2019年4月5日更新

「アバター」続編4作公開に備えろ!シリーズを徹底解説【続編4作は単独作に】

©20TH CENTURY FOX

2009年に公開され、興行収入歴代1位をキープし続けるジェームズ・キャメロン監督作『アバター』。それが全部で5部作となって展開されることが明らかになっています。1作目を振り返りながら、2020年から順次公開されていく4作品の最新情報をチェックしましょう。

映画『アバター』がシリーズ化!続編に備えて徹底解説!

公開当時3D映画として画期的だと話題になり、これまでの世界興行収入で歴代1位(27億8800万ドル、日本円では約3114億399万)を記録した大ヒット作『アバター』。なんと1作目の監督を務めたジェームズ・キャメロンが2017年に、続編だけでなく本作がシリーズ化することを発表しました。 本記事では1作目の『アバター』を振り返りながら、これから製作される新作4作についての最新情報を紹介します。

続編シリーズは5部作の予定。それぞれが独立している?

続編製作決定時点から、「アバター」は5部作での構想がされていました。既に、各作品の公開日も仮で決定しているのです!『アバター2(仮)』は2020年12月18日、『アバター3(仮)』は2021年12月17日、『アバター4(仮)』は2024年12月20日、そして『アバター5(仮)』は2025年12月19日の全米公開予定日となっています。 2020年から、毎年一作品ごとに公開されていく五年計画というわけになりますね。どれもクリスマス時期の公開ということで、興行収入の行方も気になるところです。 また各作品は、舞台となるパンドラを共有するも、独立した作品となる模様。シリーズを引き続き手がけるジェームズ・キャメロンは、もう既に4作品(2〜5)の脚本執筆を終えており、『アバター2』のために『アバター』を見る必要がないとColliderのインタビューで明かしています。

1作目『アバター』(2009)のあらすじをおさらい!

人類が地球のエネルギー減少問題を解決する鍵となる、希少鉱物アンオブタニウムが採掘できる衛星パンドラ。そこにはナヴィと呼ばれる先住民が住んでおり、人間は幾度も彼らに資源開発に関する交渉を試みていました。その一環としてRDA(資源開発公社)は、ナヴィと人間のDNAを合わせた人造生命体アバターを生み出します。そして神経を接続することでアバターに憑依し、ナヴィと交流を始めていました。 主人公の元海兵隊ジェイク・サリーは、兄がこのアバターとして任務についていた事から、彼の仕事を引き継ぐことに。アバターとなって、パンドラでナヴィの娘・ネイティリと出会います。原住民たちと交流を深めるジェイクでしたが、RDA社は遂に資源を得るために武力行使という強硬手段に出るのでした。

2009年公開映画『アバター』のキャスト一覧

ジェイク・サリー/サム・ワーシントン

サム・ワーシントン

ジェイク・サリーは、元海兵隊員の主人公。戦争で負傷したことで、半身不随となっていますがアバターに憑依したことで自由に動けるようになり、それを気に入ります。科学者の双子の兄トミーが急死したことを受けて、彼の代わりにアバター計画に参加することに。ナヴィ族から受け入れられ、戦士として彼らと共に戦います。また、ナヴィの娘ネイティリに惹かれます。 演じたのはサム・ワーシントン。2000年に『タップ・ドッグス』でスクリーンデビューを果たし、『アバター』で注目を浴びます。その後は『タイタンの戦い』、その続編の『タイタンの逆襲』や『エベレスト 3D』、『ハクソー・リッジ』に出演。戦う男や、“タイタン系”映画に定評があるのか、2019年にNetflix独占配信された『タイタン』にも出演しています。

ネイティリ/ゾーイ・サルダナ

ゾーイ・サルダナ
©Hahn Lionel/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

ナヴィの狩猟部族であるオマティカヤ族の部長の娘・ネイティリ。ジェイクに出会った時は彼を警戒していましたが、ナヴィについて教えるうちに彼に惹かれていきます。戦士として非常に優れており、戦いでは常に最前に立って部を率いていきます。また、同じ部族の戦士ツーテイという婚約者がいます。 ネイティリを演じたのは、今でこそマーベル映画でガモーラ役として親しまれているゾーイ・サルダナ。『アバター』でブレイクしましたが、それ以前にも『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』や『ターミナル』、『スター・トレック』などの話題作に出演し、着実にキャリアを積んできた女優です。

