2022年9月12日更新

『ウォーキング・デッド』ニーガンは本当に悪者なのか?マギーとの関係やシーズン11での行動に衝撃が走る!

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ウォーキング・デッド シーズン6 ニーガン
©AMC/Photofest/Zetaimage

ウォーカーと呼ばれるゾンビがはびこる世界を舞台とした大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』はシーズンを重ねてもその勢いは留まることがありません。 この記事では、シリーズ史上最強とも言われているニーガンというキャラクターを徹底解説します! ※この記事は『ウォーキング・デッド』シリーズのネタバレを含みます。読み進める際は注意してください。

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ニーガンってどんな人物?

ウォーキング・デッド シーズン7 ニーガン
©AMC/Photofest/Zetaimage
名前 ニーガン・スミス (Negan Smith)
職業 「救世主」のリーダー
俳優 ジェフリー・ディーン・モーガン(Jeffrey Dean Morgan)
吹き替え声優 大塚明夫

『ウォーキング・デッド』シリーズのシーズン6終盤に登場したジェフリー・ディーン・モーガン演じる新たな敵ニーガンは、「救世主」というグループのリーダー。 ヒルトップなどコミュニティのメンバーをウォーカーから守り、安全を提供する事と引き換えに、毎週食料などの物資を半分渡すことを強要します。 冷徹な人物に見える彼になぜファンが続出するのか。それは頭が良いセクシーなイケメンである以上に、「面白い男」だからかもしれません。 彼は常日頃ジョークを言うのですが、それがまた下品なものがほとんど。自分の身柄が拘束され、命の危機にさらされているという状況下においてもディック・ジョークを口走ってしまう。 コミック版から口が悪いというのがこのキャラクターの特徴ではあるのですが、実写ではそれ以上にウィットに富んで下半身ギャグをかましています。

シーズン11でのニーガンのまさかの行動をおさらい

衝撃①:ここに来て離脱?!マギーを前に取った行動とは

紆余曲折ありながらもシーズン10での活躍が認められ、ニーガンはアレクサンドリアのメンバーとして迎えられます。しかしマギーだけは彼を認めようとはしませんでした。 しかしその後とある事件をきっかけに、2人の張り詰めた関係に変化が訪れます。 ことが起こったのはシーズン11パート1の終盤。収穫者のメンバーを冷徹に処刑したマギーの姿を見ていたニーガンは、彼女の憎しみが消えることはないと悟り、アレクサンドリアから去って行ったのです。 それ以降彼の動向がわからなくなり、このタイミングでまさかの退場かと思われましたが、続くシーズン11パート2にて再登場を果たします。そして意外な形でマギーと再び対峙することになるのでした。

ニーガンの成長が感じられる?

マギーの復讐心が消えないと悟ったニーガンは、彼女と衝突するのではなく、別々の道を歩むという選択をします。これまでのニーガンであれば、迷うことなく危険分子であるマギーを排除する方法を選んでいたでしょう。 意外にも思えるニーガンの決断は、冷酷だった彼の人格が変化している様子を裏付ける印象的なシーンとなりました。むしろ崩壊した世界の中で荒んでしまった彼の心が、本来の人柄へと戻りつつあるのかもしれませんね。

マギーとのスピンオフ作品も制作中

シリーズ完結が迫る中、なんとマギーとニーガンを主人公にしたスピンオフ作品の制作が発表されました!新作のタイトルは「ザ・ウォーキング・デッド:デッド・シティ」。全6話のドラマシリーズで、2023年の全米放送に向け撮影が進められています。 公式発表によると、物語の舞台はニューヨーク・マンハッタン。マギーとニーガンが廃墟と化した都市を旅しながら、待ち構える未知の脅威に立ち向かっていくストーリーになるようです。

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衝撃②:なんと結婚していた……

シーズン11パート2の予告でニーガンと共に行動していた謎の女性の正体が判明しました。女性の名前はアニー。なんとニーガンの妻で、彼の子どもを身ごもっていました。 マギーとの確執が原因でアレクサンドリアを離れたニーガンは、その後別の共同体に加入してしれっと結婚していたのです。 マギーが妊娠していた当時、夫のグレン彼女の前で撲殺したニーガンが結婚し父親に……。そして亡くなった前妻・ルシールに未練があるというイメージが強かっただけに、この展開には多くのファンが驚かされたでしょう。 制作陣によるとニーガンは1匹狼というタイプではなかったため、結婚させるに至ったそうです。彼が人間らしい感情を取り戻していく様子は嬉しいですが、マギーの気持ちを考えると胸が痛みます。

衝撃の初登場では馴染みのキャラを惨殺……!

