正義は勝つ!ってわけではなかったが素晴らしい映画20選

2017年7月6日更新

いつだって正義が勝つとは限らないのは、映画でも現実世界でも同じこと。だからこそ世の中は面白いのです。スカッとはしないけど、そのぶん心にズシリと響く。そんなダークな名作を20本集めてみました。

1.どんでん返しのある法廷サスペンス『真実の行方』【1996】

____RiN____ 超重量級の法廷サスペンスといえばコレ。うわー元ネタコレだったんだ!と現代っ子は感動するはず、日本のど三流連続ドラマが数々パクってるオチですが、本家本元の演技ときたらもう。ラストシーンの鳥肌は「セブン」以上かもしれない。 ぜひ観客はなんのネタバレも見ず、体調整えて130分ギンギンに集中して観てほしいです。リチャード・ギアになろう。 安心してほしい、スゲー面白いです。

エドワード・ノートン可愛すぎるだろ…。

  とある殺人事件で逮捕された青年(エドワード・ノートン)と、彼を担当する弁護士(リチャード・ギア)。真実を探る中、青年は二重人格に違いないと弁護士は確信しますが…。

一体誰を信じたら良いのか人間不信になりそうな衝撃のラストです。

2.母の愛は強し…?『ローズマリーの赤ちゃん』【1968】

poo_doo_ 原作小説が大好きなので試聴。 じわじわっと迫る不穏な雰囲気が凄く良かったです。とっても上品なモダンホラー。 お腹の我が子を守る為に孤軍奮闘するローズマリーが健気で可哀想で実にキュンキュンしました。ラスト、あれはあれで私はハッピーエンドだと思ってるんですけど、どうなんでしょ(笑)

不気味なアパートの住人たちからお腹の子を守ろうとするローズマリーですが、ラストには「ローズマリーお前もか」と言いたくなります。

子を思う母の愛は偉大なのでしょうが、彼らの周囲では今後も殺されたり不幸な目に遭う人が続出するのかと考えるとゾッとします。

3.おかっぱ頭の殺し屋の恐怖『ノーカントリー』【2007】

Swtnb_Issue まずスタートのシガーの顔から不気味。こいつはヤバそうだと。悪そのもの。理由なんてない。そんな風に見える殺し屋シガー(もはや殺人鬼だけどね) でも後半になればそんなシガーもなんだか違う風に見えてくる。 所詮は社会のルールの一部? 金は道具?ルール?悪徳? 多分YesかNoとか表と裏とか赤とか青とかそれだけじゃない。

対比の多い少し難しさも兼ねたイイ映画。

2007年度のアカデミー賞を総なめにした本作は、殺人現場に偶然居合わせたモス(ジョシュ・ブローリン)とモスを追う殺し屋シガー(ハビエル・バルデム)、さらに殺し屋を追う保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の物語。

シガーがとにかく残酷で罪のない人々を殺しまくります。彼の冷酷な暴力性を目の当たりにすると、世の中に正義なんてあるのかと考えさせられますね。

4.「生け贄」の本当の意味とは…。『ウィッカーマン』【1973】 

Marie_Hirano ここ最近で一番不気味な映画でした。 孤島の寂れた町、閉鎖的な住民、怪しげな土着信仰、これだけ揃えばパーフェクト!行方不明の少女を探すために本土からやって来た刑事が孤軍奮闘します。お化けやモンスターなんかより、得たいの知れないもの、意志の断絶、ディスコミュニケーション…そういうものが怖いですね、やっぱり。

2006年にニコラス・ケイジ主演でリメイクもされた『ウィッカーマン』。オリジナル版である本作はカルト的な人気を誇っています。

とある孤島で行方不明になった少女を捜索するために島を訪れた主人公の刑事。島には古くから豊作を願い生け贄を捧げる習慣があることを知り、少女を救出しようとしますが…。

閉鎖的な村社会における救いのなさを描いた結末に「神様って本当にいるの?」と思ってしまいます。

5.だれも結末を予想できなかった『セブン』【1995】

mayo0401 サイコサスペンスが好きだ。グロが好きなわけではない。猟奇的な殺人犯の思考回路に興味がある。なぜ殺すのか?殺してまでなぜ生きるのか?生きるために殺さざるを得ないのか?

この映画には犯人が出てくる。犯人はもちろん殺しまくっている。しかし犯人は何も答えない。何も教えてくれない。名前も、出生地も、何もかもを教えてくれない。そしてあのラスト。

胸糞映画と言いきれないのは、骨太な構成、緻密なカメラワーク、主人公2人の凄まじい演技力、寄り添って耳から離れない音楽のために、この映画がエンターテイメントのていを装ってはいても、その実禅問答ともいえるほど深いテーマを扱っているからだ。

めちゃめちゃ面白かった。凄いものを観た。

公開当時から映画史に残るほどの衝撃的なラストが非常に話題になった本作。キリスト教における「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件を描いたサスペンス作品です。

ラストの「そういうことだったのか」という妙な納得感と、言い知れない気味の悪さと悲しさ。答えのない謎ほど恐ろしいものはありませんね。

6.夫婦とはなにか考えさせられる『ゴーンガール』【2014】

kemurin4869 ふー。と見終わって一息ついてもあまりに衝撃的で思考停止。 見終わった後のモヤモヤ感がすごい。 結婚・女性・贈りもの・演技... 中盤の答え合わせより結末が衝撃的すぎた。完全に色々自分の理解を超えていた。 普通な結婚生活の異常さ、その異常さを受け入れる異常さ。もうなんかなにがなんだか分からない 笑。 妻の行動より、夫の選択が一番衝撃的であった。その選択があり得るとは...。 もっと人生経験を積んでから見るべきだったのかもしれない。また立場が変われば違う角度から見れるだろう。そう、夫とか。

