スヌーピーの名言がすごく深かった
『ピーナッツ』から生まれた、スヌーピーと仲間たちの名言
スヌーピーは、コミックに登場するチャーリー・ブラウンの飼っているビーグル犬です。いつもそばにいる黄色い生き物のウッドストックは大親友。 そのほか、チャーリー・ブラウンの妹のサリー、ちょっと意地悪なルーシー、ルーシーの弟ライナス、野球が大好きな元気な女の子ペパーミント・パティ、ルーシーとライナスの弟リラン、ペパーミント・パティの親友のマーシーなどを中心に、コミカルなストーリーの中にも哲学的な内容も盛り込まれています。 そこに登場するそれぞれの思いや、考えが名言として注目をされています。
スヌーピーの名言
「ぼくが言いたいのはこの惑星上の生命がある日消滅する可能性があるってことさ…」
想像力豊かなビーグル犬・スヌーピーによる言葉。繰り返しの毎日でも、その日1日がどれほど貴重で大切であるか、そっと教えてくれるような名言です。生命あるもの、いつか終わりがきますよね。しかしそれがいつなのかは分かりません。だからこそ後悔しない毎日を送りたいものです。
「また時には、余りにもバカなことをしでかして、我ながら唖然とするんだ!」
思い出すと恥ずかしくなる出来事や、後になって後悔するような言動って誰にでもありますよね。自分ばかりダメだなぁと自己嫌悪に陥ってしまうときもあるでしょう。 そんなとき、スヌーピーのこの言葉を思い出してみてください。誰にでも起こりうる些細なことなのだと考えれば、気持ちも少しは晴れるのではないでしょうか?
「自分の友達は自分で選ぶんだ」
年を重ねていくにつれて段々と人と気軽に仲良くなるのが難しくなることも。周りに流されたり、肩書に惑わされてしまうこともあるでしょう。 しかし、そうしてできた友達はどこか噛み合わず、いつか疲れがくるでしょう。周囲の人がとやかく言おうと、自分にとっての大切な人は自分の感性を信じて選んでいきたいものです。そんな、忘れがちな大切なことを思い出させてくれる名言です。
「行かないで!お願いだからおいてきぼりにしないで!」
ナルシストで時には辛らつな言葉も投げかけるスヌーピーの、らしくない発言。この言葉は、スヌーピーが飼い主であるチャーリー・ブラウンにすがりながら言ったものです。いつも大人っぽいスヌーピーだからこそ、心にズシンときますよね。
「人間て恋に落ちるものなんだ、分かる?で、恋に落ちると、世界がまったく違って見える!空はより青く…草はより緑にそして鳥たちの歌はより甘くなる…」
誰かに恋したその瞬間から、これまでちっぽけなように見えていた日常が急に色づいて見えることってありますよね。そんな、恋しているときのワクワクを表した名言です。
「海図にない海を帆走するには勇気が要るね……」
いつも自信に満ち溢れているスヌーピーですが、時には弱気になるときもあります。そんな一面を表しているのがこの言葉。 新しいことにチャレンジするとき、得体の知れない不安に襲われることってありますよね。また、海図のない海とは人生そのものを表しているかもしれません。そういった先の見えない怖さを見事に表した名言です。
「長編小説のすごいアイディアがあるっていうのに、いい題名はみんな使われちゃってる」
時には小説を書くこともあるスヌーピー。良いアイディアが思いつくも、それに見合った素晴らしいタイトルはもう使われていたようです。 素敵なアイデアや斬新な案を生み出せたと思っても、インターネットなどで調べてみたらもう既に存在していた、なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。
「スパイクは積極的に生きてるんだね」
スヌーピーの兄であるスパイクは、帽子がトレードマーク。そんな彼には、タイムカプセルの中に帽子を入れるも、寒さからすぐに掘り起こしてしまったというエピソードがあります。それを聞いたスヌーピーの感想がこちら。
「同じこと考えても、夜中の3時と翌日の昼じゃ答えがちがってくるな」
同じ悩みや考え事でも、昼と夜中でまったく異なる印象を受けることもありますよね。特に夜中だと、ついネガティブに考えてしまい、思い詰めてしまう方も多いのではないでしょうか。 そんなときには一旦考え事は置いておいて、昼にもう一度考えてみると解決策が思い浮かぶかもしれませんよ。
「恋する者は、嘘をつくもんだよ!」
恋に駆け引きはつきもの。好きな人の前ではつい見栄を張ってしまい、嘘をついてしまうこともあるでしょう。それを後々になって後悔することもありますよね。しかしそんな嘘が、良い方向へ転ぶ可能性もあるのではないでしょうか。
