2017年7月6日更新

「シャーロック・ホームズ」モリアーティ教授の謎に迫る!

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シャーロックホームズ

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シャーロック・ホームズ最大のライバル、モリアーティ教授

モリアーティ教授は、アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズで、ホームズの生涯のライバルと言われる人物です。 非常に有名な登場人物ですが、ホームズと直接会ったのは『最後の冒険』の一度きりで、その他は全て彼に関する言及でのみ。それも5回にとどまっています。 そんな謎に満ちたモリアーティ教授に迫っていきましょう。

モリアーティの人物像・性格は?

ジェームズ・モリアーティの表の顔は高い知性を持った元数学教授ですが、その裏の顔はロンドンで暗躍する犯罪組織のトップに君臨する人物です。自ら手は下さず、部下に計画を伝えることで目的を果たしてきました。 ホームズいわく、ロンドンの半分の悪事、ほぼ全ての迷宮入り事件が彼の手によるもので「犯罪界のナポレオン」と称しています。 モリアーティは多くの情報から緻密な犯罪計画を立て、狙った獲物は決して逃がしません。例えば『恐怖の谷』という物語では、ジョン・ダグラスに復讐するためにアメリカからやってきた人物に殺害計画を伝授しますが、失敗。するとモリアーティが自分の部下を使ってダグラスを暗殺させました。

『SHERLOCK(シャーロック)』で演じる俳優は?

BBCの人気シリーズ『SHERLOCK(シャーロック)』でジム・モリアーティを演じているのは、アイルランド出身の俳優、アンドリュー・スコットです。 スコットは1995年から映画への出演をはじめ、1998年には端役ではありましたが『プライベート・ライアン』に出演しています。 『SHERLOCK(シャーロック)』のモリアーティ役で人気を博し、2012年の英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)賞ドラマ部門の最優秀助演男優賞を受賞しました。 2014年には映画『パレードへようこそ』に出演し、英国インディペンデント映画賞最優秀助演男優賞を受賞。翌年には『007 スペクター』で悪役”C(マックス・デンビー)”を演じ、本格的にハリウッドに進出しました。 また、2016年7月に日本公開された『アリス・イン・ワンダーランド 時間の旅』にも出演しています。

モリアーティ教授に迫る7つの事実

1.本当のファーストネームは不明?

原作の『最後の事件』では、彼は単に”モリアーティ教授”と呼ばれています。その後、他の事件で言及されるなかで、ホームズが”ジェームズ・モリアーティ教授”と呼ぶようになりましたが、本当の名前は不明です。

2.兄弟が2人いる

彼には2人の兄弟がおり、ひとりは軍人、もうひとりはイングランド西部で駅長をしています。 駅長の方は弟ですが名前は不明、軍人の方は兄か弟か定かでなく、名前はジェームズ・モリアーティ大佐です。 上述の項目で教授のファーストネームが不明と言った理由は、兄と同じ名前だからです。

3.武術も腕に覚えあり

ホームズと同じく、モリアーティ教授も武術に長けた人物です。ライヘンバッハの滝でホームズと対決したときはかなり拮抗したと記述されており、ホームズよりも高齢であることを考えると、かなりの使い手であると言えそうですね。

4.数学の天才

モリアーティ教授が21歳のときに執筆した『小惑星の力学』という論文は完璧で、科学雑誌も全く批評できませんでした。

5.ホームズが認める唯一の人物

教授はホームズが唯一、自分と同等の知性を持つと認めた人物です。 また、『ノーウッドの建築業者』でホームズは「モリアーティを失ってから、ロンドンは退屈になった」と言っています。

6.ホームズ以外の人たちからは疑われていない

スコットランド・ヤードでは、ホームズから犯罪者扱いされる教授を気の毒がる声があるほど疑われていません。

7.シリーズを終わらせるために作られたキャラクター

モリアーティ教授は、『シャーロック・ホームズ』シリーズを終わらせたかったドイルが生みだしたキャラクターで、そのためホームズと同等の知性を持たされました。

『SHERLOCK』でモリアーティが生き延びた驚きの説

ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』のシーズン1第3話で初登場し、シーズン2第3話で死亡したモリアーティですが、シーズン3第3話の最後のシーンでは彼のメッセージが世界中のスクリーンに映し出されました。そのため、シーズン4での復活が予想されています。 自ら命を絶ったはずのモリアーティが生きているという、驚きの説をご紹介しましょう。

1.モリアーティは自分の死を偽装した?

