2016年12月22日更新 10,176view

リックがどんどん嫌な奴になっていく・・・『ウォーキング・デッド』の主人公について

大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』の主人公リックが驚くほど変化をどけてゆきました。ある日突然、世界がゾンビだらけになっていたら変わらざるを得ませんよね。リックがどのように変わっていったのか、海外の情報を元に詳しく見てゆきましょう。

『ウォーキング・デッド』の主人公リックがどんどん嫌な奴になっていく?

『ウォーキング・デッド』

2010年からアメリカで放送が開始された大人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のアンドリュー・リンカーン演じる主人公リックはシーズンを重ね、修羅場をくぐり抜ける中で驚くほど変化をどけてゆきました。

今回はリックがどのように変わっていったのか、海外の情報を元に詳しく見てゆきましょう。

『ウォーキング・デッド』と主人公リック

Shane Walsh (Jon Bernthal) and Rick Grimes (Andrew Lincoln)

ジョージア州キング郡の保安官代理であるリックは勤務中に負傷し、昏睡状態に陥ってしまいます。病院で目を覚ますと、街はゾンビに侵略され、手に負えない状態になっていました。

妻子ある身の彼は妻ローリと息子カールを必死になって探します。彼には人生でもう一人とても大切な人物がいました。仕事上のパートナーであり、親友でもあるシェーンです。

最終的に彼は(奇跡的とも言えますが)3人とも無事に発見。お腹を空かせたウォーカーの群れに追われながら、まずは都会から生き残りを懸けた旅は始まり、そして田舎へと移っていきます。

アンドリュー・リンカーン『ウォーキング・デッド』

保安官としての職業もあって、生存者グループを大きくすることでリーダーとみなされ、リックは居心地のよくない役回りを担うこととなります。

まず第一に、彼は善悪の観念や個人的な規律を強く持っていて、それは人間が化け物の餌食となる世界にうまく適応できるとは限りません。彼は自分のリーダーとしての役割を受け入れるのかどうか、最終的に決心を迫られます。

そしてもしも受け入れるなら、“民主のリック”でいくか、“独裁のリック”でいくかスタイルをも決めないといけませんでした。

アンドリュー・リンカーン 『ウォーキング・デッド』

出典: www.amc.com

また緊張を高めるのはローリとシェーンが彼を死んだと思い、関係を持ったという事実です。

リックは全員を生きたまましっかりと守り続けようと努める一方でローリとの関係の修復をし、息子を恐ろしいゾンビたちのいる世界から守ります。

『ウォーキング・デッド』の顔、アンドリュー・リンカーン(リック・グライムズ)

アンドリュー・リンカーン

アンドリュー・リンカーンはイギリスの人気ドラマ『ディス・ライフ』のエドガー・クック、通称エッグ役で一躍有名となり、その後チャンネル4の『ティーチャーズ』(2001)の教師サイモン・ケーシー、大ヒット映画『ラブ・アクチュアリー』(2004)のマーク役など数々の役をこなしてきました。

そして2010年からは漫画原作のアクションドラマ『ウォーキング・デッド』の主人公リック・グライムズで主演を務めています。

彼はゲイル・アンダーソンと結婚しており、義理の父親はミュージシャン、ジェスロ・タルのイアン・アンダーソンです。

リックの家族

ローリ・グライムズ

サラ・ウェイン・キャリーズ『ウォーキング・デッド』

出典: www.melty.mx

強い意志を持って息子カールを守り、ローリは夫リックが死んだものと思い、彼の親友シェーンの助けを借りて大惨事を生き抜いていきます。

もちろん、彼は死んでおらず、彼女は夫と結局は再会を果たすのですが、今や親密な関係になってしまったシェーンとのことが(少なからず)緊張を高めます。

ウォーカーたちが出現する前から既にローリはリックとの結婚生活には亀裂が入っており、彼が自分のことをまだ愛しているのかどうか疑問に思っていたのです。

サラ・ウェイン・キャリーズ 『ウォーキング・デッド』

出典: www.al.com

生存者グループが生き残りを懸けた旅を続ける中、ローリはかつて愛し合ったリックか、始まったばかりのシェーンとの情事を受け入れるか、選択を強いられます。

事実上のリーダーとしての夫を支持しますが、彼女は常に彼のやり方や決定に賛成するわけではありませんでした。特に、徐々に興奮し、攻撃的になるシェーンの問題を解決しようとする時は…。

