2026年10月27日更新

『ダイヤのA』沢村栄純のナンバーズとは?球種の増え方やイップスを越えた道のりを追う

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長野の小さな中学から、名門・青道高校の門をたたいた左腕、沢村栄純。打者の手元で動く“クセ球”を武器に、エースの座を目指して日々奮闘する『ダイヤのA』の主人公です。 ただし、エースナンバーまでの道のりは平坦ではありません。沢村はどんな壁にぶつかり、どう越えていったのでしょうか。 この記事では、沢村栄純の球種やナンバーズ、イップスを越えて背番号1を付けるまでを解説します。御幸一也や幼なじみの若菜との関係、声優にも触れていきます。 ※この記事は『ダイヤのA』『ダイヤのA actⅡ』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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『ダイヤのA』沢村栄純(さわむら えいじゅん)のプロフィール

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京
読み さわむら えいじゅん
所属 青道高校(第1部で1年生、actⅡで2年生)
ポジション 投手(左投左打)
背番号 二軍(1年春)→20(1年夏)→18(1年秋〜2年春)→1(2年夏〜)
出身 長野県・赤城中学
誕生日 5月15日(O型)
身長・体重 175cm・65kg
趣味 クワガタ捕り , 相撲観戦 , 釣り
声優 逢坂良太

青道高校野球部の投手で、物語の主人公が沢村栄純です。指導を受けた経験がないまま入学した、粗削りな素材型の左腕として描かれます。 「おしおしおーし!」が口癖で、ベンチにいても声援とヤジで騒がしい、チームのムードメーカー。打者に真正面から挑む強気な姿勢は、首脳陣だけでなく対戦校にも将来性を感じさせました。打撃は大の苦手ですが、バントだけは抜群にうまい選手です。応援歌は原作では「暴れん坊将軍のテーマ」、アニメでは「Perfect HERO」が使われています。

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沢村栄純はどんな投手?ナンバーズはどう生まれた?

クセ球はなぜ打ちにくい?

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京

沢村栄純の最大の武器は、打者の手元で上下左右に変化するムービング・ファストボールです。人並み外れた肩関節と手首の柔らかさが、この出どころの見えない球を生みました。 青道に入るまで正式な指導を受けておらず、本人もこのクセに気づいていなかったのだから驚きです。捕手でさえ捕りにくい球は、打者にとってはそのまま打ちにくい球に。タイミングの取りづらい変則左腕として、他校にも名前が知れ渡っていきます。

球種は1年夏から少しずつ増えていった

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京
球種 覚えた時期
ムービング・ファストボール 入学前から
フォーシーム 1年夏
カットボール 1年夏
チェンジアップ , 高速チェンジアップ 1年秋(落合コーチから)
ナンバーズ 1年冬(御幸と握りを試して)

入学当初の沢村栄純が投げられたのは、クセのあるムービングボールだけでした。1年夏にフォーシームとカットボールを覚え、球種を投げ分けるようになります。フォーシームを覚えたことで、以前ほどのクセ球ではなくなったのも大きな変化です。 秋には落合コーチから2種類のチェンジアップを伝授され、投球の幅がさらに広がりました。球速も2年夏には140km/hに到達。少しずつ武器を増やしながら、エースにふさわしい投手へと近づいていきます。

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ナンバーズは御幸との握り探しから生まれた

沢村栄純の代名詞ともいえる「ナンバーズ」は、1年冬のオフに御幸一也と始めた握り探しから生まれました。2人はボールの握りを片っ端から試し、それぞれに番号を付けていきます。 きっかけは、落合コーチにチェンジアップを教わる中での偶然の発見でした。柔らかい手首と独特のフォームに握りの違いが加わり、同じ腕の振りから何通りもの変化が生まれるのが強みです。カーブやスライダーも試しましたが、思うように操れず封印しています。

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沢村栄純がエースナンバーを背負うまでの壁をたどる

長野の赤城中から青道に進んだのはなぜ?

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京

中学最後の大会、沢村栄純は自らの暴投で1回戦敗退を喫してしまいます。統合で廃校が決まった母校・赤城中学の名を残すための大会でした。 その試合を偶然見ていたのが、青道高校のスカウト・高島礼。沢村の素質を見抜き、スポーツ推薦での入学を持ちかけます。初めは仲間と同じ高校へ進むつもりでしたが、見学の日に天才捕手・御幸一也と出会い……! 地元の仲間たちにも強く背中を押され、沢村は上京を決意しました。敗戦から始まった、エースへの物語です。

1年秋のイップスはどう乗り越えた?

