海外ドラマ『SUITS/スーツ』のあらすじ・キャスト相関図!亡くなった俳優は誰?
『SUITS/スーツ』はアメリカ・USAネットワークで2011年から放送されているテレビドラマです。厳しい学歴社会の中で、ワケありの才能に満ちた青年が成長する姿を描いたサクセス・リーガルドラマとなっています。今回はそんな本作のあらすじとキャストをまとめてみました。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。
海外ドラマ『SUITS/スーツ』あらすじ
性格や環境など正反対の2人は衝突することも多いが様々な訴訟に挑みながらお互い成長していく姿を描いたリーガルドラマになっています。さまざまな困難を乗り越えながら、ハーヴィーとマイクのコンビが活躍するさまが爽快です。 最強のタッグに思えた二人でしたが、弁護士でないことを隠し、事務所に所属することに疑問を持ち始めていたマイクは新たなキャリアを模索するようになっていきいました。また、事務所にもさまざまな問題が生じ、ふたりの関係性は大きく変わっていくことになりました。
海外ドラマ『SUITS/スーツ』のキャスト相関図
海外ドラマ『SUITS/スーツ』のキャスト
ハーヴィ・スペクター役/ガブリエル・マクト
舞台となるピアソン法律事務所に所属する敏腕弁護士ハーヴィー・スペクターを演じるのはガブリエル・マクト。 ガブリエルは、子役としてキャリアをスタートさせたのち、ドラマ・映画などで活躍してきた実力派俳優です。 映画『グッド・シェパード』『恋とスフレと娘とわたし』への出演でも知られています。 ハーヴィーは冷戦沈着で自信家。カリスマ的な実力を持ちながらも、敵も多いハーヴィーでしたが、ひょんなことから採用を決めたマイクとコンビを組む中で自身にも変化がみられるようになります。
マイク・ロス役/パトリック・J・アダムス
学歴なし、資格なし。偶然訪れた事務所のアソシエイトの面接でハーヴィーと出会い、のちにタッグを組んで難題を解決していく相棒マイク・ロス。 実力だけでのし上がり活躍をみせますが、ハーバード卒だらけの事務所内では異端児。 常に学歴詐称がばれないかどうかヒヤヒヤしていました。 そんなマイクを演じるのは、イケメン俳優パトリック・J・アダムスです。 カナダ出身であるパトリックは、数多くのドラマに出演。人気ドラマ『LOST』にもゲスト出演を果たしました。
ルイス・リット役/リック・ホフマン
ハーヴィー、マイクと同じ法律事務所”ピアソン・ハードマン”に勤める弁護士ルイス・リットを演じるのはリック・ホフマン。 リックはアメリカ出身の俳優で、『CSI:ニューヨーク』など人気ドラマへも相次いでゲスト出演しています。
ジェシカ・ピアソン役/ジーナ・トーレス
ピアソン・ハードマンの所長ジェシカ・ピアソンを演じるのは、ジーナ・トーレス。 ジーナはドラマを中心に活躍する女優で、大人気ドラマシリーズ『24-TWENTY FOUR-』の第3シーズンにも出演しています。 ジェシカ・ピアソンは、マイクの学歴詐称の秘密を知りながらも実力を認めている数少ない人物であり、物語のキーパーソンです。
レイチェル・ゼイン役/メーガン・マークル
マイクとの淡いラブストーリーを展開するレイチェルには女優メーガン・マークル。 初出勤の日に、マイクが一目ぼれしてしまう女性という役どころで、ふたりのラブストーリーも本作の見所のひとつです。
ドナ・ポールセン役/サラ・ラファティー
ハーヴィーの秘書で、彼が長年信頼を置く良き理解者・ドナを演じるのはサラ・ラファティーです。 サラは人気ドラマ『BONES』などへのゲスト出演で知られている女優です。 シーズン5では、長年勤めてきたハーヴィーの元を離れるという重大な転機が…!?物語を大きく揺るがすキーパーソンとなりそうです。
亡くなったキャストは誰?
