ニコラス・ケイジの素顔 日本人妻との離婚劇からおすすめ映画ランキング25まで
タップできる目次
- ハリウッド俳優ニコラス・ケイジとは?その素顔からおすすめ映画まで
- ニコラス・ケイジのプロフィール
- たった4日で日本人妻と離婚?これまでの結婚歴
- もっとニコラスが好きになる逸話
- ニコラス・ケイジのおすすめ映画ランキング25
- 25位:『ゴーストライダー』(2007)
- 24位:『ヴァレー・ガール』(1983)
- 23位:『ノウイング』(2009)
- 22位:『救命士』(2000)
- 21位:『ドッグ・イート・ドッグ』(2016)
- 20位:『ゲットバック』(2012)
- 19位:『フローズン・グラウンド』(2013)
- 18位:『魔法使いの弟子』(2010)
- 17位:『パシフィック・ウォー』(2016)
- 16位:『シティ・オブ・エンジェル』(1998)
- 15位:『バッド・ルーテナント』(2009)
- 14位:『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)
- 13位:『初体験 リッジモント・ハイ』(1982)
- 12位:『リービング・ラスベガス』(1996)
- 11位:『アダプテーション』(2003)
- 10位:『ナショナル・トレジャー』(2005)
- 9位:『ロード・オブ・ウォー』(2005)
- 8位:『赤ちゃん泥棒』(1988)
- 7位:『コン・エアー』(1997)
- 6位:『ワイルド・アット・ハート』(1991)
- 5位:『マッチスティック・メン』(2003)
- 4位:『キック・アス』(2010)
- 3位:『ザ・ロック』(1996)
- 2位:『フェイス/オフ』(1998)
- 1位:『天使のくれた時間』(2001)
- 好きなものは好き!自分を通し続ける俳優ニコラス・ケイジ
ハリウッド俳優ニコラス・ケイジとは?その素顔からおすすめ映画まで
ニコラス・ケイジは1964年1月7日生まれのアメリカ人俳優で、映画監督としても活躍しています。本名はニコラス・キム・コッポラといい、監督ソフィア・コッポラを輩出したコッポラ一族の出身であり、映画界のエリートです。 その華麗なる一族はもとより、無類の車好き・アメコミ好きで知られる多趣味な人物。しかしそのためか、古城や高級車などを派手に購入するほどの浪費家としても有名です。 さらにこれまでに4度の結婚と離婚を繰り返している、恋多き男でもあります。しかも4度目の結婚はなんと、わずか4日間! そんなハリウッド俳優らしくプライベートも派手なニコラス・ケイジですが、50歳を過ぎてもなお、ハリウッドの最前線で活躍し続けています。ここではニコラス・ケイジのプロフィールやプライベート、数多くの出演作の中からおすすめ映画を厳選してランキング形式で紹介します。
ニコラス・ケイジのプロフィール
1981年のデビュー時はニコラス・コッポラと名乗っていましたが、オーディションなどで映画監督の叔父フランシス・フォード・コッポラのことを聞かれることに嫌気がさし、芸名をニコラス・ケイジに変更。“ケイジ”という名は、マーベルコミックのヒーロー「ルーク・ケイジ」からとっています。 デビュー以来、毎年コンスタントに映画に出演して着実にキャリアを積みます。1995年の映画『リービング・ラスベガス』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の両方で主演男優賞を受賞し、世界中の注目を集めました。 その後も活躍を続け、2003年の『アダプテーション』では一人で双子を演じ、再びアカデミー主演男優賞にノミネート。2010年の『魔法使いの弟子』にはバルサザール・ブレイク役で主演を務めるとともに、製作総指揮も行いました。
たった4日で日本人妻と離婚?これまでの結婚歴
