レズビアンの女性たちを描いた『Lの世界』のキャストの現在は?
『Lの世界』 はアメリカ合衆国製作のテレビドラマで、2004年1月18日から2009年3月8日までの6年間、シーズン6まで放送されました。
舞台はアメリカ合衆国西部の大都市ロサンゼルス。レズビアンやバイセクシュアルの女性達を中心に据えて、その人生をスタイリッシュに描いた群像劇です。ハリウッドセレブの間たちから人気は瞬く間に広がり約50か国で放送。日本でも話題となりました。
今回は放送後の出演者たちの活躍についてご紹介します。
ベット・ポーター/ジェニファー・ビールス
ジェニファー・ビールスは、もともと『フラッシュダンス』をはじめ映画中心に活躍していた女優でしたが『Lの世界』出演後、レズビアン役が評判を呼び演技力を再評価されます。
『24』のプロデューサーが手掛けたテレビドラマ『ライ・トゥ・ミー』やデンゼル・ワシントン主演の映画『ザ・ウォーカー』などに出演し、女優として活躍しています。
またアイリーン・チェイケンにより創始された、ソーシャル・ネットワーキング・サイト「Our Chart」の共同経営者のひとりでもあるジェニファー。現在、既婚で1児の母として仕事と子育てを両立していますが、プライベートを厳密に守り、夫や子ども、犬の名前までも明かさないポリシーを持っているそうです。
ティナ・ケナード/ローレル・ホロマン
バイセクシャルとカミングアウトしている、ローレル・ホロマン。本ドラマ出演後は2009年放送のドラマ『キャッスル〜ミステリー作家は事件がお好き』などに出演しました。
2002年に建築家のポール・マッケレイと結婚しましたが2012年に離婚。現在は画家としても活躍中の1児の母です。
ジェニー・シェクター/ミア・カーシュナー
ミア・カーシュナーは2006年に映画『ブラック・ダリア』に出演。世界一有名な“死体”役として話題となりました。
『Lの世界』出演後の2009年には『CSI:ニューヨーク』、2010年には『ヴァンパイア・ダイアリーズ』とヒットドラマに多く出演しています。2008年秋には初の著書「I Live Here」も出版し、自身がバイセクシュアルであることを公表しています。
シェーン・マカチョン/キャサリン・メーニッヒ
女子でも恋してしまうクールな佇まいのキャサリン・メーニッヒ。彼女は2008年に映画『Remorse』で初主演を務めました。2011年には『リーンカン弁護士』に麻薬常習者のグロリア役で出演。2013年には犯罪ドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』でレズビアンのリーナを演じています。
このドラマの中でも随一の人気を誇る彼女ですが自身セクシュアリティについては一切公表していません。ドラマでは、レイシャ・ヘイレー、エリン・ダニエルズ、ミア・カーシュナーととくに仲が良く、プライベートでもレイシャとLAの数々のレズビアンバーで目撃されています。
キット・ポーター/パム・グリア
クエンティン・タランティーノやティムバートンら名監督のファンも多いパム・グリア。1971に女優デビューを果たし数々の映画作品にしゅつえんしてきました。タランティーノ作品の『ジャッキー・ブラウン』では主人公、ジャッキー・ブラウンを務めました。
テレビシリーズでは『Lの世界』の他に『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』や『ヤング・スーパーマン』にゲストとして出演しています。
アリス・ピエゼッキー/レイシャ・ヘイリー
インターネット配信が予定されている『Lの世界』のスピンオフ『The Farm』で再びアリス役を演じているレイシャ・ヘイリー。バンドUh Huh Herを率いてミュージシャンとしても活躍中です。
その他には2011年のTVドラマ『私はラブ・リーガル DROP DEAD Diva』などにも出演しています。実は沖縄出身の彼女。キャストのなかで唯一『Lの世界』出演前からレズビアンであることを公表していました。