2017年7月6日更新

『パイレーツ・オブ・カリビアン』の仕掛け人ジェリー・ブラッカイマー

「映画は極上の娯楽である」という理念をもとに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや、『ナショナル・トレジャー』シリーズ、『アルマゲドン』など、数々の大ヒット作を製作してきたジェリー・ブラッカイマー。今回は、そんなヒット作の仕掛け人ジェリー・ブラッカイマーに注目です。

ジェリー・ブラッカイマーとは

1945年アメリカ合衆国ミシガン州生まれの2017年現在72歳。大学卒業後広告代理店に就職しますが、すぐにコマーシャルフィルムの製作会社に移り映画製作のきっかけをつかみます。

このロゴに見覚えないですか?

映画をよく観る人であれば、一度は観たことがあると思います。映画の前後に流れる、木に雷が落ちるのが印象的な映像の一部ですが、これはジェリー・ブラッカイマーフィルムのロゴです。この映像が流れる作品は、ジェリー・ブラッカイマーが仕掛けているということになります。

「映画は極上の娯楽である」という理念をもとに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや、『ナショナル・トレジャー』シリーズ、『アルマゲドン』など、数々の大ヒット作を製作してきたジェリー・ブラッカイマー。2010年の12月には経済紙「フォーブス」のエンターテイメント業界で最も稼いだ人物のランキング6位にランクインしています。

今回は、そんなヒット作の仕掛け人ジェリー・ブラッカイマーを紹介します。

作品の特徴

派手なアクション

多くの火薬を使った爆破シーンや建物が派手に崩壊するシーンなど、特殊効果の導入による派手なアクションがジェリー・ブラッカイマー作品の特徴として挙げられます。

大ヒットしているポップミュージックを起用

1980年代、当時開局したばかりのMTVを意識したブラッカイマー。みんなが知ってるノリのいい曲を映画に起用し、宣伝方法にミュージック・クリップを使うこともブラッカイマー作品の特徴です。

テレビ映りの良い映画スターを起用

見栄えのするテレビ映りが良い俳優を起用することも、ブラッカイマー作品の特徴。トム・クルーズをはじめ、ジョニー・デップ、ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネットといった俳優を自身の作品に起用しています。

この3つが主にブラッカイマー作品の特徴といわれますが、映画評論家からは「派手なわりには内容がない」と批判されることが多いのだそうです。しかし、単純なストーリーはわかりやすく万人に受け、映像の見応えと見栄えの良さは世界中で多くの人々を魅了し、結果的には大成功を収めています。

経歴

ドン・シンプソンとのつながり

1980年代から1990年代にかけてプロデューサーであるドン・シンプソンの製作助手を務めます。最初のヒット作である1983年『フラッシュダンス』をはじめ、その後も『ビバリーヒルズ・コップ』『トップガン』を製作し、ヒットを飛ばします。

そんな絶頂のさなか、プロデューサーでもあり相方でもあったドン・シンプソンの薬物中毒が悪化。1996年薬物乱用による心臓麻痺で亡くなります。

そんな経験を経て、ブラッカイマーはウォルト・ディズニーと契約。20年以上にわたりウォルト・ディズニー映画の製作に携わります。

ウォルト・ディズニーとの契約

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや『ナショナル・トレジャー』シリーズ、『アルマゲドン』など数々のヒット作を飛ばしましたが、近年はあまり興行収入が振るわない作品も多く、ウォルト・ディズニーは契約を更新しないことを発表しました。

今後の活動

2015年現在は、パラマウントと契約を結んでいます。エディ・マーフィ主演の『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズの第4弾や、トム・クルーズ主演の『トップガン』の続編など、リブートやシリーズ続編を中心に今後の活動を展開していく様子です。

パラマウントと再びタッグを組むジェリー・ブラッカイマーの今後の作品に期待です。