ナオミ・スコット、『アラジン』ジャスミン役で注目度急上昇の女優をチェック!
実写映画『アラジン』でヒロイン・ジャスミン役を務めるナオミ・スコット。今回は、そんな大役を射止めたナオミ・スコットについて、プロフィールからこれまでの出演作、女優以外の意外なキャリアまで紹介します。
ナオミ・スコットのプロフィール
■本名:ナオミ・スコット(Naomi Scott) ■生年月日:1993年5月6日 ■出身地:イギリス、ロンドン ■身長:167cm ナオミ・スコットは、イギリス人牧師の父とウガンダ出身のインド系移民の母の間に生まれました。幼いころから劇団に参加し、父の影響で奉仕活動や宣教に取り組んでいたそうです。また、10代のころには教会のユースバンドで歌をはじめたとか。 2008年、スコットはディズニーチャンネルUKのテレビシリーズ『Life Bites(原題)』でデビュー。その後、テレビシリーズや映画、ショートフィルムなどへの出演を経て現在に至ります。 プライベートでは、2014年21歳のときに3年間の交際を経て、サッカー選手のジョーダン・スペンスと結婚しました。
実写映画『アラジン』のジャスミン役に大抜擢
2019年6月7日公開の実写映画『アラジン』のヒロイン・ジャスミン役に大抜擢されたナオミ・スコット。ディズニーアニメの中でもファンの多い名作のヒロインに抜擢されたことで、さらなる注目が集っています。 『アラジン』はアニメと同じく中東系・インド系の俳優を起用する方針でしたが、ハリウッド俳優の人種の多様性の乏しさのため、キャスティングは難航を極めました。インド系であるスコットは早い段階でジャスミン役に名前が挙がっていたものの「アラジン役との相性を見て最終的に決定する」ということで、なかなか正式には決定しなかったのです。
本作ではジャスミンのソロ歌唱シーンが追加されることも明らかにされており、キャスティングのポイントは「歌って踊れる」ことだったのだとか。スコットは父の教会で歌ったり、学校のミュージカルに参加するなど、幼いころから歌うことが大好きだったそうなので、ジャスミン役にぴったりですね。
また、スコット演じるジャスミンの美しさも実写映画への期待を高めている要因のひとつ。アニメ版のジャスミンはエキゾチックな美しさを持っているだけではなく、自由を求める活発なプリンセスでした。好奇心旺盛で男性(アラジン)の後ろをついていくのではなく、行動力にあふれた女性です。実写版ではジャスミンのキャラクターがどのようになっているのか気になりますね。
女優だけではなく、歌手としても一流!
ジャスミン役のキャスティングでは歌唱力がポイントになったと前述しましたが、その点でナオミ・スコットはほかの候補者よりも抜きん出ていたのではないでしょうか。というのも、実は歌手としてキャリアをスタートさせていたからです。 彼女は「エターナル」というガールズバンドを組んで活動していたときにポップスターのケル・ブライアンに発掘され、エンターテインメントの世界に入ることに。そしてそのケルがクライアントになり、イギリスのヒットプロデューサー兼ソングライターのXenomaniaのもとで歌手活動を始めました。2014年から2018年の間に2枚のアルバムと5枚のシングルをリリースしています。 また、彼女はロンドンの芸術関連複合施設であるサウスバンク・センターで最大のホール、ロイヤル・フェスティバル・ホールでジャズのソロパフォーマンスをした経験もあり、歌手としても活躍してきました。
ファッション界も注目の存在
