スーザン・サランドンのプロフィール
スーザン・サランドン(本名:スーザン・アビゲイル・トマリン)は、1946年10月4日にニューヨークで生まれたアメリカ人女優。ティム・ロビンスと長年にわたっておしどりカップルだったことでも有名です。
『ジョー』で映画女優デビューしたスーザンは、メインキャストでありながらもその役で注目されることはありませんでした。しかしその後の地道な女優活動を経て、主演した1975年のカルト映画『ロッキー・ホラー・ショー』が大ヒット、スーザン自身も評価されていきます。
1991年の『テルマ&ルイーズ』では、第64回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、また1995年には『デッドマン・ウォーキング』でついに第68回アカデミー主演女優賞を獲得しました。
女優として活躍するスーザンは、映画のみならずテレビ番組やアニメーション作品など、幅広いジャンルで活躍しています。また、彼女はトリノオリンピックの開会式で旗手を務めた経験も持ちます。
映画『ジョー』のメインキャストでデビュー
映画『ジョー』は、ニューヨークのダウンタウンを舞台に、麻薬に溺れた若者と、戦争時代をくぐりぬいた気骨ある世代との、分かり合えない心情や概念の溝を描いた作品です。
スーザンは今作で、麻薬に溺れてしまったメインキャストのひとりであるメリッサ役を演じました。
映画『ロッキー・ホラー・ショー』では人造人間の虜になっている!
スーザンは、ホラー・ミュージカル映画『ロッキー・ホラー・ショー』【1975年】への出演をきっかけに、大ブレイクします。
今作は、リチャード・オブライエンによる同名ホラー・ミュージカル作品を映画化したもの。婚約したカップルがひょんなことから古城の主人、フランク・フルターと出会い、それによって起こる事柄をホラーでありながらコメディタッチで描いた作品です。
スーザンは、人造人間に惹かれる主人公のジャネット・ワイズを演じています。
今作は以後のカルト映画にも大きな影響を与え、今なお熱狂的なファンが多く、アメリカ国立フィルム登録簿に登録されている作品でもあります。
映画『テルマ&ルイーズ』では引き金を引いた!
映画『テルマ&ルイーズ』【1991年】は、ある出来事をきっかけに殺人を犯してしまったルイーズと、その友人テルマによる逃避行を描いたロードムービーです。
ある日、テルマが男に暴行されそうになっていたところを見つけたルイーズは、テルマの拳銃で男を殺してしまいます。それにより、彼女たちは追われる身となり、逃避行をはじめ__。
スーザンは今作で主人公のルイーズを演じており、ブラッド・ピットとも共演しています。今作は、第49回ゴールデングローブ賞脚本賞と第64回アカデミー賞脚本賞に輝きました。
映画『グッドナイト・ムーン』でジュリア・ロバーツと共演
『プリティ・ウーマン』などへの出演でも知られる人気女優のジュリア・ロバーツとの共演を果たしたスーザン。映画『グッドナイト・ムーン』【1998年】は、ジュリア演じる主人公のを描いた作品です。
弁護士のルークと恋に落ちた、ジュリア演じるフォトグラファーのイザベル。彼女は彼と同棲をし始めますが、ルークには前妻と子供が2人おり、前妻のジャッキーや多感な年齢の子供たちと接することに戸惑います。
前妻と後妻、実の母と継母、そんな2人の触れ合いを描いた本作で、スーザンは前妻のジャッキー役を演じています。
恋事情が激しいサランドン
スーザンは学生の身であった1967年に、クリス・サランドンという男子学生と結婚しました。1979年には離婚するも、姓はそのまま残し現在に至ります。
後に、映画監督のルイ・マルとの交際を経て、同じく映画監督のフランコ・アムリと交際。彼との間には、後に女優となった娘のエヴァ・アムリ・マルティノが生まれました。
そして、1988年からは俳優のティム・ロビンスと交際し、その後2人の子供に恵まれます。スーザンといえばティム・ロビンスとのおしどりカップルぶりが有名ではないでしょうか。
しかし2009年、21年に渡っての交際の末に破局。その際は、スーザンだけでなく周囲のショックも大きかったようです。
今後、スーザンは現在制作中で2016年全米公開予定の『Spark(原題)』へ出演することが決まっています。確かな演技力とチャーミングな笑顔に、これからも注目ですね。