2021年5月21日更新

ガイ・リッチー監督を大解剖!映画作品おすすめ5選を紹介【基本情報・作品の特徴】

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ガイ・リッチー
©Media/Newscom/Zeta Image

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ガイ・リッチーの基本情報

ガイ・リッチー
©︎FayesVision/WENN.com/ ZetaImage

ガイ・リッチーは1968年9月10日生まれのイギリスの映画監督。 1998年の『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』で長編映画を初監督、いきなりその年のイギリスの年間興行収入で1位を獲得します。第2作の2000年の『スナッチ』も絶賛され、若手監督の代表格として完璧に認知されるに至りました。 2009年、2011年とロバート・ダウニー・Jr.主演の『シャーロック・ホームズ』シリーズ、さらに2019年には実写版『アラジン』で興行収入120億円という大ヒット作品を生み出しています。 ガイ・リッチー監督の作品の特徴おすすめ映画作品さらにはちょっとニッチな迷作品までたっぷりと紹介します。

英国出身チョイワル監督!ガイ・リッチーの映画作品の特徴とは?

ガイ・リッチー
©Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

ガイ・リッチーは初監督作品「ロック、ストック」、第2作目『スナッチ』が映画ファンの心を掴み、今や「鬼才」と呼ばれる映画監督です。 初期の2作品はギャングを軸にした群像劇で、緻密な脚本も高く評価されました。いわゆる“ならず者”の犯罪群像劇は、ガイ・リッチーの代名詞に!斬新なアクション、緩急や画面分割などを駆使した映像表現、衣装や小物、すべての演出がスタイリッシュなのも特徴です。 他にも駆け引きから生まれる粋な台詞の応酬、バディのユーモア溢れる会話劇に時間軸ずらしのギミック……と、その魅力は語り尽くせません。 そして最新作『ジェントルメン』はまさに犯罪群像劇で、ガイ・リッチー監督の原点回帰的な作品として、ファンの期待を集めています!

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ガイ・リッチーのおすすめ代表作5選

ここからは、ciatr編集部がおすすめするガイ・リッチーの代表作5作品を紹介します! 上記で触れた ①スタイリッシュなアクション ②「犯罪群像劇」といったガイ・リッチー“らしさ” ③評価(興行収入や話題性) を基準にセレクトしました。

初監督作品『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』ジェイソン・ステイサム、デクスター・フレッチャー、ジェイソン・フレミング
© HANDMADE FILMS/All Star Picture Library/ZetaImage

■公開年:1999年 ■ジャンル:クライム、アクション、コメディ ■製作国:イギリス 1999年公開のイギリス映画です。ガイ・リッチー監督の名を世界に広めた代表作となりました。 ロンドンの下町を舞台に、賭けに負け多額の借金を背負うはめになった4人組が、借金返済のために繰り広げる奮闘を描いた作品です。ガイ・リッチー監督の独特な表現とユーモアはもちろん、どこか味のある俳優陣の演技や映画の雰囲気にも魅了されます。

実写版『アラジン』ゴージャスな演出で大ヒット!

『アラジン』(2019)ナオミ・スコット、メナ・マスード
© WALT DISNEY PICTURES/DANIEL SMITH/All Star Picture Library/Zeta Image

■公開年:2019年 ■ジャンル:ファンタジー、ミュージカル、アドベンチャー ■製作国:アメリカ ディズニー屈指の名作『アラジン』(1992年)をもとに、キャラクターやストーリー、楽曲など原作の良さを踏襲しつつ、大胆にリメイクした実写版です。 ガイ・リッチー監督は、架空の都市「アグラバー」の風景を完全再現!きらびやかな衣装や装飾、最新のVFXを駆使した“画作り”が話題になりました。そのゴージャスな演出や出演キャストの好演、名曲の数々など全てが結集して、本作の世界観を盛り上げています。 実写化が大成功したのは、『アラジン』と監督の作家性がマッチしたからでしょう。原作がアニメだからこそ、ケレン味のあるアクションも映えていました。

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『シャーロック・ホームズ』新解釈ホームズで人気を博す!

