2020年6月3日更新

【ネタバレ】実写『ジャングル・ブック』はアニメ版とここが違う!吹替声優や劇中歌も紹介

映画『ジャングル・ブック』
(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

1968年のディズ二―アニメを実写化した『ジャングル・ブック』が、2016年8月11日に公開されました。そんな本作のアニメ版との違いをネタバレありで紹介し、吹き替え声優を含めたキャスト・スタッフをお伝えしましょう。

目次

映画『ジャングル・ブック』実写とアニメの違いは?キャスト・スタッフも紹介

ディズニーアニメを基に実写化された、2016年の映画『ジャングル・ブック』。主人公の少年以外をすべてCGで表現するという、圧倒的な映像美が話題を呼びました。 そんな本作には、アニメ版との違いはあるのでしょうか。この記事では、気になるポイントやアニメで印象的だったあの名曲、さらにはキャストやスタッフを紹介しましょう。 ※この記事には実写映画『ジャングル・ブック』のネタバレが含まれます。未鑑賞の方はご注意ください!

実写映画『ジャングル・ブック』のあらすじ

ある時、赤ん坊だった人間のモーグリは、ジャングルで置き去りにされてしまいます。彼を見つけた黒豹・バギーラは赤ん坊を連れて帰り、オオカミのラクシャに育てるようにと預けました。 モーグリは人間でありながらも、ジャングルの子として、バギーラ、ラクシャなど、動物たちから教えを受けて育っていきます。しかし彼のにおいを嗅ぎつけ、人間に敵対心を持ったトラ、シア・カーンが姿を現しました。 はたして人間のモーグリは、未来を照らす「希望」として、ジャングルで動物たちと共存していけるのでしょうか。

【ネタバレ注意】1967年のアニメ版『ジャングルブック』との違いは?

モーグリ以外フルCG!迫力の映像に進化

本作では物語の舞台となるジャングルから、そこで暮らす動物たちまで、主人公のモーグリ以外なにもかもがCGで作られています。ブルースクリーンが張られたスタジオの中で、モーグリを演じるニール・セティだけが演技をしていたのです。 監督を務めたジョン・ファヴローは『ライオン・キング』(2019年)の実写化も手掛けており、実写と見紛うようなCG映画を複数製作しています。 本作は彼の手腕によって、ジャングルのリアルな風景が広がりました。そこではモーグリや動物たちが違和感なく共存しており、現実とCGの境界を越えた作品となっています。

アニメ版への批判をもとに改善された細かな設定

アニメではオランウータンだったキング・ルーイですが、インドのジャングルにはオランウータンが生息していないということもあり、実写版では巨大類人猿のギガントピテクスの生き残りという設定に変更されています。 またアニメ版の公開当時、猿たちが人間に憧れているのは、有色人種と白人を暗喩した差別的な意味が込められているのではないかと批判の声が上がりました。そういった点を改善するためにも、実写版での設定変更が行われたのかもしれません。 またモーグリを人間の村へと返そうとする展開も、迫害や差別を表しているのではという意見がありました。それを考慮したのかはわかりませんが、実写版ではアニメ版と異なるラストへと変更されています。

ストーリーの違いは?“人間らしく”シア・カーンと対決するモーグリ

映画『ジャングル・ブック』
(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

アニメ版ではモーグリはシア・カーンの尻尾に火をつけ、森から追い出すことに成功します。 しかし実写版では、彼はジャングルを自身のホームだと力強く宣言し、仲間と共にシア・カーンとの決戦に挑みました。彼は他の動物をはるかに凌ぐ強さを持っていましたが、モーグリの機転によって、炎へ飲み込まれていきます。 人間の武器である火を使い、さらに知性をも見せるモーグリは、より人間として成長していると言えるでしょう。

あの名曲も蘇る!『ジャングル・ブック』は歌にも注目

「ザ・ベアー・ネセシティ」

クマのバルーが愉快に歌い上げるこの曲。モーグリとの楽し気な森の暮らしが描かれており、観ているこちらの気分まで高まってきます。

「君のようになりたい(アイ・ワナビー・ライク・ユー)」

人間に憧れるキング・ルーイが、「君のようになりたい(アイ・ワナビー・ライク・ユー)」を歌います。タイトルの通り、モーグリのような人間になりたいという彼の思いが込められています。 しかしそれは同時に、「人間の赤い花(=火)」を操れるようになりたいという意味でもあり、彼はモーグリを利用しようとしているのです。

「トラスト・イン・ミー」

蛇のカーが歌う「トラスト・イン・ミー」。私を信じてと語り、妖艶に誘うような歌詞です。 アニメ版では本編に登場しましたが、実写版ではエンドロール中に聴くことができます。

