タップできる目次
- 『ロード・オブ・ザ・リング』でアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセン
- 1:ヴィゴ・モーテンセンの映画デビュー作、『刑事ジョン・ブック 目撃者』
- 2:怖い!けれど、どこか幻想的!『柔らかい殻』
- 3:ウィゴ・モーデンセンがギャング役に挑戦!『カリートの道』
- 4:『クリムゾン・タイド』では葛藤する軍人役を演じる
- 5:ヴィゴ・モーテンセンといえば!『ロード・オブ・ザ・リング』
- 6:カウボーイ役のウィゴ・モーデンセンと愛馬の友情物語
- 7:正義のヒーロー役の次は、衝撃のサスペンス作品で注目の的に!
- 8:ヴィゴ・モーデンセンの大人の色気全開!全裸での戦闘シーンが話題に
- 9:親子愛に泣ける!『ザ・ロード』
- 10:生きることの意味を説いた作品、『涙するまで、生きる』
『ロード・オブ・ザ・リング』でアラゴルンを演じたヴィゴ・モーテンセン
世界累計興行収入が29億ドルを超える超人気シリーズ映画、『ロード・オブ・ザ・リング』。作中で旅の仲間のリーダー的存在だったアラゴルン役を演じていたのがヴィゴ・モーテンセンです。
写真家や詩人、ミュージシャンとしても活動し、演技の幅も無限大。たとえ汚れ役でも、なぜか気品漂うインパクトを持ってしまうのがヴィゴ・モーテンセンの魅力です。
1:ヴィゴ・モーテンセンの映画デビュー作、『刑事ジョン・ブック 目撃者』
s_p_n_minaco
アーミッシュの生活様式が注目されたピーター・ウィアー監督の代表作だけど、今観るとこの原題にジョージ・ミラーとの繋がりを感じたりして。何せ、正にWitnessで始まりWitnessで終わる映画。彫刻を仰ぎ見る少年の視線、彫刻が見下ろす視線、犯人が覗き見る視点、殺人現場を目撃する少年、その母と刑事ジョン・ブックが見つめ合う視線など、言葉はなくWitnessがすべてを物語る。特に少年ルーカス・ハースが犯人を示す射るような視線と、犯人を視線で追い詰める村人たちのサスペンス描写、或いはケリー・マクギネスとハリソン・フォードの視線だけの秘め事。殺人事件そのものよりも、異なる世界の眼差しが出会うことが事件なのだ。
神秘的なオープニングショット、村人総出の納屋の棟上げ、迫り来る追っ手の姿、穀物貯蔵庫の壁に血と銃で描かれる十字架。静かで牧歌的な風景が孕む、美しすぎる危うさと緊張感。かと思えば感情高まるダンスシーンの間を外すような心憎い抑制。さすが極端な状況や異邦人を得意とするウィアー監督。ハリソン・フォードの大工ぶりもさすが。
1985年に公開の映画で、殺人事件のヴィゴ・モーテンセンの映画初出演となる作品です。目撃者となってしまった子供とその母親を守ろうとする、刑事の物語で、2人を守ろうと奔走する刑事とアーミッシュという、キリスト教の非主流派の団体に属する母子との触れ合いやラブロマンスに焦点があてられた映画となっています。
2:怖い!けれど、どこか幻想的!『柔らかい殻』
doshira
子どもの持つ無垢な残酷さが刺さる
1990年に公開された本作は、アメリカの田舎町で起こった狂気めいた事件を、無垢な一人の少年の視点で幻想的に描いた、カルト的な名作です。ヴィゴ・モーテンセンは戦争から帰還兵である少年の兄を演じており、物語の重要なキーマンとなっています。
3:ウィゴ・モーデンセンがギャング役に挑戦!『カリートの道』
marima_rin
友達が貸してくれてふいに鑑賞☆うわー!ショーン・ペン!?ヴィゴも見逃すよ(>_
4:『クリムゾン・タイド』では葛藤する軍人役を演じる
Shinichiro_Mori
戦争の緊迫感が感じられ終始目が離せなかった。軍人としてのジレンマをよく表現した良作でした。
5:ヴィゴ・モーテンセンといえば!『ロード・オブ・ザ・リング』
Hironari_Yoshimatsu
伝説はここから始まった
映像化絶対に無理といわれていた作品である
イントロダクションで完全に虜にされた
6:カウボーイ役のウィゴ・モーデンセンと愛馬の友情物語
S_Kyawai
私の好きなヒューマンドラマ映画第3位!
