2020年3月12日更新

藤原竜也おすすめ映画ランキング&2020年最新作を紹介!【『太陽は動かない』公開】

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『22年目の告白 私が殺人犯です』
(C)2017 映画「22年目の告白 私が殺人犯です」製作委員会

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一般人から殺人犯までもお手の物!演技派俳優・藤原竜也の出演映画ランキング&2020年最新作

藤原竜也は1982年5月15日生まれ、埼玉県秩父市出身の俳優です。1997年、舞台『身毒丸』の主役オーディションで世界的演出家・蜷川幸雄に見出され、初舞台を踏みました。 以降、蜷川作品をはじめとする舞台で座長を務め、鍛え上げた豊かな表現力と役が取り憑いたような演技を武器に映像分野にも進出。「デスノート」、「カイジ」シリーズといった人気漫画の実写映画化作品を次つぎとヒットに導き、確固たる地位を築きました。 この記事では、まずは藤原竜也の2020年最新作を紹介。そして、藤原が過去に出演したおすすめの映画13作品をランキング形式で紹介していきます!

『カイジ ファイナルゲーム』(2020年)

2020年1月10日(金)から公開の映画『カイジ ファイナルゲーム』。本作は藤原竜也が主演を務める映画版「カイジ」の3作目にして、最終章となります。前作「人生奪回ゲーム」から9年の時を経て、「カイジ」の強烈で“クズすぎる”世界観が甦りました。 最終章で描かれるのは、原作者・福本伸行が考案したオリジナルストーリー。2020年の東京オリンピック後、日本の景気は急激に失速し、カイジも再び自堕落な生活を送っていました。ある日、彼は一獲千金の可能性を秘めた、とあるイベントの存在を知りますが……。 天海祐希、松尾スズキ、生瀬勝久らが過去作から再登場するほか、新田真剣佑や関水渚、福士蒼汰、吉田鋼太郎ら新キャストが参戦。カイジが新たに挑む4つのゲーム「バベルの塔」、「最後の審判」、「ドリームジャンプ」、「ゴールドジャンケン」の結末にも注目です!

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『太陽は動かない』(2020年)

2020年5月に全国公開予定の『太陽は動かない』。人気小説家・吉田修一が描く、通称「鷹野一彦」シリーズ3部作が、藤原竜也主演で映画&連続ドラマ化されることになりました。 映画版の原作となるのは、「太陽は動かない」「森は知っている」の2編です。産業スパイ組織「AN通信」の諜報員・鷹野一彦(藤原竜也)と相棒の田岡亮一(竹内涼真)が、太陽光エネルギー開発技術をめぐる陰謀の渦中へと身を投じ、各国のスパイや権力者と対峙します。 鷹野は心臓に小型爆弾を埋め込まれており、24時間ごとに死の危険が迫るという、藤原お得意の極限状態に追い込まれた役どころ。海外での大規模ロケも行われ、壮大なスケールで描かれるジャパニーズ・スパイアクションに期待が高まりますね! ではここから、藤原竜也おすすめ映画ランキングを紹介していきます。

13位:『MONSTERZ』(2014年)

操る男と操られない男の闘いを描いた映画

『MONSTERZ』は2010年の韓国映画『超能力者』を、『リング』の中田秀夫監督がメガホンを取り、藤原竜也と山田孝之の共演でリメイクした作品です。 一目見るだけで他人を支配する能力を持つ男(藤原竜也)が、唯一能力が効かない男(山田孝之)と出会い、激闘を繰り広げる様を描くアクションサスペンス。親にすら見捨てられた男の孤独、思い通りにならない存在に対する怒りや執着を、藤原竜也が迫真の演技で表現しました。 視線だけで他人を操るという設定のキャラクターに、藤原の深淵を覗くような眼差しと鋭い目力がマッチしており、圧倒されてしまうことでしょう。

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12位:『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(2010年)

生死を賭けた極限の推理ゲーム

『氷菓』などの米澤穂信の小説を、主演の藤原竜也をはじめ、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也ら豪華キャストの共演で映画化した『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』。 「自給11万2千円で実働7日間」の高額報酬につられ、謎の心理学実験に参加した男女10人が、過酷な心理ゲームを展開する密室サスペンスが描かれました。藤原演じるフリーターの青年・結城理久彦も軽い気持ちで参加したのですが、2日目に参加者のひとりが何者かに殺害され、全員が疑心暗鬼に陥っていくのです。 藤原竜也と言えば、“巻き込まれ系”の役を演じる時に輝く俳優!理不尽な状況に怯え、感情を爆発させたときの叫びが、緊迫感と現実味を持たせていました。

11位:『デスノート Light up the NEW world』(2016年)