(画像はリサ・マリー・プレスリー) 2019年に4度目の結婚と離婚を報じられたニコラス。しかし実は、4度目の結婚は酔った上での勢いだったため、ニコラス・ケイジは無効を求めているようです。これが認められれば、書類上は3度の結婚と離婚に。 これまでには、1995年に女優パトリシア・アークエット、2002年に歌手リサ・マリー・プレスリー、2004年にウエイトレスの韓国系アメリカ人アリス・キムと結婚しています。リサ・マリー・プレスリーはエルヴィス・プレスリーの娘で、マイケル・ジャクソンの元妻でもあります。 そして問題の4度目の結婚は、メイクアップ・アーティストで日本人の父とタイ人の母を持つエリカ・コイケと2019年3月に行われました。しかし二人とも泥酔状態だった中での結婚だったため、素面に戻った4日後に無効申請を出したようです。
もっとニコラスが好きになる逸話
コッポラ一族の出であることは先述の通りですが、ソフィア・コッポラとフランシス・フォード・コッポラの他にも著名な家族が!祖父は作曲家のカーマイン・コッポラ、祖母は女優のイタリア・ペニーニ、そして叔母は女優のタリア・シャイアです。しかしこれほどの家系を芸名で隠してまで、一俳優として勝負したかったという逸話には好感が持てますね。 また実にいろいろなものを集めるコレクター気質で、車はフェラーリの全車種を持っていたり、レアで高価な恐竜の化石やコミックを所有していたり。中でもアメコミ熱は相当なもので、自身の芸名“ケイジ”や息子にも“カル=エル”とスーパーマンの本名を付けています。アメコミ映画『ゴーストライダー』にも主演していますが、腕にゴーストライダーのタトゥーを入れているほど! そんな少年の心を持ち続けているニコラスですが、どうやら2010年にニューオーリンズに自分用のお墓を購入した模様。それがなぜか高さ2.7メートルほどの白いピラミッド型だというのが驚きです。
ニコラス・ケイジのおすすめ映画ランキング25
これまでに数多くの主演作を世に送り出してきたニコラス・ケイジ。 その中にはアカデミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされる秀逸なものもあれば、ゴールデンラズベリー賞に選ばれるものも! ここからはニコラスの魅力あふれる主演作を中心に、厳選しておすすめ映画を紹介していきます。
25位:『ゴーストライダー』(2007)
地獄の炎で敵を粉砕!マーベルコミックのアンチヒーローを実写化
スタント・ライダーとして活躍するジョニーは、17歳の時に父の命を救う代わりに自らの魂を売り渡す契約を悪魔メフィストと交わします。それから30歳になったジョニーの前に現れたメフィストは、魂を売った代償として、魔界の反逆者となった息子ブラックハートの滅亡を命じるのでした。 マーベルコミック原作の、地獄の炎を操り敵を蹴散らすアンチ・ヒーロー、ゴーストライダーを映画化。自身も大のアメコミマニアであるニコラスが、悲願でもあったコミックキャラクターをノリノリで演じています。続編『ゴーストライダー2』も製作されています。
24位:『ヴァレー・ガール』(1983)
ニコラス・ケイジの貴重な初主演作品
1983年に公開されたラブコメ作品。 ロサンゼルス郊外のサンフェルナンド・ヴァレーの高級住宅街に住む、流行の先端をいく少女たちヴァレーガール。そんなヴァレーガールな女の子・ジェリー(デボラ・フォアマン)と、不良男ランディ(ニコラス・ケイジ)が恋に落ちる最高にノリのいい青春コメディーです。 ふたりは出会ってからすぐに恋に落ちますが、不良と付き合っていることを友達に反対され、ジュリーはランディを振ってしまいます。ジュリーなしでは生きていけないランディはふたたび猛アタック。 まだ若いニコラスが、真剣にジュリーを振り向かせようとする姿は必見です。
23位:『ノウイング』(2009)
賛否両論のニコラス・ケイジ主演ディザスター・ムービー