『セブン』と同じデビット・フィンチャー監督による2014年の作品『ゴーンガール』。結婚5年目のとある夫婦の妻が失踪し、世間は夫に疑いの目を向けますが…。

夫婦とはなにか、そもそも他者との関わり合いとはなんなのか考えさせられます。見る人によって解釈の別れそうな作品ですね。

7.ハンニバル・レクター博士が最強!『羊たちの沈黙』【1991】

southpumpkin サイコ・ホラーの金字塔として名高い今作を再鑑賞。グロい、気持ち悪い、というイメージが先行していますが実はそうではなくテーマとしてはもっと別のところにあります。ジャケットにある口元の蛾が本作で最も重要とも言える存在です。性的倒錯とでもいうのでしょうか、それらを全て理解し凌駕しニコニコ笑うアンソニー・ホプキンスは最恐です。ジョディー・フォスターもいい演技してるんですよね。 レクター博士は実に知的でかつ論理的に殺人を繰り返す様は、この界隈の映画ではカリスマ的存在として崇められています。数々の映画がレクターを超えるサイコキラーを描こうとしていますが超えることはできないでしょう。

たとえ正義感の欠片も持っていなくても、魅力的なキャラクターというものは存在します。

優秀な精神科医でありながら、自らも猟奇殺人犯であるハンニバル・レクター博士。この作品をきっかけに、あまりに強くて凶悪なレクター博士の魅力に引き込まれてしまった人も多いのではないでしょうか。

8.3年前に失踪した恋人の行方は…? 『失踪』【1993】

Marronxx あのキーファーサザーランドと、サンドラ・ブロックで、サスペンスだから興味あっだけど、なんかいまいち腑に落ちない終わり方でした。

サンドラ・ブロックほどの人があんなふうに終わっていいのか?、と思った

3年前に行方不明になった恋人(サンドラ・ブロック)を捜索し続ける主人公(キーファー・サザーランド)。彼の前に誘拐犯を名乗る男があらわれますが…。

被害者の女性が気の毒すぎて救いのないラストです。誘拐犯役のジェフ・ブリッジスの、とにかく気持ち悪い演技に注目してください。

9.悪い奴ほど最後まで生き延びる『ユージュアル・サスペクツ』【1995】

obaover この映画はスゴイ!!!まさにサスペンス映画の金字塔を打ち立てた作品。 話は難しいようで実はシンプルでした(まともに理解するのに2回観ましたが笑)。カイザーソゼという人物が誰なのかを検証していくが、何が本当で何が嘘か、最後のどんでん返しは天晴れとしか言いようがないですね。 見返せば見返すほど伏線が張り巡らされていて、全部を回収する頃にはすっかりこの映画の虜になっていることでしょう! 隙ない名作ですね。

強盗事件を起こすことになった5人の前科者を描いたサスペンス映画『ユージュアル・サスペクツ』。黒幕は一体誰なのか、衝撃の事実がラストで明かされます。

セコい詐欺師ヴァーバルを演じるのは、『セブン』で殺人鬼を演じたケビン・スペイシー。救いのない皮肉な結末の作品に妙な説得力を与えることのできる、魅力的な俳優ですね。

10.密室から脱出を目指す技巧派ホラー『ソウ』【2004】

4gKyao Wow!!!!!SOWなんだ!評価高くてDVDで鑑賞。パッケージと同じシーンや。 回想シーンがなかなか多くて、でもその回想で話が繋がっていく。どういう動機で目的は何なのか。極限に立たされた人間の行動や精神状態、謎を解いていく構成が面白かった。完全に騙された…

…脳メタしたじぃさんがあんなに元気だとは

本作は、監禁され謎の狂人ジグソウの仕掛けた脱出ゲームに参加させられた人々の、恐怖とパニックを描いたホラーシリーズの第1作目。

このシリーズが多くのファンを惹きつけるのは、スプラッター描写だけでなく、極限の状況で噴出する人間の醜さや残酷さが描かれているからでもあります。見終えた後は心身ともに疲れ切ること間違いなしの、良質なサスペンス・ホラーです。

11.皮肉なハッピーエンド『マッチポイント』【2005】

yukally これは本当に普通の人が犯罪者になる過程と罪が一生消えないという恐ろしさを描いていると感じた。終わりがあのような形とは、ある意味残酷だと感じました。

巨匠ウディ・アレンが監督脚本をつとめた本作は、妻と愛人の間で三角関係に悩む男性が主人公。どうするのかと思いきや、悩んだ末に主人公がとった行動は、あまりにも唐突かつ衝撃的です。

「人生なんて所詮は運次第」という残酷な事実を描いたシニカルな作品。

12.悪魔の子ダミアンの恐怖『オーメン』【1976】

polo1026 結末が救われないのホラー映画ほど後味悪いものはないなあとしみじみ。 映画自体は怖くなかったけど、あまりにも感情のない男の子にぞっとしました。 ミア・ファローがあんな役をやっているのを見るとローズマリーの赤ちゃんを思い出す…

死産した実子の代わりに、とある夫婦に引き取られた赤ん坊。数年後、成長した少年ダミアンの周囲では怪奇なことが起こります。

可愛い顔した少年が実は…という不気味さはもちろん、正体に気づいた大人たちが次々と血祭りにあげられていくもどかしさも本作の魅力。ダミアンは子どもなのに圧倒的に強いのです。このままではアメリカは悪魔の国になっちゃうんじゃ…という後味の悪さを残した結末。