2018年1月6日更新

ダーレン・アロノフスキー監督映画おすすめランキングトップ6

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ダーレン・アロノフスキー
©Fotoarena/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

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ダーレン・アロノフスキー監督とは

ダーレン・アロノフスキーは1969年2月12日生まれ、ニューヨークのブルックリン出身の映画監督・脚本家です。 幼い頃、よくブロードウェイ・シアターへ両親に連れて行かれ、演劇業に興味を持ったそうです。高校卒業後、ハーバード大学で映画を専攻し、1991年に卒論で制作した短編映画『Supermarket Sweep』は、高評価を受け、1998年監督デビュー作の長編映画『π』でサンダンス映画祭で最優秀監督賞を受賞し、インディペンデント界の新星として注目を集めます。 その後、メジャーを中心に次々とビッグプロジェクトの話を持ちかけられるますが、なかなか完成にまでは至らずも、10年以上温めていた企画が2008年に念願の完成を迎えたのが、ミッキー・ローク主演に迎えた『レスラー』です。 初めは注目すらされなかったものの、第65回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞を果たし、2010年にはナタリー・ポートマン主演『ブラック・スワン』が、第67回ヴェネツィア国際映画祭のオープニング映画として初演し、多数の賞にノミネートされ、評論家からは長時間のスタンディングオベーションと称賛を受けることになります。

6位:妻を救うため、夫が時を超える異色ロマンスファンタジー【2006年】

tophelos 2012/07/01 DVD 副題と美男美女の配役でロマンティックな映画を期待して観ると大ダメージ間違いなしの映画。監督がダーレン・アロノフスキーという時点で当たり前の恋愛ドラマではないだろうとは想像していたが、ここまでとは思わなかった。一歩間違えば(というかほとんど)完璧なトンデモ映画。ビジュアルは画作りにこだわる監督らしく素晴らしいのだが、内容は東洋的な思想や宗教観にかなり傾倒しており(衣装や美術にも見て取れる)、幻想的と言えば聞こえはいいが、観る側をかなり混乱させる表現になっている。もし同じ内容、テーマで普通の監督が撮ったら、間違いなく凡庸な作品になるだろう。
愛する妻イジーが、病に侵され余命がわずかだと知り、新薬開発の研究に没頭する医師のトミー。しかし、そんな努力も虚しくまったく成果はでない。ただ、時間が過ぎることに焦りを感じていたトミーに、イジーは自作の小説を手渡し読ませる。 その物語は、中世スペインの騎士・トマスが、眉目秀麗の女王・イザベルの命で永遠の命で、不死をもたらす"ファウンテン(生命の泉)"を探すため旅に出るというもの。しかし、小説は途中で終わっており、イジーは、その続きを愛の証としてトミーに書いてもらいたいと伝え…。 愛する人のために、がむしゃらに不死を求め続ける男の前世・現代・未来を描いた壮大な愛の叙事詩ファンタジー。 主演は『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマンと『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズが演じています。

5位:旧約聖書の創世記『ノアの箱舟』を実写化した大作!【2014年】

S_Kyawai 旧約聖書にある話とどこまで合致しているのかは分からないけど、これはこれで見応えがありました。 人は子孫を残すに値するのか… 人は善と悪の両面を持っているが、愛があるから尊い生き物だ… まぁ神とかなんとかの話しでは定番のテーマですが。 もっとファンタジーな感じになると思ってたけど、目を背けたくなるような描写も。 だからこそ終盤の展開に感動したのかなぁ
主演はラッセル・クロウ、共演にジェニファー・コネリー、レイ・ウィンストン、エマ・ワトソン、アンソニー・ホプキンスと豪華キャストで、旧約聖書の「創世記」に書かれている伝説的な物語を壮大なスケールで描かれたスペクタクルヒューマンドラマ。 創世記時代、アダムとイブのが楽園を追放された後、カイン・アベル・セトの3人の子供を授かる。しかし、カインはアベルを殺し、子孫たちに創造すること教え、文明を築いてしまうのだった。そして、子孫たちは、カインらを裏切り滅ぼすのだが、それに抵抗したのは、唯一神の創造物を大切に守っていたセトの子孫・メトシェラ。 そのメトシェラの孫にあたるノアが、ある日、堕落した人間を一掃するために、大洪水で世界が飲まれ滅びてしまうのを夢で見る。それからは、心の奥から沸き起こる強い使命感のまま、家族と罪のない動物たちを救うため巨大な箱舟を作り始め……。

4位:数字に隠された謎に迫る難解サスペンスストーリー【1998年】

Yusuke_Kawai ・数学者のマックスの持論は「全ての物事は数学で表せる」であり、そんな彼は幼い頃からずっと頭痛に悩まされてきた。株価の法則性を研究していたマックスは、ある日216桁の謎の数字を発見し、その数字を巡って証券会社やユダヤ教徒から狙われることになる。 ・自分が文系だからか、終わってみてもさっぱり分からない映画だった。ラストが衝撃的だったが、何故そうなったのかも謎だった。
社会不適合者ではあるが、常人離れしたIQを持つマックス・コーエンは、自作のスーパーコンピューターで、株式市場の予想も兼ねた数字の研究を続けていた。マックスは、世界に存在しているありとあらゆる物は一つの数式で理解ができるという信念にとりつかれてた。 ある日、ユダヤ教徒の友人レニーから聞いた、モーゼ五書が"神からの数字暗号"であると聞き、自分の研究と関連付け、更に、数字にのめり込んだとき、スーパーコンピューターが謎の216ケタの数字を吐きだしたのだった…。その数字を巡り、株仲介人やユダヤ教秘密結社に狙われながらも、マックスは数字の謎を解き明かすことができるのか…。 低予算でありながら、エキセントリックな映像表現や奥深いストーリー、衝動的な音楽で、1998年度サンダンス映画祭最優秀監督賞と1999年インディペンデント・スピリット賞初脚本賞など、数々の賞を受賞に輝きました。