リックはニーガンに会う前に、救世主の基地の1つを襲撃し、彼らの寝込みを襲って惨殺しました。 しかし、これが引き金となってニーガンらはリック達を捕まえ、仲間の1人を見せしめとして殺す事に。彼が誰を殺すかは、「イーニーマイニーモー」日本で言う「神様の言う通り」で決められました。 当たったのは、エイブラハム。そのまま、頭部を撲殺されます。それで済むはずでしたが、ダリルがあまりの衝撃に感情的になってしまい、ニーガンに殴りかかってしまうのです。 そのせいで、反抗的な態度をやめさせるために更に1人、見せしめとしてグレンが犠牲に。バットで頭を殴られ、目玉が飛び出るといった原作通りの演出を通して、酷い殺され方をしてしまいます。 今までのシリーズで最もゴア描写の強いこのシーンに、言わずもがな多くのファンが嘆きました。

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息子カールを利用して、リックの心を折る

ニーガンは大事な仲間を殺しただけではありません。 彼はその後リックを連れ出し、ウォーカーの群れの中に彼の愛用する斧を投げ、取って来させるなどして力の関係を示します。さらに仲間のいる場所に連れ戻ると、カールの腕にマークを描き、この部分を3秒以内に自分の斧で切断しろとリックに命令。 あまりの衝撃に、リックはただ泣いて発狂してしまいます。カールは「やって」と仲間のために自己犠牲を払おうとし、リックも本当に斧をおろそうとした時、ニーガンはそれを止めてこれからは自分の言うことを聞くようにと諭すのです。 ニーガンは本当にカールの腕を切らせようとしたわけでなく、あくまでリックの心を完全に折るために彼を利用しただけでした。

ニーガンは本当にサイコパス?

先述の通り、リックの仲間を惨殺し、その後彼らのコミュニティであるアレクサンドリアを支配下に置いたニーガン。笑顔でいながら、突然人を殺す彼の行動から危険なサイコパスという印象を受ける方も少なくないでしょう。 しかし、彼は本当にサイコパスなのでしょうか? その後リックの息子・カールがサンクチュアリーに一人で乗り込んだ際、ニーガンは彼を脅したり、彼の失った目についてからかいます。しかし、カールがそれで泣いてしまうと彼が只の子供だった事を思い出し、ニーガンは反省して素直に謝るのです。 その後、彼を安全にアレクサンドラに送り、不在だったリックを待つ間スパゲティを作って食べさせるなど、大人として子供の面倒をみるような行動をとりました。更に、自分の妻に対する罪悪感をいつまでも抱えている事からも、彼には優しい一面があるように感じます。

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サイコではなく圧倒的な頭脳派であり、リアリストである

One week until #thewalkingdead is back in your life. Who’s excited?? #twd #skybound

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ニーガンはドラマの主人公であるリックと比べて、非常に合理的で冷静に物事を捉えるタイプです。そのため、危険因子と判断したグループの事を事前に緻密な計画をたてた上で袋小路にする事を得意とします。それはまるで、道を閉ざしていくことで実験中のネズミが向かう先を操作しているかのよう。 そもそも、彼の殺人は感情論や一切理由のない無差別的なものではありません。実は彼は殺人を好まないのです。 しかし、“殺しておくべき人間”、つまり自分自身やグループに所属する部下、女子供に危害を加えそうな危険人物をしかるべきタイミングで殺す事は好きだと語るシーンがあります。 更に言えば、最初に登場した際に主人公の仲間を殺したのも無意味なものではなく、見せしめとして1人殺す事で彼らが今後自分らの危険因子にならず、無駄な闘いを避けるためにお灸を据えたというわけなのです。 ニーガンは常にその行為に伴うリスクや犠牲を見据える事ができました。そのため、リックらが仕掛けた戦争も無駄だと考えていました。

