『バケモノの子』名言(セリフ)一覧!熱く胸に響くことばを厳選
『バケモノの子』のセリフから厳選した名言・名シーン集

細田守監督による『バケモノの子』に登場するキャラクター達から飛び出す名言の数々!魅力的なセリフをまとめて紹介します。 人間の心の弱さを描いた本作では、ドキッとしてしまうような深いセリフが盛りだくさん!
九太の名言

本作の主人公・九太。ある出来事をきっかけに両親と離れ、孤独のまま渋谷の街をさまよっていたところで、熊徹と出会い、異世界へと迷い込んでいきます。 そこで九太は厳しい修行に励み、さまざまな出会いや経験を通して、少年から凛々しい青年へと成長していきます。そんな九太の心の成長を感じられる名言を紹介。
「決着をつけなきゃならない相手がいる。勝てるかどうかはわからない」

九太の成長が感じられる力強い言葉です。
楓の名言

本作のヒロイン・楓。異世界で育ち、読み書きもままならない九太に文字を教えるなど、面倒見がよく優しい少女。おせっかいとも言えるほど真っ直ぐな彼女の言葉には、心を動かす名言が多いです。
「誰だってみんな等しく闇を持っている。蓮くんだって抱えてる。私だって、私だって、抱えたまま今も一生懸命もがいてる。だから、簡単に闇に呑み込まれたあなたなんかに、蓮くんが負けるわけない。」
非常に危険な状況にもかかわらず、楓は驚くほど落ち着いた口調で、そしてまっすぐに言葉を放ちます。 自分の弱さを認めたうえで、他者を信じる――そんな強さと優しさがにじむ、勇気あふれるセリフです。
「忘れないで。私達、いつだってたったひとりで戦っているわけじゃないんだよ」
そっと寄り添うような楓の言葉に、心がふっと軽くなります。ひとりで抱え込まなくていい――そんな優しい想いが込められたセリフです。
熊徹の名言

素直ではないが、誰よりも熱い心を持つ男・熊徹。彼の口から放たれる言葉には、ぶっきらぼうながらも深い情と信念が宿っています。ここでは、そんな熊徹の胸を打つセリフを紹介します。
「九太は自分では一人前のつもりだが、まだまだ誰かの助けが必要なんだ」
不器用ながらも、父親として九太を思いやる優しさが滲む一言。熊徹の中に芽生えた“親としての責任”と“成長する息子へのまなざし”が感じられます。
「俺は未熟な半端者だ。それでもあいつの役に立ってやるんだ!」

自分の未熟さを認めながらも、誰かのために生きようとする強い意志がこもった言葉。孤独だった熊徹が「他者と関わることの意味」を見出す、心震えるセリフです。
「胸ん中の剣があるだろうがよ!ここんとこによ!胸ん中の剣が大事なんだよ!」
言葉は荒いが、伝えようとしているのは“心の強さ”という普遍的な真理。語彙は少なくても、まっすぐで熱く、熊徹らしい魂の叫びが胸に響きます。
『バケモノの子』心を震わせる名言たち

『バケモノの子』の登場人物たちが放つ言葉には、不器用でもまっすぐな想い、そして生きる力が詰まっています。どのセリフも、ふとした瞬間に思い出したくなるような温かさがありますね。 人と人、そして“異なる存在”との絆を描き続ける細田守監督。これからも彼が生み出すキャラクターたちから、目が離せません。


