2017年7月6日更新

実写映画『3月のライオン』後編が公開!あらすじ・キャストを紹介【前編ネタバレあり】

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3月のライオン
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
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羽海野チカの人気漫画『3月のライオン』が実写映画化!

4月22日“愛の後編”がついに公開!

『ハチミツとクローバー』で知られる羽海野チカの将棋を題材にした人気漫画『3月のライオン』の実写映画が前後編の2部作で公開されます。前編は3月18日に公開され、“愛の後編”は4月22日に公開されます。 本作は2016年10月からNHK総合にてテレビアニメとしても放送されています。主人公の高校生プロ棋士・桐山零は神木隆之介が演じます。

『3月のライオン』前編は3月18日に公開

前編は2017年3月18日に全国293スクリーンで大規模公開されました。配給の東宝によると、前編を観た人を対象にしたアンケートでは「後編も必ず観たい」「観ると思う」と回答した人が驚異の96.7%を記録。 この記事では2017年話題の邦画の最新情報、映画をより楽しめる情報をお伝えしていきます。

『3月のライオン』あらすじ

前編のあらすじ

『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
主人公の桐山零は17歳のプロ棋士。幼い頃に両親を亡くし、プロ将棋士・幸田柾近の内弟子として育てられた零はプロ1年目で5段に昇格した早熟な才能の持ち主です。しかし、将棋の世界の外では、高校に1年遅れで入学し、周りに馴染めず孤立するなど、あまりうまくいっていませんでした。 また、将棋に関しても2年目になって壁にぶつかってしまいます。近所に住む川本家との交流などを通じて、獅子王戦、新人戦と迫る戦いに挑む零の苦悩と葛藤を抱えながらも少しずつ成長していきます。 >>>記事後半では前編のネタバレ・後編のあらすじも紹介しています!

前編が5分でわかる!ダイジェスト動画が公開

「闘いの前編」に続き「愛の後編」が4月22日に公開されます。後編公開に先駆け、前編の魅力が5分でわかるダイジェスト動画が公開されました! 前編を観た方も、まだ観ていない方もダイジェスト動画を観れば、映画『3月のライオン』の魅力をもっと知りたいと思うはず。後編を観に行く前に映画の見どころをチェックしましょう!より深く桐山零を中心とした将棋の世界と人間ドラマに入り込めるはず。

実写映画『3月のライオン』主演キャストは神木隆之介

桐山零/神木隆之介

『3月のライオン』桐山零(神木隆之介)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
主人公の桐山零を演じるのは神木隆之介です。内にライオンを秘める若き才能あふれる棋士である零は、幼いころに両親をなくし、父の友人のプロ棋士幸田に引き取られたという過去があります。しかし、幸田の娘・香子らとうまくいかず、幸田の家を出て一人暮らしを始めます。 『るろうに剣心』『神さまの言うとおり』『脳内ポイズンベリー』『バクマン。』と漫画原作の映画に出演し、いずれの作品でも存在感を示していた神木隆之介。これ以上ないベストキャスティングといえるでしょう。原作ファンも神木くんなら納得!? 2016年は4月には門脇麦とのダブル主演作『太陽』が公開、6月には宮藤官九郎監督作品『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』に主演、8月には新海誠新作アニメ映画『君の名は。』で主人公の声をつとめました。 2017年は本作のほかに、『ジョジョの奇妙な冒険』の実写映画に広瀬康一役で出演することが決定しています。

『3月のライオン』“愛の後編”に追加キャスト!伊勢谷友介が参戦!

『3月のライオン』誠二郎(伊勢谷友介)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
映画『3月のライオン』後編からの追加キャストとして伊勢谷友介が発表されました。 伊勢谷の役どころは川本3姉妹の父親・誠二郎。3姉妹を残し、新しい奥さんを作って家を出て行ったダメな父親です。なのにもかかわらず、住むところをなくしたからと3姉妹の元に数年ぶりに現れ姉妹を混乱させます。 そんな伊勢谷友介は、羽海野チカ作品への出演は2回目。映画『ハチミツとクローバー』でも主要キャストとして登場していたのです。後編は伊勢谷だけでなく、エンドロールの曲がスピッツなど、『ハチクロ』ファンに嬉しい演出が隠されています。

二海堂晴信には染谷将太。再現度が凄すぎる!

