映画『マトリックス』シリーズのあらすじ、登場人物、キャスト、吹き替え声優、解説考察【ネタバレあり】

2017年5月1日更新 52531view

1999年に公開されたSF映画『マトリックス』。宗教や哲学といったテーマも見え隠れする『マトリックス』は私たち見るものを魅了して止みません。今回は、『マトリックス』シリーズをあらすじから主要登場人物、キャスト、吹き替え声優まで、徹底解説いたします!

映画『マトリックス』あらすじ解説

マトリックス

出典: eiga.com

プログラマとして大手ソフトウェア会社に勤務するトーマスは、コンピューター犯罪を巻き起こす天才クラッカー、ネオという裏の顔を持っています。平凡な日々を送る彼は、目は覚めているが夢の中にいるような感覚に違和感を覚えます。

そんな時に彼のもとに「起きろ、ネオ」「マトリックスがみている」という不可解なメールが送られてきます。そして現れた謎の女性と彼女の仲間のモーフィアスによって、今生きている世界が仮想の現実であって、それはコンピューターによって操作されているということを知らされます。

そうしてトーマスは、現実の世界で目を覚ますことを決意し、人類をコンピューターの支配から解き放す戦いに参加することになったのでした。

マトリックスとは?

マトリックス

人間に労働力として利用されてきたロボットは、あまりの酷使に耐え切れずに人間を殺してしまいます。恐怖を覚えた人間はロボットを次々と破壊し始め、ロボットは身を守るために人間と距離を置くようになります。しかし、執拗にロボットを追いかける人間。そこでロボットは逆襲のために、人類をコントロールし、ロボットのエネルギー源に使うという計画を立てるのでした。

人間をカプセルの中に閉じ込め、人間の精神のみを仮想の現実の世界で生かすことによって、ロボットのエネルギー源とします。その仮想の現実世界こそがマトリックスなのです。

そしてネオが、この機械と人間の戦いに必要な救世主として選ばれたのでした。

映画『マトリックス リローテッド』あらすじ解説

マトリックス

今まで現実だと思っていた世界が、実は機械によってつくられた仮想現実の世界であったことを知らされたネオ。ロボットからの解放のために奮闘してきたが、ついに人類最後の砦である「ザイオン」という世界が、マトリックスを支配するコンピューター側に特定されてしまいます。

さらにザイオン攻撃のため25万体ものロボットまで用意され、着々と計画も進んでいることも発覚。ザイオン側に残された時間は72時間。果たしてネオたちはザイオンを救うことができるのでしょうか。

ザイオンの救出

マトリックス

ザイオンを救うために必要なのはキー・メイカーの存在。彼を見つけだすため、ネオたちはマトリックスに潜入します。

しかし彼らを待ち受けるのはキー・メイカーをめぐるメロビンジアン一味とさらにパワーアップしたエージェント・スミス。そしてついにマトリックスの創設者と対面を果たしますが、彼から知らされたのはすべての事がプログラミングによって計画された出来事であるということでした。

一方、ロボットの軍団はザイオンを攻撃。ネオは、自分や友人の住む現実世界と、より完成されたマトリックスの世界という究極の選択を迫られるのでした。

映画『マトリックス レボリューションズ』あらすじ解説

マトリックス

究極の選択を迫られたネオが昏睡状態に陥り、仮想と現実の世界を彷徨っているところから始まります。仲間のモーフィアスとトリニティによってなんとか現実の世界に戻る事に成功します。

一方、ザイオン破壊のための大群による侵入が開始されます。人間たちは策を練るが、わずかな時間稼ぎにしかすぎず、圧倒的に不利な状況に陥ってしまいます。そんな時にエージェント・スミスは機械でも操作できないほどの力を得てさらにパワーアップしていました。ネオたちはそんな状況から再び立ち上がり、人類を救うことはできるのでしょうか。

「人間」対「機械」争いの行方は・・・

マトリックス

預言者の体を乗っ取ることで未来を見通す能力を得たエージェント・スミス。今やスミスは機械と人間の共通の敵となっていました。そしてネオは、そのスミスを倒すことを条件に、機械側にザイオンへの攻撃をとめてもらうよう取引をします。