あの壮絶な死闘から10年後を描いた映画

前作『デスノート the Last name』の10年後を描く、「デスノート」シリーズ正当な続編『デスノート Light up the NEW world』。 神と崇められた「キラ」こと夜神月(藤原竜也)の死後、サイバーテロが世界規模で頻発し、超高度情報化社会となった日本に現れた3人の天才たち。彼らを中心に、対策本部捜査官とLの後継者、サイバーテロリストらによる6冊のデスノートをめぐる闘いが幕を開けました。 主演は東出昌大、池松壮亮、菅田将暉に変更され、過去作から弥海砂(戸田恵梨香)、L(松山ケンイチ)、夜神月らが再登場しています。月は信奉者の一人が拡散した動画、声を再現したコンピューター音声での登場のみですが、相変わらずのカリスマっぷりが大きな話題となりました。

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10位:『藁の楯』(2013年)

極悪犯罪者役に徹底的になりきった映画

漫画家・木内一裕の小説家デビュー作を、三池崇史監督が映画化した『藁の楯』。主演の大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也ら実力派キャストが集結しました。 孫娘を殺害された富豪により、10億円の賞金がかけられた殺人犯の護送を命じられた5人のSP、刑事たちの孤独な闘いを描くサスペンス・アクション。藤原演じる清丸国秀は女児を狙う凶悪殺人犯で、彼への憎悪と欲に目がくらんだ全国民、警察関係者からも追われる“クズ”です。 「デスノート」の月は、自らの正義のために必要悪と信じて殺人に手を染めましたが、清丸はサイコパスそのもののキャラクター。感情を抑えた“静”の演技で、追われる身となっても犯罪を楽しみ、得体の知れなさを醸す極悪犯罪者になりきりました。

9位:『僕だけがいない街』(2016年)

タイムリープを描く人気コミックの実写映画化

「僕街」の愛称で親しまれ、同年にTVアニメ化、2017年にドラマ化もされた三部けいの人気漫画を実写映画化した『僕だけがいない街』。 タイムリープする現象「リバイバル」に巻き込まれた藤沼悟が、過去の未解決事件と向き合い、真相解明のために奮闘するSFサスペンスです。藤原竜也演じる悟は「リバイバル」することを除けば、漫画家としてなかなか売れず、アルバイトで生計を立てるごく普通の青年です。 どこか冴えないながらも、母親や友人、そして愛する人を救うために闘う姿には感情移入しやすく、身近に感じられるでしょう。藤原にしては珍しい役柄ですが、生死をかけたストーリーは彼の十八番!新たな一面を発見できる作品かもしれません。

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8位:『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009年)

ギャンブル漫画の最高峰を映画化

福田伸行によるギャンブル漫画の金字塔を、藤原竜也主演で実写映画化した、「カイジ」シリーズの第1作目『カイジ 人生逆転ゲーム』。 本作の主人公は、自堕落な日々を送るフリーター・伊藤カイジ(藤原竜也)。知人の借金の連帯保証人になり、多額の債務を背負わされた彼は、金融会社社長・遠藤(天海祐希)の勧めで豪華客船で行われるギャンブルに参加することになるのです。 地獄のゲーム中に生まれる喜怒哀楽、泥臭い姿、苦悶の表情などなど……感情むき出しのカイジを見事に演じ切っており、代表作の一つになりました。普段のクズっぷりと、心理戦での勝負強さとのギャップもとても魅力的で、最後まで目が離せません!

7位:『バトル・ロワイアル』(2000年)

世の中に衝撃を与えた問題作

巨匠・深作欣二監督作にして、超問題作「バトル・ロワイアル」シリーズの第1作目。高見広春の同名小説を、藤原竜也、栗山千明、塚本高史ら豪華な顔ぶれで映画化しました。 物語の舞台は、大不況により無法地帯となった近未来。日本では新世紀教育改革法「BR法」が制定され、全国の中学3年生から選ばれた1クラスを無人島に集め、最後のひとりになるまで殺し合わせるサバイバルゲームが行われていて……。公開当時、少年犯罪が問題視されていたことから、国会でも取り上げられたんだとか! 藤原が演じたのは、不運にも殺し合いに巻き込まれた主人公・七原秋也です。後に代名詞となる慟哭のような叫びは凄まじく、日本アカデミー賞主演男優賞、新人俳優賞をW受賞しました。

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6位:『サンブンノイチ』(2014年)

裏切りに次ぐ裏切りを描いた映画

お笑い芸人の品川祐こと品川ヒロシ監督がメガホンを取り、木下半太の同名小説を映画化した、長編監督作第3作目『サンブンノイチ』。 人生の一発逆転を狙い、銀行強盗を見事に成功させたキャバクラの店長・シュウ(藤原竜也)、ボーイのコジ(田中聖)、常連客の健さん(小杉竜一)の3人の男たち。彼らは取り分を巡って仲間割れし、様々な人間の思惑と裏切りが入り交じる、騙し合いに身を投じることになるのでした。 本作で演じるシュウもまた、何者かに追われる身となっているキャラクターです。藤原が個性豊か過ぎるキャストを相手に、コントのようなかけ合いを展開する姿は新鮮!裏切りにつぐ裏切り、二転三転するストーリーに引き込まれてしまいます。

5位:『デスノート』(2006年)

