「遊戯王」城之内克也。顎でいじられても、ネタバレでいじられても屈しない不屈の男を紹介！

高橋和希原作のアニメ『遊☆戯☆王』は、主人公である武藤遊戯がカードゲームを通して仲間と共に成長していく姿を描いたものです。その主人公である武藤遊戯の親友が城之内克也です。気の弱いキャラクターの遊戯とは正反対で、喧嘩が強く男気に溢れ、人のためなら我が身も顧みない熱い男です。 本記事ではその城之内について紹介したいと思います。

中学生の頃は不良で毎日喧嘩に明け暮れていましたが、面倒見が良かったので舎弟たちが城之内を慕っていました。父子家庭でギャンブルと酒が好きな父と暮らし、生活費や父の借金返済の為に新聞配達をしているという一面もあります。 漫画で登場した時にはお人好しな遊戯が嫌いでいじめていました。しかし風紀委員に城之内がからまれていたときに庇ってくれた遊戯を見て思い直します。2人はそれから親友になったのです。 ここからはそんな熱い男城之内について紹介していこうと思います。

城之内が愛用するのは真紅眼の黒竜。これはもともと対戦相手のダイナソー竜崎が持っていたものです。数十万はするプレミアムのついたカードで、戦いに勝利したことで城之内のものとなりました。 バーンという攻撃や融合召喚・儀式召喚等ができます。 真紅眼の黒竜は、敵に洗脳されて遊戯と命懸けで戦わなければならなくなったときにもこの黒竜が正気に戻し、遊戯と城之内を助けてくれました。

また、サイコ・ショッカーは罠カードの発動と効果を無効化してくれます。 喧嘩っ早く熱血であるため、黒い炎で焼き尽くす黒竜で攻撃をしかけ、お互いの罠を無効にして正々堂々と戦えるサイコ・ショッカーは打って付けのカードでした。

遊戯のライバル、海馬コーポレーションの海馬瀬人とは仲が悪いようです。海馬は城之内のことを「凡骨」「負け犬」「馬の骨」と呼び、見下していました。ファンの一部では凡骨が愛称として定着しているほど。 遊戯のライバルという立場の海馬に嫉妬している為に2人は仲が悪いのではないかとも言われています。

戦いを通じて、孔雀舞との絆を深めていった二人。お互いの存在がデュエルを行っていく上で、大きく刺激になり、成長に繋がっていったと思います。 ペガサス島で初めて出会ったときは、孔雀舞にバカにされながらも戦いの中で自分の存在を認めさせていった城之内。特に孔雀舞を救うために強大な敵・マリクに立ち向かっていった城之内の姿は非常に感動的です。 大会後、二人は愛を深めていったのでしょうか？

城之内克也の名前には、実は作者高橋和希の意図があるようです。 遊戯のゆうと城之内のじょう、合わせると「友情」になります。友情ありきの名前設定だったようです。デュエルだけでなく、仲間同士の絆が描かれていることも『遊☆戯☆王』が多くファンを獲得した秘訣かもしれません。

妹の手術代を稼ぐ為に、全国大会優勝で賞金を狙おうとしたのがきっかけでデュエリストになった城之内。強敵との戦いを繰り返す中でどんどん成長していき、ピンチを乗り越えました。 バトルシティ編では切り札の真紅眼の黒竜を奪われるなど苦戦しつつも勝ち進みます。 しかし準決勝で対戦したマリクのカード、ラーの炎で、城之内のデッキは攻撃を受けました。闇のデュエルの為、攻撃を受ければ本人もダメージを受けてしまいます。 彼は耐え切れるのか、ここを乗り切れば強敵であるマリクに勝つことが出来ます。そうしたはらはらしたところでアニメ127話が終わりました。

ここで、物議を醸した次回予告を紹介します。 「やめて！ラーの翼神竜の特殊能力で、ギルフォード・ザ・ライトニングを焼き払われたら、闇のゲームでモンスターと繋がってる城之内の精神まで燃え尽きちゃう！ お願い、死なないで城之内！あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの？ ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから！ 次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ！」が、「死なないで」と言った後の「城之内死す」とあっさりタイトルでネタバレしてしまうことから、視聴者は騒然。 公式、ファン、出演陣などもネタにするネタバレ事件となりました。 因みに、城之内は攻撃を受けてデュエルもあと一歩のところで負けてしまい、一度は心肺停止状態に陥りますがその後目を覚ましています。

特徴的なアゴの形からtwitterでアゴのクソコラグランプリが行われるほどいじられている模様。なんとアニメの公式twitterにまでいじられてしまっています。 皆さんも城之内のアゴに注目してアニメを見てみてください！

熱血野郎ならではの熱い一言ですね！

友情や絆を大切にする性格が現れる名セリフですね。

遊戯と親友になるときのセリフは、遊戯王のストーリーを知らない人にも響くものがあるのではないでしょうか。

1作目のアニメで城之内の声を担当したのは、森川智之。『FINAL FANTASY VII』のセフィロスや『BLEACH』の黒崎一心などの他、洋画の吹き替えなど数多くの役をこなしています。 アニメ2作以降は高橋広樹が担当。『スーパーロボット大戦シリーズ』のヒューゴ・メディオや『テニスの王子様』の菊丸英二、『HUNTER×HUNTER』のヒソカなどが代表作です。