2019年6月26日更新

高山みなみ出演の代表作品10選!コナン役で知られる人気声優の人物像を知るトリビアも

このページにはプロモーションが含まれています

AD

高山みなみ『名探偵コナン』で知られる人気声優のおすすめアニメ作品やトリビアを紹介

名探偵コナン 紺青の拳(紺青のフィスト)
(C)2019青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

高山みなみは多くの人気アニメ作品で主役級キャラクターを演じる、人気の女性声優です。彼女の演じているもっとも有名なキャラと言えば、「名探偵コナン」シリーズの江戸川コナン役ですね。 あどけない少年の可愛らしい声を担当することが多い高山。今回は、そんな彼女の代表的なアニメ作品を厳選して紹介します。また、彼女の知られざるトリビアにも注目です。

高山みなみのプロフィール

高山みなみは1964年5月5日生まれの女性声優です。 彼女は中学時代から演技を学び、高校卒業後も演劇科のある学校に進みました。しかし、将来に不安を覚え中退。以降、OLとして働いていた時期もあります。しかし、高山は22歳の頃に声を褒められたことをきっかけに声優を目指すようになったのです。 『ミスター味っ子』(1987年)で初主演を務め、1人2役を演じた『魔女の宅急便』(1989年)が大きな転機となりました。『名探偵コナン』(1996年)の江戸川コナンのような少年役から、女性キャラや敵キャラまで高い演技力で演じ分けるベテラン声優の1人です。

高山みなみ出演のアニメ代表作10選

ここから、高山みなみが出演している代表的なアニメ作品を紹介していきます。高山みなみのことを知らなかった人でも、一度は見た作品もあるのではないでしょうか。

AD

『魔女の宅急便』キキ/ウルスラ役(1989)

主人公キキと、友人のウルスラの二役を務める

『魔女の宅急便』 (ゼータ)
©Buena Vista Home Ent./Photofest

『魔女の宅急便』は、1989年にアニメ映画化された宮崎駿監督のジブリ作品。日本を代表する国民的作品です。 物語は、とある田舎町から始まります。魔女の血を受け継いでいる少女キキは、13歳の満月の夜に、修行に旅立ちます。そして海に囲まれたコリコの街でパン屋に居候させてもらいながら、「魔女の宅急便」を開業するのです。そんなキキが魔女として、そして一人の人間として成長していく物語。 高山は、当時声優としては3年目の新人でしたが主人公のキキと友人のウルスラの1人2役を演じました。もともとはウルスラ役で出演が決まっていましたが、キキ役が見つからなかったためオーディションを受け直したところキキ役に大抜擢。ところが今度は穴が空いたウルスラ役が見つからず、最終的に高山が2役を演じることになったそうです。

『らんま1/2』天道なびき役(1989年)

クールでちゃっかりしている天道三姉妹の次女・天道なびき

『らんま1/2』は高橋留美子原作の変身ドタバタギャグコメディ漫画のアニメ化作品。 主人公の早乙女乱馬(さおとめらんま)は水を被ると女に、お湯を被ると男に戻るという変身体質の高校生。彼の父もまた、水でパンダになるという変身体質でした。男嫌いの天道あかねが乱馬の許嫁となり、2人を中心に格闘あり、学園生活あり、ときどき恋模様ありというストーリーです。 高山が演じる天道なびき役は、天道家の次女であかねの姉という役どころ。天道三姉妹のなかでは一番クールでちゃっかりしたところがあるキャラクターです。

AD

『まじかる・タルるートくん』江戸城本丸(えどじょうほんまる)役(1990年)

妄想が暴走するダメダメな小学生・江戸城本丸

『まじかる・タルるートくん』は、江川達也による漫画を原作としたアニメ。少年と魔法使いが繰り広げるギャグ作品です。 弱くていじめられっ子でスケベな小学生が主人公(画像右上)。彼は偶然、魔法陣から本物の魔法使いを召喚します。召喚された魔法使いタルるートと主人公が中心となり繰り広げる、ドタバタギャグをメインとしたストーリーです。 高山の役どころは主人公の小学生・江戸城本丸(えどじょうほんまる)役です。勉強も運動もダメで同級生にやられる一方だった江戸城。彼が魔法の力を借りながらも苦手なものを少しずつ克服していく姿を熱演。とはいえ見どころはやはり、彼のスケベな妄想が暴走するシーンではないでしょうか。

『忍たま乱太郎』猪名寺乱太郎(いなでららんたろう)役(1993年)

