D・フィンチャー映画『セブン』について知られざる15の事実【ネタバレ注意】

2017年7月6日更新

1996年に公開された、デヴィッド・フィンチャー監督ブラッド・ピット主演の『セブン』は90年代を代表するサスペンスの傑作として知られています。今回は映画『セブン』について知られざる15の事実を紹介します。

1.脚本家はレコードショップの店員だった!?

本作の脚本案を生み出す前、アンドリュー・ケヴィン・ウォーカーは脚本家としてくすぶりニューヨークのタワーレコードで働いていました。

その当時の憂鬱な気持ちを原動力に7つの大罪をモチーフとした連続殺人鬼の物語を生み出したそうです。

2.衝撃のラストが変更される可能性があった!?

デヴィッド・フィーチャー

本作はミルズ刑事の妻の死が明らかになるクライマックスが大きな見せ場でしたが、プロデューサー“アーノルド・コペルソン”は妻が生存して終わるエンディングに変更しようとしていました。

デヴィッド・フィンチャーがエンディングを変更することはなかったものの、映画撮影中プロデューサーは衝撃のエンディング案に反対し続けていたそうです。

3.怪我の設定は後から!?

雨の中ディヴィッド・ミルズが犯人を追うシーンの撮影中、ブラッド・ピットは足を滑らせ腕で車のフロントガラスを突き破っていました。

怪我は骨にまで達していたため、その後ギプスをつけて撮影しなければならなかったそうです。

急遽ギプスの設定が追加されましたが、それより前のシーン撮影ではブラッド・ピッドはなるべく腕を隠す必要がありました。

4.ケビン・スペイシーはクレジットされていなかった!?

本作で猟奇的殺人鬼“ジョン・ドゥ“を演じたのはケビン・スペイシーでしたが、ジョン・ドゥをよりミステリアスなキャラクターにするため広告やオープニングクレジットにケビン・スペイシーの名前はありませんでした。

5.怠惰の犠牲者になる条件!?

怠惰の罪で犠牲者となった人物をキャスティングするため、プロデューサーは2つの条件を出しました。

その条件は長い間ベッドで横たわることが出来ることと、信じられないくらい痩せていることだったそうです。

条件を満たしたのが44kgの俳優マイケル・レイド・マッケイでした。

6.血まみれ死体を演じることを知らなかった!?

“強欲の罪”の犠牲者となった人物を演じた俳優ジーン・ボーカンは撮影現場に行くまで自分が裸の血まみれ死体を演じるとは思っていませんでした。

ジーンは自分の演じる役を知った後、ギャラアップの交渉をしたそうです。

7.バイオレンスはカメラにほぼ映っていない!?

モーガン・フリーマン

出典: www.amazon.in

本作には無惨に殺害された死体が数多く登場しますが、陰惨な殺人行為が行われたのはサマセット刑事(モーガン・フリーマン)とミルズ(ブラッド・ピット)が現場に到着する前のことです。

カメラが殺人現場をとらえるのはミルズがジョン・ドゥを殺害する場面だけです。

8.オープニングシークエンスが天才的!?

スパイダーマン

本作はジョン・ドゥが日記を書いている映像をつなげた素晴らしいオープニングクレジットで幕を開けます。このシークエンスを生み出したのがカイル・クーパーという人物です。

あまりの才能に彼の起用を拒む監督もいるようです。

『マン・オブ・スティール』で知られるザック・スナイダーはかつてカイルについてこう語っています。

“彼は映画本編よりも素晴らしいタイトルシークエンスを作ることがある”
引用:mentalfloss.com

9.サマセット刑事の息子がカメオ出演!?

モーガン・フリーマンの息子が指紋採取係としてカメオ出演していました。

10.モーガン・フリーマンがドゥを殺害する可能性があった!?

クライマックスで殺人鬼ジョン・ドゥを殺害するのはミルズでしたが、デヴィッド・フィンチャーとウォーカーはサマセット刑事(モーガン・フリーマン)にその役割を務めさせるアイデアも考えていたそうです。

11.『ファイト・クラブ』で脚本家にオマージュ!?

『セブン』の後にデヴィッド・フィンチャーがメガホンを取った『ファイト・クラブ』で、フィンチャーは『セブン』の脚本家に敬意を示して3人の刑事にアンドリュー、ケビン、ウォーカーと名付けました。

12.映っていないものを見た観客!?

素晴らしい映画は観客に実際映画にある映像以上の体験をさせることがあります。

本作のクライマックスでミルズの妻の生首が入った箱が映る場面はありますが、実際にミルズの妻(グウィネス・パルトロー)の生首は映っていません。

しかし、劇場から出てきた多くの観客がグウィネス・パルトローの生首を見たと信じこんでいたそうです。