しかし、一貫してローリはまだ子どもの息子の安全を守ることに徹底していたことは疑いの余地はありません。物理的にも精神的にも身の毛もよだつ新しい世界から息子を常に守ろうとしました。

サラ・ウェイン・キャリーズ&チャンドラー・リッグス『ウォーキング・デッド』

この超難題にもかかわらず、彼女はよく自己批判をし、カールをしっかり守れていないのではないかと心配し、その結果カールは日に日にたくましくなっていくのです。

カール・グライムズ

アンドリュー・リンカーン&チャンドラー・リッグス『ウォーキング・デッド』

ローリ・グライムズとリック・グライムズの息子で、代理保安官である父親が勤務中に負傷し昏睡状態に陥ってしまった時、深く悲しみます。

残念ながら父親が眠ってしまっている間、ゾンビ化したウォーカーが街や周辺地域を乗っ取ったようで、事態は急激に悪化。

混沌の中カールはローリと父のパートナーであり親友であるシェーンと共に逃げます。3人ともリックは死んでしまったと信じるのですが、後に生きていると判明しカールはすぐに父親との再会を果たすのでした。

チャンドラー・リッグス 『ウォーキング・デッド』

しかし全て順調にいくわけではなく、カールはただでさえ大変な思春期のまっただ中にいて、ゾンビのいる新しい世界でより複雑な時期を過ごすこととなるのです。

彼はしょっちゅう両親と衝突し、グループとも頻繁にぶつかりながら危険な状況に思い切って挑んでいきます。

ローリとリックは、人間が得体の知れない化け物の餌食になってしまうような世界の恐怖からカールを必死に守ろうとしましたが、それはほぼ不可能なことでした。
チャンドラー・リッグス『ウォーキング・デッド』

出典: mic.com

その結果カールは、急速に成長し、武器も使えてウォーカーを殺せると認めてもらえる大人に一刻も早くなるため躍起になり、どんどん鍛えられていきました。

ジュディス・グライムズ

ジュディス・グライムズ『ウォーキング・デッド』

ローリとシェーンもしくはリックとの子どもで、カールの異父兄妹。胎児の時にリックが養子にすると決め、何があっても守ると決めます。

『ウォーキング・デッド』今までの歩みとリックの性格の変化

ウォーキング・デッド リック

出典: www.ign.com

主人公リックは初め人当たりがよく、これといって面白くもないキャラクターだったのですが、年月を重ね、善と悪、感情的と冷淡、認識の甘さと戦略的の間のグレーゾーンを持つ深みのあるキャラクターへと変わっていきます。転機となった出来事を中心に、彼の変化を見ていきましょう。

シーズン1でのリック・グライムズという男

アンドリュー・リンカーン『ウォーキングデッド』

ご存じの通り、リックは典型的なありふれた“いい人”としてスタートしましたよね。新たに降りかかる様々な出来事に面食らいながらも彼は徐々にそれに慣れていきました。

そんな状況の中、彼は他の登場人物たちと様々な対立を引き起こしていくことになります。シーズン1の間、リックは穏やかで決断力も意気地もありません。それはゾンビ騒動が起こる以前の本来の性格であり、彼そのもの。

彼の行動のほとんどが自身の欲望や正しいと感じた選択によるもので、客観的な事実やグループの他のメンバーにとって必要かどうかは度外視でした。

シーズン2でのリックの変化

『ウォーキング・デッド』シーズン2

ハーシェルを追ってグレンとバーまでやってきてデイブとトニーに出会った時のこと。ここで変化と言える出来事が起こります。この時瞬時にリックは二人を疑うのです。二人は心を開いて話をし、新しく知り合いになろうとしたのに…。

なぜ?リックが今まで出会った人はみんな協力的な人たちでしたよね。モーガンとグレンは彼の命を救ってくれましたし、ハーシェルはグループ皆を迎え入れ、命を救ってくれました。

その時点でリックが出会ったメルル以外の見知らぬ人はどの人も皆リックとグループを助けてくれていたのです。デイブとトニーは物資などを分け合うと申し出てくれたし、手を貸すと言ってくれました。