ナオミ・スコットは、ファッション業界からも大きな注目を集めています。数多くのファッション誌で表紙を飾り、映画のプレミアイベントなどには有名ブランドがこぞって衣装を提供しています。 『アラジン』の各国プレミアでは、バーバリーやヴァレンティノ、アルマーニ・プリヴェなど有名ブランドの美しいドレスの数々を身に着け注目を浴びました。 また、スコットはすでに多くの有名ブランドのファッションショーでフロントロウ(最前列)の常連になっています。フロントロウは有名ジャーナリストやセレブ、ブロガーなどファッション界でもっとも影響力のある人だけが座ることを許される場所。 2017年の『パワーレンジャー』公開以降、ファッション業界で彼女への注目は高まりつづけているようです。
その他の代表映画、ドラマを紹介
テレビシリーズ『Terra Nova 〜未来創世記』(2011)
近未来から太古の時代へ移住した人々を描くSFシリーズ。2149年、人口爆発と世界規模の大気汚染により地球上のすべての生命が危機にさらされていました。科学者たちは時空の裂け目を発見し、8500万年前の白亜紀の地球に人々を送って歴史を変えることに。主人公であるジム・シャノンとその家族は植民地「テラノバ」に移住し、様々な問題に直面していきます。 本作でスコットは、主人公夫婦の娘であるマディを演じました。
映画『レモネード・マウス』(2011)
『レモネード・マウス』は、ディズニーチャンネルオリジナルムービーとして製作されたミュージカル映画です。 学校の居残りで集められたオリビア、ウェン、ステラ、モー、チャーリーの5人は、学校で人気を集めるエリート・バンドに対抗してロック・バンドを結成します。両親の期待と重圧、自身の将来への不安など、様々な悩みを抱えながら、自分らしさを失わず、音楽を通してかけがえのない仲間たちとの絆を見いだしていく物語。 本作でスコットは、ベーシストのモー(モヒニ)を演じました。
映画『チリ33人 希望の軌跡』(2015)
2010年にチリで発生した「コピアポ鉱山落盤事故」を題材とした『チリ33人 希望の軌跡』。鉱山の落盤事故によって33人の男性作業員が閉じ込められるも、事故から69日後に全員救出された実際の出来事を映画化したものです。 アントニオ・バンデラスが主演を務めた本作でナオミ・スコットは、事故に遭遇した作業員の家族のひとり、エスカレッテを演じています。
映画『オデッセイ』(2015)
2015年に公開したリドリー・スコット監督、マット・デイモン主演のSF映画『オデッセイ』。 火星でのミッション中、主人公の宇宙飛行士マーク・ワトニーは大嵐に巻き込まれ、行方不明になってしまいます。ほかのクルーはマークが死んだと思い地球に帰還。どうにか生き延びていたマークは過酷な火星の環境のなか、自分が生きているというシグナルをNASAに送る方法を考えます。 ナオミ・スコットは「リョーコ」という役で出演。日本人の設定ですがなぜか彼女が演じることに。この配役は映画を見た観客のレビューでも話題になっていました。
映画『パワーレンジャー』(2017)
アメリカで大人気の特撮ヒーロー番組「パワーレンジャー」の映画第1作目をリメイクした本作。ナオミ・スコットはキンバリー・ハート/ピンクレンジャー役で出演しています。 紀元前の地球を危機から救った5人の戦士。そして現代の地球が再び危機にさらされたとき、5人の平凡な高校生は運命に導かれるように出会い、驚異的な力を身につけます。そして彼らは、地球に迫る脅威に立ち向かうことに……。 スコット演じるキンバリーは、もともとは学校の人気女子グループでも筆頭の誰もが憧れる存在でした。しかし、些細なことをきっかけにグループから孤立することに。
ナオミ・スコットのさらなる飛躍に期待
『アラジン』への出演を皮切りに今後も活躍が予想されるナオミ・スコットは、すでにリブート版映画『チャーリーズ・エンジェル(原題)』への出演も決定しています。 女優業だけでなく歌手活動もつづけるようで、2019年3月にはミュージックビデオ『スピーチレス(原題)』もリリースされました。今後はファション業界でもさらなる活躍があるかもしれません。 女優として歌手として、幅広く才能を見せつけてくれるスコットは、さらなるブレイク間違いなし!