実はカールを認めていた

ニーガンがカールを無傷でアレクサンドリアに返したのは、無駄な殺生を避ける意図もあったと思いますが、それ以上に単独で基地に乗り込んだ度胸を買って彼を認めていたからだと考えられます。そのため、カールがニーガンに声をかけた際はじっくりと話を聞く姿勢を見せていました。 結果それがカールによる時間稼ぎだった事がわかり、ニーガンは怒りますが決して彼を殺そうとしたことはありませんでした。 何故なら、カールに「未来」を見たからです。頭も切れ、度胸のある彼を自分の計画に入れて、大きな使命を与えようとしていた。それほど彼を認めていたからこそ、ニーガンはカールが死んでしまった時リック同様に悲しみます。その時の表情は、敵である事を忘れさせるほど切ない……。

頭脳派で策略家な一面

さらに、腹心の部下であるドワイトとサイモンが自分を裏切ろうとしている事を知ると暫くの間、彼らを泳がせていました。それは、彼らに賛同する他の反逆者をあぶり出すためです。 彼ら二人をすぐさま処罰したところで、危険因子はなくなったわけではないという事をニーガンは冷静に判断していたのですね。 もう一つ、泳がせていた理由はドワイトを利用するためでした。彼が裏切っている事に気づいていないふりをして、リック達を襲撃する行動計画を教えます。 そうすれば、ドワイトがすぐにそれを彼らに知らせるとわかっていたからです。そうやってニーガンは罠をはるために、巧妙にその計画があたかも本当のもののように仕立てあげ、リック達を追い詰めることに成功します。

常に冷静で物事を公平に判断するニーガン

そして感情的になりがちなリックに比べ、ニーガンは常に冷静。アレクサンドリア率いるコミュニティらに襲撃された際も、「撃ち合いは弾の無駄になるから、とりあえず話を聞こう」と動揺せずに状況を確認。リックが起こしたがっていた全面戦争も、彼は無駄に人(資源)が減るからやるべきではないと考えていたのです。 そして何よりニーガンの男前(?)なところは、その公平さにあります。彼は決して誰かを特別扱いしたりしません。それは、彼の支配する聖域がポイント制を導入している点からわかります。 地位に関係なく、仕事を対価に物資や食事と交換できるそれは、誰もが役割を担いながら自給自足できるという社会を生み出しているのです。秩序を重んじていた点も、この「社会」の均衡を保つためでした。 さらに、サイモンが反逆しようとした事がわかっても「拳で戦って勝ったらリーダーの座を譲る」と提案。武器を使わず、実力で挑むチャンスを与える点にも公平さを感じさせます。

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ニーガンにはリックと同じく、彼なりの正義があるだけ

我々『ウォーキング・デッド』視聴者は、リックらのグループを初期からずっと見守ってきました。それ故に、つい彼らに感情移入してしまい、彼らの敵は必ず悪だと考えがちです(本当に悪い人たちも沢山いましたからね……)。しかしこのニーガンという男は、実はリックと何ら変わらない存在なのではないでしょうか? それというのも、もともと救世主たちはアレクサンドリアやリックのグループの事を知りませんでした。彼らが寝込みを襲って何十人もの救世主メンバーを殺すまでは。彼らにとっては、突然得体の知れないグループに仲間を惨殺された、という事です。そんな酷い事をされた救世主にとって、リックのグループは「無慈悲で危険なグループ」と認識されたでしょう。 リックが必死に自分の仲間を守るように、ニーガンもまた自分の部下や人々を守ろうとしています。理由もなく仲間を殺すような危険な人物がいるのであれば、いつサンクチュアリーが襲撃され人々が殺されるか分かったものではありません。だから、リックのグループを捕まえて彼の仲間を報復として処刑したのです。

グレンが死んだのはニーガンのせいなのか……?

