2021年2月24日更新

『マンダロリアン』の魅力に迫る!スター・ウォーズファン必見のワケを解説【シーズン2ネタバレ】

このページにはプロモーションが含まれています
『The Mandalorian(原題)』 マンダロリアン
©WALT DISNEY STUDIOS/LUCASFILM

AD

『マンダロリアン』の魅力を徹底解説!スター・ウォーズファンに大人気

マンダロリアン ペドロ・パスカル
©Disney +/Photofest/zetaimage

ディズニープラスで独占配信中のドラマシリーズ『マンダロリアン』。「スター・ウォーズ」シリーズでは初の実写ドラマシリーズであり、シーズン3の製作も決定しています。 「スター・ウォーズ」の原点に返った傑作として、ファンの間でも評価の高い作品。今回はファン必見といわれる魅力や見どころを徹底的に解説していきます。

『マンダロリアン』とは一体何のこと?時系列とあらすじを解説

「マンダロリアン」とは、元々は惑星マンダロアを母星とする戦闘民族のこと。本作ではマンダロリアンは種族を指すものではなく、戦士としての教義と信条を持つ集団です。彼らはベスカーと呼ばれる金属で作ったアーマーで身を固めた姿が特徴。 本作の時系列は、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の5年後。銀河帝国崩壊後の新共和国による統治が始まったばかりの頃、帝国軍の残党や元反乱軍兵士などが入り乱れる混迷の時代です。 1匹狼の賞金稼ぎ、通称マンドーのマンダロリアンは、元帝国軍高官からある依頼を受けます。それは小さな緑色の幼子を見つけて引き渡すことでした。 その子の行く末を案じたマンドーは、掟を破ってその子を奪還。名前も種族もわからない子を連れ、マンドーは宇宙を旅することになります。

AD

メインキャラクターを紹介!かわいい“ベビー・ヨーダ”の正体は?

マンダロリアン/ペドロ・パスカル

マンダロリアン ペドロ・パスカル
©Disney +/Photofest/zetaimage

本作の主人公はマンドーと呼ばれる賞金稼ぎのマンダロリアン。ギルドに属してはいますが1匹狼で、他の賞金稼ぎよりも高い能力を持っているため、報酬も高いよう。 戦士集団「マンダロリアン」の伝統と教義に忠実で、決して人前で素顔を見せることはありません。主要な武器はアンバン・スナイパー・ライフル。愛機はガンシップの「レイザー・クレスト」です。

彼はクローン大戦時に両親を分離主義勢力のバトル・ドロイドに殺された孤児。マンダロリアン戦士に救われ、孤児としてマンダロリアンの伝統に沿って育てられました。 本名はディン・ジャリンですが、マンダロリアンの戦士となってからは名前を捨て、集団の一員として傭兵や賞金稼ぎとして働くようになりました。

ザ・チャイルド

マンドーが元帝国軍から奪還した「ザ・チャイルド」。ジェダイのマスター・ヨーダと同じ種族のようですが、種族の名は明らかになっていません。 元帝国軍は彼が持つ強力なフォースの力に目を付け、マンドーが取り返してからも執拗に追っ手を放っています。長寿種族であるため年齢は50歳ですが、まだ言葉も発せない幼子です。

シーズン2のチャプター13「ジェダイ」で明かされたザ・チャイルドの本名は「グローグー」。実は惑星コルサントのジェダイ聖堂で育ち、長年多くのマスターに訓練を受けてきていました。 しかしクローン戦争の末期に帝国が勃興すると、その身を隠して生きることに。聖堂から連れ出された後、記憶を閉ざしてジェダイとしての道を失ったようです。

モフ・ギデオン/ジャンカルロ・エスポジート

モフ・ギデオンは帝国軍の残党を率いる指揮官で、強力なフォースを持つザ・チャイルドを狙って執拗にマンドーたちを追います。元は帝国の諜報機関「帝国保安局」に仕えていた将校で、マンドーの過去や本名も知っていました。 帝国軍の「マンダロリアンの大粛清」に関与しており、その時にマンダロリアン伝説の武器「ダークセーバー」を手に入れたようです。

