2021年8月6日更新

「ワイスピ」ジェイコブの過去には何があったのか?ドムの弟について徹底解説【ネタバレ】

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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ヴィン・ディーゼル、ジョン・シナ
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「ジェットブレイク」新登場!ジェイコブについて徹底解説【ネタバレ注意】

ついに2021年8月6日に公開された『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。本作では、ドムの弟であるジェイコブが初登場しました。 兄と同様に卓越した運転技術を持ち、「暗殺者」「盗みのプロ」とも言われる彼は、本作でサイバーテロリストのサイファーと組んで、ドムたちファミリーの前に立ちはだかります。 ドムを強く憎み、ライバル視している彼は、いったいどんな人物なのでしょうか。そして兄弟の確執の原因とは?「ジェットブレイク」で明かされた彼の真実を紐解いて行きます。 ※この記事には『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の重要箇所のネタバレがあります。本編を未鑑賞の場合は注意してください。

兄・ドムとの確執の理由【ネタバレ注意】

父の死をきっかけに故郷から追放される

ドムとジェイコブの父ジャック・トレットは、ストックカー・レースのレーサーでした。しかし1989年のシーズン最後のレースで、彼はライバルのレーサーと接触事故を起こし、死亡してしまいます。父のクルーとして参加していた兄弟も、その現場に居合わせていました。 父の葬儀の後、接触事故を起こしたライバルのレーサーを殴ったことで、ドムは刑務所へ。そこで囚人仲間の話を聞き、父が最後にピットインしたときに最終確認をしたのはジェイコブだったことを思い出します。そして父の死の原因が弟にあると考えるようになりました。 出所したドムはストリートレースでトップとなっていたジェイコブに、父の死との関連を指摘し、勝負を申し込みます。ジェイコブは「負けたほうがそのまま街から去る」という条件をのみ、兄との勝負に挑みました。 しかし兄にその実力の差を見せつけられ、ジェイコブはそのまま故郷を追放されることになったのです

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無実だったジェイコブ

実は彼らの父はお金に困っており、レースでの八百長を持ちかけられていました。そこで彼が協力をあおいだのは、“お気に入り”のドムではなく弟のジェイコブでした。 レース当日、ジェイコブは父の指示通りに車が故障しやすいように細工をして送り出しました。しかしそこに、ライバルのレーサーがわざと激しい接触を仕掛けてきたのです。熟練のレーサーだった父も、これには対応しきれず、車は転倒し爆発炎上。そして命を落としてしまいました。 ジェイコブは、本作で数十年ぶりに再会したドムに、ようやくこのことを打ち明けます。ドムも当時の父の様子がおかしかったことを思い出しました。そして出所後に理由も聞かずジェイコブだけを責めたことを反省したのでした。

ジェイコブの孤独がファミリーとの対比で描かれる【ネタバレ注意】

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ジョン・シナ、シャーリーズ・セロン
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ジェイコブは、故郷を出てしばらくは父のメカニックだったバディの世話になっていたようです。しかしその後は各地を転々としたり、ミスター・ノーバディのエージェントとして活動したりしていました。ノーバディがサイファーを輸送していたとき、彼を裏切ったエージェントというのが、ジェイコブだったのです。 ドムは自分たちのアジトに踏み込んだジェイコブに「お前の仲間は信頼できるのか」と問いかけますが、それこそが彼ら兄弟の大きな違いでした。 固い絆で結ばれたドムのファミリーと違い、ジェイコブが組んでいたオットーやサイファーは、目的のためならば手段を選ばないタイプです。最終的にジェイコブはオットーに裏切られ、放り出されてしまいました。 ジェイコブの孤独は、これまでのヴィランとは違った深みをキャラクターにもたらしています。

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ジェイコブはラストどうなった?

オットーに裏切られたジェイコブは、妹であるミアに救われ彼女の車で1度は逃亡しようとします。しかし、人工衛星にシステムをアップロードしようとしてるオットーたちの装甲トラックを止めようと、1人奮闘しているドムに協力するため、戻ってきました。兄弟はなんとかトラックを止めることに成功しました。 そして兄弟は和解し、ドムはジェイコブの逃走用に自分の車のキーを渡します。 このシーンはシリーズ1作目で、当時ブライアンがマイアミ市警の刑事でありながら強盗団のリーダーであるドムを逃亡させるため、自分の車のキーを渡したシーンに重なります。

ジェイコブを演じるのはプロレスラーのジョン・シナ

ジェイコブを演じるのは、プロレスラーとしても活躍しているジョン・シナ。アメリカの大手プロレス団体WWEで、16度の王座獲得という歴代最多記録保持者です。 2015年頃から映画等に出演しはじめ、プロレスラーとして引退はしていないものの、2020年2月現在は俳優/タレント活動がメインになり、2017年の『ザ・ウォール』や『バンブルビー』(2018年)などに出演。2020年に公開されるロバート・ダウニー・Jr.主演の『ドクター・ドリトル』では、ホッキョクグマの声を担当しています。

ドムの本当の“ファミリー”ジェイコブを解説!

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ミシェル・ロドリゲス、ヴィン・ディーゼル
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ドムの弟ジェイコブは、父の死をめぐって兄と対立し、孤独のなかで生きてきました。しかし今回、兄と直接対決することになり、壮絶な兄弟ゲンカの末に誤解も解けて和解することができたのです。 “ファミリー”の絆を大切にするドムのもとに、本当の家族であるジェイコブが再び登場することもあるのではないでしょうか。 「ジェットブレイク」での活躍も楽しみつつ、今後製作が予定されている「ワイスピ10」での再登場にも期待しましょう!