シャーロック・ホームズ ロバート・ダウニー・Jr ジュード・ロウ
©Warner Bros./Photofest/Zeta Image

■公開年:2010年、2011年(続編) ■ジャンル:ミステリー、アクション ■製作国:アメリカ アーサー・コナン・ドイルが創作し、世界的な名探偵となったシャーロック・ホームズ。彼のキャラクターに着想を得て、米英合作映画として制作されました。 1作目はロンドンで発生する連続殺人事件、続編は宿敵モリアーティ教授との対決が描かれ、ホームズの頭脳と名推理が冴え渡ります。そこへハードなアクションが融合し、従来の薬漬けで神経質そうな雰囲気はあまり感じられない、肉体派のホームズが誕生しました。 ガイ・リッチー監督の映像演出も見事で、特に続編の森を駆け抜けるシーンでは、スローモーションを用いた緩急とその魅せ方が圧巻です。ホームズ役のロバート・ダウニー・Jr.とワトソン役のジュード・ロウ扮する、凸凹バディの虜になること間違いなし

『コードネーム U.N.C.L.E.』スタイリッシュなバディムービー

『コードネーム U.N.C.L.E.』
©︎Warner Bros./Photofest/Zeta Image

■公開年:2015年 ■ジャンル:スパイ、アクション、アドベンチャー ■製作国:アメリカ 60年代のイギリスの人気ドラマ「0011 ナポレオン・ソロ」シリーズを、ガイ・リッチー監督がメガホンを取り、新たな視点で映画化した作品です。 舞台は東西冷戦下、1960年代前半のヨーロッパ。国際犯罪組織の陰謀を阻むべく、敵対するCIAとKGBの工作員が手を組み、スタイリッシュなガンアクションが展開します。演出の妙にバディの会話劇、時間軸のギミックなど、本作も“らしさ”が盛りだくさん! 「シャーロック・ホームズ」でも証明した通り、バディの息のあったコンビネーションを描かせたら、ガイ・リッチーを超える者はいません

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『スナッチ』ガイ・リッチー節全開の犯罪群像劇

『スナッチ』
©Screen Gems Inc./Photofest/Zeta Image

■公開年:2001年 ■ジャンル:クライム、コメディ ■製作国:アメリカ 2001年に公開されたガイ・リッチ―監督第2作目となる犯罪コメディ映画です。 大粒のダイヤと宝石を盗むことに成功した強盗フランキーは、ロンドンで売りさばこうと企んでいました。しかし仲間の裏切りによって、盗んだ宝石たちが狙われてしまことに。 お宝は最後に誰のものになるのでしょう。宝石をかけた窃盗団同士の盗み合いを、コミカルかつスピーディーに描いたこの作品は、目を離すことができない1作です。

実は赤字メーカーと呼ばれていたガイ・リッチーの迷作品

『スウェプト・アウェイ』ラブロマンスを妻であるマドンナが主演!?

スウェプトアウェイ
© Columbia TriStar Films/Photofest/ZetaImage

■公開年:2002年 ■ジャンル:ラブロマンス ■製作国:イギリス、イタリア マドンナ演じるアンバーは、富裕層の夫を持つ高慢な女性。ある日夫と一緒に地中海クルージングの旅に出た彼女でしたが、船舶事故によって、自分がさんざん見下していた乗組員のジュゼッペと2人で無人島に漂着してしまうことに……。 公開当時から、ガイ・リッチー監督らしくない作品という評価を受けている本作。監督の前妻、マドンナが主演として出演していることも話題になりました。

『リボルバー』ややこしい設定で難解すぎ……

レボルバー
© Redbus Film Distribution/Photofest/ZetaImage

■公開年:2005年 ■ジャンル:クライム ■製作国:イギリス、フランス ガイ・リッチ―監督に加え、『レオン』でも知られるフランスのリュック・ベッソン監督による合作映画です。 ギャンブラーのジェイクは、獄中で知り合った2人に詐欺やチェスなど様々な知識を得て、ギャンブラーの腕に磨きをかけました。服役を終えたジェイクは自分を罠へ陥れたカジノ王へ報復すべく動き出します。アクション映画で有名なガイリッチ―監督による一味違ったサスペンス映画です。 しかしあまりにも複雑な脚本にギブアップする観客が続出。何回も観なければ理解できない難しさにあなたも挑戦してみては?

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【人気再燃】スタイリッシュなガイ・リッチー監督の映画作品を観よう

ガイ・リッチー
©Media/Newscom/Zeta Image

この記事では、再注目を集めるガイ・リッチー監督について、代表作とともに紹介しました。 スタイリッシュな画作りとアクションはもちろん、ギミックを駆使したストーリー、ユニークなキャラクターの全てが、独自の世界観を作り上げています。たとえ迷作品であっても、後のヒット作に繋がる挑戦をしたという意味で、彼の大切な歴史と言えるかもしれません。 新作『ジェントルメン』を鑑賞する前に過去の作品を鑑賞してみてはいかがでしょう?

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