セーラープルートは女子大生!?冥王せつなはミステリアスさが魅力
褐色の肌でミステリアスな雰囲気が魅力的な冥王せつな。深緑色のロングヘアで、頭頂部でお団子にくくっているのが特徴です。 第2部で禁忌を破って死亡するも、第3部で理学部の1年生として再登場します。その後に東京湾天文台に勤務し、第5部では港区立十番小学校の養護教諭に。 土萠ほたるの保護者的存在でもあり、ほたるからはせつなママと呼ばれています。また、ちびうさとの友情を大切にしており、彼女をスモール・レディと呼んで親しんでいるみたいです。
土萠ほたるを見守るせつな、ママ力も高い!
外部太陽系戦士の中では1番最初に登場する冥王せつな。アニメ第2期で死んでしまいますが、第3期では大学生冥王せつなとして再登場します。冥王が監護していたのが、ちびうさと親友同士の土萠ほたる。登場当時は小学6年生で、無表情で静かな印象を受けます。うさぎ達とかかわることで性格が変わったのか、番外編では毒舌でシビアな面を見せてくれます。 身体の弱い土萠ほたるの監護者として、冥王せつなはしっかりと役割を果たします。他のセーラー戦士に比べて年上なこともあり、土萠ほたるからは、“せつなママ”と呼ばれ、実質的なほたるの保護者のような、頼れるお姉さん的存在になっています。
冥王せつなは片思い……。相手はキング・エンディミオン
冥王せつなは未来のうさぎの夫、キング・エンディミオンに片思いをしています。この設定は、原作者の武内直子自身がせつなのことをお気に入りだったため、キングへの片思いを描きたくて第2部を書いたと言われています。地場衛に対しての恋心を持っていたかは不明で、アニメではその設定はあまり出てこなかったものの、ミュージカルでは描写されています。
時の神・クロノスの血を引く、“時空と変革の戦士”セーラープルート
守護星は冥王星、時空と変革の戦士のセーラープルートは、時を司る神クロノスの血をひく孤独の番人です。これまで何世紀にも渡って時空の扉を守ってきた、扉の守り人の役割を持っています。そんなプルートに、クイーン・セレニティは3つの禁忌を定めました。1つは時間を移動しないこと、2つ目は扉から離れないこと、3つ目に時間を止めないこと。 そしてプルートは、セーラームーンとブラック・ムーンとの最後の戦いで、ピンチを救うために禁忌を破ってしまいます。破ったのは、3つの禁忌の中でも最大の禁忌といわれている3つ目「時間を止めないこと」でした。 禁忌を破って1度は死亡してしまうプルートですが、その後ネオ・クイーン・セレニティの力で生き返り、女子大学生として転生するのでした。
セーラープルートの様々な姿を紹介!衣装の変化にも注目
「スーパーセーラープルート」
セーラーサターン覚醒後にパワーアップした、セーラープルートの姿。戦闘力も上がり、アニメ版での最終形態です。見た目の変化としては、胸元のブローチがハート型になったり、肩にあるプロテクターが追加されたりといったものがあります。
「エターナルセーラープルート」
原作版での最終形態で、最強ともいわれている姿。攻撃力などがパワーアップするのに加えて、肩のプロテクターが丸みを帯びたり、スカートが2重になったり、ピアスが星型になったりと、見た目にも多くの変化が見られます。
「プリンセス・プルート」
原作の第4期で登場しました。聖杯のホーリー・ムーン・カリスに力を注ぐため、プリンセスとして覚醒した姿で、冥王星を守り、カロン・キャッスルという城を持っています。真っ黒で大人びたデザインのドレスで、スリット部分に淡い色の布があてられたマーメイドドレスが特徴です。
時や空間を操る!セーラープルートの必殺技は超強力
「破滅喘鳴(デッド・スクリーム)」
ガーネッド・ロッドにオーブ部分を鳴らし、波動で敵を打ち砕く技。テレビアニメでは別名“冥界の風”と称されることが多く、エネルギーを閉じ込め、敵にぶつけると砂になって風化させることができる絶命の一撃です。 基本的に時空の風を発生させて相手に攻撃する技ですが、『Crystal』では別の使い方も。ガーネット・ロッドを素早く回転させ、敵とのすれ違い際に斬りつけるように相手へ打ち付けて攻撃したこともあります。
「時間よ止まれ(タイム・ストップ)」
時空の門番であるセーラープルートならではの必殺技。ガーネッド・ロッドの先で光を放つことで、一部の人間意外の時間を止めることができる技です。しかし、その代わりに命を失うリスクを負わなくてはならない、危険な必殺技です。
「時空嵐撃(クロノス・タイフーン)」
ガーネット・オーブで強い竜巻をおこし、敵を蹴散らす技。劇場版ではガーネット・ロッドを頭上で高速回転させることで敵を倒しています。
「時空球(ガーネット・ボール)」
時空の珠(ガーネット・オーブ)を用いて、球体のバリアを作り出す技。その状態を維持したまま移動することもできます。『Crystal』では、ガーネット・ロッドを使用して発動させる技で、他の空間へ移動することも可能です。
「冥空封印(ダーク・ドーム・クローズ)」
ガーネット・ロッドで時空の扉を開き、異界とまた別の異界へと繋がる通路を永久にふさぐことができる技。また、この技を使うときには「偉大なる時空の守護神われらが父クロノスよ、われに力を、裂かれた禁忌の扉を閉じよ」という詠唱も必要です。
セーラープルート(冥王せつな)を演じた声優は?
川島千代子/美少女戦士セーラームーン
セーラープルート(冥王せつな)の声優を務めるのは、1954年6月2日生まれ、東京都出身の川島千代子。1975年にUFOロボグレンダイザーの牧葉ひかる役でデビューし、2001年に惜しまれつつも引退しています。 『未来少年コナン』『銀河鉄道999』『あさりちゃん』など数多くの作品に出演し、少女、少年、母、悪役など、さまざまな人物の対応する声幅の広さをみせました。落ち着いて大人の雰囲気を漂わせる冥王せつなの声を、見事に吹き込んでいます。現在はスーパーロボット大戦のグレンタイザーのひかるのセリフを新録するのみの活動となっています。
前田愛/美少女戦士セーラームーンCrystal
サターンとプルートと。2人とも美脚ですな〜(*´ω`*) pic.twitter.com/ZkXtTxw5hi
— 前田 愛•AiM ベストアルバム発売中 (@ai_max) May 30, 2016
前田愛は4月19日生まれれの声優、歌手です。プライベートでは同じく声優の置鮎龍太郎と結婚しています。前田は声優活動を始める前から『美少女戦士セーラームーン』に関わってきました。というのもセーラームーンショーで“ちびうさ”の着ぐるみを着て、1年ほど演技をしていたそうなのです。また彼女が初めて声優に挑戦したのは1996年に放送されたセーラームーンのガヤ役であったというのだから驚きです。 主な出演作としては『Yes!プリキュア5』のキュアアクアこと水無月かれん役や、『ぬらりひょんの孫』の花開院ゆら役などがあります。
セーラープルートに憧れる! ミステリアス女子大生の冥王せつな
セーラープルートは他セーラー戦士とは違い、ミステリアスな雰囲気でどこか惹かれてしまいます。時を司どるクロノスの血を引き、時と時空を操るセーラープルートは禁忌さえなければ最強クラスの強さを持っているのではないでしょうか。 他の戦士たちとはひと味違うセーラープルートの魅力を、作品事に見比べて見るのもいいかもしれませんね。