『3月のライオン』二海堂晴信(染谷将太)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
原作でもおなじみの零のライバル、二海堂晴信役を演じることになったのは、俳優の染谷将太。 細身でイケメンのイメージが強い染谷が二海堂…?と不安になった原作ファンもご安心ください!公開されたビジュアルでは、その再現度の高さがうかがえます。特殊メイクでぽっちゃりしたキャラクターになりきっています。ますます作品を見るのが楽しみになりますね! 染谷は映画の中でしか出会えない二海堂が誕生したと話し、染谷自身のことは忘れてほしいと、意気込みを見せています。

二海堂晴信ってどんなキャラ?

『3月のライオン』6巻
自称桐山零のライバル。心友と書いてライバルと読みます。零とは幼いころから対局してきた仲で、島田の弟弟子。裕福な家の子息ですが、腎臓が悪く、長期戦になると体調が悪化してしまうことがあります。 映画の中でも零を応援する姿は胸が熱くなるものがあります。 二海堂抜きの『3月のライオン』はありえないといっていいほど、重要なキャラクターです。

なぜ二海堂を染谷将太が演じることになったの?

『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
シリアスな役柄や、クールな役が多い染谷将太。染谷は体も細く、どちらかというと目が座っており、はつらつとして可愛らしいイメージのある二海堂とは遠い存在のようにも感じます。 しかし、実際には見事に二海堂を演じた彼ですが監督はなぜ染谷を選んだのでしょうか? 監督は“目力の表現力を損なわないため”に染谷を抜擢したと言います。特殊メイクがうまくいかないとメイクが固くなってしまい、それは演技力にも影響を及ぼします。それを回避できるのが、染谷の大きな目だと思ったそうです。

映画『3月のライオン』をより楽しめる!特典映像が盛りだくさん

ガチンコバトル編

プロ棋士の後藤正宗と島田開のガチンコバトル。にらみ合いながらも干し柿やまんじゅうを口に運んでいく映像が公開されました。将棋を指しているシーンとは思えません。 最後にまんじゅうを食べながら鋭い視線を送る二海堂の演技が、きまっていますね。

愛の一手編

佐々木蔵之介が演じる島田開と、神木隆之介扮する桐山零の一局。桐山が勢いよく指した一手のあと、島田による一手で「なんだか指しにくい」と感じます。そして、次に島田が指した駒には「愛」の文字が。この駒がさす意味とは?

将棋とお金編

高校生棋士の桐山零ですが、対局料はいっちょ前。試合に勝てば60万円の賞金がでるようです。作中での桐山の年収は780万円で、高校の担任・林田よりも多く貰っているかも…?とのこと。

盤上のドラマ編

駒に人格を持たせユーモアに描いた盤上のドラマ。駒田飛男と名乗る飛車が、歩美ちゃんなる歩兵にお近づきになろうと試行錯誤。しかし飛男が追っていた歩美ちゃんはすでに消えてしまい、とみ子という女の子になっていたのです。とみ子は王さんに夢中で…。 将棋のルールも簡単にわかり、映画を観るのがさらに楽しみになりそう!

プロ棋士の世界をちょっと紹介!

『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
『3月のライオン』は将棋のプロの世界を描いていますが、多くの方にとってあまりなじみ深い世界ではないでしょう。そこで簡単に紹介させていただこうと思います。

順位戦

プロの棋士の世界には順位戦というものがあります。勝率が高ければ順位が上がり、低ければ下がります。上から「名人」「A級」「B級1組」「B級2組」「C級1組」「C級2組」となるので、A級棋士の島田は名人の次くらいに強いということになります。主人公の桐山零は原作9巻でC級1組からB級2組に昇級しました。

棋士の収入は?

名人クラスになると1億円(実際の棋士で一番年収が多い羽生善治は約1億円)くらいと言われています。作中ではC級1組からB級2組に昇級した桐山の年収が780万となっていましたので、A級になると、最低でも年収1000万にはなるだろうと思われます。

零を受け入れる川本家を演じるキャストたち

川本あかり/倉科カナ

『3月のライオン』川本あかり(倉科カナ)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
川本家の長女あかりは20代前半ですが、母が早くになくなってしまい、父もいなかったため、ふたりの妹の親代わりのような存在になっています。家事をしながら、祖父の経営する和菓子屋を手伝う一方、伯母の経営するクラブでホステスとしても働いています。 長女あかりを演じるのは倉科カナです。『名前をなくした女神』や『私が恋愛できない理由』など多くのドラマに出演する人気女優の出演に期待が高まります。