モリアーティは頭を銃で撃ち抜いて自殺しましたが、実際は死んでいなかったのではないかと言われています。もちろんBBCの方針で血なまぐさいディテールを描かなかったのかもしれませんが、彼が自殺したときに飛び散った血が少なかった、死んだ後も銃を握ったままだったなど、怪しい点が指摘されています。 その方法は簡単で、空砲に合わせて後頭部に取り付けた血のりのパックを破裂させたと考えられます。あとはシャーロックが屋上から飛び降りるまで、横たわっていればいいだけです。 しかし、実際にモリアーティが自らの死を偽装したのなら、その方法はわからないかもしれません。

2.双子の兄弟か代役がいる!?

シャーロックはマスクか他の死体を使って、自らの死を偽装したと思われていました。後にアンダーソンに話した内容が真相のようです。 モリアーティも同様の手口を使っていたとしたらどうでしょう。彼の身に何かあった場合の保険としてはありそうですが、屋上でシャーロックを嘲ったのが別の人物である可能性は低そうです。他には、ドラッグのせいでシャーロックが幻覚を見たとしか説明がつきません。

3.リッチ・ブルックは本当に俳優だった?

シーズン2第3話『ライヘンバッハ・ヒーロー』で、モリアーティは俳優のリッチ・ブルックとして新聞記者のライリーを、自分はシャーロックにモリアーティを演じるよう雇われた俳優だとだましました。 もしブルックが本当に俳優で、屋上で自殺したのが彼だったとしたら、本物は生きているかもしれません。

4.新しい悪役がモリアーティの映像を流した!?

プロデューサーのスティーヴン・モファットたちがドラマを先へ進めたいのなら、アンドリュー・スコット演じるモリアーティの映像は、シーズン4への伏線かもしれません。 新しい悪役がシャーロックをロンドンに引き止めるため、モリアーティの映像を流した可能性もあります。そうすることで世界中に恐怖を与え、自らの存在は隠すことができます。モリアーティと同じくらいの手強い敵の登場を予感させますね。

モリアーティの名言

1.映画『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』(2011)より

「わかるだろう、人々の無意識には争いへの飽くなき欲望が潜んでいる。君が戦っているのは私ではなく、人間の習性だ」
引用:www.imdb.com
犯罪の天才であるモリアーティ教授も、悪のはびこる社会の歯車のひとつでしかないという恐ろしい事実を、ホームズに突きつける名言です。

2.ドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』第12話『最後の冒険』(1985)より

「これは危険ではない。避けられない破滅だ。君は単なる個人ではなく巨大な組織に立ちはだかったが、君の利口さを目一杯発揮しても気づくことができなかった。立場を明確にすべきだ、ホームズ君。でなければ踏み潰されるぞ」
引用:www.imdb.com
80年代に人気を博したジェレミー・ブレット主演の『シャーロック・ホームズの冒険』で、エリック・ポーターが演じたモリアーティ教授は、ほぼ原作に忠実な外見と登場回数で描かれました。

3.ドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』シーズン1第24話『傷だらけのヒーロー』(2013)より

「最初はあなたを殺そうと思った。静かに、慎重に。でも、あなたのことを知るほど、興味をそそられるようになった。結局、私自身のライバルは、壊してしまうには複雑すぎて、美しすぎる……少なくともここまでの分析では」
引用:www.imdb.com
このドラマのモリアーティは、ホームズが唯一愛したといわれる女性アイリーン・アドラーと同一人物として描かれており、犯罪の天才であること以外は、他作品のモリアーティとは一線を画しています。

4.ドラマ『SHERLOCK(シャーロック)』シーズン2第3話『ライヘンバッハ・ヒーロー』(2012)より

「鍵のかかった部屋では、鍵を持ってる者が王様なんだ。ハニー、僕が王冠をかぶってるのが見えるだろう」
自分が鍵を握っていると主張するのと同時に、シャーロックに向かって「ハニー」と呼びかけているのが印象的ですね。