自来也のプロフィール
自来也は11月11日生まれの51歳。「忍者とは忍術ではなく忍び耐える者」と考えており、この考えはナルトに受け継がれています。 歌舞伎役者をモチーフにしたように、下駄を履き白い長髪を持ち目元には赤いラインを入れています。自来也は伝説の三忍の1人。かつては三代目火影の猿飛ヒルゼンの弟子、そして主人公うずまきナルトの名付け親であり、師匠でもあります。
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自来也は若いころから問題児で無類の女好きです。特に除きの常習犯でありナルトからは「エロ仙人」と呼ばれています。そんな自来也が伝説の三忍と呼ばれるまでに修業したのは、かつての師匠の術である口寄せの術を目の当たりにしたから。女性にモテるために必死に修行したそうです。 自来也は今までに2度ほど死にかけた事があると言っており、2度目はナルトが九尾化した時に暴走してしまった時。しかし、1度目はなんと女風呂にいる綱手を覗いたことで殴られ、両腕と肋骨を6本も骨折と内臓破裂をしてしまった時と言っています。 そんな自来也はかなりのエロ仙人と言えるでしょう。ただ、綱手の事は本気で好きだったようで断られていますがプロポーズもしています。そんな自来也は、作中で作家としても活動をしています。 ナルトをモデルにした『ド根性忍伝』、そして自身の体験などを書き映画化もされたという「イチャイチャ」シリーズ。この「イチャイチャ」シリーズは全3冊になり印税は日本円で数億円になるとも言われるほどで、作家活動でかなり儲けているようです。
伝説の三忍の1人
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伝説の三忍とは、自来也、綱手、大蛇丸の3人です。この3人は同じ三代目火影の猿飛ヒルゼンに師事していました。ただ、自来也はあまり優秀ではない生徒であり、もともとセンスのあった大蛇丸に対抗心を燃やしています。綱手からはこの頃からインテリエロ助と呼ばれていました。 修行を終えた自来也は自身の弟子探しの旅に出るのですが、その途中で第三次忍界大戦が勃発し旅を中断する事に。そして、以前の同志である大蛇丸と綱手と共に木ノ葉の忍として任務に参加することになるのです。戦争も終焉を迎える頃、無敵の忍としてしられる山椒魚の半蔵と戦い、3人は三忍の名を与えられました。
自来也の能力は?
火遁(かとん)、土遁(どとん)、口寄せ、結界忍術、封印忍術などさすがは伝説の三忍と言われるほどありたくさんの術を習得しています。得意技は火遁。ガマと連携し、油と火を用いて攻撃することもあります。 そして自来也の長い髪は飾りではなく広い攻撃範囲を持つ攻撃技である毛針千本や、自身を毛針で覆う針地蔵などに活用をしています。 実質、火影クラスに匹敵する忍といえるでしょう。実際に三代目火影の死後、里の相談役から火影に推薦されています。 基本は忍術を得意としており、幻術はからっきしです。火遁や土遁の属性を扱える他、自らの弟子である四代目火影の術「螺旋丸(らせんがん)」も会得しています。 大蛇丸がナルトの九尾の力を抑えるために施した「五行封印」を解除した他、イタチが扱う「黒い炎」を巻物に封じるなど、封印術にも長けています。 また、教え子に暁のペイン(長門)や、四代目火影などの実力者がいることから、指導力の才能もあるといえます。
口寄せの術
自来也は状況に応じて多彩な術を扱えますが、基本となっているのは“蝦蟇(がま)の口寄せ”です。 呼び出した蝦蟇で敵を踏み潰す「口寄せ・屋台崩しの術」や、蝦蟇が吐き出した油で威力を底上げした「火遁・蝦蟇油炎弾(がまゆえんだん)」など、口寄せを応用した術が豊富にあります。 火を吹くという岩宿大蝦蟇の“食道のみ”を口寄せして、相手を肉の壁で追い詰める特殊な口寄せも可能です。 通常の口寄せでは場所や状況に応じて個別の蝦蟇を呼び出しますが、重要局面で呼び出すのは「ガマブン太」です。ガマブン太はドスを携えた最大級の蝦蟇。ヤクザのような口調ですが、人の言葉で会話ができます。 自来也本人が口寄せをメインにした術を多用するからか、弟子であるナルトに最初に教えた術も蝦蟇の口寄せです。
仙法
自来也は、自然エネルギーで作った仙術チャクラを扱う仙人モードも会得しています。ただし、基本的に仙術チャクラは体を静止させないと練れないため、戦闘中はすぐに使用できないのが欠点です。途中で仙術チャクラが切れてしまうリスクもあります。 自来也の場合はフカサクとシマという夫婦の蝦蟇を両肩に口寄せし、仙術チャクラを共有してもらうことでデメリットを克服。戦闘で扱えるレベルまで鍛え上げています。 フカサクとシマを口寄せするのには、自来也が苦手な幻術を代行してもらえる利点もあります。対ペイン六道では「魔幻・蝦蟇臨唱(がまりんしょう)」という蝦蟇の合唱で、相手を幻術世界に引き込む術を使いました。
ナルトとの関係