映画『アイ,ロボット』でメガホンをとったアレックス・プロヤスが手掛けたディザスター・ムービー『ノウイング』。 ケレイブ(チャンドラー・カンタベリー)の父親で宇宙物理学教授のジョンを演じたニコラス・ケイジ。50年前に子供たちが埋めたタイムカプセルが、これから先に起こるの出来事の予言だと気づいたジョン。そして、紙の最後に書かれた数字は人類の存亡に関わるものでした。 ハリウッド最高峰のデジタル・スタジオといわれている、アニマル・ロジックが担当する驚異のVFX映像が注目された作品です。
22位:『救命士』(2000)
亡霊に憑りつかれ疲弊した救命士を描くダーク・ファンタジー
ニューヨークで救急救命士として働くフランクは、何か月もの間緊急患者の命を救えない状況が続き、次第にそれは亡霊となってフランクにとり憑き、心身共に疲弊させるのでした。そんな中でもフランクは、父親を介護するメアリーとの出会いにより、生活の希望を見出していくのですが……。 監督マーティン・スコセッシ&脚本家ポール・シュレイダーという、『タクシー・ドライバー』コンビが久々に放つダーク・ファンタジー。亡霊によってニューヨークが悪夢の街になるという妄想に囚われるフランクを、ニコラスが熱演しています。なおメアリー役のパトリシア・アークエットは実生活ではニコラスの妻でしたが、本作撮影後に離婚しています。
21位:『ドッグ・イート・ドッグ』(2016)
大金目当ての誘拐事件を企てた男たちに起こる最悪の事態
刑務所での長い服役生活を終え出所したトロイは、先に出所していた仲間のマット・ドッグやディーゼルと共に、まとまった大金を手にすべく旧知のギャングのボス、グレコの仕事を引き受けます。それは、借金を滞納する男の乳児を誘拐するという簡単な仕事でしたが、マット・ドッグがふいに起こした殺人から事態はドロ沼へと発展し……。 クライム・ドラマ作品の出演が多いニコラス・ケイジですが、本作も同じくバイオレンス度の高いサスペンス物です。ニコラスが仲間思いのトロイを、本作の監督ポール・シュレイダーが俳優としてボスのグレコを演じており、2人は『ラスト・リベンジ』以来のタッグとなりました。 『ラスト・リベンジ』ではファイナルカット(最終編集)権をめぐり製作会社とトラブルになってしまった2人が、そのリベンジとばかりに自分たちが作りたい映画を作る、という意気込みで製作されました。
20位:『ゲットバック』(2012)
ニコラス・ケイジが全米最強の銀行強盗に
1997年に公開された『コン・エアー』の監督サイモン・ウェストと再びタッグを組んだ映画『ゲットバック』。ニコラス・ケイジはニューオリンズを舞台に、最強の銀行強盗ウィル・モンゴメリーを演じました。 あるとき仲間のヴィンセント(ジョシュ・ルーカス)とライリー(マリン・アッカーマン)に裏切られウィルだけがFBIに逮捕されてしまいます。8年後仮出所したウィルにヴィンセントから電話が。逮捕前に強盗した1000万ドルを渡さなければ娘・アリソン(サミ・ゲイル)を人質にとるというものでした。 かつて仲間だったヴィンセントとライリーから、最愛の娘を助けるため奮闘するウィルの姿に注目です。
19位:『フローズン・グラウンド』(2013)
ニコラス・ケイジが刑事役で主演を務めた映画
1980年代に起きたアンカレッジ連続殺人事件を題材にし、2013年に公開。モーテルの一室に手錠で繋がれた娼婦は怯えていた。彼女の口から発せられた犯人の名は……。 ニコラス・ケイジ演じるジャック・ハルコムは立て続けに発見された変死体の犯人を追い、娼婦のシンディ・ポールソンはヴァネッサ・ハジェンス、犯人と疑われるロバート・ハンセンをジョン・キューザックが演じています。 なかなか決定的な証拠をつかむことができず、ジャックが手こずっている間に再び犯人の手がシンディのもとへ迫っていきます。
18位:『魔法使いの弟子』(2010)
