映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のあらすじ・キャストを紹介!近藤亮太の新感覚Jホラーのやいかに?
「呪怨」シリーズの清水崇監督が総合プロデュースを手がけたJホラー映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』。この記事では、本作のあらすじやキャスト・スタッフなど基本情報を紹介し、感想・評価をまとめました。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の作品概要・あらすじを紹介!原作はある?
タイトル | 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』 |
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公開日 | 2025年1月24日 |
上映時間 | 104分 |
監督・原案 | 近藤亮太 |
総合プロデュース | 清水崇 |
キャスト | 杉田雷麟 , 平井亜門 , 森田想 |
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は2022年に第2回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した作品。短編だった映画を近藤亮太監督自ら長編映画化し、「呪怨」シリーズで知られるJホラー界の重鎮・清水崇が総合プロデュースを務めました。近藤亮太監督は本作が長編映画デビューとなります。 本作は近藤亮太監督によるオリジナル原案で、長編にする際には再度撮影をし直して制作されました。失踪した弟にまつわる1本のビデオテープを巡り、失踪の真相をその家族と新聞記者が追うサスペンス・ホラーです。映画『プロミスト・ランド』(2024年)の杉田雷麟が主人公の兒玉敬太役を務めました。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のあらすじ
幼い頃、一緒にかくれんぼをして遊んでいた弟・日向がそのまま失踪するという、辛い過去を持つ兒玉敬太(杉田雷麟)。その後も弟は見つからず、成長した敬太は行方不明者を捜すボランティア活動に身を捧げていました。 ある時、母親から1本の古いビデオテープが送られてきますが、そこに映っていたのは日向がいなくなるその瞬間でした。敬太の同居人・天野司(平井亜門)は霊感があり、そのビデオテープに何か禍々しさを感じます。 司はこの件に深入りしないように忠告しますが、敬太は失踪の真相を暴くために行動を起こします。敬太を取材していた新聞記者の久住美琴(森田想)も帯同。3人は日向が失踪した山に向かいますが……。
東京国際映画祭で視聴した人の感想を紹介!ラストの評価は?
変に血が流れず、CGも使っていないリアルかつアナログさを感じる正統派のJホラー映画。VHSのビデオテープが話の発端となっており、その絶妙な古さが未知の恐怖へと誘います。とは言え、古典の継承だけではなく、現代ホラーの流行であるモキュメンタリーやホラー系YouTubeチャンネルなどの新しい要素も取り入れたホラー好きもうならせる作品になっている部分がポイントです。 短編を長編にしたためか、中盤に少々間延びしていたところもあるものの、最初から最後まで一貫した「嫌な怖さ」が持続していたという感想が多い本作。物語の軸にリアルとフェイクを見分けることの難しさという主題もあり、情報過多な時代に生きる私たちへの警告のようでもあります。 意外に失踪に関するラストがあっさりしていた点が気になるところですが、明かされない謎など余白も楽しめる作品です。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』のキャストを紹介
児玉敬太役/杉田雷麟
主人公の兒玉敬太は、弟の失踪という忌まわしくも悲しい過去を持つ青年。その無念さからか、現在は行方不明者捜索のボランティア活動に携わっています。送られてきたビデオテープを頼りに、弟が失踪した真相を暴こうとします。 演じる杉田雷麟は、2002年生まれ、栃木県出身の俳優。主な出演作に映画『半世界』(2019年)や『罪の声』(2020年)、ドラマ『ガンニバル』(2022年)などがあります。
天野司役/平井亜門
敬太の同居人・天野司は、強い霊感を持つ青年。ビデオテープに禍々しさを感じ、敬太に関わらないように忠告しました。敬太を心配し、日向が失踪した山へ同行します。 演じる平井亜門は、1995年生まれ、三重県出身の俳優。2020年には城定秀夫監督の映画『アルプススタンドのはしの方』に出演し、注目を集めました。2024年はドラマ「初恋不倫」にメインキャストで出演しています。
久住美琴役/森田想
敬太を取材対象として追っている新聞記者・*久住美琴。失踪の真相を暴こうとしている敬太に同行し、日向が失踪した山へ一緒に向かいます。 演じる森田想は、2000年生まれ、東京都出身の俳優。2024年には『朽ちないサクラ』や『サユリ』など3本の映画に出演し、ヒロインを演じた『辰巳』では第16回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を受賞しています。
塚本哲也役/藤井隆
久住美琴の上司・塚本哲也を演じるのは、芸人・俳優・歌手として多方面で活躍する藤井隆です。 吉本新喜劇で活躍した後、2000年には「ナンダカンダ」で歌手デビューも飾り、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(2016年)やNHK連続テレビ小説『わろてんか』(2017年)など俳優活動も続けています。2023年は『だが、情熱はある』、2024年は『西園寺さんは家事をしない』とドラマ2本に出演しました。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の監督・スタッフを紹介
監督・近藤亮太
北海道出身の近藤亮太監督は、2021年に『その音がきこえたら』で日本ホラー映画大賞「MOVIE WALKER PRESS賞」を受賞。2022年に『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』が第2回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞し、本作で長編映画デビューを飾りました。 2024年のドラマ『イシナガキクエを探しています』の演出を手がけJホラー界の新星で、“本当に怖い”Jホラーの正統派後継者と評価されています。
総合プロデューサー・清水崇
『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』の総合プロデュースを手がけたのは、Jホラー界を代表する監督の1人である清水崇。原案・脚本・監督を務めた「呪怨」シリーズや、『犬鳴村』『樹海村』『牛首村』と続く心霊スポット×都市伝説の「恐怖の村」シリーズなどでよく知られています。
映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は2025年1月24日公開
第2回日本ホラー映画大賞で大賞を受賞した新感覚Jホラー『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』は、2025年1月24日から全国公開。そのジワジワと襲ってくる恐怖を、ぜひ劇場で体験してみてください!