川本ひなた/清原果耶

『3月のライオン』川本ひなた(清原果耶)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
桐山零がよく夕食を一緒に食べる川本家の次女。本作のヒロインです。物語開始時は中学2年生で、9巻からは高校生になります。 クラスのいじめを止めようとする強い心を持っており、中学生にしてお金を稼ぐことの大変さを知っているなど大人びた面もありますが、恋愛に関しては小学生レベルです。 500人ものオーディションを勝ち抜き、本作ヒロインの座を射止めたのが清原果耶です。ファッション誌『nicola』でモデルとしても活躍中の清原。役者デビュー作となった、NHKの朝ドラ『あさが来た』で女中のふゆを演じ注目を集めました。 今回演じる純真なイメージのヒロイン・川本ひなたにも期待ができそうです。

川本モモ/新津ちせ

川本モモ(新津ちせ)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
川本家、保育園児の末っ子モモは、一見するとあかりと親子にも見えますが、姉妹です。とても人懐っこく零にも1番に懐きます。そんな川本家の天使のような存在である川本モモを演じるのは新津ちせです。 きよらの卵のCMに登場する猫の声を当てており、映画『ピンクとグレー』に出演した子役です。

相米二/前田吟

『3月のライオン』川本相米二(前田吟)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
川本家3姉妹の祖父で和菓子屋を経営する相米二を前田吟が演じます。代表作の『男はつらいよ』シリーズのほか、ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』や『マッサン』などにも出演しています。

川本美咲/板谷由夏

『3月のライオン』美咲(板谷由夏)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
川本美咲は川本家3姉妹の叔母で、将棋連盟関係者や棋士が多く利用する銀座のスナックを経営しています。 美咲を演じるのは板谷由夏です。1994年にモデルとしてデビューしましたが、1999年には女優としてもデビューし、その後多くのドラマや映画に出演しています。

幸田家を演じるキャスト

零の師匠・幸田柾近を演じるのは豊川悦司

『3月のライオン』幸田柾近(豊川悦司)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
棋士だった主人公・零の父親の親友である幸田柾近は、家族をなくした零を内弟子として引き取り、棋士として愛情を持って育てました。 幸田柾近を演じるのはベテラン大物俳優・豊川悦司です。幸田柾近は両親をなくした零を内弟子として育てる零にとって育ての父となります。 若い役者たちをどっしりと脇で支えてくれることでしょう。

有村架純は幸田香子を演じて新境地を切り開く!

『3月のライオン』幸田香子(有村架純)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
主人公・零を引き取った幸田家の長女・幸田香子。零を引き取った後、父親の愛情を奪われてしまったと感じており、零に対しては辛辣な態度をとるなど複雑な感情を抱いています。 そんな難しい役どころを演じるのはNHK朝ドラ『ひよっこ』の主演も決定した、今ひっぱりだこの女優・有村架純です。 これまで朝ドラ『あまちゃん』への出演やNHK紅白歌合戦の司会を務めるなど清純なイメージの強かった彼女。一方で『ビリギャル』では全頭金髪にして撮影に挑むなど、イメージにとらわれない役柄もこなしてきました。
『3月のライオン』幸田香子(有村架純)
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
本作で演じる幸田香子のキャラクターは新たな挑戦と言えそうです。

島田研究会の島田開を演じるのは佐々木蔵之介

『3月のライオン』島田開(佐々木蔵之介)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
桐山零が参加することになる研究会を主宰する山形県出身のA級棋士。8段で、プロ棋士の中でも屈指の実力を誇りますが、華がないと言われています。髪の毛が薄いことがコンプレックス。後輩にはよく慕われています。 山形の人々から熱烈に応援されており、その応援がプレッシャーとなって胃に負担がかかっています。 他の棋士からも慕われるが地味な島田開を演じるのは佐々木蔵之介です。

棋士を演じるキャストも豪華!