しかし強力な力を得ているスミスは簡単には倒せず取引は難航。しかしそんな中スミスは自分の意志に反する言葉を発します。実は預言者の体を乗っ取ったことは預言者側の罠だったのです。自身の意志では行動できなくなったスミス。そうしてマシンによる攻撃は終わり、ザイオンの戦いは幕を閉じたのでした。

シナリオがあったにもかかわらずなぜ展開はややこしいことになったのでしょうか

マトリックス

ザイオンへの攻撃をやめてもらうというマシンとの取引通り、スミスを倒したいネオ。しかしアーキテクトのシナリオでさえ操ることのできない2人ですからそう簡単には決着はつきません。そこでネオは覚悟をきめ、スミスを消し去るためにスミスを自分の体へ取り込み、消滅の道を選びます。

しかし、マトリックスを構想しているプログラム「アーキテクト」にシナリオがあったにも関わらず、なぜスムーズに展開が進まなかったのでしょうか。

複雑化の要因

マトリックス

一つは、プログラムに刷り込まれていなかったスミスの行動が原因です。もともとエージェントの一員であったスミスですが、ネオとの戦いでネオに入り込んだ際、ネオが持っていた救世主プログラムコードがスミスへ誤って写ってしまします。さらにそのままエージェントとして再起動されたので、マトリックスの存続を否定し、人間をコントロールすることを目論む厄介な人物となってしまうという想定外の出来事が起こってしまったのです。そうしてマトリックスとザイオンのどちらにとっても共通する敵と化したのです。

そしてもう一つは、人間としてのネオの能力。なにも繋がなくても電子に対する影響力をもってしまいます。現実の世界とマシンの世界と両方干渉できるその能力は、生物的な能力なため影響力もあります。そしてそんな能力をネオは得たために、マシンの世界へ直接向かうことが出来てしまったという、これもアーキテクトにとって想定外な出来事だったのです。

ネオ(トーマス・A・アンダーソン)/キアヌ・リーブス/小山力也、森川智之

ネオ(トーマス・A・アンダーソン)

『マトリックス』ネオ

表向きは大手ソフト会社にコンピュータープログラマーとして勤務する好青年トーマス・A・アンダーソン。しかし数々のコンピューター犯罪を犯すクラッカー・ネオという裏の顔も持っています。

現実世界のエージェントに狙われたことをきっかけに、現実の世界の住人となり、モーフィアスらとともにザイオンを救うために戦います。

キアヌ・リーブス

キアヌ・リーブス

出典: variety.com

ネオを演じるのは1964年生まれのカナダ人俳優キアヌ・リーブスです。

1994年の映画『スピード』に出演したことをきっかけに脚光を浴び、国際的なスターとなりました。それから低迷期がしばらく続きますが1999年に世界的に大ヒットとなった『マトリックス』でネオ役を演じ、再ブレイク。3部作に出演し、不動の人気を博しました。

他の代表作は、『コンスタンティン』『47RONIN』など。2015年10月16日には、キアヌ・リーブス主演のアクション映画『ジョン・ウィック』が公開予定です。

小山力也(ソフト版)

小山力也

小山力也は1963年生まれの声優です。

主に『24 -TWENTY FOUR-』のキーファー・サザーランド演じる主人公ジャック・バウアーの声として知られており、他にも『ER緊急救命室』のジョージ・クルーニー演じるダグラス・ロスの声、『コンスタンティン』のキアヌ・リーブス演じる主人公ジョン・コンスタンティンの声なども務めています。

森川智之(テレビ放映版)

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森川智之は1967年生まれの俳優です。

キアヌ・リーブスはじめトム・クルーズユアン・マクレガー、アダム・サンドラー、オーウェン・ウィルソンなどの俳優の声を担当しており、好青年からお調子者まで幅広い役柄を演じています。

2015年には第9回声優アワード助演男優賞を受賞しています。

モーフィアス/ローレンス・フィッシュバーン/玄田哲章、内海賢二、最上嗣生

モーフィアス

『マトリックス』モーフィアス

仮想世界の最も危険なテロリストとして知られる伝説的なハッカー・モーフィアス。工作船ネブカドネザル号の船長で、最後の人類の街であるザイオンに属しています。

ネオを救世主であると信じ、ザイオンを救うために奮闘します。

ローレンス・フィッシュバーン

ローレンス・フィッシュバーン

出典: variety.com

モーフィアスを演じるのは1961年生まれアメリカ出身の俳優ローレンス・フィッシュバーンです。

1979年『地獄の黙示録』や1989年『カラーパープル』、1993年『TINA ティナ』などに出演し、経験を積みます。『マトリックス』シリーズ出演をきっかけに広く名を知られるようになりました。

