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『ARIA』
アニメ化から10周年経っても不朽の名作として評価が高く、2016年9月には新作映画の公開も控えている作品です。
主人公は、火星の観光都市ネオ・ヴェネツィアで、一人前の観光水先案内人である、ンディーネを目指す水無灯里。明るく元気な頑張り屋さんです。そんな灯里の周りには、ゴンドラ観光会社「ARIAカンパニー」のほのぼの癒し系の火星猫のアリア社長に、経営者で先輩のアリシア、そして会社は違えど同期のように仲良くともにウンディーネを目指す、藍華とアリスなどたくさんの素敵な人たちがいます。
大切な仲間に支えられながら、灯里たちが水先案内人として成長していく物語です。
オススメポイント:素敵な上司アリシアさん
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美人で、業界一の成績を誇るウンディーネのはずのアリシアさんですが、それを鼻にかけるなんてことは全くありません。いつも優しい笑顔で、主人公たちを見守ります。灯里が何か失敗しても決して怒ることなく、成長を信じて待っていてくれます。そして、灯里が成長すると新しい課題を出してくれるその様は、まさに理想の上司そのものです!
アリシアさんの優しい指導にぜひ癒されてください。
『フルーツバスケット』
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花とゆめで連載されていた少女漫画がアニメ化したもの。根強い人気から、アニメはCSで何度も再放送され、漫画の方は2015年9月から次世代漫画が連載開始されている作品です。
主人公の本田透(ほんだ とおる)は幼いころに父親を、中学になってから母親を亡くし、親戚の家でも肩身の狭い思いをしている女子高生。ひょんなことから、異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまう、十二支の物の怪憑き「草摩家」に居候することになります。
家主で小説家、戌の物の怪憑きの草摩紫呉(そうま しぐれ)と同級生で美少年、子(鼠)の物の怪憑き草摩由希、十二支外の猫の物の怪憑きの草摩夾(そうま きょう)とともに暮らしていく中で、透は傷ついた草摩家の人たちを癒していきます。
オススメポイント:主人公透の優しい言葉
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物の怪憑きの草摩家の人々はその体質ゆえにいろいろな悩みを抱えています。そんな草摩家の人たちに笑顔で暖かい言葉をかけるのが主人公の透です。
孤独な人に、いじめられて傷ついた人に、過去を悔いている人に、深いコンプレクスを抱えている人に、不器用ながらもまっすぐな言葉で励まし彼らの心を救う主人公の姿は必見です!傷ついているときに透の言葉を聞くと救われたような気持になります。
『のんのんびより』
田舎の豊かな自然とのんびりとした時間を描いた作品です。
登場人物は、田舎の学校に通う、4人の少女たち。大人びた小学生の一条蛍、独自の感性を持つ最年少の宮内れんげ、元気で面倒見のいい越谷夏海、夏海の姉ながら小柄で少し子供っぽい越谷小鞠と、全く違う性格を持つ彼女たちですが、とても仲が良くいつも一緒に遊んでいます。
大きな事件はなくとも、田舎ののんびりスローライフに癒されること間違いなしです。
オススメポイント:忘れていた感性を取り戻せる
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とにかく、音楽と田舎の風景が美しく、それだけで郷愁が呼び覚まされます。そんな中で描かれる、誰もが幼いころに体験していそうな、悲しかったことや感動したことがとても優しい目線で描かれていてとても優しい気持ちになります。
特に最年少の宮内れんげは小学1年生になったばかりとまだ幼く、彼女をめぐる友情や命をテーマにした小さな気づきが涙を誘います。大人になって、心に余裕を失ってしまった人は、もう1度小さいころのキラキラした気持ちを取り戻せる作品です。
『夏目友人帳』
アニメは4期を終え、2016年秋からは5期放送予定の人気作品です。
主人公の夏目貴志(なつめ たかし)はあやかしが見えてしまう男子高校生。そのため周囲からは気味悪がられ、両親が亡くなった後は親戚をたらい回しにされ、友人たちの輪にも入っていけない状態でした。そんな状況を見かねたのが、子供のいない藤原夫妻。穏やかで愛情深い2人のもとで生活をしていく中で、祖母レイコの遺品、妖怪の名をとって使役する「友人帳」を夏目は見つけます。
この友人帳をめぐり、大妖怪である斑(まだら)、通称ニャンコ先生と夏目は知り合い、妖怪たちの世界へと足を踏み入れていきます。
オススメポイント:誰かを大切に思う気持ち
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だいたいが1話完結型の話なのですが、ゲスト妖怪のエピソードが泣けるものばかりです。特に切ないのは、人間に片思いをしてしまう妖怪たちの物語です。叶わない想いを胸に片思いしている人間が老いていく見守る姿が泣けます。
また、主人公夏目に対する、ニャンコ先生をはじめとする友人や養父母の思いやりも見どころのひとつです。今まで疎まれていた自分を大事にすることができていなかった夏目が誰かから大切に思われていることを知ることで自分を大切にしようとする変化に感動します。
夏目が優しさに触れて過去の心の傷を癒していくたびに見ている方も癒されていくはずです。
『SHIROBAKO』
『花咲くいろは』などお仕事アニメを得意とするPAワークスが手掛けたオリジナルアニメーションです。
上山高校アニメーション同好会卒業生の主人公宮森あおいは武蔵野アニメーションの新人制作進行。アニメの現場のギリギリスケジュールの中で日夜奮闘する努力家。彼女の夢は同好会で一緒だった、アニメーション担当の安原絵麻、声優担当の坂木しずか、3Dグラフィッカーの藤堂美沙、脚本担当の今井みどりともう1度アニメを作ることです。
アニメ業界の現状はとても厳しく5人の女の子たちも働く中で様々な試練とぶつかっていくことになりますが、そこを乗り越えていく、感動のお仕事サクセスストーリーです。
オススメポイント:挫折からの復活
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登場人物5人がそれぞれ、失敗や挫折を経験し、傷つきます。けれども、この女の子たちは諦めずしっかりと立ち向かっていきます。
特に声優死亡の坂木しずかは、声優飽和状態のアニメーション業界でとても苦戦します。それでもめげずに頑張っている姿に、主人公のあおいはもちろんのこと、見ている私たちも涙することになると思います。仕事で失敗したり、投げ出したくなったりしたときに、このアニメを見るともう少し頑張ろうという気持ちになれます。主人公たちの頑張る姿に元気がもらえる作品となっています。