グレイス・オーガスティン博士/シガニー・ウィーバー

シガニー・ウィーバー
©️Euan Cherry/WENN.com

アバター計画の中心人物となる植物学者。地球に見切りをつけ、パンドラで15年以上アバターとしてナヴィと共に暮らし、生態系研究に勤しんでいました。ネイティリの部族、オマティカヤ族の村に学校を開いたり、文化交流をしたり、平和的な歩み寄りをしたことで信頼を得ていました。 1作目では攻撃的なクオリッチ大佐に反発し、重傷を負ったことでエイワと一体化。しかし、続編にも姿を変えて登場することが決定しています。 演じたのは、シガニー・ウィーバー。SF映画の中の“強い、戦う女”像を切り開いた女優と言っても過言ではありません。代表作の「エイリアン」シリーズ出演後も、SF・ホラー作品に登場することが多いです。『アバター』出演以降は、エイリアンバーの女店主役として『宇宙人ポール』に、マッドサイエンティスト役として『レディ・ガイ』などに出演しています。

マイルズ・クオリッチ/スティーヴン・ラング

マイルズ・クオリッチは、ジェイクと同じ元海兵隊の大佐。RDA社所属の傭兵部隊Sec-Opsのリーダーを務めています。戦争を多く経験しているせいか、好戦的で生粋の軍人キャラ。さらに、先住民族に対する理解が欠けている人物です。ジェイクにナヴィをスパイするように指示しますが、最終的には彼と対峙することに。 クオリッチ大佐も、続編での登場が発表されています。 演じたのはスティーブン・ラング。『アバター』の出演で、筋肉質な軍人キャラクターが定着した俳優です。近年では『ドント・ブリーズ』で失明した元軍人の老人役を怪演したことで、話題に。大ヒットを受けて続編にも出演が決定しています。

トゥルーディ・チャコン/ミシェル・ロドリゲス

元海兵隊のヘリパイロットであるトゥルーディ・チャコン。アバター計画などでは輸送を主に担当しており、ジェイクと親しくなります。そして、クオリッチのような暴力行使に反対し、ジェイクと共にナヴィ側に立って戦うことに。 トゥルーディを演じたミシェル・ロドリゲスもまた、戦う女性キャラを演じるのが印象的な女優です。代表作に「ワイルド・スピード」シリーズ(レティ役)、『バイオハザード』、『ブルークラッシュ』、『S.W.A.T.』、『マチェーテ』があります。先述のシガニー・ウィーバーとは『アバター』以外にも、『レディ・ガイ』で共演しています。

ツーテイ/ラズ・アロンソ

ツーテイはオマティカヤ族の戦士。ネイティリの婚約者であり、最も強い戦士として次の部族長の候補として一目置かれています。ネイティリと恋仲になったことから、ジェイクをライバル視していましたが、最終的には彼を信用し、共闘します。 ツーテイを演じたのは、ラズ・アロンソ。2000年にスクリーンデビューを果たし、その後『コンスタンティン』や『ワイルド・スピード MAX』などに脇役として出演してきました。

『アバター』の世界をより理解する4つのキーワード

1.ナヴィ

衛星パンドラに住む、知能の発達した有尾人種。身長は3メートル前後と巨人であり、全身を青い肌が覆っています。ぞれぞれ肌にある模様が違く、大きな目とネコのような鼻が特徴的です。人間と非常に近い生物ですが、骨格が炭素繊維で補強されているため、頑丈です。 フィーラーと呼ばれる、後頭部に伸びた巻き毛の先端から生体電流を流すことで、情報交換をする能力をもっているのが最大の特徴。これをすることで、動物とも心を通わせることができます。また、言語はナヴィ語。オマティカヤ族の一部は、オーガスティン博士の作った学校によって英語を理解しています。

