2017年12月8日更新

『弱虫ペダル』最強のオールラウンダー御堂筋がキモイ!

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弱虫ペダル

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『弱虫ペダル』御堂筋がキモイ!

御堂筋翔は、京都伏見高校に通う自転車競部部員の1年生。インターハイでは、3年生を差し置いてエースナンバーを背負っています。 容姿・言動共に異様で、感情の読めない瞳に爬虫類のような不気味な容姿。大袈裟なリアクション、長い舌を出したりと挙動不審な様子が目立ちました。レースでの異常な前傾姿勢、奇声を上げることなどから、「キモすぎる!」や「閲覧注意」とまで言われるキャラです。 自転車競技部へ入部する際、3年生エースの石垣を負かしており、部の事実上のトップになっている模様。完全なる勝利を目指すため、部員を捨て駒扱いすることも。部内では独裁体制をとっており、「番号か苗字で呼び合う」などの行為を強制していました。

最強のオールラウンダー!

御堂筋は、驚異的な瞬発力・スタミナ・精神力を兼ね備えたオールラウンダーです。 インターハイ本番、平坦区間のスプリントでは箱根学園のスプリンター・新開隼人。坂道の登りでは、箱根学園の真波、総北の小野田という2人のクライマーと。それぞれエース級の実力を誇る選手を相手に、お互い一歩も譲らない勝負を繰り広げました。 また、御堂筋はコースや相手選手など、あらゆるデータを徹底的に調べ上げます。レース状況を計算し尽くしており、実力を隠すために指や太ももを縛って力をセーブする戦略を立てることも。身体能力だけではなく、頭も切れる最強のオールラウンダーなのです!

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今泉との因縁

中学時代、県内屈指のレーサーだった今泉俊輔。順調に成績を残す中、とある大会で御堂筋と先頭を競ったことがありました。 しかしその時、御堂筋は前を走る今泉に向かって、「君の母親が事故にあって死んだ」と嘘をつきます。今泉を動揺させた結果、大差をつけて優勝を果たすことに。そのため、インターハイ前から、今泉はたびたび御堂筋との因縁を口にしていました。 一方で、当の御堂筋は気にした風もなく、”弱泉くん”や”キモ泉くん”などと呼んで嘲笑。綺麗事には興味を持たず、努力や仲間を大切にする姿勢に対しては、「キモッ」と連発して嘲ります。

御堂筋の過去

現在の御堂筋からは想像もつきませんが、幼少期はシャイで引っ込み思案な子どもでした。個性的な容姿をしているためか、友達も少なくイジメられている描写があります。 父親はおらず、母親は病気で入院しているため親戚の家に預けられていたのだとか。孤独な御堂筋少年は母親が大好きで、20km以上も離れた病院へ通う日々を送っていました。自転車の才能が開花したのも、こうした事情に由来していたのです。 その後、愛する母親の死は、御堂筋の人格形成に暗い影を落とすことになります。今泉を蹴落とすために母親の死をほのめかしたのも、御堂筋自身にとって最も動揺する話題だったからなのでしょう。

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御堂筋の愛車は?

御堂筋の愛車は、長身の体躯に不釣り合いな小さめのフレーム。長めのシートポスト、ステムをセッティングした「DE ROSA(アニメでは『DE LOSE』)」です。非常に目を引くのは、ブランドのアイコンになっているハートマークですね。 外見が少し異様なのは、子供の頃に貰った小さい自転車がもとになっているため。それにパーツを付け足しているので、現実で同じものを再現するのは不可能に近い代物です。 実在するもので、最もよく似ているのは「TITANIO 3.2,5」なのだとか。チタン素材で構成されたフレームは、「DE ROSA」の技術が詰め込まれた傑作と言われています。 ちなみに、公式サイトによると参考価格は695,000円とのこと。やはり高額なイメージがあるようですが、半世紀以上前から、手作り製造を貫く職人気質なブランドです。 職人によって、2時間以上をかけて生みだされるオーダーフレーム。車体とのフィット感は抜群で、これまでにない一体感を感じさせてくれます。その姿勢と確かな品質などから、現在に至るまで多くのレーサーを魅了してきました。

御堂筋の名言

ハコガクぶっ潰しまーーす。

インターハイの開会式、御堂筋は司会者から意気込みを求められます。マイクを奪い悠々と登壇すると、昨年の王者である箱根学園に向かって堂々の宣戦布告!大衆の面前にも関わらず、強者さえ見下す自信を見せつけるのは流石ですね。 物語に本格的参戦するエピソードだったこともあり、ファンの間では衝撃が走った模様。キモ過ぎるアングルと挙動も相まって、脳裏に焼き付いている方も多いのではないでしょうか。

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勝利や勝利、勝利!勝利以外は意味ないわ!!

レースでの勝利、ただそれだけを追い求める御堂筋の姿を象徴する台詞です。御堂筋は、勝負で1番になることに価値を置いており、それまでの過程には興味がありません。 つまり、非道な手段を他人にどう言われたとしても、御堂筋には関係のないこと。勝つためならば、相手のトラウマを抉ったり、嘘を吐くことさえも厭いません。こうした勝利への執着を象徴する台詞は、作中の至る所で聞くことができます。

100個のこと出来るより、一つ、とことん出来るほうが絶対偉いやろ。

幼少期の御堂筋は、体も小さく運動全般が得意ではありませんでした。それでも、将来の夢に「スポーツ選手」と書いたところ、イジメっ子たちに馬鹿にされてしまいます。 イジメにめげることなく、唯一得意だった自転車の道を究める御堂筋。勝利への執着は後に、今泉の弱さを笑い「母親が死んだくらいでペダルを緩めない」と言うまでに。母親の「何があっても前に」という遺言を守っているのかと思うと、胸が切なくなりますね。

御堂筋の声優は?

御堂筋翔の声優を担当しているのは遊佐浩二です。 1993年に声優デビューしており、アニメデビュー作は『黄金勇者ゴルドラン』でした。好青年や二枚目キャラを演じる一方で、軽薄で狂気的、冷酷な悪役も多数。また、出身地でもある京都弁を話す役、中国系のキャラクターにも定評があります。 ちなみに、本人曰く「瞳をあまり開かないキャラが多い」とのこと。実際、『BLEACH』市丸ギンや『銀魂』の登場歩などの有名な例があります。近年では本職のアフレコの他に、ラジオやイベントへの出演も増えており、パーソナルな部分が垣間見えるようになりました。