AD

キャラ・デューン/ジーナ・カラーノ

マンダロリアン ジーナ・カラーノ キャラ・デューン
©Disney +/Photofest/zetaimage

キャラ・デューンは元反乱軍のショック・トルーパーで、追っ手から身を隠しながら傭兵として生きていました。マンドーと出会って以来、度々彼の仕事に協力している頼れる勇敢な女性。 1度マンドーと別れてからは、惑星ネヴァロで保安官として活躍。その後には新共和国の保安官になって、再びマンドーを助けることになります。

スター・ウォーズ好き必見!実写初登場のキャラやおなじみの乗り物も

「スター・ウォーズ」シリーズからの小ネタがたっぷり

本作にはスター・ウォーズファンなら絶対にニヤリとするようなシ小ネタが満載!例えば、ハン・ソロがミレニアム・ファルコンを手に入れた賭けゲーム「サバック」や、ルークが「新たなる希望」でジャワ族から買おうとして返品した、故障していたドロイドも登場しています。 アナキンの故郷でルークが育った惑星タトゥイーンが舞台になるエピソードもあり、ジャワ族やタスケン・レイダーも展開に絡んできます。 ジャバ・ザ・ハットが話していたハット語やサンド・ピープルのジェスチャーなど、多種多様な種族や言語が登場するシリーズならではの“多言語っぷり”も踏襲! バンサやクレイト・ドラゴン、デューバックなどタトゥイーンの生物も登場しており、特に実写で生きて動くクレイト・ドラゴンが見られるのは本作が初めてというのも見どころの1つです。

シーズン2にはボバ・フェットやアソーカ・タノが登場

シーズン2にはなんと、エピソード6「ジェダイの帰還」で死んだはずのボバ・フェットが再登場!父ジャンゴのアーマーを取り戻すため、マンドーに近づきます。 しかも乗っているのは父の愛機「スレーヴ・ワン」。まさかの活躍に小躍りするファンもいたのでは?その人気は再燃しており、2021年12月にはボバの新シリーズ『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』もディズニープラスで配信されます。 シーズン2には加えて、ジェダイのアソーカ・タノも登場!これまでアニメ版では活躍してきましたが、実写版では初めて。 本作ではザ・チャイルドと心を通わせ、彼の過去を明らかにする重要な役どころです。彼女の華麗な二刀流のセーバー使いも必見!

AD

反乱軍のXウイング・スターファイターも!

本作にはさらに、「スター・ウォーズ」シリーズでお馴染みの乗り物も数々登場しています。帝国軍のタイ・ファイターや反乱同盟軍のXウイングが戦闘を繰り広げたり、タトゥイーンではスピーダー・バイクも活躍。 もちろんランドスピーダーはふんだんに登場し、モフ・ギデオンが乗る帝国軍らしいデザインの軽クルーザーも現れ、スター・ウォーズの世界観を十分に補足してくれました。 暗殺ドロイドIGシリーズも登場し、リプログラミングでナース・ドロイドとなって大活躍する点も大きな見どころ!帝国軍の兵器「AT-ST」も意外なところで登場しています。

『マンダロリアン』の制作裏話 日本の漫画が影響しているって本当?

ジョン・ファヴロー監督の最新撮影手法に驚き!

『アイアンマン』や『ライオン・キング』で知られるジョン・ファヴロー監督がクリエーターとして本作を手がけており、その最新の撮影手法にも注目が集まりました。 それは、スタジオ内を360度見渡せるLEDディスプレイの仮想空間で囲み、そこに実物の大道具などを配置して俳優に演技させるというもの。実写とCGのハイブリッドを推奨するジョージ・ルーカスも、この撮影方法には称賛をおくったとか!

AD

日本の時代劇漫画『子連れ狼』の影響を受けていた?

