2017年7月6日更新

すべてがカッコいい!!ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』シーズン1まとめ【ネタバレ注意】

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ピーキー・ブラインダーズ

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ピーキー・ブラインダーズとは?

ピーキー・ブラインダーズとは、第一次世界大戦後の1920年代、英国バーミンガムに実在したギャング集団。ハンチング帽(peaked cap)のつばにカミソリの刃を忍ばせ、ケンカの時にはそれで相手の目を切りつけることが名前の由来だとか。詳しくはシーズン1エピソード2のオープニングを。 ハンチング帽、ネクタイ、ベルボトムに真鍮ボタンのジャケットという独自のスタイルが、ピーキー・ブラインダーズの証。当時バーミンガムにいたストリートギャング達が属し、酔っ払いを襲い、ナイフや火搔き棒、フォークなど何でも武器として使ったそうです。

シーズン1あらすじ(全6話)

第一次世界大戦後の1919年、ピーキー・ブラインダーズのリーダー、トーマス・シェルビーは地元バーミンガムの武器工場から盗まれた大量の銃を偶然みつけます。これが勢力拡大のチャンスになると考えたトーマスは、銃を横取りして隠すことに。 消えた銃の行方を追って、アイルランドからキャンベル警部が派遣され、ブラインダーズを激しく追及。また、潜入捜査官のグレースをブラインダーズのたまり場、パブ「ガリソン」にスパイとして送り込みます。そこへ銃のありかを聞きつけたIRAのメンバーが訪ねてきて、トーマスに交渉を求めます。会話を盗み聞きしたグレースはそのうちの一人を尾行しますが、バレてしまい誤って彼を射殺してしまいます。 一方、ブラインダーズとジプシー集団のリー家との抗争が勃発。トーマスは裏社会を取り仕切るビリー・キンバーに、同盟を結ぶことを提案します。トーマスは兄のアーサーにリー家の襲撃を指示し、キンバーにブラインダーズの方が用心棒として相応しいことを見せつけます。 これによりブックメーカーのライセンスを得たシェルビー家。トーマスはグレースを秘書として雇います。リー家とブラインダーズの仲はさらに悪化しましたが、リー家の娘エスメとトミーの弟ジョンが結婚することで和解し、キンバー打倒の同盟を結びます。 トーマスの妹エイダはトーマスの幼なじみフレディの子を身ごもり、結婚。しかしフレディがコミュニストであることから、警察に目をつけられ、逮捕されてしまいます。 グレースに殺されたメンバーのことを詮索し、IRAのリーダーがトーマスを脅迫しますが、グレースとトーマスは彼を殺してしまいます。トーマスに惹かれていったグレースは、キャンベル警部に銃のありかを教える代わりに、ブラインダーズに手出ししない事を要求し、スパイを辞めます。 トーマスはピーキー・ブラインダーズとリー家を招集し、競馬場でキンバーへのクーデターを実行を呼びかけます。キャンベル警部はその情報を知りながら、あえて警官を派遣せず両者の潰し合いを期待します。フレディはロンドンの刑務所に護送中のところを、襲撃してきたブラインダーズに助けられ、対決の現場に駆けつけます。 メンバーがほとんど出払ったブラインダーズのもとに、キンバー達が奇襲してきます。エイダとフレディの後援もあり、トーマスはキンバーを一撃で仕留めます。これにより、シェルビー家は国内第3位のブックメーカー社となります。 クーデターの情報が漏れたことで、トーマスにも身元がバレたグレースは、ニューヨークへ向かうことを決意。バーミンガムを旅立つ彼女に、キャンベル警部が銃口を向けるのでした。

キャストのご紹介

トーマス(トミー)・シェルビー役/キリアン・マーフィー

シェルビー家の次男で、ピーキー・ブラインダーズのカリスマ的リーダー。卑劣で非情なギャングとして恐れられているが、冷静で頭が良く、家族想いで情に厚い面も。第一次世界大戦に出兵し、曹長として功労賞を受賞。その体験は彼にとって酷いトラウマとなる一方、死を恐れずに権力拡大を推し進める原動力となっています。 キリアン・マーフィーはアイルランド出身。映画『バッドマン・ビギンズ』にスケアクロウ役で出演。近作では映画『白鯨との闘い』でマシュー・ジョーイ役を演じました。また、ニール・ジョーダン監督の『プルートで朝食を』で、ゴールデングローブ賞・主演男優賞にノミネートされました。