その後は『M:i:Ⅲ』や『マン・オブ・スティール』などに出演しています。『CSI:科学捜査班』のレイモンド・ラングストン博士としても知られています。

2016年には映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』にペリー・ホワイト役で出演することが発表されています。

玄田哲章(ソフト版)

玄田哲章

出典: www.kotaku.jp

玄田哲章は1948年生まれの声優です。

低音の太い声が特徴で、アーノルド・シュワルツェネッガーなど鍛え抜かれた体を持つ俳優の吹き替えを多く担当しています。特にアーノルド・シュワルツェネッガーにおいては本人に永久専属声優として公認されており、ほぼすべての主演作品で声を担当しています。

他にも『スター・ウォーズ』シリーズのメイス・ウィンドゥ役を演じるサミュエル・L・ジャクソンなどの俳優の声を担当しています。

内海賢二(テレビ放映版)

内海賢二

内海賢二は1937年生まれの声優です。

『スター・ウォーズ』シリーズ旧3部作に登場するランド・カルリシアンの声や、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのギムリの声などを担当。渋い声からひょうきんな役柄、悪役まで幅広く演じています。

1980年代には長寿番付に名を連ねますが2013年75歳でこの世を去りました。

最上嗣生(テレビ放映版)

最上嗣生

最上嗣生は1980年生まれの声優です。

ドラマ『The O.C.』のトレイ・アトウッドや『ウォーキング・デッド』エドウィン・ジェンナー博士、『ゲーム・オブ・スローンズ』のサムウェル・ターリーなどの声を演じています。

トリニティー/キャリー=アン・モス/日野由利加、戸田恵子

トリニティー

『マトリックス』トリニティー

この物語のヒロインでもあるトリニティーは、仮想世界のネオを現実世界へと導いたネブカドネザル号の副船長です。

国税局のコンピューターに侵入した凄腕ハッカーだった過去を持ち、モーフィアスと出会ってからは仮想世界でモーフィアスと共に戦っています。

キャリー=アン・モス

キャリー=アン・モス

出典: variety.com

トリニティーを演じるのは1967年生まれカナダ出身の女優キャリー=アン・モスです。

20歳でモデルデビュー。アメリカのテレビシリーズに出演したことをきっかけに数本のドラマに出演し、女優としての本格的な活動が始まります。

1999年『マトリックス』でトリニティ役に抜擢されたことをきっかけに一躍脚光を浴びました。以降2000年『ショコラ』『メメント』、2014年『ポンペイ』などに出演しています。

日野由利加(ソフト版)

日野由利加

日野由利加は1963年生まれの声優です。

映画では女優イングリッド・バーグマンやウィノナ・ライダー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、ケイト・ウィンスレットなどの吹き替えを担当しています。

戸田恵子(テレビ放映版)

戸田恵子

出典: laughy.jp

1957年生まれの戸田恵子は、女優はじめ声優や歌手など多岐に渡って活躍しています。

1997年に出演した映画『ラヂオの時間』では日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞しています。

声優としては『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンの声を担当していることで知られ、ほかにも映画では女優ジュリア・ロバーツジョディ・フォスターなどの吹き替えを担当しています。

エージェント・スミス/ヒューゴ・ウィーヴィング/中多和宏、大塚芳忠

エージェント・スミス

『マトリックス』エージェント・スミス

出典: www.imfdb.org

マトリックスを守る監視プログラム・エージェントのリーダー的存在。

エージェントでありながら本心ではマトリックスから解放されることを望んでいるなど、人間臭い一面も持ちます。

ヒューゴ・ウィーヴィング

ヒューゴ・ウィーヴィン

エージェント・スミスを演じるのは1960年生まれのオーストラリア人俳優ヒューゴ・ウィーヴィングです。

1983年『逆光の中の青春』で映画デビュー。1984年にテレビドラマ『Bodyline』に主演したことをきっかけに若手俳優として注目を浴びました。

1994年『プリシラ』や、『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作で国際的に広く知られるようになりましたが、オーストラリアの低予算映画を愛し、現在もシドニーで舞台などに出演して活躍しています。