アンドリュー・リンカーン&ジョン・バーンサル 『ウォーキング・デッド』

彼が二人を信頼しなかったのは、単にその時にハーシェルと口論をしていたからといういたって個人的な理由。さらには、彼が単に“自分の望みを守っていた”からでした。(この時点では自分の感情のままの人ですね)

その後にローリやシェーンとのいざこざがあり、ここでまた変化ポイントが起こります。シェーンは一度リックに反抗して従わず、彼には家族を守ることなんてできやしない、と彼を殺害しようとする事件が起きました。

そんなことがあった後でさえ、彼はシェーンはもう前とは変わっている、ともう一度信じ込みます。取り返しが付かなくなるとこまでいってようやく気がつくわけですが…。

ウオーカー『ウォーキング・デッド』

後になってみればリックがこんな結果になることを防げたことは明らかですよね。シェーンの行動に気づき戦略を練るなりシェーンが脅威であることを認識し、もっと早く(ランダルを逃がしている間に)殺しておくべきだったのではないでしょうか。

シェーン殺害後ゾンビの群れに彼らの農場が襲われ、皆は彼の能力に疑問を持ち始めます。また彼はゾンビ感染のウイルスに関する真実を皆に隠すなど認識の甘さも見られ、そしてグループから信頼を失っていきました。

そしてついに彼は現状や本質的にシェーンが正しかったということをなんとか理解するのです。今は“民主主義”の時ではなく、グループは厳しい選択をし、皆をサバイブさせる強いリーダーを必要としているのだということを。

シーズン3のリックの変化

アンドリュー・リンカーン&ダナイ・ゲリラ『ウォーキング・デッド』

出典: newsok.com

シーズン3では外の世界で何が起きているかを知らない刑務所の囚人たちと合流することになります。リックたちに協力しようとする囚人たちもいますが、リックが彼らを危険で信頼できないと思っているせいで問題が起こります。

メルルの時と同じ過ちを彼は再び犯してしまったのです。しかし今回はメルルやシェーンの時とは違い、囚人にチャンスは与えず即座に殺してしまいました。

その他ウッドベリーという生存者たちの住む小さな街のリーダー、ガバナーと交渉する時も今までに無い変化が徐々に見られます。

シーズン4のリックの変化

『ウォーキング・デッド』シーズン4

反撃に出るシーンでまた変化が見られます。ことの背景は次の通りです。

ジョーでおなじみの悪党集団のボスがリックに銃を突きつけ処刑のカウントダウンを始めました。

ダリルは無理矢理悪党集団に加えられてしまったのですが、グループを解放するようジョーの説得を試みます。そのせいでジョーはダリルを“嘘つき”だと宣言し、手下たちに殴り殺すよう命じます。

その後リックを近くに連れてきて、頭に銃弾を撃ち込む前に、ミショーンと息子をどのようにレイプするのかリックに説明するのです。

アンドリュー・リンカーン他『ウォーキング・デッド』

彼はジョーが威勢よく虚勢を張っている間に頭突きを食らわし一瞬優勢にまわりますが、頭のすぐ横で銃が発砲したことで方向感覚を失ってしまいます。

おかげでジョーはなんとかリックの体を取り押さえることができ、バカにするように“次は何して遊ぼうか?”と尋ねました。するとリックはジョーを動けなくして首に噛みつき、頸動脈を噛みちぎり、即死させます。

ダリルとミショーンは残りの悪党たちを取り押さえ、血まみれになった彼はナイフをつかむと息子をレイプしようとしていた悪党を激しくめった刺しにしました。

アンドリュー・リンカーン『ウォーキング・デッド』シーズン4ラスト

その後“終着駅”に向かう中でも彼が感情的になる場面が見られます。そして彼はグループが再び皆の力が必要だと気づくのです。

シーズン4は“間違った奴らと一緒になって、あいつらはとんでもないことをしてると気づいた”というようなリックのセリフで締めくくられています。

シーズン5でのリックの変化

アンドリュー・リンカーン&セス・ギリアム『ウォーキング・デッド』

シーズン5では教会に泊めてもらったにもかかわらず神父ゲイブリエルには裏があると疑うなど、リックの行動には一貫性が見られず、また感情的になる場面が多く見られます。

人質の中に警察官のラムソンがいて、“リックも元々警察だったんだろ。”ということばをきっかけに彼の気持ちは揺らぎ、大切な人を失った気持ちなど、共感しうちとけたようにも見える一幕もありました。