乱太郎の安定感ある演技にホッとするご長寿アニメ

尼子騒兵衛(あまこそうべえ)による『落第忍者乱太郎』を原作としたアニメが『忍たま乱太郎』です。 一流のエリート忍者になるべく忍術学園に入園した猪名寺乱太郎(いなでららんたろう)は、1年は組のクラスメイトしんべヱ・きり丸とともにいつも落第点を取っています。3人は勉学はいまいちですが、先生や上級生たちを巻き込んで様々な事件やトラブルを乗り切っていく様子が描かれる物語。 高山は主人公の乱太郎(画像下中央)を演じています。忍たま3人組のなかでも一番常識人で、リーダーのような立ち回りをすることが多い役どころです。乱太郎はお人好しなキャラクターなため、柔らかい声色での演技が楽しめます。

AD

『名探偵コナン』江戸川コナン/幼年期の工藤新一役(1996)

言わずと知れた大人気アニメの主人公役

『名探偵コナン』は、青山剛昌の漫画が原作の、推理アニメです。1996年の放送開始から2019年現在まで続く大人気作品になっています。 高校生探偵の工藤新一は、謎の組織によって子供の体にされてしまいます。そこから江戸川コナンを名乗り、組織の行方を追いながら数々の難事件を解決していくという推理ものです。 高山みなみの演じたキャラクターといえば、江戸川コナンを一番最初に浮かべる方が多いのではないでしょうか。『名探偵コナン』は世界的に翻訳・刊行されており、映画シリーズも人気を博しています。

『天保異聞 妖奇士(てんぽういぶんあやかしあやし)』河鍋狂斎(かわなべきょうさい)役(2006年)

実在した天才画家・河鍋狂斎

『天保異聞 妖奇士(てんぽういぶんあやかしあやし)』はボンズ制作のオリジナルアニメ。土6枠と呼ばれる夕方に放送されていた作品です。 ペリーが黒船に乗って日本へ来航する10年前、1843年の江戸を舞台とした物語。人々を襲う「妖夷(ようい)」と呼ばれる獣と、それに対抗する「奇士(あやし)」と呼ばれる存在の戦いを描いています。 実際の歴史とフィクションが融合している本作で、高山が演じたのは実在した画家・河鍋狂斎(かわなべきょうさい)をモデルとしたキャラクターです。彼はアニメの後半で活躍するので、高山の演技を楽しみたいという人は2クール目以降に注目するといいでしょう。

AD

『ゲゲゲの鬼太郎 第5作』鬼太郎役(2007年)

歴代実力派声優が演じてきた鬼太郎役

水木しげる原作の『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメ化シリーズで、第5作目は2007年から2009年にかけて全100話が放送されました。 少年の姿で生き続けている幽霊族の鬼太郎が、妖怪にまつわる怪事件を解決しているというストーリー。この第5作ではそれまでのシリーズから大幅にアレンジを加えている部分もあり、鬼太郎もすでに50年近くその姿で生きているという設定になっています。 高山が演じたのは主人公の鬼太郎役です。少年役を得意とする高山にはまさにはまり役となりました。正義感が強い性格なども高山の得意とするところであり全100話を好演しています。

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』エンヴィー役(2009年)

嫉妬の炎を燃やすホムンクルス

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は、荒川弘の漫画『鋼の錬金術師』を原作としたアニメです。 同作は、天才錬金術師のエドワードとアルフォンスのエルリック兄弟が、錬金術師として、人として成長していく姿を描くバトルファンタジー作品。エルリック兄弟のほかにも、国家錬金術師の資格を持った凄腕の錬金術師や軍人といった個性豊かなキャラクターが登場し、ド派手なバトルを繰り広げます。 高山は、ホムンクルスのエンヴィーを演じました。エンヴィーは、エルリック兄弟の前に立ちはだかる敵の1人で、中性的な見た目をしています。嫉妬の念を宿し、人間を嘲笑する演技は圧巻です。

AD

『デジモンクロスウォーズ』工藤タイキ役(2010年)

人を放っておけない主人公を好演

『デジモンクロスウォーズ』は「デジモン」シリーズのアニメ6作目にあたる作品です。 ある日デジタルワールドに呼び込まれた中学生の少年が、デジタルワールドを救うために仲間たちと戦っていくというストーリー。従来のシリーズでは、進化でデジモンがパワーアップしていましたが、本作では「デジクロス」と呼ばれる合体によって強くなっていくという設定になっています。 主人公の中学生・工藤タイキを高山が演じました。高山は、その後放送された第2期『デジモンクロスウォーズ 〜悪のデスジェネラルと七つの王国〜』(2011年)でも同役で主演を担当しています。

『僕だけがいない街』藤沼佐知子役(2016年)

