2017年7月6日更新

『アバター』でジェームズ・キャメロンが見込んだ俳優サム・ワーシントン

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サム・ワーシントンのプロフィ—ル

サム・ワーシントンは、イギリス出身のオーストラリアの俳優です。1976年8月2日、イギリスのサリー州に産まれ、父親の仕事の都合で生後6ヶ月でオーストラリアに渡りました。高校卒業後、レンガ積み職人として働いていましたが、19歳のときにオーストラリア国立演劇学院に入学しました。

『15歳のダイアリー』では映画賞を受賞

2004年公開のオーストラリア映画『15歳のダイアリー』で、サム・ワーシントンはオーストラリア映画協会賞主演男優賞を受賞しました。この作品は、カンヌ映画祭で作品賞も受賞しています。

ジェームズ・キャメロンに見込まれ、『アバター』で主役のジェイク・サリーを演じる

3D映画ブームに火をつけた2009年公開のジェームズ・キャメロン監督作品『アバター』に出演したサム・ワーシントン。彼は、当時のことをこう振り返っています。
僕みたいな無名のオーストラリア人を起用するなんて、キャメロン監督はどうかしてしまったのではないかと、僕自身も思ったほどだよ。あまりに僕の名が知られていなかったので、製作サイドを説得するのに6ヶ月もかかったらしい。
また、スタジオ側はもっと集客力のある俳優を求めていたため、マット・デイモンやジェイク・ギレンホールにも声をかけていましたが、監督自身はワーシントンの出演を希望していたため、他の俳優との出演交渉には身が入らなかったようです。

ワーシントンが語る『アバター』の魅力

3D映画の先駆けとなり、これまでの「映画」のイメージからはかなり飛躍した内容に、当初は賛否両論の評価が相次いだようですが、ワーシントンは「この映画は人々を映画館に連れ戻すためのものなんだ」と3Dによって映画体験の幅が広がることへの期待感を語っています。 結果、映画『アバター』は世界歴代最高興行収入を記録。多くの人々の足を映画館に向かわせました。

『アバター』続編も決定!サムのますますの活躍に期待

映画『アバター』のシリーズ続編として第4作目までの製作と公開予定年がすでに決定しており、新たに描かれる冒険の世界に期待が高まっています。もちろん前作でサムは主演のジェイク・サリーをつとめる予定です。『アバター2』が2017年にアメリカ公開され、その後一年おきに新作が公開されていく予定です。

その他サム・ワーシントンの主な出演映画

『恋と愛の測り方』(2010)

ニューヨークに住む若い夫婦が、それぞれの浮気を疑ってすれ違ってしまいます。 サム・ワーシントンは、主人公夫婦の夫マイケル・リードを演じています。妻のジョアンナ役は、キーラ・ナイトレイです。

『ターミネーター4』(2009)

2018年の荒廃した近未来の地球を舞台にしたSF映画。超高性能ネットワーク「スカイネット」に支配された世界で、人間側のリーダーを務めるジョン・コナー(クリスチャン・ベール)が仲間とともに「スカイネット」から世界を取り戻そうとします。 荒野で目覚めた謎の男マーカスを、ワーシントンが演じています。

『タイタンの戦い』(2010)

2010年に公開された、1981年の同名映画のリメイク。『トランスポーター』などで知られる、ルイ・レテリエが監督しています。古代ギリシアの神々の傲慢さに対して、怒った人間たちが戦いを挑む物語です。 人間側のリーダーで、ゼウスの息子、半神のペルセウスを、ワーシントンが演じています。

『崖っぷちの男』(2012)

30億円のダイアモンドを強奪した罪で、刑務所に収監されている元刑事ニック・キャシディ。ある日父親の死を知り、元同僚の計らいで葬儀に出席するが、そこから脱獄してしまいます。 主人公のニックをワーシントンが演じています。

サム・ワーシントンの妻はモデルのララ・ビングル!

サム・ワーシントンは、2014年にパパラッチを暴行した事件で逮捕されましたが、その際にモデルのララ・ビングルと密かに結婚していたことがわかりました。 ワーシントンはこの日、パパラッチに絡まれた妻から電話をうけ、現場に急行。パパラッチがララを蹴ったという理由から、暴行しました。相手のパパラッチが撮影したと思われる動画がYouTubeにアップされ、その中で、ワーシントンはパパラッチに対して何度も「お前は俺の妻を蹴りたいのか!」と言っています。結局、ワーシントンも相手のパパラッチも逮捕されています。 以前ワーシントンとララが左手の薬指に同じ指輪をしていたことと、この動画での発言を合わせて、極秘結婚が証明されました。 おめでたいニュースですが、こんな形での発表になってしまい、残念だったかもしれません。

筋肉がすごい!と評判のサム・ワーシントン

映画『タイタンの戦い』や『ターミネーター4』などアクション作品に多く出演するサムは、かなりのマッチョだとファンのあいだで評判です。 鍛え上げられたたくましい体でアクションに挑む姿がとても男らしいですね!

2015年11月公開の新作『エベレスト3D』に出演

世界最高峰のエベレスト登頂ツアーに参加したベテラン登山家たち。しかし、頂上アタックの日に様々な不運が重なり、下山スケジュールが大幅に遅れてしまいます。そして彼らは人間が生存できない<デス・ゾーン>という領域でバラバラになる、という1996年に実際に起きた大量遭難事故を基にした映画で、迫力の映像が見どころです。 共演者には『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジェイソン・クラークや、ジェイク・ギレンホール、ジョシュ・ブローリン、キーラ・ナイトレイなどの豪華キャストが揃っています。 ワーシントンも登山隊のひとり、ガイ・コッターを演じます。

サム・ワーシントンの今後

映画『ザ・シャク(原題)』『ハンターズ・プレイヤー(原題)』(2015)、2016年には『ハックソウ・リッジ(原題)』『デンジャー・クローズ(原題)』、『ザ・タイタン』への出演が決定しています。また、2017年、2018年、2019年の3年の間に公開される『アバター2(原題)』、『アバター3(原題)』、『アバター4(原題)』も要チェックです。 今後も大作への出演が控えているサム・ワーシントン。その活躍から目が離せませんね。