火野レイは巫女さんでお嬢様!勝気なお姉さんはうさぎの1番の理解者
ストレートな黒髪ロングが特徴で、キリスト教主義の一貫校に通うお嬢様。火川神社を家に持ち、宮司の父と祖父と共に暮らしています。手伝いとして巫女をすることも多いとのこと。また、神社ではカラスのフォボスとディモスを飼っています。 そんなレイは生まれつき霊感を持っており、予知夢を見ることもしばしば。他にも、炎の力を持つおまじないや占いを得意としています。 旧テレビアニメ版と他のシリーズ作品では性格が大きく異なるレイですが、お嬢様気質であること、芯が通った性格であることには変わりありません。 月野うさぎとはケンカばかりしているレイですが、実はうさぎのことをとても大切に思っているツンデレなところも。また、原作版では学校で孤立しがちだったレイですが、彼女に出会ってから少しずつ心を開いていくような一面もあります。
火野レイはクールビューティーとおバカ、ふたつの性格を持つ!?
実は実写ドラマ・原作・新作アニメ『Crystal』と、旧テレビアニメ版でかなり性格が異なる火野レイ。対照的といっていいほど違う性格の持ち主です。 実写ドラマ、原作、『Crystal』ではそう差異はありません。基本的におちついているクールビューティー、うさぎたちと親しくなる前は「〜ですわ」などのお嬢様口調も見られました。 うさぎたちに対しても、大人で世話焼きなお姉さん役です。 しかし旧テレビアニメ版では、勝ち気でイジワルで、うさぎたちと並ぶおバカキャラに。恋愛にも積極的で、アニメオリジナルキャラクターの雄一郎と恋仲になったり、タキシード仮面にもアプローチしたり。 ですが基本的なしっかりした面も残っていて、セーラー戦士たちのなかで唯一ツッコミ役となることもあるようです。
そんな火野レイはタキシード仮面の元カノだった!
実は、旧テレビアニメ版で積極的で、うさぎ並みに惚れっぽかった火野レイは、あのタキシード仮面、地場衛に猛烈にアプローチし、交際したことも。 ちなみにうさぎと違い、タキシード仮面の姿をみて薄々地場衛との関係性を疑っていました。どちらの姿も好きらしいですが。 しかしうさぎがプリンセスとして目覚め、前世のことが判明。彼女はタキシード仮面を諦め別れる、という切ないエピソードが胸を打ちます。
セーラー戦士の戦闘隊長!“愛と情熱の戦士”セーラーマーズ
そんな火野レイが変身するセーラーマーズは愛と情熱の戦士。その名のとおり、“火星に代わって折檻よ!”という決め台詞とともに、高い戦闘能力でセーラー戦士たちの戦闘隊長として活躍します。炎を自在に操ることはもちろん、鋭い霊力を持ち、お札も使える力まで兼ね備えるマーズ。 セーラージュピターと並んで戦闘担当となっています。 たとえばDDガールズ戦では、セーラームーン以外に最後に倒れず残ったのはセーラーマーズでした。その後彼女は見事に敵の1人を倒しています。セーラー戦士内での戦闘能力はトップクラスですね。
火野レイは「セーラーヴィーナス」愛野美奈子との絆が強い
実写版で、実はセーラーVの正体に初めて気づいたのは火野レイです。その正体に反発しながらも、最終的には信頼し合える関係に。実写ドラマ版のみの設定で、実は重い病気を患っている愛野美奈子ですが、美奈子が病死したときも、いちばん泣いたのはレイでした。
芯の通った女の子、火野レイの名言を紹介
「もしもあたしが恋をするなら、きっとその人のすべてを手にいれたくなって、すべてをあたしだけのものにして、その人をダメにしてしまうかもしれない。だから恋なんかしないわ。」