宗谷冬司/加瀬亮

『3月のライオン』宗谷冬司(加瀬亮)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
史上初7大タイトルを制覇するなど、棋士のトップに君臨し続ける天才的な才能を持つ宗谷冬司。原作では独特な空気感を醸し出す宗谷を演じるのは加瀬亮です。思ったよりも撮影が過酷だったらしく、撮影後の食堂では癖が取れないまま人差し指と中指で食券を渡してしまったと話しました。 『それでもボクはやってない』や『SPEC』シリーズなどが代表作にあります。個性的な独特な演技をする加瀬亮に期待したいです。

後藤正宗/伊藤英明

『3月のライオン』後藤正宗(伊藤英明)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
強面のA級プロ棋士である後藤正宗役を演じるのは伊藤英明です。将棋を指す際に目で相手を威嚇し、将棋仲間からは「将棋にあの目力はいらない」と囁かれるほどの目力の持ち主です。 代表作には『海猿』シリーズなどがあり、筋肉質な綺麗な体格を持つ彼には強面が似合います。初めての棋士役だという伊藤は、「一手一手に感情と意味を込めてうつ将棋は、男の勝負の世界」と語り、その役どころに惹きこまれたようでした。

柳原朔太郎/斉木しげる

『3月のライオン』柳原朔太郎(斉木しげる)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
60歳を超えてもなお第一線で活躍する現役最年長の棋士・柳原朔太郎を斉木しげるが演じます。 大竹まことときたろうと共にコントユニット「シティーボーイズ」を結成し、近年でも約毎年のペースでライブを行っている他、俳優の活動もコンスタントに行っています。

三角龍雪/中村倫也

『3月のライオン』三角龍雪(中村倫也)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
通称「スミス」と呼ばれる零の先輩棋士、三角龍雪。零を後輩としてかわいがる一方で、棋士としては一目置いています。 三角を演じる中村倫也は2005年にデビューし、2016年には2度目の映画主演を『星が丘ワンダーランド』で務めました。

松本一砂/尾上寛之

『3月のライオン』松本一砂(尾上寛之)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
攻撃的な棋風で、三角と仲がいい棋士の松本一砂は尾上寛之が演じます。 尾上は、1994年に子役としてNHK連続テレビ小説でデビューし、その後も何度も朝ドラに出演しています。『ROOKIES』の今岡忍役で一気に知名度を上げました。

山崎順慶/奥野瑛太

『3月のライオン』山崎順慶(奥野瑛太)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
スキンヘッドに眉ナシという風貌の五段棋士・山崎順慶。零の新人戦の相手となります。 そんな山崎を演じるのは、奥野瑛太。2009年に俳優デビューを果たしました。未だ主役の作品はないようですが、コンスタントに俳優活動を行っており、これから注目の俳優です。

安井学/甲本雅裕

『3月のライオン』安井学(甲本雅裕)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
負けると家庭でDVを行うなど、かなり気性が荒い棋士の安井は、甲本雅裕が演じます。 自身は俳優として活動していますが、実の兄はTHE BLUE HEARTSのボーカル、甲本ヒロトです。甲本雅裕はNHK大河ドラマや朝ドラ等に多数出演しているほか、多くの作品に名脇役として出演しています。

引っ張りだこな俳優・高橋一生も参戦!

林田高志/高橋一生

『3月のライオン』林田高志(高橋一生)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
零が通う駒橋高校教師で、自身も将棋が大好きな林田高志。零の才能にもいち早く気が付きます。 林田先生を演じるのは、2016年だけでも映画『シンゴジラ』やドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『僕のヤバイ妻』等話題作に出ずっぱりの高橋一生。イケメン名脇役として本作の演技にも注目です。

高橋一生流・色気の出し方とは?

4月13日に行われた特別試写イベントに神木隆之介や高橋一生らが登壇。神木から「色気の出し方は?」と踏み込んだ質問を受けた高橋は、苦笑いしながらも「意識しないこと」とコメントし、会場は黄色い歓声に包まれました。 ドラマ、映画、CMと引っ張りだこな俳優、高橋一生。本作でも色気は健在のようです。

その他のキャスト紹介

神宮寺崇徳/岩松了

『3月のライオン』神宮寺崇徳(岩松了)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
日本将棋連盟の会長を務め、第16世名人として新人の才能が育つことを楽しみとしています。釣りが趣味で陽気な性格であり、宗谷を公私共にサポートします。 そんな神宮寺を演じるのは岩松了です。ドラマ『時効警察』シリーズ等に出演しているほか、映画やドラマの脚本や監督も務めています。

あのシーンも!予告編が到着

見所がいっぱい詰まった、新たな予告編が公開されました。豪華なキャストが入れ替わり立ち替わり登場し、その一人一人の思いが垣間見えてくる予告編に本編がますます楽しみになりますね。 この作品の魅力はなんといっても登場人物たちがみんな葛藤しながら、成長していく様でしょう。様々な立場の人間のそれぞれの思いを抱えており、触れ合ったりぶつかったりしながら各々こたえを見つけていきます。 1分30秒ほどの予告編の中にも、漫画で見覚えのあるシーンが含まれており、原作ファンの方としては早く全体像が観たいという思いが強まったのではないでしょうか。

神木隆之介演じる桐山零の姿が公開!

