『マスク』ネタバレあらすじ結末と感想解説!映画の何がすごかったのか?【ジム・キャリーのブレイク作】
1994年に公開されたジム・キャリー主演のコメディ映画『マスク』は、当時としては画期的な映像表現で話題となり、世界中で大ヒットを記録しました。 ここでは、そんな『マスク』のネタバレあらすじから、深堀り解説まで紹介していきましょう。
映画『マスク』の簡単なあらすじは?
『マスク』は平凡な銀行員が、不思議な力を持ったマスク(仮面)を手に入れたことからはじまるドタバタ劇。VFXを多用したアニメチックな映像が、キャストの演技をマッチし高い評価を獲得。世界中で3億5000万ドルの興行収入を叩き出し、大ヒットとなりました。
ジム・キャリーの吹き替え声優は?
映画『マスク』でジム・キャリー演じるスタンリー・イプキスの吹き替え声優を演じたのは、山寺宏一です。
映画『マスク』あらすじ
冴えない銀行員スタンリー・イプキス(ジム・キャリー)はあるとき、不思議なマスクを手に入れます。興味本位でそれをつけてみると、彼は緑色の怪人に変身してしまいました。 アニメ好きのスタンリーは、マスクの力でハイテンションで大胆な性格になり、クラブ歌手のティナ・カーライル(キャメロン・ディアス)にアプローチします。 しかしそうして派手に行動していた彼は、警察から目をつけられるように。一方、ギャングのドリアン・タイレル(ピーター・グリーン)は、マスクの存在とその力を知り、スタンリーからマスクを奪おうとします。
映画『マスク』結末までのネタバレあらすじ
映画『マスク』の結末までのあらすじを、ネタバレありで詳しく解説していきます。
映画『マスク』のネタバレあらすじ①
冴えない銀行員の日常に変化が
お人好しで気が弱い、冴えない銀行員のスタンリー・イプキス。あるとき彼は、窓口業務中に対応した美女ティナに一目惚れします。しかし自分に自信がない彼は、彼女に声をかけられませんでした。 帰宅中、彼はひょんなことから謎の木製のマスクを手に入れます。 夜、愛犬のマイロとお気に入りのアニメを見ていたスタンリーは、ふとマスクのことが気になり、つけてみることに。するとマスクが顔から離れなくなり、彼は緑色の怪人に変身してしまいました。
映画『マスク』のネタバレあらすじ②
欲望を解き放つマスク
緑色の怪人に変身したスタンリーは、ハイテンションで大胆な人物になっていました。マスクには、その人の欲望を解き放つ能力があったのです。 そこで口うるさい大家に仕返しをしたり、街のチンピラを懲らしめたりと、マスクの力を楽しんでいたスタンリー。しかしふとその力が恐ろしくなり、マスクを捨てる決意をします。 ところがマスクの力があればティナに声をかけられるかもと思った彼は、最後に1度だけマスクに変身し、彼女が働くクラブへ向かうことに。その途中、彼は銀行強盗からお金を横取りします。 その強盗は、ティナの恋人でギャングのドリアンの手下でした。
映画『マスク』のネタバレあらすじ③
ティナと急接近
クラブにやってきたマスクは、人間離れした動きと面白さでティナを魅了します。しかし銀行強盗を追ってやってきた警察が、彼のネクタイを撃ち落としました。ネクタイの切れ端は、スタンリーが着ていたパジャマに戻ります。 翌日、パジャマの柄を手がかりに警察がスタンリーのもとにやってきました。彼は銀行強盗の容疑者として逮捕されてしまいます。しかしそこにマイロがマスクを持って現れ、彼は変身して脱獄します。 ティナに自分がマスクだと打ち明けるか悩みながら、スタンリーは彼女にマスクと会わせると約束し、変身してティナのもとへ。しかしそこで、警察とドリアン一味に囲まれてしまいました。
映画『マスク』の結末ネタバレ④
マスクがなくても……
ドリアンにマスクを奪われ、弱気な自分に戻ってしまったスタンリー。一方ドリアンはギャングの頂点に立つという欲望をむき出しにし、非道の限りを尽くします。 彼に誘拐されたティナが命の危機にあることを知ったスタンリーは、勇気をふりしぼって彼女を助ける覚悟を決めます。マイロと協力してドリアンからマスクを奪って反撃した彼は、ティナの救出にも成功。 そこに踏み込んできた警察は、銀行強盗を含む悪事はすべてドリアンが行ったものと判断し、スタンリーは無罪放免となりました。 自分に自信を持てるようになった彼は、ティナに愛を告白。2人は結ばれ、スタンリーはマスクを川に投げ捨てるのでした。
映画の感想・評価
とにかく明るくなれる作品。マスクのコスチュームや映像、ストーリーの全部が良かったです。ジム・キャリーの顔芸がすごいからこそ成り立つ技術との融合だよなあ。これがデビュー作のキャメロン・ディアスもめちゃくちゃ美しい〜
ギャグのテイストは古典的なアメリカの感じで、すごく面白い!っていうわけではないけど、90年代のレトロ感がいい。当時最新のVFXも味わえて、かなりノスタルジー高めの映画でした。あと犬がかわいい。
ジム・キャリーが出てる作品の中で1番好きです!この映画を観てから、ジム・キャリー出演作を漁るようになりました。
笑いたくなったらこの映画を観ます。難しいことは何も考えずに楽しい気分になれるのでおすすめです。
原作は?映画を深堀り解説
映画『マスク』はダークホース社のコミック『The Mask』を原作としています。この原作、実はマスクをかぶった主人公が、怪人となって残忍な殺人をくり返すホラー作品だというから驚き。本作のメガホンをとったチャールズ・ラッセルはホラー映画出身ですが、主演にジム・キャリーを起用するために、コメディに方向転換しました。 コメディスターの登竜門『サタデー・・ナイト・ライブ』に出演していたジム・キャリーを観たラッセルは、彼のダイナミックなリアクションや顔芸、キレキレのダンスに魅了され、どうしても彼を本作の主演に抜擢したいと考えたのだとか。 『マスク』は当時最新のVFX技術で注目を集めました。同時に、そうしたテクノロジーに負けないキャリーのダイナミックな演技があったからこそ、コメディ映画の傑作として愛されるようになったのです。
映画『マスク』をネタバレあらすじでおさらい!
コメディ映画の傑作として名高い『マスク』。ジム・キャリーやキャメロン・ディアスをスターダムに押し上げた本作は、当時最新のVFX技術を使ってドタバタのコメディをくりひろげ、世界中で多くの人々に愛される作品となりました。 いつ観ても色褪せることのない魅力を、ぜひ感じてみてください!