2.アバター

アバター
©20TH CENTURY FOX

ナヴィと人間のDNAを掛け合わせて作られた、人造生命体。被験者とナヴィのDNAの同調率が高くないと、適合できません。適合者は眠った状態でシンクロ、脳だけがアバターの体を使って活動する状態になります。逆に、アバターが眠りにつくと適合者が起きる仕組みに。 しかし、アバターが起きている状態で適合者側に何らかの問題があり、リンクが絶たれると昏睡状態のまま起きない場合が。アバターの状態で死亡した場合は、死には至らないものの激しい痛みが適合者を襲います。ナヴィたちからは、本体が寝ている間に活動することをから「ドリームウォーカー」と呼ばれています。

3.衛星パンドラ

地球から4.4光年離れた、アルファ・ケンタウリ太陽系の木星型惑星ポリフェマスの衛星。地球に比べて、重力が小さく、稀少な超伝導物質アンオブタニウムが採掘できるという特徴があります。 アバターとなれば問題ありませんが、地球人にとって衛星の大気は揮発成分が多いため自然呼吸ができません。RDA社はそのため「エグゾパック」と呼ばれるフィルターマスクを開発しました。 ナヴィ以外にも多くの生命体が存在しますが、基本的に体は大きく、6本脚という設定が。また、植物が夜光能力を持つため、夜は幻想的な姿を見せるのも魅力の一つです。

4.RDA(資源開発公社)

本作でパンドラから資源を奪おうとする、資源開発公社(Resources Development Administration)。ナヴィたちにとっては侵略者であり、民間軍事会社としての側面も。そのうちの「Sec-Ops」が大佐率いる舞台となっています。 会社の起源は、シリコン・バレーで二人の若者がガレージで企業したベンチャー企業が成長したものと言われています。

ヒットメーカー、ジェームズ・キャメロンが監督を務める

ジェームズ・キャメロン
©︎Ian Wilson/WENN.com

さて、「アバター」シリーズに欠かせないのが巨匠ジェームズ・キャメロンです。「ターミネーター」シリーズをはじめ、『ランボー/怒りの脱出』、『エイリアン2』といった80年代を代表する映画を排出してきた張本人です。監督と脚本をセットで手がけることが多く、強くヴィジュアル的な世界観などを持っていることでも有名。 SFアクション映画を多く排出している印象ですが、中には『タイタニック』といったロマンス映画でも成功している、ハリウッドのヒットメーカーの一人です。2019年に公開された、日本の漫画「銃夢」を原作とした『アリータ:バトルエンジェル』の脚本、製作にも携わっています。 「アバター」シリーズの製作をメインで動いているためか、近年は監督ではなく製作総指揮として映画製作に関わっている印象です。

『アバター』の続編2、3作目は既に撮影終了!

実は、『アバター』公開直後にキャメロン監督は「ヒットすれば続編は絶対に作る」と公言していました。その時点ですでに、3作目までのアウトラインが考えられていた模様。 5部作になることが決定してから、『アバター2』と『アバター3』を同時に撮影スタートし、すでにこの2作は撮影が終了しています。

『アバター2(仮)』に関する詳しい最新情報はこちらから

2025年まで待ちきれない!4、5作目に関する最新情報

では、4作目、5作目はどうなっているのでしょう。 キャメロン監督は、2017年2月にはすでに『アバター5』までの脚本執筆を終了させています。その後、先述の『アバター3』までの撮影を終了し、2019年4月現在では未だに4作目、5作目の撮影を開始したという情報が入っていません。

映画「アバター」シリーズの今後が気になる!

続編、といっても世界観だけを共有するスタンドアローン(単独)映画になる予定の「アバター」シリーズ。2009年に公開した1作目から、10年以上も本シリーズの構想を練りに練っていたことが考えられるため、これらがキャメロン監督の一大プロジェクトであることは明白です。 今後の新たな情報に期待しつつ、まずは2020年公開の『アバター2』を楽しみに待ちましょう!