を静かに体現します。
小河 役/唐田えりか

店の均衡を崩す新人アルバイト・小河を演じるのは唐田えりかです。『寝ても覚めても』やNetflixドラマ「極悪女王」などに出演し、国内外で注目を集める俳優です。彼女の登場によって静かに始まる歪みが物語全体の引き金となっており、本作の重要なキーパーソンとなっています。
オーナー 役/西村まさ彦

わずかな乱れも許さず店を支配するオーナーを演じるのは西村まさ彦です。「古畑任三郎」シリーズをはじめ幅広い作品で活躍してきたベテラン俳優で、コンビニというシステムを完璧に管理しようとするオーナーの存在感が、本作の不穏な空気を底支えしています。
室田 役/くるま(令和ロマン)

堺と共にコンビニで働く室田を演じるのは、令和ロマンのくるまです。昨年公開された松居大吾監督『ミーツ・ザ・ワールド』での高い演技力が評価されており、本作はホラー映画初出演となります。コメントでは「大好きなコンビニが舞台」とご機嫌な様子を見せており、本人の自然体がそのままキャラクターに溶け込んでいることが期待されます。
監督は短編『VOID』でロッテルダム国際映画祭入選の岩崎裕介

監督・脚本を務めるのは岩崎裕介です。CMディレクターとしても活躍しながら、会話劇を軸に静的で異物感のある演出を持ち味とする映像作家です。2024年に発表した短編『VOID』はロッテルダム国際映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数々の映画祭に入選し国内外で注目を集めました。 本作『チルド』は初の長編監督作品でありながら、第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門正式出品・FIPRESCI賞受賞という快挙を成し遂げています。本作を手がけた映画レーベル「NOTHING NEW」は2022年設立ながらロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭など10以上の国際映画祭に作品を送り出してきた注目のレーベルです。
映画『チルド』見どころ解説

コンビニという日常空間が極限へと変容するホラー体験

誰もが知るコンビニという身近な空間を舞台にしながら、そこに静かに浸食してくる異物感と恐怖が本作の核心です。同じ挨拶、同じ作業、同じ商品——繰り返されるルーティーンが崩れ始めたとき、その歪みはやがてコンビニの外の世界にまで及んでいきます。見慣れた空間が88分かけて「どこか冷たく、不穏な場所」へと変容していく体験は、劇場でこそ味わえるものです。
ベルリン全回即完売・FIPRESCI賞が証明する衝撃の完成度

世界三大映画祭のひとつ・ベルリン国際映画祭フォーラム部門への正式出品、上映全回即完売、そしてFIPRESCI賞受賞という三冠とも言える快挙を初長編作品で達成した本作。「現代日本の若者が過酷な仕事や有害な家族からのプレッシャーに直面する姿を鋭い風刺で描いている」と国際批評家連盟が評するなど、その社会的鋭さと映像表現の革新性が世界の映画人を唸らせました。
映画『チルド』は2026年7月17日(金)全国公開!ベルリン発のコンビニホラーを劇場で体験

映画『チルド』は、2026年7月17日(金)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国で公開となります。 ベルリン国際映画祭FIPRESCI賞受賞の確かな評価、堺 役/染谷将太をはじめとする実力派キャストが体現する不穏な88分、そして岩崎裕介監督の鋭い社会風刺——コンビニという身近な空間が極限へと変容していく体験を、ぜひ劇場でご覧ください。