主演と製作総指揮を務めた代表作
2010年に公開されたアメリカ映画で、ジョン・タートルトーブが監督を務めています。人々の知らないところで魔法使いたちが戦争をしているという設定で、主人公のバルサザール・ブレイクをニコラス・ケイジが演じます。 普通の人間たちが知らないところで、800年にもわたって魔法大戦争が繰り広げられてきた世界。そんな中現代のニューヨークで戦争が起こり、魔法使いバルサザールはそこへ大魔法使いの後継者を探しにやってきます。ところがバルサザールが弟子にしたのは、物理オタクで気弱な青年デイブ。その一方で史上最強の魔女モルガナが復活し、勢力を拡大せさていました。 本作でニコラス・ケイジは製作にも携わっており、彼の企画でディズニー映画『ファンタジア』の現代版を作ろうということになったそう。
17位:『パシフィック・ウォー』(2016)
日本軍の攻撃で沈没したアメリカ軍艦兵たちの決死のサバイバル
1945年の太平洋戦争末期、日本軍による魚雷攻撃を受けて沈没してしまったアメリカの巡洋艦インディアナポリス号。乗組員たちは救助を待つも、脱水症状やサメの襲撃で次々と命を落としていく中、艦長のマクベイは必死に兵士たちを救うべく奮闘します。 戦時中に実際に起きた水難事故をベースとした実録物であると同時に、動物パニック物の要素も含んだサバイバルドラマ。ニコラス・ケイジ扮するマクベイ艦長のリーダーシップぶりが見どころです。なおこの水難事故については、『ジョーズ』でサメ退治に繰り出す3人の男たちが船内で語りあうシーンでも触れられています。
16位:『シティ・オブ・エンジェル』(1998)
恋愛要素を高めた『ベルリン・天使の詩』のハリウッドリメイク
死を告げる役目を背負う天使のセスは、心臓外科医のマギーに一目惚れしたことで、掟を破り彼女の前に姿を現します。2人は接するうちに相思相愛となっていきますが、セスが写真に写らなかったり血を流さないことに疑念を抱くようになります。 ヴィム・ヴェンダース監督のドイツ映画『ベルリン・天使の詩』をハリウッドでリメイク。ニコラスが愛に悩む天使のセスを、天使の存在を信じないマギーを当時人気女優のメグ・ライアンが演じています。オリジナル版よりも恋愛要素を高めていることから、オリジナルとの比較において賛否が分かれています。
15位:『バッド・ルーテナント』(2009)
ドラッグに溺れるダメ刑事がたどる転落人生の顛末にあるものとは
ハリケーン・カトリーナが過ぎた直後のニューオリンズで、災害から逃げ遅れた囚人を救い出したことで警部補に昇進したテレンス。ところが彼には、ドラッグや賭博に溺れる裏の顔を持っていました。そんなテレンスは、不法移民一家殺害事件の陣頭指揮を執ることになりますが、その過程で思わぬ事態が起こり……。 1992年のサスペンス『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』を、ドイツ映画の鬼才ベルナー・ヘルツォーク監督がリメイクしたと云われていますが、監督自身はそう見られていることを否定しています。日常ドラッグをキメまくる刑事テレンスを演じるニコラスの、『リービング・ラスベガス』でのアル中役を彷彿とさせるハイテンション演技が見逃せません。
14位:『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』(2018)
ベルギー発のリベンジスリラー『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』は、一部でカルト的な評価を得た作品です。 妻マンディと田舎で二人静かに暮らすレッドは、とある過去を抱えている男。しかしある時、カルト集団の凶行によってマンディが目の前で惨殺されてしまいます。復讐に燃えるレッドはオリジナルの武器を作り出し、カルト集団に一人立ち向かっていきます。 愛する妻を亡くし、復讐に燃えるバイオレンスなニコラス・ケイジを見ることができます。