ポーリー役/ヘレン・マックローリー

トム達の叔母。ピーキー・ブラインダーズの女家長。トムとアーサーが出兵中にビジネスを取り仕切っていて、彼女の意見は絶対的。無実の罪から、子供二人を幼い頃に警察に取られてしまい、心の傷となっています。 ヘレン・マックローリーはロンドン出身。夫はドラマ『ホームランド』でブロディを演じたダミアン・ルイス。映画『ハリーポッター』シリーズ のナルシッサ・マルフォイ役のほか、2012年『007 スカイフォール』のクレア・ドウォー役を演じました。

キャンベル警部役/サム・ニール

トムと対立する警部。兵役を免除されていました。消えた銃の行方を追って、ウィンストン・チャーチルの指示でベルファストから派遣されます。冷酷な一面があり、ピーキー・ブラインダーズを追い詰めるためなら手段を選びません。優秀な警官だったグレースの父親と親交がありました。グレースに求婚しますが断られてしまい、そのことで更にトーマスを目の敵にします。 サム・ニールは北アイルランド出身。『ジュラシックパーク』のグラント博士ほか、映画の主な出演作品は50本以上!大英帝国勲章も受賞しています。妻は日本人メイクアップ・アーティストの渡辺典子。

グレイス・バーグス役/アナベラ・ウォーリス

キャンベル刑事の指示で働く潜入捜査官。警官だった父をIRAに殺されています。トーマスに近づくため、ピーキー・ブラインダーズが出入りするパブ「ガリソン」で働くことに。しかし次第にトーマスと惹かれ合います。 アナベル・ウォーリスはオックスフォード出身。近作では2015年の映画『バトルフィールド』に、アナ役で出演。また、トム・クルーズ主演『ハムナプトラ』のリブート作品に、ヒロイン役で出演予定です。

アーサー・シェルビー役/ポール・アンダーソン

シェルビー家の長男。血の気が多く、ケンカ早い。戦争の後遺症に悩まされており、情緒不安定な一面も。トーマスに対して劣等感を抱いており、第5話では突然戻ってきた父親をかばい、トーマスと対立します。 ポール・アンダーソンはイギリス出身。2015年は映画『白鯨との闘い』『レヴェナント』ほか出演作多数。

ジョン・シェルビー役/ジョー・コール

シェルビー家の三男。まだ20代ながら、妻を亡くして4人の子供を抱えていました。ジプシー集団リー家の娘、エスメと結婚することで、ピーキー・ブラインダーズとの結束を取り持ちます。 ジョー・コールは1988年ロンドン出身。ピーキー・ブラインダーズ出演後、数々の映画やドラマに出演。2016年6月公開予定の映画『シークレット・アイズ』では、ニコール・キッドマン、ジュリア・ロバーツと共演。

エイダ・シェルビー役/ソフィ・ランドル

トーマスの妹。意志が強く、周りの反対を押し切ってフレディと結婚し、息子を授かります。 ソフィ・ランドルは1988年イギリス出身。2012年からドラマ『ブレッチリー・サークル』で、連続殺人犯を追う女性4人組の内のひとり、ルーシーを演じています。

フレディ・ソーン役/イド・ゴールドバーグ

コミュニストとして警察に狙われ、逮捕されてしまいます。トーマスの幼なじみで子どもの頃からエイダと相思相愛でした。戦争中、トーマスの命の恩人となりました。 イド・ゴールドバーグはイスラエル出身。映画『ディファイアンス』、『21番目のベッド』に出演。2015年にはアメリカCBSのドラマ『Supergirl』でレッド・トルネードを演じています。

シーズン3はイギリスで2016年5月に解禁

シーズン3について、シェルビー家の新たなポートレイトが公開されました。 2016年5月に放映予定とBBC2がTwitter上で発表。さらに2016年5月4日、バーミンガムのエブリマン・シネマで、第1話の先行上映が決定‼︎ハンチング帽を被ったファンが集結するとか。 また、撮影現場となったブラック・カントリー・リビング・ミュージアムには多くの観光客が訪れているそうです。ショップではピーキー・ブラインダーズ関連のグッズも取り扱っています。 多くのファンを虜にする『ピーキー・ブラインダーズ』。シーズン3放映後の反響も楽しみですね‼︎