漫画、アニメ、映画と話題になり社会現象を巻き起こした映画

大場つぐみ原作、小畑健作画による漫画、それを原作としたTVアニメ、映画シリーズ共に大ヒットを記録した「DEATH NOTE」。映画『デスノート』は、邦画史上初となる前・後編の2部作として制作され、社会現象を巻き起こしました。 本作の主人公は、“名前を書かれると死ぬ”ノートを手にした、エリート大学生・夜神月(藤原竜也)。ノートの力が本物だと知った彼は、自らの正義に則った理想的な世界を作るため、世界中の凶悪犯の名前をノートに書き込んでいくのですが……。 藤原竜也はL(松山ケンイチ)との頭脳戦や必要悪に染まることへの葛藤、新世界の神「キラ」としてのカリスマ性など、月の要素を完璧に再現しています。彼でなければ、映画「デスノート」の世界観は完成しなかった!と、原作ファンからも絶賛されるほどでした。

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4位:『Diner ダイナー』(2019年)

殺し屋に食事を提供するドSなシェフを演じる

『さくらん』、『ヘルタースケルター』の蜷川実花監督作『Diner ダイナー』。ホラー作家・平山夢明の第13回大藪春彦賞受賞作を、藤原竜也主演で映画化しました。 人生のどん底に陥り、ウエイトレスとして身売りされてしまったカナコ(玉城ティナ)。その身売り先は何と、天才シェフ・ボンベロ(藤原竜也)が営む殺し屋専用のダイナーでした。彼自身も元殺し屋で、逆らえば待つのは死のみという、異様な世界が描かれました。 蜷川監督ならではの極彩色のセットが、恐ろしくも美しい世界観を演出しています。玉城ティナ相手にドSっぷりを発揮していたり、料理する姿が何とも言えずセクシーだったりと、藤原の新たな一面が開花した作品かもしれません。

3位:『るろうに剣心 京都大火編』(2014年)

明治幕府転覆を狙う超人気悪役キャラを怪演

国内外で圧倒的人気を誇る和月信宏の同名漫画を、佐藤健主演で実写化した時代劇アクション「るろうに剣心」シリーズの第2作目「京都大火編」。 新時代の訪れと同時に刀を逆刃刀に持ち替え、平穏な日々を送っていた緋村剣心(佐藤健)。彼はある日、大久保利通(宮沢和史)から、志々雄真実(藤原竜也)の暗殺を依頼されます。剣心の跡を継ぎ、影の人斬りとなった志々雄との新たな闘いの幕開けが描かれました。 藤原演じる志々雄は、悪役なりの美学やポリシーを貫き通した生き様から、原作でもトップクラスの人気を誇るキャラクターです。自らを消そうとした明治政府を憎み、日本壊滅を目論む悪のカリスマ、背筋も凍るような“最狂の”敵を見事に再現しました。

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2位:『るろうに剣心 伝説の最期編』(2014年)

剣心VS志々雄!新旧“影の人斬り”同士の闘いの行方は……

原作の「京都編」をベースに、第2作目「京都大火編」と前後編2部作として公開された、映画「るろうに剣心」シリーズ第3作目「伝説の最期編」。主演の佐藤健、ヒロインの武井咲、神木隆之介に江口洋介、福山雅治ら豪華キャストが共演しました。 剣術の師匠・比古清十郎(福山雅治)との修行の中で自身を見つめ直し、飛天御剣流の奥義を習得した剣心が、志々雄一派との壮絶な死闘に挑みます! 志々雄は全身の火傷痕を隠すために、顔から足の先まで包帯で覆われている難役ですが、声の抑揚や視線のみで凄まじい怪演を披露しました。後半からはアクションが激しくなり、“志々雄スーツ”を着用していた藤原は殺陣に苦労したはずですが、全くそれを感じさせませんでした。

1位:『22年目の告白-私が殺人犯です-』(2017年)

大ヒット韓国映画のリメイク作品!藤原竜也が殺人犯に

2012年公開の韓国映画『殺人の告白』を、入江悠監督がメガホンを取り、藤原竜也と伊藤英明の共演でリメイクした「22年目の告白」。 舞台を日本へと移し、時効を迎えた連続殺人事件の犯人を名乗る男が手記を出版したのをきっかけに起こる、新たな事件の顛末が描かれました。藤原演じる曾根崎雅人は、22年前の事件の犯人を自称し、美貌とカリスマ性でカルト的な人気を得ていく役どころ。 前半はとても静かで、サイコパスなのか、何を考えているのか全くわかりません。しかし、真実が明かされるに連れて彼の感情が爆発!藤原の前半と後半の演じ分けは高く評価され、第41回日本アカデミー賞優秀主演男優賞に輝きました。 観終わった後にもう一度最初から観たくなる、藤原竜也の魅力が詰まった作品です!

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藤原竜也は日本屈指の“怪演”俳優!変幻自在の演技が魅力

藤原竜也が演じる役は「カリスマ」から「クズ」まで幅広く、どんな人物であっても見事に演じて見せます。さらに絞り出すような叫びには定評があり、緊迫した世界観を盛り上げるのに一役買っていたと言えるでしょう。 日本映画界には欠かせない存在となった藤原。出演作を振り返った上で、今後の活躍にも注目です。