頭の旗は取り外し可能なハタ坊
いつもオーバーオールを着ていて、頭には旗が刺さっている男の子、ハタ坊。セカセカとせわしなく走り回ったり、語尾に「ダジョー」と付ける喋り方が特徴的です。
無邪気でかわいらしいキャラクターで『おそ松さん』の登場人物の中でも特に人気が高いです。サブキャラクターの中でも、『おそ松さん』では主役の回や重要な役割になることが多く、注目を集めています。
『おそ松くん』では小さな子供のような体型と言動であったハタ坊ですが、『おそ松さん』では身長も高くなり、後に数々のビジネスで成功するなど、いきなりやり手キャラに変貌しています。
主役の回では、そのたくましさ溢れるビジネスセンスで次々と成功をおさめ、六つ子たちを驚かせていました。
ハタ坊と言えば、まず思い浮かべるのが、頭の旗。この旗は、なんと取り外しが可能なのです。頭から生えているのではなく、刺さっているので当然といえば当然かもしれませんが、それだけを見ても、かわいらしさの中にどこか怖さもある不思議なキャラクターです。
ハタ坊の声を務める声優は?
テレビアニメ『おそ松さん』で、ハタ坊の声を務めたのは、斎藤桃子です。無邪気でかわいらしく、天真爛漫なキャラクターですが、かわいらしさの中にもどことなく怖さがあるところを見事にその声で表現しています。
これまでも少年や男性主人公の幼少期を演じることが多かった斎藤桃子ですが、ハタ坊はまさにハマリ役と言えるかもしれません。
斎藤桃子は、アニメ『THE IDOLM@STER』のつばめ役や、『宇宙をかける少女』のヒロイン獅子堂秋葉役で広く知られています。
巨万の富を手に入れたハタ坊、その名もミスターフラッグ
『おそ松さん』では、そのビジネスセンスで巨万の富を手に入れ、成功をおさめ続けるハタ坊。そんな彼にはミスターフラッグというかっこいい別名があります。
ハタ坊が大富豪ミスターフラッグとなったのは、コンサルティング会社「フラッグ・コーポレーション」を立ち上げ、大成功をおさめたから。いつも六つ子たちにからかわれていましたが、今では超高層ビルのようなオフィスの最上階に住み、外国の大統領と電話取引を行う、やり手ビジネスマンへと変貌を遂げていました。
しかし、六つ子たちを前にすると以前と変わらぬはしゃぎっぷり。ハタ坊に久しぶりに再会した六つ子たちは、その極端な境遇の変化と見た目や言動の変わらなさに驚愕していました。
ハタ坊を中心6人が振り回される『おたんじょうび会ダジョー』
大富豪ミスターフラッグとなったハタ坊に六つ子たちが再会する、第6話『おたんじょうび会ダジョー』は、誕生日の招待状が届くことから始まります。
招待された場所に来てみると、超高層ビルのような大豪邸が。そこで、六つ子たちはハタ防が「フラッグコーポレーション」の社長として成功していることを知ります。ニートである六つ子たちは、なんとかお金をもらおうとしますが、チョロ松がこれに猛反対、兄弟喧嘩が始まってしまいます。
これにはハタ坊もしゅんとして、泣き出す始末。見かねたトド松が、「フラッグ・コーポレーション」で六人を雇って欲しいと提案すると、即入社の儀式を行うことになりました。
お誕生日会に招待されて来たはずなのに、なぜか「フラッグ・コーポレーション」の入社の儀式を受けるハメになってしまった六つ子たち。その儀式というのが、頭に旗を突き刺すという猟奇的なもので、六人は恐怖におののきます。楽しくお誕生日を祝うはずが、ハタ坊に振り回されっぱなしの六人でした。
『教えてハタ坊』で使ってた肉ってなんの肉?
第20話『教えてハタ坊』でもそのビジネスセンスを発揮。露店のホルモン焼きやハンバーガー店で成功を収めていますが、この肉がなんの肉なのかは、謎です。
客としてやってきた六つ子たちが、そのあまりの美味しさにびっくりして、なんの肉なのか尋ねると、それまでかわいらしい声で呼び込みをしていたハタ坊の動きがピタリと止まり、数秒間の「無」に。
ストーリー内でなんの肉か、明かされることはありませんでしたが、この時の虚ろな目が不気味であったため、普通の肉でないことは確かでしょう。