実写版『ジャングル・ブック』キャスト&スタッフ【吹替声優も】

監督:ジョン・ファブロー

ジョン・ファヴロー
©Hahn Lionel/Sipa USA USA/Newscom/Zeta Image

本作では、『ザスーラ』(2005年)や『アイアンマン』(2008年)などで知られるジョン・ファヴローが、監督を務めました。彼は後に2019年の実写映画『ライオン・キング』でも監督を任されており、CGを活用したディズニーアニメの実写化で、彼の右に出る者はいないと言えるでしょう。

モーグリ:ニール・セティ/北原十希明

主人公の少年モーグリに抜擢されたのは、新人ニール・セティです。動物たちのキャストが声だけの出演の中、メインキャストとして唯一実写での参加。 動物と人間の狭間で揺れる難しい役どころを、10歳で見事に演じています。 日本語吹き替えを務めたのは、子役の北原十希明(きたはら ときあ)。ミュージカル『忍たま乱太郎第7弾』では、しんべヱを演じました。

バルー:ビル・マーレイ/西田敏行

クマのバルーを演じるのは、『ゴーストバスターズ』(1984年)『私が愛した大統領』(2013年)などに出演しているビル・マーレイです。 バルーは黒ヒョウと離れたモーグリを助け、彼の新たなパートナーとなる親切なクマ。 日本語吹き替えでは、「釣りバカ日誌」シリーズや「ドクターX」シリーズなど、数々の作品に出演してきた西田敏行がバルーを演じています。

シア・カーン:イドリス・エルバ/伊勢谷友介

人間を憎むベンガルトラのシア・カーンを演じたのは、「マイティ・ソー」シリーズや『ワイルド・スピード スーパーコンボ』(2019年)などに出演しているイドリス・エルバです。 日本語吹き替えでは、映画「るろうに剣心」シリーズや『翔んで埼玉』など、バラエティ豊かな出演経験を持つ伊勢谷友介が演じました。

バギーラ:ベン・キングズレー/松本幸四郎

バギーラを演じたのは、『ガンジー』(1982年)や『アイアンマン3』(2013年)で知られるベン・キングズレー。バギーラは赤ん坊のモーグリを見つけ、それ以降も何かと彼を思いやる親切な黒ヒョウです。 日本語吹き替えでは、ミュージカルやドラマなど、多方面で活躍する歌舞伎役者の松本幸四郎(現:松本白鸚)が演じました。

ラクシャ:ルピタ・ニョンゴ/宮沢りえ

映画『それでも夜は明ける』(2013年)や、『ブラックパンサー』(2018年)で注目を集めたルピタ・ニョンゴ。 モーグリを本当の自分の子としてバギーラから預かった、母オオカミ・ラクシャを演じました。彼女はあらゆる危険からモーグリを守り抜こうと、命をかけて奮闘します。 日本語吹き替えを務めたのは、『紙の月』(2014年)や『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016年)で主演を飾った宮沢りえです。

カー:スカーレット・ヨハンソン/朴璐美

ニシキヘビのカーを演じたのは『LUCY/ルーシー』などに出演し、「アベンジャーズ」のブラック・ウィドウ役としてお馴染みのスカーレット・ヨハンソンです。 映画は彼女が演じるカーのナレーションから始まり、人間と動物の間にある壁を提示します。 日本語吹替では、「鋼の錬金術師」のエドワード・エルリック役で知られ、吹き替えも多く務める朴璐美がカーを演じました。

アキーラ:ジャンカルロ・エスポジート/大川透

大人気海外ドラマ『ブレイキング・バッド』で冷静沈着な麻薬カルテルのボス、グスタヴォ・“ガス”・フリングを演じたことで知られる、ジャンカルロ・エスポジート。 彼はオオカミの群れを束ねるリーダーのアキーラを演じました。モーグリをオオカミとして愛を持って育てながらも、ジャングルの掟を守ることとの狭間で悩みます。 アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのナレーションや、数多くの吹き替えで知られる大川透が日本語吹き替えを務めました。

キング・ルーイ:クリストファー・ウォーケン/石原慎一

ジャングルの猿の王キング・ルーイを演じたのは、『ディア・ハンター』(1979年)や『ジャージー・ボーイズ』(2014年)などに出演しているクリストファー・ウォーケンです。 日本語吹き替えを務めたのは、作曲や歌手としても活躍する石原慎一。石原はアニメ版でも、同役を務めています。

映画『ジャングル・ブック』には映像や歌など、見逃せないポイントが盛りだくさん

映画『ジャングル・ブック』はCGを駆使することで、壮大なスケールや特徴的なキャラクターを実写化することに成功しました。ウォルト・ディズニーの遺作でもあるアニメ『ジャングル・ブック』を時代に合わせて変化させることで、世界中に受け入れられる作品となったのではないでしょうか。 アニメとの違いを楽しんだり、英語と日本語を聞き比べてみたりと、何度でも楽しめる要素が詰まった作品です。