13位:『初体験 リッジモント・ハイ』(1982)
ニコラス・ケイジのデビュー作 セックスや愛に悩む青春ドラマ
南カリフォルニアのリッジモント高校に通う女子高生のステーシーとリンダの関心事は、異性との初体験を済ませること。2人は様々なボーイフレンドと交流を重ねるうち、セックスとは何か、愛とは何かを学んでいきます。 後に自身も映画監督に転身する作家キャメロン・クロウの小説を、自ら脚本化して映像化。主演のジェニファー・ジェイソン・リーやフィービー・ケイツを筆頭に、ショーン・ペンやフォレスト・ウィテカーといった、現在大御所となった俳優が大挙出演しています。 本作が俳優デビューとなったニコラスは、本名の「ニコラス・コッポラ」名義で、ジャッジ・ラインホールド扮するブラッドの友人役で出演しています。
12位:『リービング・ラスベガス』(1996)
アカデミー主演男優賞を受賞した、ニコラス・ケイジの代表作
ジョン・オブライエンの半自伝小説をマイク・フィギスが映画化し、1995年に公開されました。ラスベガスを舞台に、アルコール依存症の脚本家・ベンをニコラス・ケイジが演じ、彼と恋に落ちる娼婦・セーラをエリザベス・シューが演じています。 ハリウッドの脚本家・ベンは、アルコールに頼る日々でついにクビになり、家族も彼を見捨てて家を出て行ってしまいます。一人残されたベンは、いっそ死ぬまで酒を飲み続けてやろうとラスベガスへ。モーテルの一室にたどり着いたベンは娼婦のサラと出会いますが、彼女はロシア系ギャングでヒモのユーリが振るう暴力に怯える毎日を過ごしていました。 本作はニコラス・ケイジはアカデミー主演男優賞、ゴールデングローブ賞男優賞を受賞したことでも話題になりました。
11位:『アダプテーション』(2003)
ニコラス・ケイジが一人二役で双子を演じる
『マルコヴィッチの穴』の監督・脚本家が再び組んだことで話題を集めた、2002年公開のコメディ映画『アダプテーション』。 『マルコヴィッチの穴』で一躍有名になった監督チャーリー・カウフマンは、次回作『蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクターの世界』の脚色(アダプテーション)に取りかかっていました。しかし執筆に行き詰まった挙句、恋も上手くいかず、その上双子の弟ドナルドには邪魔される始末。執筆催促に耐えきれず、ついにニューヨークに住む原作者のスーザンに会いに行ってみようと決意します。 チャーリー・カウフマンとドナルド・カウフマンという双子をニコラス・ケイジが一人二役で演じました。チャーリーは『マルコヴィッチの穴』の脚本家で、実在する人物ですが、彼の双子の弟として登場するドナルド・カウフマンは架空の人物です。 本作でメリル・ストリープやティルダ・スウィントンなどと共演しています。
10位:『ナショナル・トレジャー』(2005)
13.3億ドルを超える興行収入をあげたニコラス・ケイジ主演のアドベンチャー映画
『ナショナル・トレジャー』は、ニコラス・ケイジが歴史学者兼冒険家ベン・ゲイツを演じる人気シリーズ。 ベンの家系はテンプル騎士団の“秘宝の秘密”を代々受け継いでいる一族。アメリカ建国時に秘宝がフリーメイソンによって封印されたと聞かされて育ったベンは、その秘密が「アメリカ独立宣言書」に隠されていることを突き止めます。 『アルマゲドン』や「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどの製作として有名な、ジェリー・ブラッカイマーが本作でも製作を担当。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ同様にわかりやすい娯楽大作となっています。
9位:『ロード・オブ・ウォー』(2005)