しかし、ニーガンは無意味な殺人は好みません。本人曰く「殺すべき物を殺すべきときに殺せば、全てが丸く収まる」とのこと。彼がリックの仲間を殺したのは、彼らに二度と自分たちの仲間を殺させないための教訓でした。 しかも、ニーガンは何十人もの仲間を失ったのに、たった1人の死だけを望んでいたのです。彼が結果的に2人殺す事になったのも、彼のせいではなくダリルのせいでした。 リックにはリックなりの正義があるように、ニーガンにはニーガンの正義があるのです。シーズン7とシーズン8はリックとニーガンを中心に描き、そういった人間の極限状態における「正義」について考えさせられるようなテーマ性をはらんでいます。

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ニーガンの過去は教師?バットの「ルシール」名前の由来とは

無慈悲な救世主のリーダーであるニーガン、実はアポカリプスが起きる前は高校の体育の先生でした!卓球のコーチであった彼は、その性格や口の悪さからよく親御さんから苦情を受けていたのだとか。大声で怒鳴りながら人々を動かすような彼の立ち振る舞いをみると、教師時代の面影を感じますね。 そんな彼が愛用する武器は有刺鉄線を巻いたバット。「ルシール」という名前をつけていますが、これはニーガンの亡き妻ルシールの名前に由来しているのです。

今は一夫多妻だけど昔は……元妻ルシールとの悲しい過去

ニーガンにはサンクチュアリーに沢山の“妻たち”がいます。彼の妻になれば、好きなものを与えられて贅沢ができる一方で、彼の要求に答えなければならない面も。 しかし、このように一夫多妻であるニーガンにも、“最初”の妻がいました。それがルシールです。彼は生前、浮気を繰り返して彼女を裏切っていましたが、彼女がガンと診断されて入院してから自分の行いを悔やみ、反省します。 アポカリプスが起きた頃、ルシールは病院でニーガンに看取られながらこの世を去ります。あまりの悲しみ、不甲斐無さにニーガンは心を痛め、ウォーカーとして蘇った彼女を自分の手で殺す事ができなかったと、神父ガブリエルに懺悔しています。

ニーガンにまつわるトリビア

ニーガンは口も最高に汚い。でも実はFワードを使っていない……!

ニーガンは言葉遣いが相当汚く、『ウォーキング・デッド』の制作会社のAMCスタジオも、どうやって放送禁止用語にひっかからずにこのキャラクターを表現するか頭を悩ませたようです。 彼の登場するシーズン6の最後のシーンは、テレビ放送用のものと、ブルーレイの特典となる放送禁止用語を使用した2つのバージョンが撮影されています。The Hollywood Reporterの記事によると、Fワードは23回でてくるそうです。

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『ウォーキング・デッド』シーズン7は原作コミックに忠実?

ニーガンのキャラクターは、原作コミックとは違ったものになるのではないかという予想もありましたが、レザージャケットを始めとした容姿などもかなり忠実に再現されています。 また、見た目に留まらずコミックの台詞などもドラマでそのまま使用されています。

ニーガンの活躍をシーズンごとにおさらい

シーズン8

リックとの一騎打ち

ニーガンの“正義”が垣間見えた、シーズン8の最終話。先述のドワイトが垂れ込んだ嘘の情報を信じて丘にやってきたリック達を、救世主が囲みます。しかし、ユージーンの裏切りによって救世主側の銃器は暴発。その隙に逃げたニーガンを、リックが追いかけ2人の一騎打ちとなりました。 力の差は歴然としていて、ニーガンに負けそうになったリックは「カールのために10秒話を聞いてほしい」と伝えます。カールを尊重していたニーガンは、その言葉に攻撃の手を止めます。 カールが平和と共存を望んでいたことを語り、戦う必要はもう無いこと訴えるリック。それを聞き、苦しそうな切なそうな、泣きそうな表情をするニーガン。 しかし、ここでリックがニーガンの喉を隠し持っていたガラスで切り裂きます。血を流しながら膝をついたニーガンは、悲しそうな顔で「息子はお前が本当はどういう奴か分かっちゃいなかった。これが本当のお前の正体だ」と言うのです。

カールの遺言通り、ニーガンは生かされる

リックはそれを聞くと、少し考え、やがて仲間にニーガンの命を救うように指示しました。カールの望んだ平和を実現させるために。そしてニーガンに言われた“正体”、つまりモラルを失った人間の野蛮な本性に抗おうとしたのではないでしょうか。 マギーはこれに猛反対。しかし、結果ニーガンは生かされ独房に投獄されるのでした。

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シーズン9

独房生活での精神崩壊……は演技だった?