しかしラムソンが逃走し、彼は取り押さえた後、苛立ったように威張った口調で“黙れ”と言いながらラムソンを射殺してしまいます。

『ウォーキング・デッド』シーズン5

一方、彼はアーロンのことでも感情的になります。初めから戦略的に考え、しばらくアーロンの様子を見た後リックは突然アーロンに殴りかかります。

初めはその行為は思いつきによるものかと思われますが、用心深く行動し、結果彼の行動は正しかったとされます。

さらに彼は銃を取り出し、皆がどれほど馬鹿にされているのか、だまされているのか、それに気づいてさえいないのだと訴えながら皆を脅しました。

アンドリュー・リンカーン『ウォーキング・デッド』シーズン5ファイナル

この悪名高き“独裁のリック”の暴走は感情の暴走にも見えますが、長い目で見るといくぶん戦略的だったのかとも思えますね。このシーズン最後には、アレクサンドリアの人々に、忠告を無視するとどうなるかを示します。

このラストシーンはシーズン2の最後とよく似ていて、またしても“民主主義の時代”は終わりを告げるのです。

シーズン6でのリックの変化

アンドリュー・リンカーン&ノーマン・リーダス『ウォーキング・デッド』

変化の背景は以下の通りです。ヒルトップというコミュニティーに滞在中、イーサンというメンバーが突然グレゴリーを刺し、グレゴリーの頭を切り落とそうとしました。

リックはすぐにイーサンを止めに入ります。イーサンは彼の喉を切り裂いて殺そうとしますが、ほんの一瞬気を逸らした隙に彼はイーサンの喉にナイフを突きつけ激しく刺し殺しました。

ヒルトップの住民がショックを受けている一方で、彼は何事もなかったかのように立ち上がるのです。シーズン6も感情的な場面が多々ありますが、注目すべきはニーガンと出会うシーン。

アンドリュー・リンカーン『ウォーキング・デッド』シーズン6

ここでは、彼はなすすべもなく見届けるしかありません。まさに残された道がない、という状況に追い込まれ、彼は再び精神的にやられてしまいます。

まさに刑務所にガバナーが現れた時と同じように、リックはすすり泣き、ニーガンと話し、交渉がしたいと思うのでした…。

リックの新しい恋人たち

ウォーキング・デッド シーズン6

出典: www.hngn.com

ローリ亡き後のリックの女性関係を見ていきましょう。

ジェシー・アンダーソン

アンドリュー・リンカーン&アレクサンドラ・ブレッケンリッジ『ウォーキング・デッド』

ジェシーはリックがアレクサンドリアに到着した日に彼と出会います。彼女は彼が自分で洋服を洗った後きれいな服を持ってきてくれました。

そして髪を切ることを申し出ます。ジェシーは彼の髪を整えながら様々な話をし、お互いを知ることに。彼女にはサムとロンという息子がいて旦那さんのピートとコミュニティーに住んでいます。

その後リックのグループがコミュニティーの周りを歩いていると再び二人は出会うのです。リックは皆を見失い、パニックを起こしてしまいます。

アレクサンドラ・ブレッケンリッジ『ウォーキング・デッド』

彼はジェシーの家に立ち寄りジェシーと息子たちが作ろうとしていた像を壊してしまいます。ジェシーはその後彼にカールと息子のロンを会わせられないかと尋ねました。

ロンはカールに会うのをとても楽しみにしているのです。彼はカールに許可し、ジェシーへの信頼を示します。しかし、結果的に結ばれることはなく、ジェシーは亡くなってしまいました。

ミショーン

アンドリュー・リンカーン、ダナイ・ゲリラ『ウォーキング・デッド』

『ウォーキング・デッド』の魅力はシーズン6になってもまだまだ視聴者を驚かせてくれます。驚きの多くは様々な死であったり、崩壊や爆破です。

彼らの世界はゾンビたちが引き起こす大惨事や衛生状態が悪いなど過酷な状況。しかし、一緒にいることさえ困難であるに、恋に陥ってしまう生存者がいるという事実に驚かされるということも少なからずあるわけです。

リックとミショーンはシーズン3で出会ってからときめき続け、シーズン6でついに全シリーズの中で最もロマンティックな関係を結んだと言えるのではないでしょうか。

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