2017年7月6日更新

映画『羊たちの沈黙』に出演していたキャストの現在【レクター博士、クラリスは?】

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『羊たちの沈黙』

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スリラー映画の金字塔『羊たちの沈黙』に出演していたキャストの今

1991年に公開されてから25年以上がたった今でもスリラー映画の金字塔として色あせずに君臨する映画『羊たちの沈黙』。日本だけでなく世界を震撼させた本作は第64回アカデミー賞で主要5部門を受賞するという偉業を達成しています。 そんな映画に出演したキャストたちは今、どうしているのでしょうか?気になるキャストのその後をご紹介します。

レクター博士/アンソニー・ホプキンス

イギリス人のアンソニー・ホプキンスは俳優であり作曲家や画家でもあります。ウェールズ地方に生まれたホプキンスは陸軍に入隊し、除隊後から本格的に演技の道へと進みました。 『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター博士役は世間だけでなく、批評家からも高い評価を得て、この作品でアカデミー主演男優賞を受賞しています。 これまでに数多くの作品に出演し、その類まれなる演技の才能を披露しています。本作出演後の代表作には1993年の映画『日の名残り』ジェイムス・スティーヴンス役や1995年のオリバー・ストーン監督作『ニクソン』のリチャード・ニクソン役、サーシャ・ガヴァシがメガホンをとった『ヒッチコック』(2013)アルフレッド・ヒッチコック役などがあり、78歳になった2016年現在も現役で活躍する名優です。

クラリス・スターリング/ジョディ・フォスター

幼い頃から子役として活躍していたジョディ・フォスターは4人兄弟の末っ子としてカリフォルニア州ロサンゼルスに生まれました。子役で活躍していた忙しい子ども時代にも、勉学を怠ることはなくアメリカの名門イェール大学に入学し卒業するという才女でもあります。 1976年公開、マーティン・スコセッシがメガホンをとり、ロバート・デ・ニーロが主演を務めた映画『タクシードライバー』アイリス役で若干13歳にして、アカデミー助演女優賞にノミネートされるなどその演技力を開花させていきました。 これまでに1988年の映画『告発の行方』、そして『羊たちの沈黙』においてアカデミー主演女優賞受賞をしています。 本作出演後もデヴィッド・フィンチャーがメガホンをとったサスペンス映画『パニック・ルーム』(2002)メグ役、ロマン・ポランスキーがメガホンをとったコメディ『おとなのけんか』(2012)ペネロピ役など話題作にコンスタントに出演してきました。

クロフォード主任捜査官/スコット・グレン

ペンシルベニア州ピッツバーグ出身の俳優スコット・グレンがクロフォード主任捜査官役を演じました。数多くの映画やテレビドラマに出演し、個性派俳優として様々な役を演じています。 1970年に映画デビューを果たした彼でしたが、その後はなかなか役や仕事に恵まれませんでした。そのため一時はハリウッドでの俳優としてキャリアを諦めかけたといいます。 『羊たちの沈黙』に出演する前後から、仕事の量も増え本格的にハリウッド俳優として活動し始めた彼は本作出演後、2001年のデンゼル・ワシントン主演映画『トレーニング デイ』のロジャー役、マット・デイモン主演の大人気スパイアクション映画『ボーン・アルティメイタム』(2007)のエズラ・クレイマー役などを演じていました。

バッファロー・ビル/テッド・レヴィン

バッファロー・ビルを演じたのが1957年オハイオ州クリーブランドに生まれたテッド・レヴィンです。舞台などで活躍していましたが、その後テレビや映画にも出演するようになりました。 特に『羊たちの沈黙』で演じたバッファロー・ビル役が当たり役となり、ハリウッド俳優の仲間入りを果たすことに。その後も映画やテレビではなくてはならない個性派俳優として活躍しています。 2002年から2009年にかけて放送されたテレビドラマ『名探偵モンク』では、主人公モンクの親友でもあるリーランド・ストットルマイヤー警部役を演じ125話に出演しました。

フレデリック・チルトン医師/アンソニー・ヒールド

フレデリック・チルトン医師役を演じたのはニューヨーク州ニューロシェルに生まれたアンソニー・ヒールド。 1983年に映画『シルクウッド』の医師役で映画デビューした後、1994年の映画『依頼人』にトゥルーマン役で出演しています。 映画だけでなくテレビドラマにも多く出演している彼は、2000年から2004年にかけて放送されたテレビドラマ『ボストン・パブリック』でスコット・グーバー役を演じていました。

キャサリン・マーティン/ブルック・スミス

1967年にニューヨーク州ニューヨークに生まれたブルック・スミス。『羊たちの沈黙』ではバッファロー・ビルに誘拐される上院議員の娘キャサリン・マーティン役を演じました。 本作出演後は2005年のキャメロン・ディアス主演映画『イン・ハー・シューズ』にエイミー役で出演している他、2006年から2008年までテレビドラマ『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』で心臓外科医エリカ・ハーン役を演じています。

ルース・マーティン議員/ダイアン・ベイカー

1938年にカリフォルニア州ハリウッドに生まれたダイアン・ベイカーがルース・マーティン議員役を演じています。 18歳の時にニューヨークへ移住し、1959年に映画『アンネの日記』で主人公アンネの姉マルゴット・フランク役で女優としてデビューを果たしました。以降、数多くの映画に出演している彼女の代表作には1996年のデンゼル・ワシントン、メグ・ライアン共演映画『戦火の勇気』などがあります。

アーディリア・マップ/ケイシー・レモンズ

1961年にミズーリ州に生まれたケイシー・レモンズがクラリスの友人アーディリア・マップ役を演じていました。 ケイシー・レモンズは1979年にテレビ映画『11th Victim(原題)』で女優デビューをし、代表作には1989年の映画『Vampire's Kiss(原題)』などがあります。彼女は女優としてだけでなく、映画監督としても活躍。2013年には『クリスマスの贈り物』を発表しています。