2017年7月6日更新

今さら聞けない『キン肉マン』の主人公・キン肉マンについて押さえておきたいこと

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キン肉マン:2

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キン肉マンのプロフィール

ゆでたまご原作の格闘漫画『キン肉マン』の主人公・キン肉マン。本名を「キン肉スグル」といい、実は大キン肉星雲キン肉星のキン肉族の王子です。 身長185cm、体重90kg。額に印象的な「肉」の文字、だんごっ鼻にタラコ唇のマスクを着けた超人レスラーであり、見た目はイマイチですが、超人オリンピック優勝をはじめ数々のタイトルを手にしました。 好きな食べ物は牛丼で、下ネタも大好物。地球では、田園調布のとある公園に自身のマスクのデザインを施した粗末な小屋を建てて住んでいます。

王子なのにけっこう涙な生い立ち

キン肉星のキン肉族は、あらゆる超人の中で最大勢力を誇り、誕生後すぐにマスクを装着するという風習があります。キン肉マンは王子でありながらなぜかブサイクなマスクが与えられ、それがもとでトラブルが尽きず、ブタに間違えられとうとう捨てられてる羽目に。 地球に辿り着いたキン肉マンは、ヒーローに憧れ怪獣退治に励みますが、実力が伴わないダメ超人のため周囲からの扱いは冷たく、全く認めてもらえません。地球侵略にやってくる怪獣からもバカにされ、戦いを拒否されたこともありました。 しかし、ストーリーが怪獣退治から超人同士のファイトに移行していくと、持ち前の情熱や不屈の闘志に加え、様々な超人たちとの出会いから大きく成長を遂げ、その後の素晴らしい活躍につながっていきます。

キン肉マンってどれくらい強いの?

登場する超人の強さを示す「超人強度」。「95万パワー」のキン肉マンは数字の上ではほかの超人たちと同等か若干劣りますが、逆境に陥ってからが本当に強く、「火事場のクソ力」によって「7000万」という桁違いのパワーを発揮します。 テクニックの方も、「キン肉バスター」をはじめとする必殺技を師匠のプリンス・カメハメからみっちり仕込まれ高度で多彩。また、オナラも極めてパワフルで、発射の威力で空中を飛ぶことができ、敵の亜空間から脱出したこともありました。 様々な技と驚異的な力を持つキン肉マンですが、エネルギーの根幹は人々を守りたいという情熱と、仲間の超人たちと固く結ばれた友情パワー。その戦績は輝かしく、超人オリンピック2連覇、宇宙超人タッグトーナメント優勝などを成し遂げています。

キン肉マンの代表的な必殺技「キン肉バスター」

相手を逆さに持ち上げ両脚を掴えながら飛び上がり、相手の頭を自分の首と肩で支えておしりから着地。「首折り」「背骨折り」「股裂き」を同時にかけられる殺人技です。

謎の説得力がある「へのつっぱりはいらんですよ!」

度々口にする「へのつっぱりはいらんですよ!」。放屁技も持つキン肉マンですし、慣用句の「屁の突っ張りにもならない」をもじったのでしょうか。 「屁の突っ張り」とは本来「なんの役にも立たない事や物」を指し、それが要らないとは、自信があるから無駄なもの(虚勢)は必要ないと意訳できそうです。 根拠のない自信のようにも思われますが、キン肉マンが発すると謎の説得力があるキメ台詞です。

マスクの下にある素顔は…?奇跡のイケメン!

誕生した直後からマスクを着け続けているキン肉族。もし素顔を見られた時には、自ら命を捨てなければならないという厳しい掟があるそうです。 その気になる素顔ですが、原作コミックの表紙でマスクとは正反対の凛々しい顔立ちが一部明かされました。実はキン肉マンの素顔にはイケメン以上に驚くべき力があり、マスクからほんのチラリと覗かせるだけで奇跡の光を発射。汚染された川を一瞬で清流に変え、怪我を治すどころか死人まで生き返らせることができます。 この超再生能力の「フェイス・フラッシュ」は、キン肉王家の血筋の中でも限られた超人だけが成せる神級の技だとか。

息子もそっくりマスク!

キン肉万太郎

キン肉マンの妻は、キン肉星ホルモン族の超人・ビビンバ。元々は敵対する関係でしたが、彼のあたたかい人柄に触れ恋に落ちて結婚しました。 ふたりの間に生まれたのが、『キン肉マン』の続編である『キン肉マンⅡ世』の主人公・キン肉万太郎です。父とそっくりなマスクをかぶり、お調子者で下ネタ好き、巧みな技や不屈の精神なども受け継いでいます。その素顔もきっとイケメンなのでしょう。

キン肉マンの声優は誰?

神谷明

アニメ『キン肉マン』や『キン肉星王位争奪戦』でのキン肉マンの声は、神奈川県出身、1946年9月18日生まれの神谷明(かみや・あきら)が務めました。 元々は俳優志望でしたが、『ゲッターロボ』流竜馬役をはじめとする多くのロボットアニメで主人公を演じ人気を博します。そのほか『北斗の拳』ケンシロウ役や『シティーハンター』冴羽獠役などでも有名で、担当作品を挙げたらキリがないほどの声優界のレジェンドです。 特に『シティーハンター』の冴羽獠役に思い入れがあるようで、個人事務所の名前はなんと「冴羽商事」。また、公式ブログのタイトルはキン肉マンの口癖からとり「神谷明の屁の突っ張りはいらんですよ!!」だそうです。

古川登志夫

アニメ『キン肉マンⅡ世』でのキン肉マンの声は、栃木県出身、1946年7月16日生まれの古川登志夫(ふるかわ・としお)が担当しました。 俳優として活動する中、海外ドラマの吹き替えをきっかけに声優の仕事が増えていったそうです。『うる星やつら』諸星あたる、『ドラゴンボール』ピッコロなど多くの役をこなし、神谷明と並ぶ出演作数を誇る大ベテラン。 神谷とは共演する機会が多く、ライバル関係の役柄を演じることも度々あり、劇場版『ドラゴンボールZ』では、そうした理由で古川演じるピッコロの敵役に神谷が選ばれたと言われています。