それから数年の時がたち、暗い独房で生かされ続けているニーガン。依然としてリックとマギーの間で「ニーガンを生かすか殺すか」という議論が起こります。彼の死を断固として許さないリックに痺れを切らしたマギーは、その後彼のいない間に単独でアレクサンドリアに乗り込み、ニーガンを暗殺しようとします。 しかし、その時彼は彼女に「俺を殺してくれ。そうすればルシールの元へ行ける」と、死を乞うのです。そんなニーガンは、グレンを殺した時と同じ人間ではありませんでした。殺すより、この独房で終身刑をくらう方が酷いことが理解できたマギーは、彼を殺すことを諦めます。 ただ、相手はニーガン。もしかすると、マギーにそういう風に言えば自分の命が助かると分かっていて“演じた”可能性もなくはないですよね。

ニーガン役はジェフリー・ディーン・モーガン

ジェフリー・ディーン・モーガン
©PRPHO/Landmark Media

『ウォーキング・デッド』史上最悪の敵ニーガンを演じるのは、アメリカの俳優ジェフリー・ディーン・モーガンです。 2005年から放送されている超自然ホラーアクション『スーパーナチュラル』でのジョン・ウィンチェスター役や、同じく2005年から放映の『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』デニー・デュケット役などを演じています。 2016年公開のDCエクステンデッドユニバース作品『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にもトーマス・ウェイン役で出演。新作の『フラッシュポイント』でもトーマス・ウェイン役として出演するのではないかと噂されるなど、『ウォーキング・デッド』のニーガン役で大きく注目されています。

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根っからのリーダー気質を持つセクシーなイケメン

身長188センチ・筋肉質、レザージャケットに白Tを合わせ、ルシールという有刺鉄線を巻いたバットを肩に置く立ち姿は控えめに言ってもスタイルが良い。色気が半端ない。あと、アポカリプス中みんなが汗まみれの汚いTシャツを着ているにも関わらず彼は毎日しっかりシャワーを浴びているといっても良いほど清潔感溢れています。 さらに何より、彼がTVシリーズ史上最も優れたヴィランと言われているのは、彼の表情にあります。彼はどんな時でも基本的に口角をあげ、時には大声で笑います。「バットマン」シリーズのジョーカーをはじめ、カリスマ性ある歴史的ヴィランたちの共通点は怖い顔をしているのではなく、にこやかな顔をしている点にあると思うのですが、ニーガンもまた常に“オープンマインド”であるように、ニコニコしているのです。

その笑顔の素晴らしさたるや。お気に入りのキャラクターを惨殺し、主人公の精神を卑劣にかき乱すような行動をとっているにも関わらず、笑顔でいる彼の醸し出す雰囲気やチャーミングさのせいで何故か憎めないのです。 加えて、彼はアポカリプスが起きる前は学校の体育の先生をしていました。専門が卓球というのが少し意外ではありますが、やはり前に立って人を牽引していく側であったため、彼が「救世主」というグループのリーダーである事も納得ができますね。

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『ウォーキング・デッド』ニーガンは悪役のままか?

シーズン10では牢獄から脱出してウィスパラーを壊滅させる働きをするなど、目覚ましい活躍を見せてくれたニーガン。そして続くシーズン11では、結婚というサプライズもありつつ、因縁の相手・マギーと和解できるのかどうかが最大の注目ポイントとなりました。 2022年10月より放送開始のシーズン11パート3でも、2人の関係にスポットが当てられそうです。新作スピンオフへの出演も決定していますし、今後もまだまだニーガンの活躍から目が離せませんね!