一人の少女に出会い、新しい音楽とまぶしい毎日が始まった
ベル・アンド・セバスチャンのフロントマン、スチュアート・マードックが、本作の脚本・監督を担当。さらにサントラを手がけた話題の意欲作が2015年8月1日公開。
拒食症で入院しているイヴとひょんなことから出会ったジェームズ。彼は、イヴの歌声に惹かれ、バンドを組もうと持ちかけます。イヴ、ジェームズ、もう一人の少女キャシーの3人で音楽作りに励む毎日が始まったのですが…。
同作は、サンダンス映画祭2014においてワールド・シネマ・ドラマティック部門、アンサンブル演技による審査員特別賞を受賞したことでも話題となりました。
その注目作で、ちょっと理屈っぽいけど主人公のイヴに恋をするピュアな男の子を熱演した、オリー。主演クラスでの大作への出演は初となるだけに、注目度も高まっています。
ミュージシャンとしてのオリー!
俳優として知られる前に、彼はイヤーズ・アンド・イヤーズというバンドのヴォーカルとしても活動しています。
彼はロンドンを拠点に活動しており、その実力はイギリスBBC放送局により「2015年の音(Sound of 2015)」に選ばれているほどです。
こちらのMVでは、
がカメオ出演したことでも注目を集め、その人気の改めて知らされることになった曲。
不思議なダンスが披露されていることについて彼は「ほとんど自制を失ってるみたいに、催眠術にかかったようなものにしたかった。『ツインピークス』っぽいシュールな感じのものを作りたかった。」と語っています。
ちなみにベン・ウィショーとは、舞台『Peter and Alice』で共演しているとのこと。
過去には脚本を担当した作品にも出演
ミュージシャンとしても才能を発揮しているオリーですが、過去には自身で脚本を担当した作品に出演もしています。
2011年製作『ザ・ディッシュ・アンド・ザ・スプーン』では、ニートのダメな男に扮している彼ですが、夫の浮気を知ってしまった女性との恋に落ちるというラブロマンスに挑戦しています。
彼の色白で細い線が、ニートに頼りない男の雰囲気をしっかりと掴んでいて、なんとも言えずハマり役となっています。
作品全体に漂うアンニュイな趣もとても優しく、癒されること間違いなしです。俳優として、人気ミュージシャンとしてこれから無限の可能性を秘めた、オリー・アレクサンデル。
さらなる飛躍が期待できる若手の一人ですね。