1年夏の決勝・稲城実業戦の9回、稲実の打者はベースに覆いかぶさるように立ち、沢村栄純のインコースを封じにきました。あと1アウトで甲子園という重圧の中、沢村は打者に死球を与えてしまい、マウンドを川上憲史に譲ることに。青道は逆転サヨナラ負けを喫します。 秋、薬師との練習試合で沢村は自滅して3失点。夏の死球の記憶がよみがえり、イップスに陥って人が変わったようにふさぎ込んでしまいます。それでも沢村は腐らず、黙々と走り込みを続けました。 そこに現れたのが、3年生の滝川・クリス・優(クリス)です。「アウトローを磨け」という言葉を胸に、沢村は外角低めへの制球を磨き直していきます。落合コーチから教わったチェンジアップも加わり、秋季大会の王谷戦では初完投を果たすまでに立ち直りました。

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降谷との争いの末に2年夏の背番号1を託された

2年春の時点で、青道のエースナンバーを背負っていたのは同学年の降谷暁でした。剛速球で一足先に注目を集めたライバルに対し、沢村栄純は練習試合で地道に結果を積み上げていきます。 一方の降谷は故障がちで、好不調の波も克服しきれません。夏の大会を前に、片岡監督がエースナンバーを託したのは沢村でした。入学時は二軍からのスタートだった沢村が、ついに背番号1を手にした瞬間です。初戦を待つ寮では、ユニフォームを着たまま眠って倉持洋一にからかわれるほど、その番号を体に馴染ませようとしていました。

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沢村栄純は最後にどうなった?

2年夏の稲実との決勝でどう投げた?

2年夏の西東京大会決勝、相手は1年前に敗れた稲城実業。世代最強左腕と呼ばれる成宮鳴を前に、青道は息詰まる投手戦に挑みます。 先発の降谷暁が6回までを1失点にとどめ、7回からマウンドに上がったのがエースの沢村栄純でした。沢村は9回まで稲実打線を無失点に抑え、打線も御幸一也のタイムリーと前園健太のスクイズで2点を奪います。2-1で稲実を破り、青道は念願の夏の甲子園へ。1年夏にあと1アウトで逃した舞台に、今度はエースとしてたどり着いたのでした。

34巻の描き下ろしで御幸に投げた一球とは?

連載は、夏の甲子園が始まるところで幕を閉じます。甲子園での最終的な成績は、作中では描かれていません。 その後を補うように、単行本34巻には描き下ろしのエピソードが加えられました。舞台は御幸世代が引退したあとの9月。U-18日本代表から帰ってきた御幸一也に、沢村栄純と降谷暁は真剣勝負を申し込みます。 「このピッチングが俺からのはなむけです」と全力で投げ込む沢村の姿で、物語は締めくくられました。ボールを受け続けてくれた先輩へ贈る、まっすぐな別れの一球です。

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沢村栄純と御幸や若菜との関係を振り返る

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御幸一也とはどんなバッテリー?

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京

沢村栄純が青道を選んだきっかけは、見学の日に出会った捕手・御幸一也でした。1学年上の天才捕手は、クセ球を投げる沢村の素質をいち早く認めた1人です。 1年冬のオフには、2人で握りを試してナンバーズを生み出しました。新チームで主将となった御幸は、エースを目指す沢村のいちばん近くでボールを受け続けます。騒がしい後輩と飄々とした先輩という組み合わせのまま、互いに信頼を寄せるバッテリーへ。描き下ろしの真剣勝負が、2人の関係を何より物語っています。

幼なじみの若菜は彼女?

ダイヤのA
©寺嶋裕二・講談社/「ダイヤのA actⅡ‐SS‐」製作委員会・テレビ東京

沢村栄純の幼なじみが、蒼月若菜です。中学時代は同じ野球部に所属し、クラスも一緒でした。 高校は地元の三好高校に進み、寮生活を送る沢村とは携帯電話のメールで連絡を取り合っています。1年夏の大会では準決勝と決勝を東京まで応援に駆けつけ、稲実との決勝では涙を見せる場面も。仲の良さから倉持洋一に彼女ではないかと疑われますが、沢村本人はさらりと否定しています。上京した沢村を、地元から見守り続ける存在です。

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『ダイヤのA』沢村栄純の声優は逢坂良太が担当

逢坂良太

アニメ『ダイヤのA』(2013年)で沢村栄純を演じているのは、逢坂良太です。2013年の第1期から、第4期『ダイヤのA actⅡ -Second Season-』まで同じ配役が続いています。 第4期の第2クールは2026年10月11日から放送中で、西東京大会決勝の稲城実業戦を描いています。沢村がエースとして投げる姿を、声とともに楽しめるクールです。舞台版では小澤廉、ミュージカルでは糸川耀士郎が沢村を演じました。

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『ダイヤのA』稲実との決勝で投げる沢村栄純をアニメと原作で見届けよう

クセ球ひとつで青道に飛び込み、イップスや降谷とのエース争いを越えて背番号1をつかんだ沢村栄純。球種を増やし、ナンバーズを生み出しながら、少しずつエースへと成長していく姿が、この作品の大きな見どころです。 稲実との最後の決勝は、原作ではactⅡの29〜34巻に収録されています。アニメ第4期の第2クールとあわせて、エース・沢村のマウンドを見届けてください。