「あらゆることに勝たなきゃいけない誰かさんは気の毒だね!」
スヌーピーが親友・ウッドストックへ向けて言ったこの言葉。自分よりも彼が風船ガムを大きく膨らませたことが悔しかったのか、強がってこう言ってしまったようです。そんなこの言葉ですが、つい頑張りすぎてしまう方に贈りたい名言でもあります。 どんなことでも負けたくない!という気持ちや向上心は大切ですが、それがストレスになると本末転倒。結果として、何をやるのも面倒だと無気力になってしまった経験はありませんか?そんなとき、この言葉を思い出して、少し肩の力を抜くのも良いのではないでしょうか。
「いとしの君よ、どんなに君を愛しているか言葉では伝えられない。だからやめとこう」
愛は目に見えないものだからこそ、言葉にしないと不安という方も多いのではないでしょうか。しかし、言葉では伝えきれないのもまた愛といえるでしょう。 言葉だけでなく、表情や行動などで愛を伝えることも大切ではないでしょうか。
「そのとおりさ。眠ることも非常に大切だね」
忙しい毎日を送っていると、睡眠時間を削らなければいけないことも多いですよね。しかし当たり前のことですが、眠ることはとても大切だということを改めて思い出させてくれる言葉です。
「恋ってのはただ考えるだけでも災いのもとになりかねないね」
これから出会うであろう新たな恋について考えていたスヌーピーが、屋根から落ちてしまったときに言ったこの言葉。恋の力は非常に強力で、そのことを考えているだけで周りが見えなくなってしまうことも。恋は素敵なものですが、夢中になりすぎないよう注意も必要です。
「きのうから学び、今日に生き、明日に期待する。今日の午後は休もう」
「昨日から学び、今日に生き、明日に期待しよう」というアインシュタインの名言を引用したこの言葉。しかしスヌーピーはこれに「今日の午後は休もう」と続けています。 その日その日を大切に生きることが良いことですが、気を張り過ぎないこともまた大切。スヌーピーのように肩の力を抜いて、マイペースでいくのも良いのではないでしょうか。
チャーリーブラウンの名言
「これ以上望むことがあるかい?顔に暖かい日差しを浴び…自分の犬をひざに…文句のつけようのない満足だ…」
なんてことないように感じる毎日にも、幸せがたくさん詰まっています。忙しい日々を送っているとなかなか気づくことができず、嫌なことばかり目につきやすくなりますよね。そんなときちょっと休憩して、頭も体も休めて周りを見渡してみると、大切なことが見えてくるのではないでしょうか。
「もっと人に好かれたいなあ…少しの人にでもいいから好かれたいなあ…たったひとりにでもいいから好かれたいなあ…」
人に好かれたいという願望は多くの人が持っているのではないでしょうか。大勢から愛されたいと思うこともあるでしょう。しかし、誰かたった1人でも自分のことを好きでいてくれたら、その気持ちは満たされるかもしれませんよ。
「何もかも決定しなきゃならない立場なんて嫌なものだ!」
人生は選択の連続で、毎日のように岐路に立たされます。特に責任ある立場となると、選択への重みが変わってきますよね。そんなあるあるを代弁してくれたような名言です。
「気が滅入ってる時はほおづえをつくといい……腕は役に立つのが嬉しいんだ……」
冴えないキャラで負け組感の強いチャーリー・ブラウン。彼は気が滅入っているときはとことん落ち込みたいタイプで、作中で度々頬杖をついていることも。そんなブラウンらしい言葉です。
「自分以外の人間になりたいと願いながら、人生を送るのは耐え難い」
隣の芝生は青く見えるという言葉もある通り、憧れのあの人や尊敬するあの人になりたいと思うこともありますよね。時には、その気持ちが強くなりすぎて、自分が本当に好きだったもの・ことが分からなくなることも。 そういった毎日が続くと、いつしか虚無感に襲われることもあるでしょう。そんなとき、一度立ち止まって、自分自身を見つめ直すのも良いのではないでしょうか。
「眠る前に、自分に起こったすばらしいことを思い起こすのもいいもんだね……」
眠る前、その日の反省や後悔を思い出して、眠れなくなったなんて経験はありませんか?そんなとき、嬉しいことや楽しいことを思い起こしてみると、ぐっすりと心地よく眠れるかもしれません。
「一粒のチョコレートと背中を友達がポンと叩いてくれることだよ」
ライナスが「悲しみを癒してくれる薬ってどんなものかなぁ」と聞いたときの、ブラウンの返答がこちら。甘いものとそっと寄り添ってくれる友達がいるだけで、悲しい気持ちが晴れ、心が温かくなりますよね。