自来也はナルトの名付け親でもあり師匠でもあります。一度は、里を離れていましたが里に帰省した際にいつものように女湯を覗いていたところ、ナルトと出会います。ナルトの将来に危機を覚え術を教えていきます。 自身は5代目火影に推薦されていますが、同志であり初代火影の孫である綱手を推薦し、自来也はナルトと共にその綱手を探す旅に出ることにします。そして4代目火影に似ているというナルトを弟子にし、様々な高等忍術などをナルトに根気よく教えていくのです。
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自来也は三忍の名を受けた後、戦争孤児であった弥彦・小南・長門の3人の面倒を見るとともに忍術を教えていきます。3人が自身の影分身を倒す事が出来るようになると3人の元を離れ帰省。その後、ナルトの父であり四代目火影の波風ミナトを弟子にしています。 その波風ミナトははたけカカシを弟子(自来也の孫弟子)にし、はたけカカシは、うずまきナルトをはじめ、うちはサスケや春野サクラを弟子(曾孫弟子)にしています。そんなナルトは曾孫弟子でもあり、弟子になったのです。
同期、大蛇丸との対決
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大蛇丸は両親は木ノ葉によって死に追いやられたと考えていました。そこで木ノ葉への復讐を考えます。里を抜けた大蛇丸は、機会を待って木ノ葉に潜入し、破壊しようと戦争をしかけますが、三代目火影であるかつての師であるヒルゼンに阻止されてしまいます。 年のために力では大蛇丸に及ばなかったヒルゼンは力尽きますが、最期の力で大蛇丸の両腕を封印するのです。両腕の封印をされた大蛇丸は印が結べず、医療のスペシャリストである綱手を脅し、治療させようとします。 その時、行動を常に目を光らせていた自来也は大蛇丸が木ノ葉を襲った事に気が付き綱手の元へ駆けつけました。腕は使えないですが、口寄せの術での綱手たちに対抗する大蛇丸。三忍の中で最も優秀で力の差があった大蛇丸との闘いに苦戦を強いられます。 戦いは決着がつきませんでしたが、2人を相手に戦う大蛇丸は傷を負いとどめを刺される前に逃げていきました。自来也は大蛇丸を倒す事は出来ませんでしたが、木ノ葉を守ったのです。
ペインとの対決、そして死
かつて自来也が弟子にした戦争孤児である長門と弥彦、小南は10名ほどの忍を集め対話によって争いをなくすための組織・暁として動いていました。しかし戦争によって構成員がほとんど居なくなった後は、S級犯罪者である忍を引き入れ、一瞬で何億もの人が死ぬ様な禁術兵器を作り、人々が思う存分痛みを知れば戦争が無くなるという考えに達していたのです。 ペイン六道(輪廻眼を持った6人)を操り、戦争を繰る実質リーダーの長門。ペインを見た時にかつての教え子だと気が付いた自来也は1人でペインに戦いを挑みます。途中で逃げる事も出来ましたが、ペインに弥彦の面影を見つけ、そしてその弥彦が輪廻眼を持っている事から苦しい状況ながらも対峙します。 倒しても生き返るペイン。ようやく1人を結界に引きずりこんで仕留めますが、相手はまだ5人。自来也はペインの集中攻撃によって腕を失い喉を潰され心肺停止になってしまいます。気力で息を吹き返した後は、暗号を口寄せの契約をしていたガマに暗号を託し、修羅道の攻撃を受けて命を落としました。 暗号を託されたガマはその暗号を木ノ葉に届け、自来也が死んだことを伝えます。その知らせはすぐにナルトにも届きました。ナルトは慰めようとする周りを遠ざけ落ち込みます。 ですが、彼の暗号を解けるのは弟子である自分だという事で、自来也の暗号を解く事で次第にいつものナルトに戻っていきます。そしてナルトは自来也の仇を取るべく、ペインを倒す事を目標に更なる修行に励むのです。
自来也は実は生きている?
自来也は単独で雨隠れの里に潜入し、ペイン六道との一戦で命を落としています。しかし、実は生きているという説が流れています。 説の根拠となっているのは『NARUTO』の続編『BORUTO』に登場する「果心居士(かしんこじ)」という人物です。 果心居士は「殻(から)」と呼ばれる謎の組織のメンバー。目元を面で隠しているため素顔はわかりませんが、その正体は自来也だと考えられています。 根拠は自来也が得意とする“蝦蟇の口寄せ”や、螺旋丸を扱えることです。螺旋丸は四代目火影が考案した術のため、四代目火影に間接的にでも縁があるか、術の使用を目撃していないと存在すら知り得ません。 また、大蛇丸の子である「ミツキ」に対して、“さすがは大蛇丸の子”と発言していることから、大蛇丸の実力を知っている人物と推察できます。 2019年10月現在、果心居士の正体は判明していませんが、何らかの関係が疑われます。
自来也の声優は誰?
ナルト親子(ナルトとミナト)の師匠でもあり、最期まで逃げずに戦う事を選び命を落とした自来也を大塚芳忠が演じました。洋画の吹き替えからナレーション、アニメなど幅広く活躍しています。 洋画での主な持ち役はジャン=クロード・ヴァン・ダムやジェフ・ゴールドブラムなどであり、アニメではONE PIECEのゼット役として知られています。