原作では男嫌いのような印象を受ける火野レイ。この言葉からは、どこか恋愛を避けているような印象を受けますよね。しかし彼女がこうなってしまったのには、ある出来事が関係しています。 元々、レイは父の秘書である海堂と両想いでした。しかし海堂は父が決めた女性と政略結婚することになってしまうことに。その悲しみから、レイはもう恋なんてしないと言うようになったのでした。 そんなレイですが、旧テレビアニメ版では恋愛に積極的。タキシード仮面こと地場衛にアプローチしたり、逆に猛アタックしてきた熊田雄一郎とイイ感じになったりと、恋を楽しんでいるようすも見られます。
「今時女よりも男の方が偉いなんて言ってるのはおじさんだけだわ!」
敵キャラクターに所詮は女だと言われたときに、火野レイが返した言葉がこちらです。芯の通った彼女らしい言葉ですよね。 これまで、性別を理由に何かといちゃもんをつけられた経験がある方、それに何も言い返せず悔しい経験をした方も多いのではないでしょうか。ましてや相手が自分より目上の人物となると、何も言えなくなってしまいますよね。そんな辛い経験をしたときに思い出してほしい言葉です。 このセリフを発したレイは、元凶となる敵キャラをしっかりと倒しています。そんな一連の流れを見ると、心がスカっとすること間違いなしでしょう。
「やーね、死ぬって決まったわけじゃないでしょー! それじゃレイちゃん、ちゃちゃーっとやっつけてきまーす!」
ダーク・キングダムの拠点がある北極圏へ向かったセーラームーンたち。そんな彼女たちの前に立ちはだかったのは、最強の妖魔といわれる5人組・DDガールズでした。 妖魔らと戦う中、ジュピター、マーキュリー、ヴィーナスと次々にやられてしまい、残ったのはセーラームーンとマーズの2人。そしてマーズが敵へと向かっていくとき、ムーンへ放ったのがこの言葉でした。 仲間が次々と戦死して落ち込んでいたムーンを気にかけ、励ますようにおどけて言うマーズ。衝突することも多かった2人ですが、心の底ではお互いを大切に思っていたことに違いはありません。マーズの優しさが表れたシーンでの名言です。
炎と霊力を操る、セーラーマーズの必殺技
愛と情熱の戦士、セーラーマーズの高い戦闘能力を裏付けるのは、炎を操る力、そしてその鋭い霊力。その両方をうまく組み合わせた必殺技が彼女の見所です。
悪霊退散
という声とともに、両手に炎を灯し、相手を焼き尽くす広範囲技です。その霊力を交えて退散札を飛ばすことも。九字で退散札に念入れをすれば、相手の動きを封じることもできる万能技ですよ。
マーズ・フレイム・スナイパー
手のひらに集めたエナジーを、破魔矢のように光の矢と弓に変え、全身の霊気と気力を一気に放つ大技です。火の矢を放つレイさん、カッコよすぎじゃないですか。スーパーセーラーマーキュリーとの合体技に使用することも。
「バーニング・マンダラー」
とてつもなく大きな8つの炎のエネルギーリングを相手にぶつけ、攻撃する技。炎を携えた指でぐるっと円を描き、8つの曼荼羅絵を出現させた後、それらを両手に集結させて放ちます。放ったときにはそれぞれが輪のようになっており、それを相手に向かって飛ばすことで縦横に切り刻むことができます。
「ファイヤー・ソウル・バード」
両手に力を込め、人差し指から炎を放つファイヤー・ソウルを応用した技。技の前に悪霊退散と書かれた札に念を入れ、その札に向かって炎を撃つことによって発動します。 ファイヤー・ソウルでは、炎がぐるぐると回りながら敵に向かっていくのに対して、ファイヤー・ソウル・バードは炎が鳥のように飛んでいきます。攻撃力はほとんど変わりませんが、この技は相手の妨害を巧みに避けて向かうので、確実にダメージを与えることができる技です。
セーラーマーズ/火野レイの声優は?
