2019年10月30日更新

「ナルト」傀儡師サソリを徹底分析!能力や強さ、そして秘められた過去とは?

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サソリ

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サソリは暁の天才傀儡師!彼の強さや能力、過去から最期までを解説!【NARUTO-ナルト-】

サソリは砂隠れの里の抜け忍で、35歳で赤髪に茶色い目を持っています。少年のような見た目サソリですが、それは自身の体を人傀儡へ作り変えているためで、外見年齢15歳のまま変わっていません。また、人傀儡の体の彼は食事の必要もありません。 里を抜けてからは暁のメンバーになったサソリは、左手の親指に「玉」の文字が入った指輪をしています。 「永く後々まで残ってゆく永久の美」を芸術と解釈する彼は、朽ち果てることのない傀儡が後世に受け継がれる事を志向します。 砂隠れの里のチヨバアの孫であり、チヨバアから傀儡の術を習得したサソリは、「天才造形師」「赤砂のサソリ」という異名も持っています。 今回は、そんなサソリの能力や忍術、人物関係から過去の出来事まで解説していきます!

サソリは砂隠れの傀儡の天才

チヨバアから術を習ったサソリは、傀儡の才能を開花させ「天才造形師」とうたわれていました。そして彼が操る傀儡によって、砂漠が一面血の海になったことから「赤砂のサソリ」という異名をとるようになりました。 そしてサソリにしか出来ない術として「人傀儡」もあります。これは、殺した人間の内臓を取り、丁寧に血抜きをして腐らない処理をしたうえで人傀儡にしていました。人傀儡はその人物が生前に習得した術も使いこなせるのです。サソリはそんな人傀儡を300体近くコレクションしているのでした。

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サソリの能力・必殺技は?

傀儡師というのは操れる傀儡の人数によって、強さに違いがでる特性を持ちます。チヨバアは人間の指の数である10体までを同時に操ることができますが、サソリは100体以上を操れるなど、戦闘能力のがズバ抜けた傀儡子なのです。 そして自身をも人傀儡としているために攻撃を受けても修復が可能なうえ、他の傀儡に乗り移る事も出来るのです。弱点は、唯一残された生身の体の部分。その部分を攻撃されると致命傷となってしまいます。 サソリは毒にも精通していました。毒の専門家でもあったチヨバアが解毒剤を作れないほどの猛毒を作り出すことができ、彼はこの毒を傀儡の武器に塗って戦います。

赤秘技・百機の操演

赤秘技・百機の操演は百の傀儡を同時に操るサソリ最大の技です。一度に操る傀儡の数で傀儡師の実力は判断されます。ただし、指1本で1体を超える数を操るのは不可能なので、1人が操る傀儡は10体が限界です。 しかし、サソリは自分を傀儡化し、生身の部分の核と傀儡を直接繋ぐことで同時に100体の傀儡を操ります。指を使わずに操るため指の数を超えた傀儡を操作可能ですが、100体を操ることができるのはサソリ自身の力量です。指で操るタイムラグもありません。 ただし100体を同時に操ることは、サソリにとっても難しいため、指で操るのに比べると正確に操作できなくなっています。サソリは、百機の操演で小国を1人で落としたことがあり、アニメオリジナルエピソードでその様子が描かれました。

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サソリの傀儡人形を紹介!

ヒルコ

ヒルコは、サソリが普段使用している傀儡です。サソリはヒルコの中に入って操作しているため、当初はヒルコがサソリの体だと思われていました。傀儡師は人形の操作をしながら戦うため、懐に入られると弱いという弱点があります。 サソリはこの弱点を克服するために、中に入って操作できるヒルコを作りました。ヒルコはサソリを守る鎧でもあるため、かなり頑丈に作られています。大きな尾が武器になるほかに、口の中に千本を内蔵。 ヒルコ自体も元は生きた人間の忍びだったようですが、サソリに倒されて傀儡に改造されたことが分かっています。ヒルコがどんな忍びだったのかは、一切分かっていません。サソリは抜け忍になる前から、ヒルコを使用していました。

三代目風影

砂の里で歴代最強と呼ばれた三代目風影もサソリの傀儡に改造されていました。生前は「血継限界」の磁遁を操る特殊な体質であり、傀儡にされた後も磁遁を使用可能。三代目風影がいなくなった当時は大規模な捜索が行われましたが、この時にサソリに殺害されていたようです。 磁力を帯びた砂鉄を操ることができるため、磁力の影響を受ける武器は三代目風影には通用しません。また、傀儡の隙間から砂鉄を侵入させることで、傀儡を使用不能にすることもできます。傀儡氏にとっては天敵といえる能力を持っているため、サソリも生前の三代目風影には苦戦した模様。 苦労して倒したため、サソリ本人も一番お気に入りの傀儡と語っていました。最後はサクラの一撃で破壊されました。

