2020年2月10日更新

「オーシャンズ」シリーズ全4作の観る順番はこれだ!【あなたの知らないトリビアも】

オーシャンズ11
©︎WARNER BROS.

人気クライムコメディ「オーシャンズ」シリーズ。1960年の『オーシャンと十一人の仲間』をリメイクした同シリーズは、2001年以降4作品が公開されました。今回は、その4作の観るべき順番と、ネタバレあらすじ、そして魅力的なトリビアを紹介します。

目次

人気シリーズ「オーシャンズ」の観るべき順やトリビアを紹介

1960年に公開された『オーシャンと十一人の仲間』をリメイクした『オーシャンズ11』(2001年)。 切れ者の犯罪プロチームが、緻密な計画のもと大きな盗みをくり広げる手に汗握るクライムコメディである本作は、彼らの盗みの顛末を観てきたはずの観客も、最後のどんでん返しに驚かされます。ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットなど、豪華キャストが集結した本作は大ヒットを記録。その後シリーズ化されました。 今回はこの人気シリーズの観るべき順番と、ネタバレあらすじを紹介します。 ※この記事には「オーシャンズ」シリーズ各作品のネタバレが含まれます。未鑑賞の方、結末を知りたくない方はご注意ください!

タイトルの数字の意味は?

1作目『オーシャンズ11』から、2作目は『オーシャンズ12』(2004年)、3作目『オーシャンズ13』(2007年)と、本シリーズでは、タイトルの数字が増えていきます。 これは、主人公のダニー・オーシャンを含めた強盗チームの人数を表しています。シリーズが進むごとにメンバーが1人ずつ増えていったのですね。 また、第4作目となった女性版『オーシャンズ8』も、やはりチームメンバーが8人であることから、このタイトルになっています。

「オーシャンズ」シリーズの観るべき順番は公開順!

「オーシャンズ」シリーズは、全て公開順と時系列が一致していますので、公開順に観ていくのがおすすめです。前作に登場した敵キャラが自作では味方になったりという展開もあり、その順番がいちばんわかりやすいでしょう。 だたし、各作品で彼らが挑む“ヤマ”はそれぞれ違いますので、気になる作品から観ていっても特に問題ないと思います。 では、「オーシャンズ」シリーズを時系列順(公開順)に、各作品を紹介していきましょう。

時系列順にあらすじを紹介【ネタバレあり】

『オーシャンズ11』(2001年)

ニュージャージーの刑務所から仮出所した、泥棒で詐欺師のダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)。彼は仮出所中の規則を無視して、ロサンゼルスに住む仲間のラスティ・ライアン(ブラッド・ピット)に会いに行きます。 ダニーは服役中に計画した盗みの計画をラスティに話し、ともに実行しようと誘います。それは、ラスベガスの3大カジノの金が集まる地下巨大金庫から、現金を略奪するというものでした。彼らは、最低でも1億6000万ドル以上の現金が集まるとみられる、ボクシングのタイトルマッチ当日に計画を決行することにします。 2人は、カジノのセキュリティに詳しいラスベガスの大富豪ルーベン(エリオット・グールド)をはじめとするプロの犯罪者8人を招集。さらに伝説のスり師であるボビー・コールドウェルも誘おうとしましたが、すでに彼は他界していました。そこで、父親譲りの才能を持つ彼の息子・ライナス(マット・デイモン)をスカウトします。

しかし実はダニーにはもうひとつ狙っているものがありました。それは、服役中に離婚を言い渡され、今は3大カジノのオーナー、テリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)の愛人となっている元妻のテス(ジュリア・ロバーツ)。 よ計画実行の日に備えて、 ダニーたちはカジノの監視カメラをハッキングします。つづいてダニーはわざとベネディクトの部下に捕まり、仲間たちも次々とカジノ内に潜入します。高い身体能力を誇る中国系のイェンは、特技を活かして売上金のなかに身を隠し、金庫内への侵入に成功。巨大金庫につながる3つの扉には、12時間ごとに暗証番号が変わるセキュリティシステムや指紋認証などがついていました。 そこでチームはカジノを停電させ、セキュリティを一時停止させるという強硬手段にでます。ベネディクトはすぐにSWATを金庫に突入させますが、そこはすでにもぬけの殻。実はこのSWAT隊もダニーたちの仲間であり、彼らはそのメンバーに変装して金庫を抜け出していたのです。 まんまと1億5000万ドルの大金を手にしたダニーは、無事にテスの愛も取り戻しました。

『オーシャンズ12』(2004年)