『SUITS/スーツ』に出演していたジェームズ・マキャフリーは、2023年12月17日に多発性骨髄腫との闘病の末に亡くなりました。 ジェームズ・マキャフリーは主人公であるハーヴィーの父親・ゴードン役でゲスト出演。本編から10年前、若き日の悩めるハーヴィーに父親として大切なことを教える役柄を演じます。 この他にも、亡くなってはいませんがマイク役のパトリック・J・アダムスとレイチェル役のメーガン・マークルが、家庭の事情で降板。2人は恋人役だったので結婚しシアトルの事務所へ行くこととなりました。
海外ドラマ『SUITS/スーツ』の見どころ
ハーバード出身者しかいない、慈悲が通じない容赦ない環境
本作はリーガルドラマではありますが、法廷シーンはほとんど登場せず、キャラクターを重視した作風になっています。知性にあふれた会話や美男美女が集まる事務所の見た目は華やかですが、けっこうシビアな世界を描いています。 この事務所は名門中の名門ハーバード・ロースクール出身のエリートしか採用していません。ハーヴィーに対抗心を燃やすルイスという弁護士のねちっこさは尋常ではありません。 そんなルイスが若手弁護士たちを集めてはハーバードの出身者しかわからないようなクイズを出したりしています。思わず苦笑いしていまうようなイヤミったらしいリアルな世界がそこにはあります。
恋愛模様も同時進行でドキドキ
主人公マイクは当初、友達の彼女ジェニーに好意を抱いていましたが「親友の彼女にそんなこといけない!」と海外ドラマらしからぬことに自分に歯止めをかけていました。 法律事務所に入社してからはパラリーガル(法律事務職員)のレイチェルにドキドキ。この3人の三角関係も甘酸っぱく展開していき目が離せません。
各シリーズのあらすじを紹介
シーズン1のあらすじ
大手法律事務所のピアソン・ハードマンで働く弁護士のハーヴィーは、弁護士としての腕は超一流ですが一匹狼でした。 難しい訴訟でも解決に導く手腕で一目置かれていましたが、部下を持とうとせず面倒を見ることもありません。所長のジェシカはそんなハーヴィーを見るに見かねて、昇進と引き換えに部下のアソシエイトを雇うことを命じます。 仕方なく面接を始めたハーヴィーは、偶然面接会場に逃げ込んできた天才的な頭脳を持つマリファナの運び屋マイクを採用。ピアソン・ハードマンはハーバード出身者しか雇わないため経歴を詐称し、2人は数々の訴訟に挑んでいくのでした。
シーズン2のあらすじ
敏腕弁護士ハーヴィーのもとで、表向きは新人弁護士としてマイクは実力を発揮していきます。しかし、マイクが弁護士資格を持っていないことがジェシカにバレてしまい、マイクをクビにするように命じられてしまいました。 一方、数年前まで事務所に君臨していたダニエルが復帰。ダニエルに危機感を覚えるジェシカは、ハーヴィーに今辞められては困ると考えマイクを受け入れることになりました。 ダニエルのせいで事務所では派閥争いが勃発します。事務所のパワーバランスが変化していく中で、ハーヴィーとマイクはダニエルに抗っていくのでした。
シーズン3のあらすじ
ジェシカは事務所内の覇権争いに勝利しますが、資金力のあるイギリスのダービー法律事務所と合併し、ピアソン・ダービー事務所が誕生しました。 マイクはレイチェルにハーバードを卒業していないことを打ち明けると、レイチェルは事務所を辞めるように勧めてきます。マイクはいつ経歴詐称がバレてしまうのかと怖くてたまりません。 そんな中、ハーヴィーはかつての上司キャメロンと争うことになり闘争心を燃やします。ハーヴィーに怒りをぶつけられたマイクは、何とかハーヴィーの信頼を取り戻そうと必死。亀裂が入ってしまった事務所の人間関係はどうなってしまうのでしょうか。
シーズン4のあらすじ
経歴詐称に耐えかねたマイクは事務所を辞め投資銀行家に転職し、恋人レイチェルとの同棲生活も順調です。 マイクは銀行投資家としてハーヴィーにギリス産業の買収計画を話しますが、ハーヴィーにはマイクの案は退けられてしまいます。時間差でローガンからギリス産業の買収の相談を受けたハーヴィーは、ローガンの味方につくことに。 マイク対ハーヴィーのギリス産業買収合戦は、さまざまな人を巻き込む総力戦へとなっていきます。絶体絶命のピンチをピアソン・ハードマン法律事務所とマイクは乗り切ることができるのでしょうかーー。
