2017年7月6日更新

映画『羊たちの沈黙』のゾッとする名言・名セリフまとめ

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『羊たちの沈黙』

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映画『羊たちの沈黙』に登場する名言・セリフ

映画『羊たちの沈黙』は第64回アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞といった5部門を受賞した名作。今回はそんな本作の名言名台詞をご紹介します。

映画『羊たちの沈黙』あらすじ

FBI訓練生のクラリス(ジョディ・フォスター)は、被害者の皮をはぐ猟奇的な連続殺人事件の捜査を任されることに。 事件の手がかりを得ようと投獄中で人の心を巧みに操る殺人犯ハンニバル・レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に協力を求め、交流を始めると次第に心を許してしまいます。その矢先レクター博士が脱獄を試みて…。

レクター博士の名言

「エビアンのクリームを使ってるな?香水はレール・デュ・タンだが…今日はつけてない。」

最初の面談シーンでの台詞です。クラリスはハンニバル・レクター博士に会うために州立精神病院内の拘置所を訪れます。 レクターの隣の房に収監されている分裂症の患者からクラリスに浴びせられた罵声を話題にする博士ですが、その暴言を否定し、鋭い嗅覚で即座に彼女の香水やクリームを言い当ててしまいました。

レクター博士の名言

「ここでは記憶を頼るしかないだろ?」

これもクラリスとレクターの最初の面談のシーンからの名言です。 使っている香水やクリームを言い当てられ、動揺した彼女が話題を変えるために独房の壁に掛けられたスケッチについて尋ねます。 ドゥオモ(大聖堂)の詳細な描写に記憶だけでスケッチを完成させたのかという質問に対するレクター博士の答えです。彼の驚異的な記憶力がうかがえます。

クラリスの名言

「そう。あなたは食べたわ」

ハンニバル・レクター博士はクラリスに、なぜバッファロー・ビルは被害者の皮を剥ぐと思うか、彼女の意見を聞きます。 興奮できるし、連続殺人者は記念品を欲しがるものだと答える彼女。それに対して、「私は違う」と否定するレクター博士にクラリスが反撃する場面です。

レクター博士の名言

「高価なバッグに安物の靴とは野暮な格好だ。それでは都会に憧れる田舎娘といった感じじゃないか。栄養がよく、背は伸びた。でも両親は貧しい階層だ。そうだろ?」

初対面のクラリスをレクター博士はこのように分析します。この後もレクターは彼女の生い立ちや父親についての見解を述べ、彼女を精神的に追い詰めていきます。 レクター博士の人並み外れた洞察力がわかるシーンです。

レクター博士の名言

「昔、国勢調査員が来た時、そいつの肝臓をソラマメと一緒に食ってやった。ワインのつまみだ」

クラリスがレクター博士と初めて面会した時に、彼から語られた衝撃の一言です。この後レクターは不気味なすすり声を出すのですが、これはアンソニー・ホプキンスによるアドリブだったそうです。 この台詞は、アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)による『アメリカ映画の名セリフベスト100』で21位に選ばれています。

バッファロー・ビルの名言

「ローションを塗らないと、またホースで水責めだぞ」

猟奇的連続殺人犯バッファロー・ビル(デッド・レビン)が誘拐し、井戸の中に閉じ込めた議員の娘・キャサリン・マーティン(ブルック・スミス)にこのように命令します。 その直後に、井戸の石壁に張り付く人間の爪を見た彼女は自分の運命を悟り、恐怖で絶叫することに。

レクター博士の名言

「どうだねクラリス 子羊たちは鳴き止んだかね?」

バッファロー・ビルを逮捕し、キャサリンを救出することに成功したクラリスのもとへかかってきた電話で、レクター博士が尋ねた質問です。 父親を亡くした幼いクラリスは預けられた牧場で子羊を救えなかったことから、トラウマを抱えていました。 当時助けられなかった子羊の代わりとして、誘拐されたキャサリンを救出することで、トラウマを克服できたかとレクター博士が問いかけるのです。

レクター博士の名言

「もっとゆっくり君と話していたいんだが…これから古い友人を夕食にね」

ラストシーンでクラリスに電話を掛けたレクター博士が放つ言葉です。 この時、ハンニバル・レクターは電話をしながらチルトン医師(アンソニー・ヒールド)を尾行。クラリスをライバル視する傲慢なチルトンを博士は嫌っています。 また、レクターは、礼儀作法を重んじ、不作法な人物には容赦なく制裁をくだす人物。この後何が起こるのか…考えただけでゾッとしますね。