『3月のライオン』桐山零(神木隆之介)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
新たに公開された場面写真では、主人公の桐山が桜の前で複雑な表情を浮かべながら立っています。 桐山のもつ悲しさや孤独がにじみ出た場面となっています。

桐山零役は神木隆之介以外考えられないほどのはまり役!

『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
今作で桐山零役に抜擢された神木隆之介は、当時まだ2歳だった1995年のCMデビューを皮切りに、1999年のテレビドラマ『グッド・ニュース』でドラマデビューを果たし、幼少期から子役・俳優として最前線で活躍してきました。そして本作である桐山零は、幼いころの境遇から将棋の道に入り中学生でプロに昇段した若手棋士です。 監督の大友啓史は、神木隆之介の幼少時からのキャリアが主人公・桐山零というキャラクターと重なるのではないかと考えたことが、起用の理由だと語りました。 公開された画像からも主人公・桐山零の背負うものの重さがしっかりと滲み出ています。大友啓史監督も太鼓判を押す配役である神木隆之介の演技に大注目です。

監督は『るろうに剣心』の大友啓史

映画『るろうに剣心』シリーズの監督として知られる大友啓史は、実は人気を博した朝ドラ『ちゅらさん』などの演出も手掛けていました。また、2016年には生田斗真主演の『秘密 ―トップ・シークレット―』と小栗旬主演の『ミュージアム』と2本の監督作品が公開されています。

神木隆之介と二人きりで将棋が指せる!!

映画『3月のライオン』の配給会社Asmik Aceの公式YouTubeアカウントにて主演の神木隆之介と二人きりで将棋を指しているかのような体験ができるVR映像が収録された動画が公開されました! 二人きりの和室で神木隆之介に優しく指南されながら将棋をさすことができます。編集部でもVRスコープを使って試してみましたが女性編集者みんな大興奮でした! また、この動画ではロケ地の巡礼をバーチャルリアリティの世界で体験することができます。VRスコープがなくても、画面の中では360度見渡してみることができるので是非試してみてください。
『3月のライオン』聖地巡礼VR・メイン写真
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
この写真を見ると現実に戻ることができますね。

映画『3月のライオン』の主題歌が決定!

ぼくのりりっくぼうよみ「Be Noble」
映画『3月のライオン』の主題歌と担当アーティストが決定しました!主人公・零の葛藤を描いた怒涛の前編の主題歌を担当するのは、弱冠18歳の若手ミュージシャン・ぼくのりりっくぼうよみ。 2014年に若手ミュージシャンの登竜門である「閃光ライオット」のファイナリストに選出され注目を浴び、2015年に現役高校生シンガーとしてデビューしました。主題歌となる曲の名前は「Be Noble」。自身初の映画主題歌であり、本作のために書き下ろした曲となっています。
藤原さくら「春の歌」
零と周りの人々が未来に向かって歩み出す後編の主題歌を担当するのは藤原さくら。2014年、高校生の時にインディーズデビューを果たしました。そして翌年には「Just one girl」が広瀬すず主演ドラマ『学校のカイダン』の挿入歌として採用され、メジャーデビューを果たしました。また、2016年には月9ドラマ『ラヴソング』に重要な役柄で出演し、主題歌も担当しました。 藤原さくらが歌う映画『3月のライオン』後編の主題歌は「春の歌」。ロックバンド・スピッツの曲のカバーとなっています。この曲は原作者の羽海野チカが本作のイメージソングのように位置付けている曲だとのことです。

原作漫画は未完。映画版のラストはどうなる?

