2017年7月6日更新

『アダムス・ファミリー』がもっと面白くなる20の事実

チャールズ・アダムズの1コマ漫画から生まれたホラー・コメディ『アダムス・ファミリー』。“キモカワ”なキャラクター達が人気を博し大ヒットとなりました。ちょっと怖いけど愛情いっぱいのステキな一家を紹介します。

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1:家族全員、名前がついていなかった?

作家はチャールズ・アダムズ。もともと雑誌「ニューヨーカー」に掲載された1コマ漫画としてスタートし、家族の誰1人として名前もついていませんでした。きちんとした身なりの裕福な一族なのですが、とても不気味で変わり者ばかりなのです。

2:1960年代にテレビドラマ化

1964年にテレビドラマの放送が始まり1966年まで、2年間で65エピソードが放送されました。テーマソングは60年代コメディ映画やドラマの作曲家として人気を博したヴィクター・ミジーが作曲しています。

3:一家のモットーは?

アダムスファミリーのモットーは「Sic dorgiamus allos subjectatos nunc」。これはラテン語で“我々を征服する者をもてなす”という意味です。

4:ゴメス役のジョン・アスティンはバットマンにも出演?

ジョン・アスティンは1960年代のテレビドラマでゴメス役を演じ、30年後アダムス・ファミリーの再開を描いたエピソードではゴメスの祖父・グランドパパ・アダムス役で出演しています。

また90年代半ばに放送されたABCテレビのアニメでもゴメスの声を担当しました。テレビドラマ『怪鳥人間バットマン』では、初代リドリー役のフランク・ゴーシンが出演できなかったエピソードに代役として出演しています。

5:ドラマが放送されている間、マンガの掲載はストップしていた?

アダムス・ファミリーがテレビで放送されている間、「ニューヨーカー」の編集者であるウィリアム・ショーンはマンガを掲載しないようにしていました。

なぜならどんなに秀逸なマンガを書いてもテレビで動いているキャラクターと比べたら陳腐に見えると思ったからです。しかしショーンが退職するとアダムス・ファミリーの雑誌掲載が再開されました。

6:予定ではパグズリーではなく、パグズリー・ピューバート?

原作者のチャールズ・アダムズは元々「パグズリー・ピューバート」と名付けたかったのです。しかし、 “ピューバーティ(年頃)”という響きをファミリー向けの健全な番組には適さないとプロデューサーが考えたため採用されませんでした。

後日、映画『アダムス・ファミリー2』の中に「ピューバート」という名前のアダムス一家の次男坊が登場しています。

7:アダムス・ファミリーの変わったペット・ハンドくん

手首から先だけのペット・ハンドくんを演じたのはテッド・キャシディ。アダムス一家に仕える巨大な執事ラーチと兼任で、“素敵な、愛しい、小さな者よ”とテーマソングにも参加しています。

1990年代に入ると、映画『アイドル・ハンズ』において“悪魔に憑りつかれた手”を好演ベしたべテラン手品師クリストファー・ハートが“ハンド”を演じています。

8:ゴメス・モーティシア夫妻はいつまでもアツアツ?

ゴメス&モーティシアはこれまでテレビに登場したカップルの中で最も仲のよい一組で、子供が大きくなった現在も恋人同士のようにアツアツの関係。テレビ史上類をみないほどセクシーな夫婦なのです。

9:あのオスカー女優がアダムス・ファミリーの声優を担当?

1970年代に放送されたアニメ・シリーズにおいて、のちにオスカー女優となるジョディ・フォスターがアダムス一家の長男・パグズリーの声を演じていたことにも注目です。

10:アダムス・ファミリーといえばこの人!受賞を知らぬまま逝った名優ラウル・ジュリアの早すぎる死

プエルトリコ出身の俳優ラウル・ジュリアは1991年公開の『アダムス・ファミリー』、1993年の『アダムス・ファミリー2』でアダムス家の主人ゴメス役を演じ世界中の注目を集めましたが、1994年病気のため54歳の若さで他界。

生前出演したテレビ映画『バーニング・シーズン』でゴールデングローブ賞とエミー賞を獲得したのですが、受賞を知ることなく他界してしまいました。ちなみに妻モーティシアを演じたアンジェリカ・ヒューストンは1985年『女と男の名誉』でアカデミー助演女優賞を受賞しています。

11:クリストファー・ロイド繋がり?

映画『アダムス・ファミリー』でパグズリー役を演じたジミー・ワークマンはコメディ・ドラマ『モダン・ファミリー』に出演中の女優アリエル・ウィンターの実兄です。

この『モダン・ファミリー』の製作者として名を連ねるクリストファー・ロイドですが、アダムス・ファミリーでフェスター役を演じたロイドとは同姓同名の全くの別人!不思議な繋がりです。

12:ミュージカル化した『アダムス・ファミリー』

2010年、チャールズ・アダムズのマンガを原作としたブロードウェイ・ミュージカルが上演され、ゴメス役のネイサン・レイン、モーティシア役のビビ・ニューワースに注目が集まりました。

ミュージカルは好評を得てロングラン公演を記録!メインキャストも大幅に交代してゴメス役をロジャー・リース、モーティシア役をブルック・シールズが演じています。

13:アンソニー・ホプキンスはフェスター役を断ってオスカーを受賞した?