中多和宏(ソフト版)

中多和宏は1958年生まれの声優です。

『ジェーン・エア』のオーソン・ウェルズ演じるエドワード・ロチェスターの声や、『ラブ・アクチュアリー』のコリン・ファース演じるジェイミーの声などを演じています。また『007』シリーズでは6作品にわたって6人の声を担当しています。

大塚芳忠(テレビ放映版)

大塚芳忠

出典: laughy.jp

大塚芳忠は1954年生まれの声優です。

映画では俳優ウィレム・デフォーやジェフ・ゴールドブラム、キーファー・サザーランドなどの声を担当しています。2015年10月17日公開の映画『サイボーグ009VSデビルマン』では悪役ジンメンの声を担当しています。

ナイオビ/ジェイダ・ピンケット=スミス/本田貴子、深見梨加

ナイオビ

『マトリックス』ナイオビ

出典: www.imfdb.org

敵に立ち向かう事も恐れない勇敢な女性ナイオビは、ロゴス号の船長を務めています。『マトリックス・リローデッド』と『マトリックス・レボリューションズ』に登場。

元恋人はモーフィアスで、劇中ではロック司令官と交際しています。

ジェイダ・ピンケット=スミス

ジェイダ・ピンケット=スミス

ナイオビを演じるのは1971年生まれアメリカ出身の女優ジェイダ・ピンケット=スミスです。『マトリックス』シリーズのナイオビ役を演じたことをきっかけに一躍注目を浴びました。

主演クリスティーナを務めたドラマシリーズ『しあわせの処方箋』では製作総指揮も担当し、以降2010年『ベスト・キッド』や2014年『ANNIE/アニー』など製作側としても積極的に活動しています。

現在は、放送中のドラマシリーズ『GOTHAM/ゴッサム』のフィッシュ・ムーニー役として出演。

プライベートではウィル・スミスと結婚していることでも知られます。

本田貴子(ソフト版)

本田貴子

本田貴子は1972年生まれの声優です。

スパイダーマン』シリーズのエリザベス・バンクスの声や、『アベンジャーズ』のコビー・スマルダーズの声などを担当しています。

『GOTHAM/ゴッサム』に出演するジェイダ・ピンケット=スミスの声も、『マトリックス』に引き続き担当しています。

深見梨加(テレビ放映版)

深見梨加

深見梨加は1963年生まれの声優です。

海外ドラマ『フレンズ』のモニカの声や、『美少女戦士セーラームーン』の愛野美奈子の声を担当していることで知られています。映画では女優アンジェリーナ・ジョリーやキャサリン・ゼタ=ジョーンズなどの声を担当しています。

パーセフォニー/モニカ・ベルッチ/大坂史子、塩田朋子

パーセフォニー

『マトリックス』パーセフォニー

マトリックス内の最古のプログラムであるメロビンジアンの妻。夫と同じくエグザイルです。長身で美しく、キスをする相手の心を読む能力を持ちます。

『マトリックス・リローデッド』と『マトリックス・レボリューションズ』に登場します。

モニカ・ベルッチ

モニカ・ベルッチ

パーセフォニーを演じるのは1964年生まれイタリア出身の女優モニカ・ベルッチです。

モデルとしてデビューしたのち1990年に女優として映画デビューを果たします。1992年『ドラキュラ』1997年『ドーベルマン』などに出演。代表作は2000年『マレーナ』や2003年『マトリックス』シリーズ2作目と3作目などです。

2015年には007シリーズ24作目となる『007スペクター』で史上最年長のボンドガールを演じるということで注目を集めています。

大坂史子(ソフト版)

大坂史子

大坂史子は1971年生まれの声優です。

レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ロミオ+ジュリエット』のクレア・デーンズ演じるジュリエットの声や、『ラストサマー』のジェニファー・ラブ・ヒューイットの声などを演じています。

塩田朋子(テレビ放映版)

塩田朋子

塩田朋子は1961年生まれの声優です。

映画では女優エマ・トンプソンやケイト・ブランシェット、ダイアン・レインなどの声を担当しています。