アニメ『おそ松くん』のイヤミが使う「シェー」の意味って?

2017年7月6日更新

手塚治虫、藤子・F・不二雄に並ぶ偉大な漫画家、赤塚不二夫の名作『おそ松くん』。これに登場するイヤミというキャラクターが用いた「シェー」というギャグは全世界を巻き込んだ一大ブームとなりました。

イヤミの持ちネタ「シェー」には深い意味があった!

日本漫画史に名を残す赤塚不二夫の傑作漫画『おそ松くん』。これに出てくるイヤミというキャラクターは出っ歯にオカッパ頭、ピンク色のタキシードというビジュアルが特徴。しかしこのイヤミで見逃してはならないのが彼の持ちネタ、「シェー」というギャグ。

「シェー」とはフランス語だった!?

「シェー」の元ネタには複数の説がありますがその一つにフランス語の単語というものがあります。イヤミはフランスかぶれの日本人という設定。そして仏語単語の「chier(chiez)」はたわ言という意味やくそったれという意味があり、なおかつ驚いた時に使うものです。発音すると「シェー」と発音できるこれがイヤミの持ちネタの由来と言われています。

当時の担当編集者の悲鳴が「シェー」の語源だった!?

もう一つの説に赤塚不二夫の担当編集者が「シェー」の誕生に関わったというものがあります。ある日、赤松不二夫のもとに原稿を受け取りに来た編集者。

しかし、赤塚不二夫から編集者に来たものは完成原稿ではなく「まだできてないよ」という返事。あまりにもあんまりなものでした。編集者の仕事はもちろん、作家から原稿を受け取ることです。あまりの事態に担当編集者は「ヒェー」と叫びましたが、前歯が抜けていたため「シェー」と発音しました。このエピソードが元で「シェー」というギャグが生まれたという説です。

余談:イヤミのモデルは?

出っ歯に細目のコメディアンということでイヤミのモデルは明石家さんまと一般的に言われていますが、実際は珍妙な英語を織り交ぜた話し方が特徴的だった舞台芸人、トニー谷です。赤塚不二夫はトニー谷の「ざんす」という話し方に着想を得てイヤミという名キャラクターを生み出したのです。

真似のしやすさとビジュアルのインパクトから今も知名度のある「シェー」というギャグ。次にやる時はトニー谷を意識してみましょう。