ニコラス・ケイジが史上最強の武器商人に
敵味方問わず、兵器を販売し巨額の利益を得る人物や組織のことを「死の商人」と呼び、それをテーマにした映画『ロード・オブ・ウォー』。武器商人に対して取材を行い、ノンフィクションに基づいたフィクション映画とされています。 主人公であるユーリ・オルロフをニコラス・ケイジが演じ、彼が自分の過去を語る形で物語は進みます。 ユーリは武器商人として、「自分の商品では撃たれないこと」「常に支払いの確保をしておくこと」「自ら銃を持って顧客に加勢しないこと」「戦争をしないこと。特に自分自身とは」といった4つの掟を定めています。
8位:『赤ちゃん泥棒』(1988)
赤ちゃんを泥棒しようとした夫婦をめぐるドタバタコメディ
元強盗の夫ハイと元警察官の妻エドは幸せに暮らすも、子供が出来ないという事実を知り意気消沈します。そんなある日2人は、地元の大富豪の家で5つ子が誕生したというニュースを知り、そのうちの1人を盗み出そうと計画し、見事成功するのですが……。 デビュー作『ブラッド・シンプル』の高評価を受けたジョエル&イーサンのコーエン兄弟が、次作として発表したクライム・コメディ。ニコラスとホリー・ハンター扮する夫婦が、周囲を巻き込んで繰り広げる赤ちゃん争奪戦が、実に愉快な内容となっています。
7位:『コン・エアー』(1997)
ニコラス・ケイジ VS ハイジャック犯
1997年にサイモン・ウェスト監督が映画化した作品。「コン・エアー」とは実在するアメリカ連邦保安局の空輸隊の名称です。 ニコラス・ケイジ演じるキャメロン・ポーは、妻に絡む酔っ払いと揉め合いになり、追ってきた相手を殺してしまいます。 第三級殺人罪で服役するも、模範囚として仮釈放されることに。しかし、囚人専用の輸送機「コン・エアー」ど同乗していたのは凶悪犯サイラス(ジョン・マルコヴィッチ)ら。「コン・エアー」は彼らによってハイジャックされてしまいます。 果たしてキャメロンは、なんとかこの事態を打破することはできるのでしょうか。
6位:『ワイルド・アット・ハート』(1991)
カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した傑作
デヴィッド・リンチがメガホンをとった1990年公開の映画『ワイルド・アット・ハート』。 恋人の母親から恨みを買ったセイラーは、殺し屋に命を狙われることに。しかしセイラーは勢い余って殺し屋のことを殴り殺してしまいます。男女の関係と暴力に溺れるふたり、セイラー(ニコラス・ケイジ)とルーラ(ローラ・ダーン)の逃避行を描いたロードムービーです。 本作は1990年のカンヌ国際映画祭で、パルム・ドールを受賞しました。
5位:『マッチスティック・メン』(2003)
ニコラス・ケイジが潔癖症の詐欺師に
2016年公開映画『オデッセイ』の監督を務めたリドリー・スコットが、2003年にニコラス・ケイジを主演に迎え『マッチスティック・メン』が公開されました。 ニコラス・ケイジは重度の潔癖症で詐欺師のロイ・ウォラーを演じます。14歳になった娘・アンジェラ(アリソン・ローマン)と初めてあったロイは、アンジェラから詐欺を教えてほしいと頼まれてしまいます。 強迫性障害を患っているロイが、どのように娘と向き合っていくのかが見どころです。
4位:『キック・アス』(2010)
なんちゃってヒーローが町の平和を守る?大ヒットアクション
コミックヒーローに憧れるオタク高校生のデイブは、自分もヒーローになろうと自前のスーツに身を包み、“キック・アス”として町で活動を開始します。しかし、個人的私怨から犯罪組織壊滅を企む"ビッグ・ダディ"とその娘"ヒット・ガール"に出会ったことで、デイブはとんでもない事態に巻き込まれることとなります。 何の能力も持たない一般人ヒーローの活躍を描いた同名コミックを、バイオレンス要素満載で実写化して大ヒットしたアクション。バットマンばりの黒いスーツに身を包んだビッグ・ダディ役を、自身もアメコミマニアであるニコラスが演じる一方、ヒットガールを演じた子役のクロエ・グレース=モレッツにも注目です。