知的で包容力のある母親役

『僕だけがいない街』は三部けいによるサスペンス漫画を原作としたアニメ。 主人公・藤沼悟は「再上映(リバイバル)」というタイムリープ能力を持った青年です。この能力によって、現在と過去に起きた2つの事件の関係性に気がついた藤沼は、時代を行き来しながら事件の解決のために奔走するというストーリー。 高山は藤沼佐知子役を演じました。主人公の母親で、元テレビ局のアナウンサーをしていた女性です。過去にタイムリープした際も高山が同役を演じています。現在と過去、2つの時代で声の年齢を演じ分けている点に注目してみてください。

AD

高山みなみの知られざる一面を紹介

もともとは警官になりたかった

高山みなみは、元々警察官になることを目指していました。 小・中学生時代に交通安全指導で人形を用いて腹話術をしているのを見た高山は、腹話術が必要だと勘違いし、中学時代に劇団ひまわりに入団。 今では数多くの声優を務めていますが、声優や芝居が目的で劇団に入ったというわけではなかったそうです。

OLから声優に転身

高山は劇団で活動を続けていたものの、徐々に学業との両立が難しくなっていき劇団ひまわりを退所することに。 そして高校卒業後はOLとして働いていましたが、芝居が諦めきれずに22歳の時に声優を目指し活動を始めます。 当初はヒロイン役のオーディションを受け続けていましたが、自分には向いていないと感じて少年役に転向すると、『ミスター味っ子』で初主演を果たすことになりました。

青山剛昌との結婚と離婚

高山みなみは、自身がアニメの主役の声優を務めた少年漫画『名探偵コナン』の作者、青山剛昌と結婚していました。2005年5月5日の高山の41歳の誕生日に、彼女から結婚を申し出たそうです。 しかし、2007年12月に離婚。人気漫画家である青山は週刊連載の締め切りに追われる多忙な日々を送っていたため、結婚生活がかみ合わなくなっていったようです。

山口勝平とは名コンビ

『名探偵コナン』では主役の人物である工藤新一を山口勝平が、子供になってしまった江戸川コナンを高山みなみが演じています。実はこの二人、『名探偵コナン』以外にも数々の作品で共演しているのです。 1989年ジブリ作品『魔女の宅急便』ではキキとトンボ、同年のアニメ『らんま1/2』では天道なびきと早乙女乱馬など、いずれも2人共に主役級の役で共演しています。 声質的に相性がいいのか、これらの作品では見事なコンビネーションを見せてくれています。今後も2人の共演作には、その熟練した掛け合いに注目ですね。

AD

高山みなみは歌手としても大活躍

1992年から音楽活動をスタートさせた高山みなみ。1995年以降は、TWO-MIXのヴォーカリスト、コンポーザーとして活動しています。1995年に放送されたテレビアニメ『新機動戦記ガンダムW』の主題歌『JUST COMMUNICATION』はTWO-MIXのデビューシングルです。 TWO-MIXは、1995年には日本ゴールドディスク大賞の最優秀新人賞であるベスト5ニュー・アーティスト賞を受賞しています。 当初はボーカル、作詞など一切のクレジットを秘密にし、謎めいた2人組ユニットとしてデビューしました。 『名探偵コナン』のオープニング曲を始め、多くのアニメやCMとタイアップしています。 また高山みなみは絶対音感の持ち主であり、歌唱力も高いようです。ちなみに『名探偵コナン』のコナンも同じく絶対音感を持っていますが、高山とは違って音痴とされています。

声優・林原めぐみと不仲?

林原めぐみは、1967年3月30日生まれの女性声優です。彼女は『らんま1/2』早乙女らんま役、『名探偵コナン』灰原哀役などで、高山みなみと共演しています。 そんな2人が不仲であるという噂が広まったのは、『名探偵コナン』の収録時に林原が高山をにらんでいる場面があったことが原因です。しかし、これにはちゃんとした理由がありました。 『名探偵コナン』で林原演じる灰原哀は、ひそかにコナンに想いを寄せていることを匂わせるキャラクターです。林原は「コナン」の収録時、メインヒロインである毛利蘭を演じる山崎和佳奈と、高山(コナン)の隣を取り合います。そして、高山の隣を奪われた林原は、彼女ににらみを利かせるのだそうです。 林原が役に入り込み、コナンを演じる高山への思いがあふれたばかりに、このような場面が生まれました。なので実際に2人が不仲ということはなく、『名探偵コナン』の共演者は全員仲がいいことで知られています。

AD

高山みなみの今後の活躍にも期待!長く愛され続けるキャラクターを演じる人気声優

今回は声優・高山みなみについて、彼女の代表的な出演作品や経歴を紹介してきました。 彼女は『魔女の宅急便』キキ役や、『名探偵コナン』江戸川コナン役など、幅広い世代から長い間愛され続ける名作で主演を務めています。 今後も熟練の演技力と、衰えない若々しい声で活躍していってほしいですね。