シーズン5のあらすじ
前シーズンでは銀行投資家に転職したマイクでしたが、最終的には事務所に戻り、またハーヴィーの相棒として働くことに。恋人レイチェルにもプロポーズし絶好調のマイクとは対照的に、ハーヴィーには波乱の展開が待ち受けていました。 長年彼についていた秘書のドナがライバル弁護士のルイスのもとに移籍するというのです。 これには自信家のハーヴィーも精神的に参ってしまい、セラピーに通うほど弱ってしまいます。
シーズン6のあらすじ
弁護士資格がないことがバレてしまったマイクは、刑務所に2年間服役することになりました。 一方、ジェシカのもとにはマイクが関わった案件の顧客から集団訴訟の訴状が届きます。ピンチのルイスはハーヴィーを事務所に呼び戻し、ジェシカ・ルイス・ハーヴィーは協力することに。 ハーヴィーは自分たちを助けるために犠牲になったマイクのために、危険な駆け引きを行っていきます。ハーヴィーはマイクを無事出所させ、さらなる危機に襲われてしまう事務所の信頼を取り戻すことができるのでしょうかーー。
シーズン7のあらすじ
ジェシカが去り、ハーヴィーはピアソン・スペクター・リット法律事務所のトップになることに。そこに正式な弁護士となったマイクも戻ってきました。 ハーヴィーはマイクに「トップになる前に最後に一緒に仕事がしたい」と申し出ます。企業案件を担当する ことになった2人ですが、簡単な案件ではありませんでした。 ハーヴィーはジェシカの後を継ぐことをためらっており、マイクはそんなハーヴィーにある助言をします。さまざまな問題が巻き起こる中、ハーヴィーたちは再び団結してピアソン・スペクター・リットを立て直すことができるのでしょうかーー。
シーズン8のあらすじ
レイチェルと結婚したマイクはシアトルに行くことになり事務所を去ることになりました。スペクター&リットとゼインが合体し新たな事務所が誕生しますが、誰がトップに立つかで揉めてしまいます。 そこで、ハーヴィーとロバートのどちらが先にクライアントの説得ができるかを競うことに。ロバートの老獪な策略に対し、経験値で劣るハーヴィーはどう立ち向かっていくのでしょうか。 新たな火種となりそうなサマンサも加わり、新事務所の船出は波乱がいっぱい。厳しい業界での生き残りをかけた戦いが始まっていくのでしたーー。
シーズン9のあらすじ
罪を被ったロバートのおかげでZSLWW事務所は存続できることになりました。しかし、ロバートの資格剥奪と引退問題はニューヨークの法曹界を揺るがす大問題に。事務所の評判はガタ落ちで顧客との契約終了が相次いでしまいます。 州法曹協会のフォークナーは、事務所からゼインの名を外すように要求してきました。ゼインの名前を外すかどうかで揺れることになった事務所。失墜した人気を回復するためにも名前を外すのか、恩義を感じて名前を守り抜くのかーー。 八方塞がりの状態に追い込まれた事務所は、最大の危機を乗り越えることができるのでしょうか。
新シリーズが始動!キャストが一新される?
大ヒットし終了した人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』は、新シリーズが始動していることが明らかになりました。 「またハーヴィーの活躍が見られる?」かと思いきや、新シリーズはリブートや続編ではなくキャストが一新されるようです。 ニューヨーク・マンハッタンを舞台にしていた『SUITS/スーツ』ですが、新シリーズでは物語の舞台はロサンゼルスになる可能性が高い模様。 クリエイターのアーロン・コルシュは、以前「スーツ」のリバイバルについて「自分がワクワクするような構想が浮かんだら」と語っています。新シリーズではこれまで以上にワクワクのストーリーが期待できそうですね。
真似している人も!キャストのスーツの着こなし方
全米ではドラマ内のキャストのスーツの着こなしぶりも話題になっているそうです。ハーヴィーは主にブランド「トム・フォード」のオーダーメードスーツで3ピースのスタイル。 オールバックのヘアスタイルはちょっと抵抗があるかもしれませんが、実際にお手本にしているビジネスマンは少なくないらしい…。ドラマを見ながらスーツの着こなし、着崩し方を学ぶのもよいかもしれませんね。