前作から数年後、テスと再婚したダニーはしあわせな生活を送り、ラスティはホテル事業に乗り出すなど、それぞれ気ままに暮らしていました。しかし、そんな彼らの前にベネディクトが現れます。 2週間以内に盗んだ1億6000万ドルに利子をつけて返すよう迫られた彼らは、足りない分を埋めるため、再びチームで仕事をすることに。しかし、前回のカジノ強盗でアメリカでは動きづらくなっており、ヨーロッパに狙いを定めます。 オランダはアムステルダムのホテルを根城に、緻密な計画を立てて盗みを実行していくダニーたちでしたが、何者かが彼らに先回りし、獲物があるはずの場所には必ず黒い狐の置物が置かれているという事態が度々起こります。

ダニーたちがヨーロッパの往年の大泥棒ギャスパー・ルマーク(アルバート・フィニー)に助言を求めると、彼の弟子である“ナイト・フォックス”が関わっていることがわかります。 彼らがナイト・フォックスことフランシス・トゥルアー(ヴァンサン・カッセル)に会いに行くと、彼はベネディクトにダニーたちの情報を教えたのは自分だと言います。また、ローマ美術館に展示される「ファベルジェの卵」をどちらが先に盗むか勝負を持ちかけます。 テスを加えた12人でナイト・フォックスとの対決した彼らでしたが、ユーロポール(オランダ警察)の敏腕捜査官で、ラスティの元恋人イザベル・ラヒリが現れ、ダニーは逮捕されてしまいます。 残されたメンバーは、テスを女優のジュリア・ロバーツに変装させ、ファベルジェの卵を盗み出す計画を立てますが、あえなく失敗。全員逮捕されてしまいました。 そのころ、フランソワはまんまとファベルジェの卵を盗み、勝負に勝ったかのように思われました。しかし、そこに現れたのはダニー・オーシャン。実は彼はすでにファベルジェの卵を盗み出しており、フランソワが手にしたのは、彼がすり替えた偽物だったのです。 逮捕された仲間たちもFBI捜査官に変装したライナスの母(チェリー・ジョーンズ)によって解放されます。ベネディクトへの返済の目処も立ち、ダニーは胸をなでおろすのでした。

『オーシャンズ13』(2007年)

犯罪の世界から足を洗い、平穏な生活を送っていたダニー・オーシャン。しかし、そんな彼のもとにチームのメンバーであるルーベン・ティシュコフが心筋梗塞で倒れたと連絡があります。 ルーベンは倒れる直前、ホテル王ウィリー・バンク(アル・パチーノ)とともに、ラスベガスに巨大ホテルを建設する計画を立てていました。ダニーら仲間たちは悪名高いバンクと手を切るようにルーベンに忠告してきましたが、彼らの予想通りルーバンはバンクに裏切られ、ショックで倒れてしまったのでした。 ルーベンの無念を晴らすため、ダニーは再びオーシャンズを招集します。彼らは手始めに、ルーベンにホテルの権利を返すようバンクに警告しますが、当然黙って言うことを聞く相手ではありません。そこでチームは数カ月後にオープン予定のカジノホテル「バンク」を狙いますが、そこは世界最高レベルのセキュリティに守られた鉄壁の城だったのです。

入念な下調べの末、オーシャンズはホテルの地下にドリルで穴を降り、人工的に地震を起こすことにします。地震を感知したセキュリティシステムがロック状態になるのを見計らって、潜入する計画を立てます。しかし、いざ実行に移すとドリルが故障するというトラブルが発生。 新しいドリルを買う予算はなく、困り果てたオーシャンズは最後の手段として宿敵テリー・ベネディクトに協力を求めます。ベネディクトは商売敵のバンクを潰すためならばと、「バンク」の最上階にある巨大ダイヤモンドを盗み出すことを条件に、彼らに資金を提供します。 しかし彼は密かに“ナイト・フォックス”ことフランソワ・トゥルアーと連絡をとっており、ダイヤを強奪する計画を立てていました。 ダニーたちの目論見どおり、ホテル「バンク」は地震に見舞われます。セキュリティシステムが停止するのは3分間。その間にオーシャンズは、あらかじめ用意した偽造ダイスやスロットマシンなどで一般客を大勝ちさせ、「バンク」は大打撃を受けます。 また、ベネディクトの企みを見破っていたダニーは、ダイヤモンドを彼に渡さず、貧しい子どもたちに寄付しました。さらに彼はホテルの評価を行う調査人にこっそり嫌がらせを仕掛け、「バンク」の評価は最低に。 ダニーはせめてもの罪滅ぼしとして、調査人をスロットで大勝ちさせるのでした。

『オーシャンズ8』(2018年)