3月のライオン12巻
本作は中学生にしてプロ棋士となった主人公桐山零が将棋を通して他の人と触れ合い成長してゆく物語。作者は『ハチミツとクローバー』の羽海野チカです。 原作の漫画は現在進行中であり、実写映画公開のほかにも、アニメも放送されています。 原作が完結していない状態でアニメ・実写映画化が進むなか、実写映画の結末について大友啓史監督は、原作者の羽海野チカが目指すラストを聞きながら脚本すると語っています。 漫画・アニメ・実写映画と、話の結末が気になる作品です。

勢い止まらず!アニメは第2シリーズが10月より放送開始

3月18日に映画の前編が公開され勢いを増す本作。映画公開と同日に第1シリーズの放送が終了したアニメ版『3月のライオン』ですが、早速第2シリーズ放送の予定が発表されました。 第2シリーズは10月よりNHK総合にて放送開始予定。またNHK Eテレでは4月7日より第1シリーズを再放送するとのことです。是非この機会に、作品の世界に思いっきり入り込んでみてはいかがでしょうか?

原作『3月のライオン』は将棋漫画というより少年の成長ドラマ!

『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
将棋、と聞いて、「将棋とかよくわかんな~い」と思ってしまったあなた。大丈夫です。本作『3月のライオン』は将棋がわからなくても楽しめる作品です。本作で描かれるのは、「将棋」を人生のすべととらえていた少年が、周囲の人々と交流し愛を知ることで将棋と改めて向き合い、また自身に向き合っていく成長の物語です。 そういった意味で本作は、将棋漫画というよりも、少年の成長ドラマであると言えるでしょう。 『ハチミツとクローバー』同様、あたたかみのあるタッチで、かわいげのあるキャラクターが魅力的に描かれているので、ハチクロファンにはおすすめできる作品になっているだろうと思います。

原作者・羽海野チカ先生も絶賛!!

『ハチミツとクローバー』や『3月のライオン』など、多くの人気作を執筆している漫画家羽海野チカ。原作者である彼女が実写映画を鑑賞した感想が届きました!漫画は密度のあるものこそ読者に愛され、手元に置いて貰えると考えている羽海野先生。ストイックに作品に向き合い、読者に愛される作品を輩出している彼女は今回の映画化作品を見てどのように感じたのでしょうか?
気づくと作品の世界に引き込まれている…そういう力がこの映画にはありました。大友監督は本当に凄い、大友さんが監督を引き受けてくださって良かったと心から思いました。また監督が「桐山零を見ていて、自分がこの仕事をすると決めて一本立ちをしたときのことを思い出しました」とおっしゃってくれたことも嬉しかったです。
島田開八段に関してはこんな秘話があったそう!キャスティングに関して羽海野先生のコメントを見てから映画を見るでは印象が変わります。
神木さんは、指し方が美しくて棋士そのものです。演じているというよりも役として生きているというか、まるでプロ棋士の対局を見ているのかと思うくらい、手つきも仕草も本物の棋士でした。 実は、島田開八段のモデルは佐々木蔵之介さんです。漫画を描くときは、蔵之介さんの頭蓋骨を頭のなかに思い浮かべて描いています。その蔵之介さんが島田役を引き受けてくれた! 漫画本のなかから現実世界にそのまま出てきたようで、夢のようでした。