3位:『ザ・ロック』(1996)
ニコラス・ケイジの最高傑作に挙げる人も多い作品
マイケル・ベイが監督を務め1996年に公開された映画『ザ・ロック』。 アメリカ海兵隊員の伝説的英雄、エド・ハリスが演じるフランシス・X・ハメル准将が起こしたテロ事件。特別捜査官であるスタンリー・グッドスピード(ニコラス・ケイジ)はテロの処理を命じられます。しかしテロが起きたザ・ロックに潜入するには、アルカトラズ島から唯一脱獄できた男、ジョン・パトリック・メイソン(ショーン・コネリー)の協力が必要でした。 部下を見殺しにされテロ事件を起こしたかつての英雄・ハメルとの攻防戦が描かれています。またショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリスなど実力派ハリウッド俳優の共演でも話題になりました。
2位:『フェイス/オフ』(1998)
ニコラス・ケイジとジョン・トラヴォルタの演技力ガチンコ勝負
1997年に公開されたジョン・ウー監督のアクション映画。ジョン監督の出世作と言われています。 FBI捜査官ショーン・アーチャーを演じるのは『パルプ・フィクション』にも出演しているジョン・トラヴォルタ。彼の宿敵テロリスト、キャスター・トロイとしてニコラス・ケイジが出演しています。 アーチャーとの攻防戦の末、植物人間となってしまったキャスターは、ロサンゼルスに細菌爆弾を仕掛けていました。細菌爆弾を解除するため、弟であるポラックス(アレッサンドロ・ニヴォラ)に爆弾の在りかを聞き出そうとしますが、ポラックスは口を割ろうとしません。そこでアーチャーはキャスターの顔を移植しなりすましますが、同じタイミングでアーチャーになりすましたキャスターが登場。 テロリストの顔を移植したFBI捜査官 VS FBI捜査官の顔を移植したテロリスト。結末が気になる作品です。
1位:『天使のくれた時間』(2001)
『素晴らしき哉、人生!』をモチーフにしたファンタジー映画
「もしあの時、違う道を選んでいたら?」という誰もが一度は心に抱くことをテーマに描いたファンタジー映画。 ニコラス・ケイジ演じるジャックは、仕事で成功するためにロンドンに留学し、恋人ケイト(ティア・レオーニ)と別れてしまいます。結果的にジャックは大手金融会社の社長となりましたが、クリスマスイヴの夜に立ち寄ったバーで、不思議な青年と出会います。翌朝起きた彼は、「留学を中止してケイトと結婚している自分」になってしまうというストーリー。 本作は2000年度のサターンファンタジー映画賞にノミネートされ、ティア・レオーニはサターン主演女優賞を受賞しました。
好きなものは好き!自分を通し続ける俳優ニコラス・ケイジ
『ワールド・トレード・センター』のようなノンフィクション大作から、ベルギー製作のカルト・ホラー『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』といった“攻めてる”作品まで、ジャンルも国も一切気にせずに出演してきたニコラス・ケイジ。自分が良いと思った作品に出演することには迷いがないように感じますね。 ハリウッド随一ともいえるアメコミ愛も常にあふれており、「ゴーストライダー」シリーズで2度もゴールデンラズベリー賞にノミネートされてもまったくへこたれる様子なし!第91回アカデミー賞で長編アニメ映画賞を受賞した『スパイダーマン:スパイダーバース』では、スパイダーマン・ノワールの声を担当しています。 結婚や趣味のプライベートにしても、まだまだ少年っぽさが残るところがまた魅力的。これからもいつまでも、自分が良いと思った作品に出演し続け、その魅力を発揮してほしいものです。