2017年7月6日更新

『終わりのセラフ』一瀬グレンは二重人格?

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終わりのセラフ

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『終わりのセラフ』グレン隊隊長

  一瀬グレンは、柊家の分家である一瀬家の次期当主。日本帝鬼軍の中佐であり吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」グレン隊隊長です。普段、百夜優一郎らが通う学校において、講師を行なったりしています。 地下都市から脱出してきた優一郎を保護し、日本帝鬼軍にスカウトした張本人であり、また、柊家が支配する帝鬼軍の改革を企てています。裏で何らかの目的を果たすために、優一郎を利用していると思われ、その点をシノアに怪しまれています。 上司に対しても敬語を使わず、常にマイペースを貫き、会議を平気で途中退席することも厭いません。一方で、根は部下や仲間思いで、まるで家族のように大事だと感じているのがグレンです。 普段、前髪はおろした状態にしていますが、会議や戦闘のときにはオールバックにします。

鬼呪装備は真昼ノ夜

  「鬼呪」を用いて生まれた武器、鬼呪装備は、黒鬼シリーズの一つである「真昼ノ夜(まひるのよ)」です。形状は日本刀で、鬼となった柊真昼が宿った憑依型です。 近距離での戦闘を得意としており、真昼を憑依させると、吸血鬼とも互角に戦うことができます。日本刀からは、恐ろしいほどの邪気が放たれ、グレンは常にそれを制御しています。 弱いものは、この邪気を浴びただけで気絶し、最悪の場合、死に至ってしまうほど強力なものです。

真昼との関係は?

柊真昼について

  柊真昼は、小説版『終わりのセラフ』におけるヒロインで、「帝ノ鬼」次期当主候補である15歳の少女です。 幼少期、一瀬グレンと恋仲になり、将来を約束していましたが、身分違いを理由に柊家によって引き裂かれてしまいます。別れた後も彼を思い続け、「帝ノ鬼」を裏切って「百夜教」につきます。「鬼呪装備」を作り上げることに成功した天才です。 死んだと思われていましたが、鬼となってグレンの鬼呪装備「真昼ノ夜」に宿っています。

小説『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅』

  2013年1月に発行された小説シリーズが『終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅』です。タイトル通り、彼を主人公に、トータル6巻まで続く人気シリーズです。 世界が滅亡したのち、吸血鬼に支配される直前に、一瀬グレンは渋谷に存在する呪術師養成学校に入学しました。そこに現れたのが、遠い昔に関係を引き裂かれた真昼の婚約者だと名乗るクラスメイト。グレンと真昼の関係を中心に、アニメ版で展開する物語の8年前が描かれます。 アニメ版では不可解な点の多い彼の正体を知る上で、必読の書となっています。

グレンは二重人格?

  グレンは、実はフェリド・バートリーと繋っており、「鬼」になる一歩手前の「生成り」と化している二重人格である事が明らかになります。 本来の人格が、仲間や部下を大切にして、決して裏切らない理想主義者であるのに対し、もう一つの人格は怨霊に取りつかれ、野望のため仲間を簡単に裏切る完璧主義者です。この人格になったとき、目が赤く変化します。 彼は、一日の間でこの二つの人格の間を行ったり来たりしています。

グレンの声優は?

  グレンの声を担当しているのは、声優の中村悠一です。 代々木アニメーション学院を卒業後の2001年に、『電脳冒険記ウェブダイバー』のグリフィオン、ライガオン役で華々しく声優デビューしました。2006年には、ゲーム『ヴァルキリープロファイル2 シルメリア』のルーファス役に抜擢、翌年にはテレビアニメ『CLANNAD』の岡崎朋也役で主演を果たしました。 以後、愛称「ゆうきゃん」で知られる人気声優として、次々と主要キャラクターを演じ、2008年には、ノン子とのび太のアニメスクランブルにおいて第18回最優秀男性声優賞を受賞しました。 代表作『おおきく振りかぶって』の阿部隆也役や、『CLANNAD』の岡崎朋也役、『機動戦士ガンダム00』シリーズのグラハム・エーカー役などを持つ中村。様々なジャンルを横断し活躍しています。 グレンの声を担当するにあたり、次のようなコメントを寄せていました。 「序盤は本当に俺様で帝王主義っぽいのでアレな感じの人物にうつるかもしれませんが内面では色々と考えているキャラなので深みある人物として表現できればと思いました。」  中村悠一の正統派で端整な声がグレンによく合っています。