2021年7月9日更新

映画『バケモノの子』九太の名前に込められた意味が深かった!声優を務めたのは?

バケモノの子
©︎NIPPON TELEVISION NETWORK

細田守監督によるオリジナル長編アニメ映画『バケモノの子』の主人公・九太。バケモノの世界に迷い込んだ少年は父親代わりの師匠や仲間を得て、本当の強さを学んでいきました。この記事では、彼の基本情報とあわせて「九太」という名前の意味も解説します。

目次

映画『バケモノの子』九太について解説!【基本情報】

『バケモノの子』
©2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS
名前 九太(バケモノの世界)
蓮(人間界)
年齢 9歳(幼少期)
17歳(青年期)
身長予想 180cm程度(青年期)
声優 宮崎あおい(幼少期)
染谷将太(青年期)

細田守監督作『バケモノの子』(2015年)は、人間の世界「渋谷」とバケモノが棲む世界「渋天街」、双方における親子の絆を描く新冒険活劇です。 この記事では主人公・九太の基本情報や名前の意味について、詳しく解説していきます。 女手ひとつで育ててくれた母親を亡くし、天涯孤独となった9歳の少年・蓮。彼は“1人で生きる”ための強さを求め、バケモノの世界で熊徹の弟子になります。彼は熊鉄から「九太」という名前をもらい、本当の親子のような時間を過ごすのです。 バケモノと人間の狭間で自身のあり方に苦悩する時、九太が最後に選んだ道とは……?熊徹との出会いからラストまで、劇中の活躍をたどってみましょう!

九太はなぜバケモノの世界に?熊徹と成長する姿がアツい

『バケモノの子』

九太と熊徹が初めて出会った場所は、夜の渋谷の街。九太が親戚に引き取られる直前で脱走し、高架下に身を寄せていたところに、「一緒に来るか」と熊徹が声をかけました。 熊徹の言葉が気になり後を付けた結果、九太は渋天街へと迷い込んでしまったのです。 バケモノの長老・宗師の後継者として認められるため、弟子を探す熊徹と共に暮らすことになり、彼のもとで武芸の修行を積む九太。同じようにひとりぼっちだった2人は時に親子のように、時には互いを師として成長し、強い絆で結ばれていきました。 17歳を迎えた九太は突然渋谷へと戻ることが可能になります。彼は人間界に強い興味を持ちます。 しかし宗師選抜の日を境に、渋谷と渋天街で“心の闇”による騒動が勃発!九太は神に転生した熊徹をその身に宿し、闇に呑まれた一郎彦を救いました。すべてに決着をつけた彼は渋天街を去り、渋谷で実の父親と暮らし始めるのでした。

もっと詳しいあらすじが知りたい人はこちら

「九太」という名前に込められた意味が深い

バケモノの子

蓮は熊徹を警戒して本名を教えておらず、別名として「九太」と名付けられました。その由来は“9歳だから”というもので、一見すると適当な印象も。 しかし2つの漢字を紐解いていくと、深い意図があるのでは?と思えてくるのです。 一説では「」は、“屈曲して尽きる”象形からできた象形文字で、意味は数の尽き=極まる様である9(1桁の数字で最大)が当てられました。また熊徹が転生する付喪神は「九十九神」とも表記することからも、「九」の意味が見えてくるかもしれません。 次に「」は「泰」の略字とされ、非常に大きい様子から「太陽」、最も尊いもの、物事のはじめなどの意味を持ちます。 これらから「九太」はこれ以上ない太陽、あるいは九を「剣」(神としての熊徹の化身)とする場合は、太陽の剣最も尊き剣とも解釈できるでしょう。渋天街に新風を吹かせた存在、つまり“始まりの剣”と捉えると、感慨深いものがありますね。

映画『バケモノの子』九太は紛れもない最強剣士だった

『バケモノの子』

熊徹に「胸ん中の剣が重要なんだよ!」と言われ、最初はピンと来ていなかった九太。彼は単純な力ではない強さを知り、心の闇に打ち勝つことができました。 太陽のように出会った人々を照らし、自身もまた友人や仲間たちとの交流で鍛えられ、熊徹との絆から生まれた「胸の中の剣」を武器に……。人として生きることを選んだ蓮の中に、九太だった時間も確かに息づいているでしょう。