3位:プリマの座を巡って、主人公が心の闇に蝕まれていく様を描く心理サスペンス【2010年】

ririri511 狂気に満ちたバレエの世界が怖い・・・けど美しい。 美しさの影に狂気有りだなぁ・・・。 ナタリー・ポートマンの演技が凄い、善と悪の二面性を完璧に演じてるだけじゃなくて体までバレリーナ体型に絞ってる! ラストの黒鳥のダンスシーンは本当に官能的でドキドキする物がありました。 そして現実か幻覚か分からない際どい境界線に酔いそうになった。 エンターテインメントの世界でトップに立つ事とトップを保つ事は想像を絶するくらいの努力が必要って事も感じた。
ニューヨークの一流バレエ団に所属している二ナは、バレリーナに誇りを持ち、人生のすべてを捧げ、レッスンに励む日々を過ごしていた。ある日、二ナの所属するバレエ団の次の公演は『白鳥の湖』に決まり、この演目のプリマ(主役)を、二ナが選ばれる機会が巡ってくる。 しかし、『白鳥の湖』の主役"白鳥の女王"は、性格の異なる鳥を2人1役で演じるのため、生真面目で優等生気質の二ナには、誠実で無垢な白鳥役に向いていたが、官能的で邪悪な黒鳥役を演じるには、表現力しきれなかった。 それと対照的に、情熱的に大胆な踊りで、芸術監督ルロイの目に留まった新人ダンサーのリリーが現れ、二ナは、苦悩し焦りを感じるようになる。そのプレッシャーから心のバランスが崩れ始め、自分の内なる闇に飲み込まれように、幻覚や妄想に取りつかれていく…。 主演のナタリー・ポートマンのプロ顔負けのバレエシーンと迫真の演技が絶賛され、みごと自身初となる、第83回米アカデミー賞で主演女優賞を獲得し話題となりました。

2位、かつての栄光にしがみつくプロレスラーの孤独な後半生をミッキー・ロークが熱演!【2008年】

satoo66 プロレスに人生を奪われ、そして救われる男の物語。 まさに最強のショーである。 ヒールのレスラーが気持ち良さそうにブーイングを浴びてるのがとても清々しくなる。 試合のシーンももちろんいいけどスーパーで働いてるところの演技がなんかリアルでいい。 あと、全盛期過ぎたレスラーが集まってサイン会してるとこ…切ない。 プロレス知らない人にこそ観て欲しいな
1980年代に人気レスラーだったランディ・ロビンソンだが、20数年たった現在はスーパーでバイトをしながら、老体に鞭を打ちながら辛うじてレスリングを続けていた。かつては、妻と一人娘と暮らしていたが今では、ストリップクラブのキャシディに思いを寄せながら、自分を慰めるような孤独な日々を送っていた。 そんなある日、メジャー団体への復帰のかかった試合の最中、長年使い込んでいたステロイド剤が祟り心臓発作を起こし倒れ込んでしまう。そして、ついに現役から退くことしたランディは、長年疎遠だった一人娘のステファニーの元へ訪れ関係の修復を試みるが…。 第62回ヴェネツィア映画祭金獅子賞し、主演のミッキー・ロークは、未経験だったプロレスを80年代に活躍したプロレスラーから訓練を受けるなどの熱心な役作りが身を結び、第81回ゴールデングローブ主演男優賞受賞しました。

1位、"落ち込む映画"ランキングで第1位獲得!麻薬によって人生を狂わせた人々を描いた衝撃作!【2000年】

Ayano_Jinnouchi ドラッグを求めすぎた人間の悲惨な末路を描く作品。薬物の恐ろしさを身をもって体験してるかのような演出というか映像の撮り方はテンポがよくて凄く好みでした。ラストにかけて四人の群像劇ぽくなるところの音楽も絶望感漂ってて最高。 胸糞映画とか後味悪い映画とかによく名前が挙がるけど、これは自業自得じゃないだろうかなんて思っちゃったり。 この映画見た人でドラッグに手を出そうなんて考える人いないのでは…と思う程怖かった、、。
原作は、今作の脚本も手掛けているヒューバート・セルビー・ジュニアの小説『夢へのレクイエム』。 ニューヨーク・ブルックリンの大西洋岸にあるコニーアイランドの団地に住む未亡人のサラは、家にこもり一日中テレビの看守をするような孤独の日々を送っていた。そんなある日、視聴者参加型番組の出演をすることになり、サラは、出演日までに自己流ダイエット方法でシェイプアップを決意するがうまくいかず、医者に処方されたダイエット・ピルを飲み始めたのだった。 一方、サラの息子のハリーは、高校卒業後就職もせず、親友のタイロンと金儲けのために、ヘロインの密売に手を染めていたが、デザイナー志望の恋人マリオンとの出会いをきっかけに、共に洋服店を出す夢を抱くようになっていた…。 この親子の共通点である"薬"の魔の手によって、周りを巻き込み、地に落ちていく様を壮絶に描いたドラマであり、あまりにもストーリーが衝撃的だったため2009年にイギリスの映画雑誌「エンパイア」が発表した"落ち込む映画"ランキングで第1位に選ばれました。