「来週の予定を確認したいんだ。心配しなきゃいけないことがあるかどうか知っときたいのさ」
野球の試合に出れば負けてしまい、気になる女の子にも話しかけられないチャーリー。そんな彼らしい言葉です。あらかじめ心の準備をしておくと、ショックも少なくなりますよね。
「生きていくうえで、不愉快を避けようとするのは間違ってるよ」
何事にも負けがちなチャーリーの言葉。どんなときも諦めないひたむきさが彼の魅力でもあります。 人生経験を積めば積むほど、新しい挑戦や難しい問題へ立ち向かうことが億劫になってしまうことも。しかしそういった経験は自分を変えてくれたり、成長させてくれたりすることもあります。前へ進みたいとき、この言葉を思い出してみてください。
「人生食べること以外についても考えようとしなきゃダメだよ」
人生の中では、何も考えたくない時期もあるでしょう。しかし、食べることだけ考えていると大変なことになってしまいます。そんなときはスヌーピー作品に触れてリフレッシュして、また日常に戻るのも良いのではないでしょうか。
ルーシーの名言
「時々の小さな悲劇は人をよりよくするものよ!人間は苦しむために生まれてきてるのよ!」
嬉しいこと・楽しいことばかりだと、身近にある幸せを見逃してしまったり、大切なことを忘れてしまったりすることもあるでしょう。確かに、悲しい出来事は誰もが避けたいと思いますよね。けれど、そんな悲劇も自分を成長させてくれる経験。そう思えたら、少し気が楽になるのはないでしょうか。
「サンタクロースに手紙書いてるの?やめなさい、リラン!あの爺さんは手紙をみんな読むひまなんてないわよ」
いつも不機嫌なルーシーが弟のリランへ放ったこの言葉。彼女のいじわるな一面がよく表れています。
「来年が今年よりよくなるなんて考えてる人はみんなどうかしてるわ!」
未来に希望を持つのは悪いことではありません。しかし、あまりに楽観視しすぎると痛い目に遭ってしまうことも。ひねくれた性格のルーシーですが、慎重な一面も持っていることが分かる言葉です。
「ここで私たちが問題にしてるのは、コミュニケーションなの。必ずしも言葉じゃないのよ…ときにはボディ・ランゲージが言葉よりも役に立つわ…」
コミュニケーションを取る上で大切なのは、言葉だけではありません。言葉がうまく通じなくても、ボディ・ランゲージで意図が伝わることも。コミュニケーションの手段は1つだけではないと教えてくれる、ルーシーの名言です。
「あなた広い世界に住んでるのよ!美しいことがいっぱいあるじゃない!なすべきこともめざすべき大きな目的もあるじゃない!誰もひとりぼっちじゃないはずよ!」
インターネットが発達して世界中の人と繋がれるようになった今日ですが、それでも孤独感を拭えない方も多いでしょう。ついにはふさぎ込みがちになって視野が狭くなり、どんどんと深みにはまってしまうこともありますよね。そんなときには、この言葉を思い出してみてください。
「そんなの証明できないでしょ! 証明できないことは言うもんじゃないわ」
「野球史上最低の選手だよ」と言われたルーシーが放った言葉。確かに、これまで野球をやってきた人々と比べて上手・下手を比較することはできませんよね。しかしこの後「史上最低選手の確率が高いね」と言われ、しぶしぶ納得したルーシーでした。
「子供からの電話以上に、母の日にお母さんを喜ばせるものはないって書いてあるわ」
母の日に何を贈ろうかと、悩むことってありますよね。お母さんと離れて暮らしているとなおさら、どんなものを渡せば喜んでくれるだろうかと考えこんでしまうことも。しかし何よりも、声が聞きたいというお母さんも多いのではないでしょうか。 これは新聞を読んだルーシーがつぶやいた言葉で、そうと聞いたライナスは母に急いで電話をかけるのでした。
「洗練された人たちっていうのは、人前ではものを食べないものなのよ」
ルーシーの美学が表れているこの言葉。彼女は遅刻しそうなときでも、バス停では朝食を摂らないというルールを自分に設け、それを貫いています。
「私の人生よ、したいことはするわ! 私は私よ! 私の人生よ、それを生きるのは私よ!! ちょっとした手助けはいるけど…」
意地っ張りなルーシーですが、自分という軸をしっかり持っており、1人では生きていけないということも自覚しているようです。そう思うと、とっつきにくさもある彼女にも親しみがわきますよね。
ペパーミント・パティの名言