セーラーマーズの声優は、旧テレビアニメ版では富沢美智恵、新アニメ『Crystal』では佐藤利奈です。
富沢美智恵
元祖『美少女戦士セーラームーン』メンバーの高戸靖広、久川綾、富沢美智恵(敬称略) pic.twitter.com/UYNKvoebKq
— 古谷 徹 Toru Furuya (@torushome) January 14, 2016
富沢美智恵(画像左の女性)は、『美少女戦士セーラームーン』以外にも、あの『クレヨンしんちゃん』のまつざか先生役や、『サクラ大戦』の神崎すみれ役もこなしたベテランです。ちなみにセーラームーン役を演じた三石琴乃とは、『クレヨンしんちゃん』でも、同じ幼稚園の先生として共演しています。 富沢演じる火野レイは、うさぎと同じくらい騒がしく、常にバタバタとしているような人物です。ツッコミ役としても知られていますが、ボケることもしばしば。 初回登場時にはお嬢様口調で落ち着いた性格でしたが、後に親しみやすさを感じるようなおバカキャラになりました。恋愛にも積極的で、面食いなところも。
佐藤利奈
ハッピーハロウィンですね????
— 佐藤利奈 (@rinasatoh) October 31, 2019
かおりちゃんの魔女っ子…いい…♡♡
GFラジオ、ぜひ聴いてね〜!!
今日の現場でもお菓子いただきました!ありがとうございます!
みなさま素敵なハロウィンを…♡???? pic.twitter.com/ow8yJ5JzaK
2016年放送の新アニメ版『Crystal』で火野レイ役を演じた佐藤利奈は、他にも『魔法先生ネギま!』のネギ・スプリングフィールド役や、『みなみけ』の南春香役を演じたこともある人気声優です。ちなみに、カレーと牛乳が苦手らしいです。 佐藤利奈が演じた火野レイは、原作同様にクールビューティーで落ち着きのある性格です。旧テレビアニメ版と同じく、初回登場時ではお嬢様口調も見られました。しかしその後、うさぎたちの影響を受けつつどんどんと打ち解け、いじわるなところや強気な一面も表れていきます。
セーラーマーズを演じてきた女優
『美少女戦士セーラームーン』は複数回実写化されており、そのうちドラマが1回、ミュージカルを5回ふくんでいます。そのうち、カッコよすぎる我らがセーラー戦士、火野レイを演じた女優たちを数人、紹介しましょう。
北川景子
北川景子は実写ドラマで火野レイ役を演じました。実はこの『美少女戦士セーラームーン』がドラマデビューな北川景子、それ以来『謎解きはディナーのあとで』や『家売る女』など、ヒロイン・主役の役が多い超人気女優です。 宝塚、映画、音楽鑑賞、読書に水泳、書道とドラムと多彩な趣味を持っています。
七木奏音
????「SUMMER PROJECT 2019」開催中!
— STARDUST WEB (@stardust_web) August 23, 2019
七木奏音の『チェキ&直筆メッセージ入りカード』ギャラリーを公開!ぜひチェックしてください。
詳細はこちら▼https://t.co/41Rgp5Hvjt#七木奏音 #セルフィー pic.twitter.com/Uihr7rIxaM
七木奏音は、2013年-2015年のあいだ、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』の火野レイ役を務めました。舞台以外にも映画『告白』でデビューしてる女優です。趣味は歌にダンスにクラシックバレエに絵と、こちらも多彩ですね。
「セーラーマーズ」火野レイはカッコかわいいセーラー戦士!恋に泣く優しいお姉さん
旧テレビアニメ版と他のシリーズ作では性格が大きく異なり、それぞれ違った魅力を持つ火野レイ。霊感少女ですが和を感じるような技も多く、親しみやすさを感じる方も多いのではないでしょうか。いつもはツンツンしているけれどたまにデレるところも可愛らしく、人間味がありますよね。 そんなレイは、衛に片想いしながらもうさぎのことを考えて身を引いたり、両想いになっても政略結婚によって結ばれなかったりと悲しい恋愛をしがち。自分のことを好いてくれた熊田雄一郎とも、良い関係を築きますが、結ばれずに終わってしまいます。 また、うさぎとケンカばかりしていますが、実は1番の理解者。仲間がやられてうさぎと2人だけになったときも、最後まで優しさを忘れることなく、彼女のことを励ましてくれました。 本記事ではセーラーマーズこと、火野レイを紹介しました。どこかで必ず報われて欲しいと願わずにはいられない、魅力いっぱいの人物です。