映画『3月のライオン』前編のネタバレ

以下ネタバレとなっておりますので閲覧には十分お気をつけください。 主人公・桐山零は早くに交通事故で両親を亡くし、葬式で出会った幸田柾近に内弟子として引き取られることになります。 家族を亡くし、将棋をしなければ生きていけない環境で育てられた零は必死で将棋の腕をあげる他生きていく術がないのでした。そして零は生きるために将棋を必死で勉強します。 そんな零の努力が実を結び、幸田家の子供たち香子と歩に将棋で勝ちましたが、そのことがきっかけでプロ棋士を目指していた幸田の子供たち二人は将棋の道を幸田から閉ざされてしまい、親子の関係は修復不可能になってしまいます。零に将来の夢も、親も全て取られたと憎む香子への責任を感じて零は幸田家を出て行き、川が見えるアパートで一人暮らしを始めます。
『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
学校では1年遅れて今通う高校に編入したため、クラスには話すことができる友達はほとんどおらず、友達は担任の林田先生だけ。史上5人目となる中学生でプロ将棋士になった天才は、学校では特に華やかな生活は送らず、日常生活でもカップラーメンをすする毎日を送っていました。 そんなある日、自分の師匠でもあり、育ての親でもある幸田柾近と将棋で対戦することになるのですが、零は柾近を打ち負かしてしまいます。育ての親に買ってしまった罪悪感で悲哀感に苛まれる零を気にかけ先輩技師である三角龍雪と松本一砂に連れられスナックを訪れますが、そこでビールを一気飲みしてしまい駅で酔い潰れたところを川本あかりに介抱されます。 目覚めた零がいた場所は川本家。この日をきっかけに人懐っこい三女のもも、正義感あふれる次女のひなた、そして早くに母を亡くし、家を出てった父に代わり、妹2人の母親代わりとなった長女のあかりの三姉妹と一緒に食卓を囲んだり、何かとお世話になるようになります。
『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
川本家の優しさとおいしいご飯に触れ、少しずつ心のわだかまりが溶け出した零。しかし、そんな彼の元に香子が現れます。香子は父である幸田柾近の弟弟子であり、既婚者の後藤正宗と微妙な関係を続けていました。そんな香子を咎める零ですが香子はそんなことお構いなし。 そして、初詣でばったり出会った香子と腕を絡ませる後藤に向かい、零は”獅子王戦で後藤を打ち負かしたら香子と別れてくれ”と頼みます。しかし、後藤と対戦する前に零はA級棋士の島田開を倒さねばなりませんでした。後藤に気をとられ島田との対戦を舐めてかかってしまった零。しかし、島田はそれに対して怒るわけでもなく、ただ静かに零を見つめ落ち着くように諭すのでした。これを機に、零は島田が主宰する島田研究会に入ることになります。
『3月のライオン』
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
島田と後藤の準決勝戦、おやつタイムを睨み合いをするほどの激戦を勝したのは島田開。決勝で島田と戦うことになるのは、史上初の7タイトルを制した天才・宗谷冬司。島田は宗谷との戦いで逆転勝利出来る状況にあったものの、その手を思いつくことができず、宗谷の勝利となります。 宗谷との戦いの後、もぬけの殻のようになってしまった島田を心配する余裕もなく、獅子王戦の後には新人戦が待ち構えており、「新人戦で優勝し、新人王になる!」と心友でもありライバルでもある二海堂晴信に宣言される零。零も新人王になるため、そして二海堂と戦うために戦いを勝ち抜きます。 準決勝、零は見事に勝ち抜き決勝へ進出しますが決勝戦出場者の欄に二海堂の名前はありませんでした。二海堂は試合中に体調を崩し、試合終了となってしまったのです。もともと二海堂には腎臓に持病があり、そのふくよかな体型もその影響でした。
『3月のライオン』山崎順慶(奥野瑛太)
©2017映画「3月のライオン」製作委員会
それを知った零は、二海堂の仇を討つためにも新人戦で優勝しようと奮闘します。そして迎えた決勝では二海堂や島田研究会の面々に応援されながら見事優勝し、新人王になるのでした。

前編を観た後は!映画『3月のライオン』の後編のあらすじを予習

『3月のライオン』
(C)2017 映画「3月のライオン」製作委員会
無事、新人王になった主人公・桐山零は落ち着いた日々を迎え、新年を川本家で迎えます。零があかりに介抱され、川本家に通うようになってからもう1年が経っていました。零を恨み蔑む義姉・香子は相変わらず後藤との曖昧な関係を続けるも後藤の心が自分にないことを実感しています。 そんな零にある対戦の話が。それは史上初7大タイトルを制覇した天才棋士・宗谷冬司名人との対戦の話でした。天才同士の戦いとあり、スポンサーも多く付き注目を集める対戦に日本将棋連盟会長・神宮寺崇徳や最年長プロ棋士・柳原朔太郎は大はしゃぎ。断るに断れない零は渋々その対戦を受け入れ、宗谷との決戦を迎えます。 一方、川本家には見慣れない顔が訪れていました。それは川本3姉妹を捨てて家を出た父・誠二郎。母を失った川本3姉妹をおいて、外で奥さんと子供を作って出て行った父がいきなり現れ、「また一緒に暮らそう」というので3姉妹は驚いてしまいます。 さらに、川本家の次女・ひなたが学校でいじめに遭っていることが発覚。それぞれが人生の分岐点に立たされた登場人物たちがそれぞれの壁を乗り越えていく姿が描かれていきます。 映画『3月のライオン』は前編は2017年3月18日に、後編は2017年4月22日に公開です!