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自分自身の体も傀儡

サソリは大勢の忍を傀儡にしただけでなく、自分自身まで傀儡にしていました。サソリの操る傀儡の中でも、自分自身が最強の人形です。暁の内部でいざこざが起こった時には、自分自身を操って戦ったことが分かっています。 傀儡を操るためにはチャクラが必要なため、生身の部分である核を残しており、それが彼の弱点でもあります。少しずつ、自分の体を傀儡に改造したことがデイダラによって語られました。両肩に装備されたプロペラは飛行用であると同時に武器でもあり、毒が仕込まれたワイヤーを腹部から発射します。 背中に装備された巻物の力を使い、両手から炎を発射可能。サソリの核は「蠍」と書かれた胸の中にあり、非常に目立つ場所が弱点になっています。

サソリの秘められた過去とは?愛に飢えて殺人鬼と化す

サソリは幼少期に両親を「木ノ葉の白い牙」(はたけサクモ)に殺されました。そして両親の愛情を欲していた少年は、チヨバアに傀儡の術を習いながら両親を模した傀儡を作ったのです。 そしてサソリは幼少期の両親の不在から愛情に飢えて、暗い闇を持つようになります。そして砂隠れの悪しき風習によって人柄が変わってしまうのです。 里を抜ける頃には親友を人傀儡に実験したり、歴代の中で最も強いとされていた3代目風影の暗殺までを行う人物になってしまいました。 伝説の三忍と言われる大蛇丸とコンビを組んでいましたが、後にイタチに敗れた大蛇丸を始末したと考えるようになります。そしてその後はデイダラとコンビを組んでいました。

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サソリとチヨバアの関係は?

サソリは相棒であるデイダラとともに我愛羅を拉致し、暁の本部へ戻りますがそこには追手が。ナルトとカカシ、そしてサクラとチヨバアです。サソリの祖母でもあるチヨバアは、「傀儡の術を教えたのは自分だから」と一緒にやってきたいたのです。 ナルトとカカシはデイダラと、そしてサクラとチヨバアはサソリと対峙。チヨバアはサソリが普段から使用している傀儡ヒルコの事を知っており、その尾にチャクラ糸をつけ、さらにはサクラにもチャクラ糸をつけ攻撃をかわすように操るのです。サソリの隙をついた2人はヒルコを撃破します。 次にサソリは風影の人形を繰り出しました。チヨバアはサソリの両親の人形で応戦。苦戦を強いられながらも、最強の傀儡である風影を破壊します。サソリは、もう生身の自分を武器に戦うしかないと悟るのです。 戦いの中でチヨバアを庇ったサクラが重症を負い、サソリはすでに戦いによって負傷しているチヨバアを手にかけようとします。そんな中、チヨバアが操る両親は、刀でサソリの生身の部分である胸を貫いたのです。これが彼には致命傷となりました。 彼は「オレは傀儡だが……、生身の“核”を持つ不完全な傀儡だ」と言い残して息絶えました。サソリは自分が操った両親の人形の攻撃が見えていたのにかわさなかった、とチヨバアはサクラに呟きます。 両親に抱かれるような形で息を引き取ったサソリですが、生身の核を持っているからだけではなく、心も傀儡にはなり切れなかったのかもしれません。

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サソリは死んだあと、カンクロウの傀儡になった!

死亡後のサソリの体は、カンクロウの傀儡として登場しています。元々、傀儡の体だったので生前と大きく変わっていませんが、カンクロウの改造で内蔵された武器が増えました。カンクロウが、初めてサソリの体を使用したのは五影会談を襲撃したサスケとの戦いです。 その後は、第四次忍界大戦でもカンクロウの傀儡として活躍。穢土転生によって復活した生身のサソリと傀儡のサソリを操るカンクロウが戦う場面も描かれました。復活したサソリはカンクロウの説得によって自分の技術と傀儡を受け継ぐ者がいる限り、自分の魂は朽ちないことを悟ります。 自分の芸術の在り方に気づいた生身のサソリは、穢土転生の呪縛から解き放たれ消滅しました。アニメではカンクロウが、サソリの体と同時にサソリの両親の傀儡を使用する場面も。親子3人の傀儡は、穢土転生で復活したチヨ婆と戦いました。

アニメ『NARUTO-ナルト-』でサソリの声優を務めたのは櫻井孝宏

サソリの声優は櫻井孝宏が演じました。櫻井孝宏は愛知県出身の1974年6月13日生まれの声優です。眼鏡をかけている写真が多いのですが、視力はよく伊達メガネを愛用しているそうです。 主な代表作としては、『化物語』シリーズの忍野メメ役や、『おそ松さん』主人公おそ松役、「コードギアス」シリーズの枢木スザク役などがあります。