ヴィゴ・モーテンセンの渋みが光る一品
7:正義のヒーロー役の次は、衝撃のサスペンス作品で注目の的に!
southpumpkin
クローネンバーグ監督作品にしては普通に楽しめる映画です。仕事も成功し、温かい家庭を築いていた男はとある事件をきっかけに様子がおかしくなってくる・・・。という話。素直にびっくりしましたね。クローネンバーグ監督作品、ということを知らなければ素直に先読みできていたでしょうけど、クローネンバーグだからなあ。宇宙から来た謎の生命体が絡んでくるんだろう、と思いましたがそうではありませんでした。素直な、ものすごく素直なミステリー映画です。謎の生命体を大いに期待してしまうのはやはり昔の作品が好きだからなのか・・・。近年はどんどん新しいことに挑戦していてすごいなあ、と思いますが、個人的には80年代の作風に一度回帰してほしいかな、なんて・・。
ヴィゴ・モーテンセンはこの映画が一番格好いいですね。イースタンプロミスはかっこよすぎでした。
8:ヴィゴ・モーデンセンの大人の色気全開!全裸での戦闘シーンが話題に
Koz8
・緊張感がたまらない
・ヴィゴの演技力に乾杯
9:親子愛に泣ける!『ザ・ロード』
Chanichz
何度も見てしまう。その度に涙腺崩壊。
崩壊した灰色の世界で親子が善い人でいようとする。絶望を繰り返しながら、それでも人間でいられるのか。
重く淡々とした雰囲気だけれど、心に痛いほど残る映画。
10:生きることの意味を説いた作品、『涙するまで、生きる』
HMworldtraveller
原作はカミュの短編小説。1954年フランスからの独立運動のさなかのアルジェリアが舞台。
ヴィゴ目当てにチョイスした作品で観るまでカミュ原作ということも知らず、漠然と、凄惨な紛争下でのサバイバルの話だと思っていたけど違った。紛争やサバイバルはあくまでも舞台に過ぎず、フランス人としてフランス領アルジェリアに生まれ育った元軍人の教師の生き様を描いたものだった。
当時はフランス領だったとはいえ、アルジェリアはまぎれもなく異国。しかも親はスペイン人。主人公は民族的にはスペイン人で国籍はフランスで生まれ育ちはアルジェリアということか。。フランス人からはアラブ人とみなされアルジェリア人からはフランス人と呼ばれながら、危険で過酷な環境下で生きてきた男の、無骨だけど実直で堅忍不抜な生き様がジワリと胸に沁みた。
考えさせられたのは、”帰属意識”というもの。民族、国籍、地域社会、企業・・・。人はしばしば個人的な繋がりや友情よりも帰属意識から来る感情や帰属する集団の利益を優先することがある。進んで優先するわけじゃなくても優先せざるを得ない時がある。友がいてその友情が確固たるものであっても。。その最たるものが戦争や紛争で、最後、主人公は自分の微妙な立場を否応がなしに自覚したのだろう。
地味だけど深い映画だった。ヴィゴ・モーテンセンの、心情が滲み出るような演技も良かった。目の表情と円熟味を増した役作り。年齢を重ねていい感じに渋みが増しているように思う。
殺伐とした荒涼な砂漠の風景がまるで不条理のメタファーかのように感じた映画でもあった。