凄腕の寡黙な男といたいけな幼子という組合せは、日本の時代劇漫画『子連れ狼』から影響を受けたそう。黒澤明の時代劇映画に影響を受け、「スター・ウォーズ」シリーズを制作したというジョージ・ルーカスの原点に立ち返るような発想ですね。 リアルタイムで観た「新たなる希望」に衝撃を受け、スター・ウォーズファン歴43年を誇るファヴロー監督ならではのこだわりが随所に表れたシリーズといえるでしょう。

実写TVドラマ版が製作決定となった背景

実はこれまで、「スター・ウォーズ」のテレビドラマ版が製作されるという噂は度々挙がっていました。「エピソード3/シスの復讐」(2005年)の頃から既に話があったほどです。 しかし2011年にルーカスフィルムのプロデューサーであるリック・マッカラムが、実現には時間を要すと発表。 2012年に『スターウォーズ:アンダーグラウンド』というタイトルで、様々なキャラクターたちのドラマを描くドラマ企画が発表されましたが、同年にディズニーがルーカスフィルムを買収します。 その後、続3部作の第1弾『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)が公開され、それ以降ドラマ化の話は聞かなくなりました。 しかしディズニーが2019年にNetflixとの契約を解除し、その後所有動画についてはディズニー独自のストリーミングサービスにて提供することを発表。それを受けテレビドラマ化も現実味を帯びてきた後、『マンダロリアン』の製作が決定することとなりました。

AD

【ネタバレ注意】シーズン2の最終話にはまさかのキャラが登場!?

シーズン1から小ネタ満載で十分に楽しませてくれた『マンダロリアン』が、シーズン2の最終話でとどめの1発をお見舞いしてくれました!それは、ジェダイとして全盛期だったルーク・スカイウォーカーを最後の最後で登場させたこと。 確かに時代設定としては「ジェダイの帰還」の5年後であり、ルークは伝説のジェダイとして活躍しているはずの頃。しかしファンはいまだかつて、シリーズ中で全盛期のルークのセイバー使いすら見たことがなかったのです。 Xウイングで単身乗り込み、フードを被った状態で最強のダーク・トルーパー軍団をグリーンのライトセーバーでバッサバッサと切り倒し、マンドーたちの前に表れてフードを取ると……若き日のルーク!しかも当時のマーク・ハミルの顔!隣にはR2-D2!もうこれ以上の登場はないでしょう。

若きルーク・スカイウォーカーの顔はCGI!

実はこのルークの顔は、若い頃のマーク・ハミルの顔を元にCGIで作られたもの。CGIとは、実写とCG(Comuputer Graphic)を融合する技術のことです。かなり自然な仕上がりになっていることに驚きますね。 黒いローブを着て、ルークのボディダブルを演じているのは『猿の惑星:聖戦記』(2017年)でブルーアイズ役を演じたイギリス人俳優マックス・ロイド=ジョーンズ。どことなく面持ちも若い頃のマーク・ハミルに似ているような気もします。

AD

シーズン3はどうなる!?マンドーとベビー・ヨーダの行く末を考察

シーズン2では、離れがたくも別れる結末となったマンドーとザ・チャイルド。今後のザ・チャイルドはどうなるのでしょうか?ルークのもとでジェダイの修行を再開し、ルークの言う通り自衛できるようフォースを使いこなせるようになる……というのが予想できる展開でしょうか。 しかしそうなると、タイトル『マンダロリアン』の通りこの物語の主人公はマンドーであるわけですから、離れ離れのままだとベビー・ヨーダの愛称でお馴染みのザ・チャイルドの可愛さが堪能できない! それともシーズン3では別々の道を行きながらも、立派なジェダイとなっていずれ邂逅するという展開もあり得るのでしょうか? なによりモフ・ギデオンはいまだ生きており、ダークセーバーはマンドーの手にあり、マンダロリアン継承問題も勃発しそう。ザ・チャイルドが窮地に陥ったマンドーを助けに来るというのもぜひ見てみたい展開です。

『マンダロリアン』シーズン3が待ちきれない!

スター・ウォーズファンである監督・スタッフが総出で作り上げた実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』。今後はシーズン3の配信がいつになるのかが、大いに気になるところです。 それまではまず、2021年12月配信予定の『ザ・ブック・オブ・ボバ・フェット』を楽しみにして、続報を待ちましょう!