「みんな思い出も必要なのよ…いい思い出がなければ人生はけっこう味気ないものになるわ…」
あの頃は良かったと思うことは悪いことではありません。これまでの軌跡も自分にとって大切な要素です。特に、過去の良い経験や思い出は今の糧になることもあります。過去も今も大切に日々を送りたいものです。
「私にはロンドン塔付で手紙を書いてね!」
先生を怒らせてしまったペパーミントが言った台詞がこちら。ロンドン塔とは、反逆者や政治犯を収容していた監獄のこと。頭の回転が速い彼女の、ユーモアの効いた返しです。
「自分で思ってるほど利口じゃない人を私たくさん知ってるわ。私自分で思ってるほどのバカではありたくないわ!」
とんとん拍子で物事が進んだり、良いことばかりが続いたりすると、自分が優れた人物であるように錯覚してしまうこともあるでしょう。しかし過小評価してしまうのも考えもの。自分自身をしっかりと客観視できたらと、誰しもが思いますよね。
ライナスの名言
「法と法律家はいつもぼくらとともにある。生まれたその日からぼくらは法とかかわらざるをえない」
人は生まれたそのときから、法律や家庭のルールに則って生きていくことになります。人生とは、常に法と共にあることなのかもしれません。
「彼女がほんとに君が好きなら、どんなものあげたって喜ぶよ」
大切な人に贈り物をするとき、何を渡そうかと延々と悩んでしまうときもありますよね。そんなときに思い出してほしいこの名言。 悩んでいるうちに、本当にこれで喜んでくれるのだろうかと自信がなくなってしまうときもあるでしょう。しかし、相手があなたのことを大切に思っているのであれば、どんなものでも喜んでくれるでしょう。何よりその気持ちが嬉しいはず。
「悲しみを癒してくれる薬ってどんなものかなぁ」
ハロウィンには、ジャック・オー・ランタンが現れると信じているライナス。しかし当日にジャックが現れることはなく、なんて自分はバカだったのだろうと彼は嘆きます。そしてライナスがつぶやいたのがこの言葉。秀才で哲学者のような一面を持つ、彼らしい言葉です。
「先生、ただ好奇心の問題としてなのですが…ご自分が間違っているかもしれない、というお考えが今まで先生の胸に浮かんだことがおありでしょうか?」
冷静沈着なライナスですが、時には反感を買ってしまうような発言をすることも。いつも安心毛布を手放せず、どこか気弱そうに見える彼ですが、実はとても勇気ある男の子であることが分かる言葉です。
サリーの名言
「悲劇的な人生はロマンチックなのよ、それが他人の人生ならね…」
映画やドラマで描かれる悲劇は、魅力的に見えることがありますよね。さらに悲劇的だからこそロマンがあると思うこともあるでしょう。 しかしそう思えるのは、自分の人生ではないからかもしれませんよ。
「最善の生き方は一回に一日ずつ生きること……」
その日1日を生きることの大切さを教えてくれるようなこの名言。さらにサリーは「もし一度に七日生きようとしたら、知らない間に一週間が終わってしまいます」と続けています。どんなときでも、今をしっかりと生きていきたいものですよね。
「字が読めることの重要性についてのレポートです…もし字が読めなくてラブレターをもらったら何が書いてあるのかわかりません…それはすごく悲しいことです…。」
サリーの純粋さが伝わるようなこの発言。恋への憧れも強いようで、ラブレターを読めないことがどんなに悲しいことなのかと訴えかけてくるような言葉です。
マーシーの名言
「救急法のクラスで習ったんですけど、もし誰かの気持ちを傷つけたら、一番いい治療法はただちにあやまることです。」
優等生なマーシー。救急法を学ぶも、誰かを傷つけてしまったときは謝るのが一番ということも理解しているようです。年を重ねるとプライドが高くなり、素直に謝れなくなることもしばしば。しかしどんなときでも、すぐに謝れるような人でありたいですね。
「いいでしょ?あなたのそばに立ってるだけで幸せなの」
チャーリーに恋するマーシー。同じ野球チームに所属しており、彼女は普段はライトを守っていますが、試合が開始してもピッチャーマウンドに立つ彼のそばから離れません。ライトにいなきゃだめだと言われたマーシーの返答がこちら。恋する乙女全開な言葉ですね。
「ねぇ先生、私たちみんなさよならのキスをしてくれる人がいるんです。」
どんな人にも、さよならのキスをしてくれるような親しい相手が必要です。そんな大切な誰かが1人いるだけで、悲しいことや辛いことも乗り越えられるでしょう。人間関係の重要性をそっと説いてくれるような言葉です。