5年の刑期を経て仮出所したデビー・オーシャン(サンドラ・ブロック)。かつて数々の大掛かりな強盗を成功させてきたダニー・オーシャンの妹です。彼女は出所後すぐにかつての相棒、ルー(ケイト・ブランシェット)のもとに向かいました。デビーは刑務所で過ごした5年間で考え抜いた、強盗プランをルーに提案します。 それは、ファッションの祭典「メット・ガラ」でハリウッド女優ダフネ(アン・ハサウェイ)が身につける、1億5000万ドルのカルティエ製ネックレスを盗み出す計画。デビーとルーは次々と仲間を集め、監視カメラの角度調整やケータリングスタッフとしての潜入など、着々と準備を進めていきます。

彼女たちの計画はこうです。高価な宝石を身に着けたダフネの食事に薬をもり、吐き気を催すように仕向けます。彼女が嘔吐している間に、介抱するふりをしてネックレスを奪うのは、ウェイターに変装した詐欺師のコンスタンス(オークワフィナ)。 そしてそのネックレスを、なにも知らないウェイターのトレイに乗せて運ばせたあと、キッチンに待機していた宝石職人のアミータ(ミンディ・カリング)がネックレスを解体。バラバラになった宝石を仲間たちで運び出します。 その後、ダフネがネックレスを失くしたことが発覚し、会場は閉鎖に。ゲスト全員が大広間から出され、捜索するとスタッフとして紛れ込んでいた盗品ディーラーのタミー(サラ・ポールソン)が池の中から偽物を取り出し、事件は一旦解決します。 こうして計画は成功しますが、デビーとルーは、実はダフネにも協力を頼んでいたことを明かします。ダフネが加わったことで取り分が減ることを心配するメンバーたち。しかし、デビーは宝石探しのために会場が閉鎖された隙に、兄の元仲間にも協力してもらい、展示されていた宝石も全て盗んでいたのでした。 後日、兄ダニーの墓前でデビーはドライ・マティーニを飲みながら「あなたにも見せたかった」とつぶやきます。

「オーシャンズ」シリーズがもっと面白くなる5つのトリビアを紹介!

1. 監督の偽名!?(「オーシャンズ」シリーズ)

「オーシャンズ」シリーズの監督スティーブン・ソダーバーグは本シリーズで撮影監督も兼任しています。 しかし、クレジットで撮影監督に記載されているのは、ソダーバーグの偽名“ピーター・アンドリュース”でした。 これは、「撮影監督の名前が脚本家よりも優先されてはならない」というクレームがあったため。 ちなみに、“ピーター・アンドリュース”という名前の由来は、ソダーバーグの父のファーストネームとミドルネームを組み合わせたもの。 この名前は、ソダーバーグの「オーシャンズ」シリーズ以外の作品でも、撮影監督としてクレジットに登場します。

2. 監督がカメオ出演していた(『オーシャンズ11』)

スティーブン・ソダーバーグは、『オーシャンズ11』にカメオ出演していました。彼はバシャー(ドン・チードル)が初登場する場面で、金庫破りの1人を演じています。

3. マット・デイモンのつけ鼻?(『オーシャンズ11』)

マット・デイモン
WENN.com

『オーシャンズ11』にマット・デイモンがつけ鼻をとるシーンがありますが、この場面は『ブラザーズ・グリム』(2005年)に関連したジョークです。 『ブラザーズ・グリム』の監督を務めたテリー・ギリアムはマット・デイモンにつけ鼻でウィル・グリム役を演じさせようとしていました(スタジオがそのアイデアを却下)。

4. オリジナルメンバーがカメオ出演!?(『オーシャンズ11』)

1960年版オーシャンズ(『オーシャンと十一人の仲間』)に出演したヘンリー・シルバとアンジー・ディキンソンが『オーシャンズ11』のボクシングマッチシーンの観客としてカメオ出演していました。 他にもトファー・グレイス、ジョシュア・ジャクソン、ベリー・ワトソン、シェーン・ウェストなどのスターが本人役でカメオ出演しています。

5. ユーロポールの場所が違う!(『オーシャンズ12』)

『オーシャンズ12』のユーロポール(欧州刑事警察機構)は、オランダのアムステルダムに位置している設定になっていましたが、実際はデン・ハーグにあります。

痛快クライムコメディ「オーシャンズ」シリーズで騙される楽しみを!

確実な腕前で緻密な計画を実行するオーシャンズ。ダニーもその妹デビーも、強引ながらスマートな手口で、必ず目的を達成します。 その綿密さには観客も驚かされるばかりですが、さらなるどんでん返しで私たちを楽しませてくれます。是非シリーズを公開順に楽しんでくださいね!