1991年公開『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクターの怪演が高く評価されアカデミー賞主演男優賞を受賞したアンソニー・ホプキンス。

実はアダムス・ファミリーのフェスター役を断ってレクター役を受けたのだとか。更にいうとレクター役として最初にアプローチされたのはシェーン・コネリーでした。

14:監督はティム・バートンの予定だった?

映画『アダムス・ファミリー』の監督として最初にお声がかかったのはティム・バートン。前作『シザーハンズ』でもタッグを組んでいた脚本家キャロライン・トンプソンと一緒に仕事に取りかかろうとしましたが結局は断ってしまいました。

それから約20年、バートン監督は映画の話を断った後、『アダムス・ファミリー』の3Dストップモーションアニメーションを開発しているという噂がありました。

15:ソネンフェルド監督は撮影中に卒倒した?

撮影が始まって3週、ソネンフェルド監督の胸の中でプレッシャーがとてつもない大きさに膨んでいました。自分自身も坐骨神経痛に悩まされていましたが、彼の妻にもっと大きな問題が生じていたのです。

ニューヨークで大きな手術を受ける必要があり、その間撮影をストップしなければなりません。ソネンフェルドは意を決して予算関連のプロデューサーに話を切り出しました。

16:災難続きのソネンフェルド監督。暗雲が立ち込めていた?

ソネンフェルド監督の災難(妻の入院と撮影ストップ)の直後、撮影監督のオーウェン・ロイズマンは次の現場に移るために辞めてしまいました。そしてロイズマンの後任として雇われたギャイル・テイターソルは、副鼻腔炎のため数日間病院に入院しそのまま戻ってこなかったのです。

ソネンフェルドは最終的に撮影監督も兼務する覚悟を決めました。ゴメス役を演じたラウル・ジュリアいわく、カメラの前に陣取る監督の目は血走っていたとか。のちに『ゲット・ショーティ』や『メン・イン・ブラック』の監督となったソネンフェルドは当時を振り返り、

“暗雲が立ち込めていたよ。”
引用:mentalfloss.com

と話しています。

17:クリスティーナ・リッチが俳優陣を率いて反乱?

アダムス・ファミリーを演じる俳優たちの間で、“フェスター”に関する曖昧な設定を不安視する声が上がっていました。フェスターによく似た風体をした記憶喪失の男ゴードン。もし本当にゴードンとフェスターが同一人物であるなら、ゴードンは自分がフェスターだという事実を知らなかったはず。

撮影に入る2週間前、クリスティーナ・リッチは演者を代表してソネンフェルド監督とプロデューサーのルーディンのもとに現れ熱弁を振るいました。

“ゴードンは(記憶を失くして)自分がフェスターだと気付いていなかったはず。でも脚本では知っていて騙したようになっている。フェスターを嘘つきにしてはいけない。”
引用:mentalfloss.com

気にしていなかったのは当の本人、フェスター役を演じるクリストファー・ロイドだけ。全ての俳優が納得できず10歳のリッチを代表に指名し託したのです。この後、脚本は全面的に修正されました。

18:アンジェリカ・ヒューストンはモーティシアを演じるにあたって『グレイ・ガーデンズ』を観た?

テレビシリーズでモーティシアを演じたキャロリン・ジョーンズ。映画化に当たってモーティシア役に関心をもっていたようですが、プロデュサーのルーディンが選んだのはアンジェリカ・ヒューストンでした。

アイルランドで生まれ育ち、テレビシリーズよりもアダムズが描いた一コマ漫画に馴染んでいるヒューストンは、モーティシア役を演じた女優として有名なキャロラリン・ジョーンズを真似しないことを決めました。

代わりに、ゴミと動物で溢れた屋敷を舞台としたドキュメンタリードラマ『グレイ・ガーデンズ』を観てインスピレーションを得ようとしたのです。

19:コサックダンスのシーンはもっと長かった?

当初、コサックダンスを踊るシーンはとても長く、ゴメスとフェスターにスポットを当て兄弟愛を滔々と歌い上げるはずでした。しかしブロードウェイのベテラン作曲家に依頼して作っていたとしてもどうだったか・・・。

カルフォルニアの16歳から32歳の白人男性を対象としたアンケートによると、兄弟愛を歌い上げるシーンはあまり観たくないという結果が・・・。そして大部分がカットされることになったのです。

20:モーティシアになるための苦労はハンパなかった?

ソネンフェルド監督はエンターテインメント・ウィークリー誌にこのようにコメントしています。

“マンガ家だけがモーティシアのスタイルを描き出すことができる” “だからアンジェリカを金属のコルセットで押さえつけて、現実世界では見たことがないヒップとウエストを創り出したんだ。”
引用:mentalfloss.com

更にヒューストンは現場に入る時、毎回、目を糸で釣り上げ、首を隠し、つけ爪をつけました。

“昼になる頃には様々な矯正器具のせいで深刻な頭痛に悩まされたの。コルセットがあるから横になれないし相当疲れたわね。”
引用:mentalfloss.com