『シャイニング』の名シーンを振り返る!記憶に残るカット12選

2017年7月6日更新

『シャイニング』は1980年製作のホラー映画。スティーヴン・キング原作の小説をスタンリー・キューブリック監督がジャック・ニコルソン主演で映画化しました。不朽の名作『シャイニング』の名シーンをご紹介します。

スティーヴン・キング原作の名作ホラー『シャイニング』

1980年に公開されたホラー映画の名作『シャイニング』。アメリカのホラー小説家として有名なスティーブン・キング原作の作品です。

冬のあいだ閉鎖された山奥のホテルの管理人をすることになった小説家志望のジャック・トランス。妻ウェンディーと息子のダニーとともに、外界と隔離されたホテルで一家三人だけの暮らしをスタートさせます。しかし移住後そうそう一家のまわりでは数々の不可解な出来事が…。

今回はそんな映画『シャイニング』の記憶に残る12シーンをご紹介します。

1:1970年冬の悲劇

山奥のホテルの管理人の仕事の面接に来たジャックに、笑顔で恐ろしい話をする面接官は「かつての管理人は、孤独感から発狂して妻と二人の娘を斧で殺害したあとに自殺したんだ。」と言います。

それに対し「自分は大丈夫」というジャックですが、この後に起こる惨劇を暗示する不吉な幕開けです。

2:ホテルに向かう車中で

仕事が決まりホテルに向かう車の中で「かつて雪山で遭難した部隊が生きるために人肉を食べたんだ」と話すジャック。

息子のダニーは別段怖がることもなく他愛ない家族の会話のように見えますが、ジャックの表情に注目してください。一瞬目をギラッと光らせるのがなんとも言えず不気味です。

3:血の海に包まれるエレベーター

ホテルに着いたダニーの頭の中に浮かぶのは、おびただしい量の血が洪水のようにエレベーターを包み込む光景。『シャイニング』を象徴するかのようなこのシーンは映画の序盤、中盤、終盤に3回あります。

2回はダニーの頭の中の光景ですが3度目は… 何が起きたかは皆さんの目で確かめてください。

4:「ママや僕をいじめないでね」

息子ダニーを抱きしめ「永遠にここに住み続けたい」と言うジャック。この時すでにホテルの異常さと父ジャックの異変に気づいていたであろうダニーは、こんな言葉をポツリと漏らします。

「愛するお前たちを傷つけたりしないよ」と言うジャックですが、その言葉は無残なかたちで裏切られます。

5:悪夢にうなされるジャック

恐ろしい悪夢に襲われ激しくうなされるジャック。心配するウェンディーに「夢のなかで君とダニーを殺して切り刻んだ」と泣きながら話します。なにか大きな力によって自分の精神が蝕まれていく恐怖心を、ジャック自身の目線から描いたシーンです。

6:双子の女の子

ダニーの前に現れては消える不思議な双子の女の子。一緒に遊ぼうと誘われますが、次の瞬間ダニーの目の前には血まみれで倒れる二人と転がった斧の光景が。

このホテルは異常だ、彼女たちは殺された管理人の二人の娘に違いないと誰もが確信するシーンです。

7:237号室の浴室

料理人のハロランから決して近寄ってはいけないと言われた237号室。ある日部屋に入たダニーが怪我を負って出てきたため、恐る恐る部屋を覗いたジャックが目にしたものは…。

浴室から出てきた美女が恐ろしい姿に変わり、けたたましい笑い声とともに襲いかかってくるという悪夢のようなシーンです。

8:ジャックにささやくグレーディー

精神的に追い詰められ、無人のはずの宴会場に大勢の人が集まるのが「見える」ようになったジャック。その中には以前新聞記事の写真で見た、妻子を殺して自殺した元管理人グレーディーの姿も。

「あなたも妻子を厳しくしつけたほうがいい、自分のように」と不気味にささやくグレーディー。その言葉にそそのかされたジャックは、とうとう狂気を暴走させます。

9:同じ言葉がタイピングされた紙の束

ジャックの異変を察したウェンディーが、ジャックの書斎で発見したのは「仕事ばかりで遊ばない ジャックは今に気が狂う」という言葉だけが強迫観念のように何行も書き連ねられた紙の束。

ジャックの精神が完全に狂気に蝕まれていることを確信するウェンディーですが、その背後にはジャックの人影が…。

10:パニック状態のウェンディー

完全に発狂し斧を片手に妻子を追い回すジャック。パニック状態になりながらも我が子を守ろうとするウェンディー。恐怖に歪んだウェンディーの大きな瞳と甲高い悲鳴によって、観客の恐怖心と不安感もクライマックスを迎えます。

映画公開当時はウェンディーのキャラクターが原作と大きく異なることに賛否両論があったようですが、ウェンディー役のシェリー・デュヴァルの迫真の演技はこの映画を盛り上げる重要な要素です。

11:犬のきぐるみの男

ジャックから逃げまどうウェンディーが奥の部屋で見たものは、きぐるみを着た男性とスーツの男性がまさにベッドインする瞬間。彼らは悪事を働くわけではなくほんの数秒間だけの登場ですが、一体何者で何を意味しているのか、あまりの不気味さと不可解さから強烈な印象を残すシーンです。